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2016年11月24日 更新 | 6,712 views

社会不安障害の症状と対処法。私なりの病気との付き合い方[体験談]

社会的な場面で、極度の不安や恐怖を感じる病気、社会不安障害。私は、外食したときに不安や恐怖を感じる病気を患っています。病院での投薬治療を続けながら、自分なりのリラックス法を取り入れて、不安障害とともに生きています。社会不安障害は、病気だと重く受け止めるよりも、個性のひとつとして捉えると、気持ちが軽くなるんです。

水中に沈んでいる白いワンピースを着た女性出典:Unsplash

社会不安障害とは、社会的な場面で、極度の不安や恐怖を感じる心の病気です。

「大勢の前に立つと、赤面してふるえてしまう」「人と話し合っているとき、自分の意見が言えなくて萎縮してしまう」……だれにでも、少しは経験があることだ思います。

でも、同じ不安や恐怖を味わいたくないがために、人との接触を避け、仕事に支障が出ているようなら、それは社会不安障害かもしれません。

不安障害とともに生きている私の、症状やリラックス法などをご紹介します。"

社会不安障害とは

お洒落なカフェの内装出典:Unsplash

社会不安障害とは、

⼈に注⽬されることや⼈前で恥ずかしい思いをすることが怖くなって、⼈と話すことだけでなく、⼈が多くいる場所(電⾞やバス、繁華街など)に、強い苦痛を感じる病気です。

怖さのあまりパニック発作を起こすこともあります。失敗や恥ずかしい思いがきっかけになることも多いのですが、思春期の頃は、⾃分で⾃分の価値を認められなかったり⾃分に⾃信がもてなかったりすることから起きてくる場合も多くあります。

社会不安障害では、⾃分でも、そんなふうに恐怖を感じるのは変だなとわかってはいるけれど、その気持ちを抑えることが難しくなります。徐々に、恐怖を我慢しながら⽣活したり、外出や⼈と会うこと(怖いと感じること)を避けるようになったりします。

出典:厚生労働省

その症状は、

  • 人前でスピーチをするのが苦痛
  • 仕事の電話に出るのがこわい
  • 人前で字を書こうとすると手が震えてしまう

などさまざまなものがあります。

私と社会不安障害

仕事帰りの電車に乗ろうとする女性出典:Unsplash

私の不安障害は、外食したときに不安を感じるというものです。

知り合って間もない人や、目上の人との食事、ちょっと高級なレストランでの食事などで、不安と恐怖が強く出ます。

出てきた食事を見ても、おいしそうと思えず、口に入れても味を感じません。それどころか、二口目くらいから吐き気をもよおすのです。

寒気がするのに汗が出て、呼吸が浅くなり、いつの間にか目の前がぼんやり……。急激にお腹を壊すこともあります。

そして、食事を残してしまう罪悪感とともに、この場から逃げ出したくなるほどの恐怖が襲いかかります。

なにかに責め立てられているような、強烈な恐怖。この恐怖は、ふつうに生活していても経験しないと思います。

きっかけは取引先との会食

もともと小食で、緊張しやすい性格でしたが、不安と恐怖を強く感じるようになったのは、社会人になってから。

新人研修として、取引先の上役と会食をしたことがきっかけでした。その日から、会社での飲み会、会食、仲のいい友だちとの食事でさえも、苦痛に感じるように。

飲み会を断る回数が増え、友だちと外食に行けなくなりました。そして、心療内科・精神科を訪れ、社会不安障害と診断されたのです。

不安障害を告白したのが克服の第一歩

大都会の夜景出典:Unsplash

社会不安障害と診断され、治療がはじまると、ようたく少しずつ外食できるようになりました。

処方された薬が効いたおかげで、積極的に外出できるまで回復したのです。

不安障害のことを周囲の人に告白しようと決意したのは、治療を開始して1年くらい経ったころ。それには、恋人の存在がとても大きかったです。

恋人には、外食で食べられない姿をさんざん見せてきました。迷惑をかけてきた分、長く付き合うことになる病気のことを知ってもらったほうがいいと思ったんです。

恐怖を乗り越えて告白

でも、告白するのは、薬なしで外食するのと同じくらい恐怖でした。病気だと知ったら、嫌われるかもしれない。いや、むしろ今嫌われたほうが楽だ!……最後はほとんどやけっぱちでした。

でも、社会不安障害を告白したときの恋人の反応は「そうなんだ」。受け止め方はとてもライトでした。

病気のことを重く考えすぎていたのは、私だけだったんです。

不思議なことに、病気のことを告白してから、私の症状はよりよくなりました。

薬を飲む量や回数が減り、外食したくないという気持ちが薄まったのです。ほかの友人にも告白したところ、みんな明るく受け止めてくれました。

病院での治療について

日をいっぱい浴びているガーベラ出典:Unsplash

私は主に、投薬治療を受けています。

外食する30分前に薬を飲むことで、リラックスした状態で食事にのぞむことができるんです。

治療のポイントは「不安が出る場面を難なくやり過ごせた!」という経験を積むこと。

私の場合、オシャレなお店でのディナーで症状が強く出るので、そのときは必ず薬を服用します。

すると、不安な気持ちになることなく、ディナーを完食。大切なのは「食べることができた! やった!」という達成感をしっかりとかみしめること。

そしてまた外食の機会があったら、薬を飲んで食事をとる。これを数回くり返すと、脳が「もう大丈夫」と判断するようになるので、不安な症状が出にくくなるのです。

無理をせず少しずつ克服していく

続けるうちに「今日は薬を飲まなくても大丈夫かも」と思えるようになり、薬を飲む量や回数が減ってきます。ここまできたら、不安障害と二人三脚できているようなもの!

私も今では、薬を飲まなくても外食できることが増えました。でも、ちょっと不安があるときは半錠、全然自信がないときは、無理せず1錠飲んでいます。

薬を飲むときは、どんな効果があるのか、なんのために飲んでいるのか、理解したうえで飲むことがおすすめ。

そうすれば、薬に依存するのではなく、医師の指示に従いながら、自分でコントロールしながら飲むことができるからです。

とはいえたまに症状が出てしまうことも

もちろんたまに、コントロールがうまくいかないこともあります。

今日は症状が出そうにないと思って安心していたら、食事の途中で突然症状が出てしまうことも。

過去に不安障害の症状で食べることができなかった料理に、強く反応することがあるのです。

その料理を見て「やばい……」と感じたら、不安のスイッチオン。落ちついた心を保つことは、なかなか難しいものです。"

私なりの不安障害対処法

カフェで雑誌を見ながらお茶をしている女性出典:Unsplash

症状を予防したり、出てしまったときに対処したりするためのわたしなりの方法を紹介します。

息をながーく吐く、腹式呼吸

腹式呼吸は、ふだんからリラックス法のひとつとして取り入れています。

下腹をふくらませるようにして呼吸するのですが、うまくできなくても大丈夫。

大切なのは、吸う息は短く、吐く息を長くすること。3秒かけて鼻から吸って、3秒息を止め、6秒かけて吐ききります。

吐きながら、身体の力を抜いていくのがポイント。時計の秒針を見ながらすると、呼吸に集中できます。

日頃から腹式呼吸に慣れておくことで、いざというとき、簡単にスイッチをリラックス状態に切り替えることができます。なんだかイライラ、クヨクヨする……というときにもおすすめ。

漢方薬やサプリメントで睡眠をしっかりとる

体調が万全でないと、不安障害の症状が強く出やすくなります。

睡眠をしっかりとることは、とても大切なこと。

でも、翌日に緊張する場面が待ち受けていると思うと、なかなか眠れないものです。

そんなときは、漢方薬やサプリメントの力を借りるのもひとつの手。

副作用や依存性が少なく、薬を飲んでいるという罪悪感も少なくてすみます。

私は、テアニン配合のサプリメントを常備しています。テアニンは、緑茶などに含まれるリラックス成分。

緑茶を飲むのもいいですが、緑茶には覚醒作用のあるカテキンが入っています。

カテキン無しのサプリメントなら、眠りにつく30分くらい前に飲むと、ほっと心が落ちついて、すんなり眠ることができます。

社会不安障害は個性のひとつ

オーロラを眺めている人出典:Unsplashu

私は社会不安障害という病気であるーー。そう思うと、とても重苦しく、悪いことのように感じられます。

でも、不安障害を後天的な個性だと捉えたら、生きるのが少し楽になると思います。

とても苦しい病気ですが、半歩、1歩進んだときの喜びは、私にしか感じられないものです。

社会不安障害の症状で苦しむことはあるけれど、不安障害であることで、人とのつながりや絆を再確認できました。

もちろん世の中には、不安障害に理解のない人もいるかもしれません。

でも、自分自身が病気のこと、自分のことを理解していればいいのだと思います。

社会不安障害を発症して、7年。症状が出たときに「出ちゃったかー!」と笑えるようになることが、今の私の目標です。

written by qianxiang

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※ 記事の内容は、医学的な正確性、効能、効果を保証するものでなく、かつ、記事の利用においてはしかるべき資格を有する医師や薬剤師等に個別に相談するなど読者の責任において行ってください。

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