2016年12月19日 更新 | 114,254 views

デリケートゾーンの外陰脂肪腫は良性のしこり? それとも悪性?

性器の外陰部にできる良性の腫瘍、外陰脂肪腫。脂肪のかたまりなので痛みはなく、治療も不要です。とはいえその大きさが気になるようなら、整形外科や形成外科、皮膚科や婦人科で切除ができます。外陰脂肪腫かどうか自己判断できなければ、婦人科に行ってみて。ほかの病院よりも、デリケートゾーンを見られる恥ずかしさが少なくてすみそう。

品川スキンクリニック池袋院 院長 神林由香

この記事は、品川スキンクリニック池袋院 院長 神林由香先生が監修しています。

夕方にススキを見て秋を感じている女性

同性であっても、相談しにくいデリケートゾーンの悩み。

陰部にできものができたとなると、なんの病気か不安だけれど恥ずかしくて相談できない……と思い悩んでしまうことも。

できものが柔らかくて、痛みがなければ、それは外陰脂肪腫(がいいんしぼうしゅ)かもしれません。

良性の腫瘍なので、そのままにしていても大丈夫。気になるようなら、切除することができます。

外陰脂肪腫とは?

森の中を突き進んでいく麦わら帽子をかぶった女性

外陰脂肪腫とは、性器の外陰部などの性器周辺にできる良性の腫瘍のこと。

外陰脂肪腫の原因・治療法は?

柔らかくてゴムのような弾力があります。かゆみや痛みなどの症状はなく、変色もありません。

皮下脂肪の多いところにできやすく、汗腺や皮脂腺のつまりが原因とされているとか。

気になる場合は切除もできる

デリケートゾーンにできものができたとなると「大丈夫なのかな……?」と不安になってしまいますが、そのままにしていても問題はなく、小さなものなら自然治癒することもあるんだそう。

もし下着にこすれて大きくなったり、ふつうに生活していると違和感があったりする場合は、切除することもできます。その場合外科手術での切除が主で、小さいものならレーザー治療もあるそう。

「見られたら恥ずかしい」「変だと思われないかな……」と不安になってしまいますが、性器形は、人によってさまざま。

しこりがあっても変ではないし、案外気づかれないもの。どうしても気になるときに、切除に踏み切るのがよさそうです。

腫瘍が気になったら、行くべきなのは何科?

ベットによりかかっている下着姿の金髪の女性

外陰脂肪腫の治療は、形成外科皮膚科婦人科でできます。

でも、デリケートゾーンを診察してもらうのは恥ずかしいし、勇気がいるもの。そんなときは婦人科に行くことをおすすめします。

婦人科ならデリケートゾーンだけでなく、女性特有の病気にもくわしいので安心です。もし、しこりが性病などほかの病気が原因だった場合でも、きちんと対処してくれます。

最近は、女医や女性スタッフのたくさんいる婦人科も増えています。男性の医師に見られるのはちょっと……という人は、女性医師のいる婦人科を訪ねてみてください。

それは外陰脂肪腫じゃないかも! 似ているしこり

お腹が痛くてベッドで寝ている女性

かゆみや痛み、腫れがあったら、それは外陰脂肪腫ではないかも

尖圭コンジローマ

尖圭コンジローマ(せんけいこんじろーま)はヒトパピローウイルスによる感染症でできる腫瘍で、性感染症のひとつ。とがったいぼ状の腫瘍ができるのが特徴。

腫瘍自体にかゆみや痛みを感じることはほとんどありません。ほかの感染症を併発することが多いので、そのときにかゆみや痛みが発生します。

外科手術やレーザー治療があり、最近は外用薬での治療も増えているそう。

バルトリン腺膿瘍(ばるとりんせんのうよう)

バルトリン腺は、性的興奮を覚えたときに、性行をスムーズに行うために分泌液を出すところ。

バルトリン腺がつまって分泌液が皮膚の内側でたまると、バルトリン腺嚢胞(のうほう)ができます。このバルトリン腺嚢胞の中で感染が起きると、赤みや腫れ、痛みが出てきて「バルトリン腺膿瘍(のうよう)」に。

抗生剤の服用でほとんどのバルトリン腺膿瘍は治るそう。薬で治らない場合は、腫瘍を切開して膿を出します。

また、くり返し腫瘍ができたり、大きくなりすぎたりしたら手術によって切除することも。

外陰ガン

外陰部にできる腫瘍で、もっとも怖いのが外陰ガン。長引くかゆみや痛み、炎症が特徴で、悪化するとしこりができます。

外陰ガンは、女性がなりやすい悪性腫瘍の中でも、3、4%と少ない病気。閉経後の女性がかかりやすいとされています。

ガンの進行によって治療方法は異なり、リンパ節の切除、骨盤内臓全摘、抗がん剤治療と進みます。

気になる症状があったらすぐ婦人科へ

ベッドで寝ながら悩み事をしている女性

デリケートゾーンを見せるのは恥ずかしくて、つい病院に行くのを躊躇してしまうもの。

でもそのままにしていたら、悪性腫瘍だった……ということもあります。気になる症状があったら、すぐに病院へ。良性の外陰脂肪腫と診断されれば、安心できます。

しこりによってデリケートゾーンの形が変わるのは、とても気になるもの。

人それぞれ体の形が違うように、デリケートゾーンも違うのだと思えば、気持ちが軽くなると思います。

どうしても気になるようなら、切除に踏み切れば、もやもやした気持ちから解き放たれるはず。

images via shutter stock

written by qianxiang

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