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2016年04月29日 更新 | 46,409 views

手術すべき? 痛みのある脂肪腫、多発性血管脂肪腫と神経鞘腫とは

品川スキンクリニック池袋院 院長 神林由香

この記事は、品川スキンクリニック池袋院 院長 神林由香が監修しています。

良性の腫瘍の中でも、痛みをともなう多発性血管脂肪腫と神経鞘腫。脂肪腫は柔らかく、触っても痛みがないのに対し、多発性血管脂肪腫と神経鞘腫はコリコリと硬く、押さなくても痛みがあるもの。物に触れることの多い腕などにできると、痛む回数が増えるので、手術によって切除したほうが楽になります。

脂肪腫は痛まないはずなのに、しこりを押すと痛いし、なにもしなくてもジンジンする……。

それは「多発性血管脂肪腫(たはつせいけっかんしぼうしゅ)」か、「神経鞘腫(しんけいしょうしゅ)」かもしれません。

「多発性血管脂肪腫」は、1度にたくさんできるから、見た目も気になるし痛みも増します。

また「神経鞘腫」の場合、相当な鋭い痛みが走るはず。我慢し続けるよりも切除することをおすすめします。

信頼できる医師に任せて、痛みのある日々から抜け出しましょう。

多発性血管脂肪腫と神経鞘腫の症状

切ない表情で遠くを見つめている真っ赤な口紅の女性

多発性血管脂肪腫の特徴と症状

「多発性血管脂肪腫」とは、ふつうの脂肪腫よりもコリコリと硬い、良性の脂肪腫のこと。

サイズは小さめで、1~2cm程度のものがほとんど。

「多発性」という名の通り、同じような場所にたくさんできるのが特徴です。

良性の脂肪腫の中でも約10%程度の発症率で、珍しい脂肪腫といえます。

ふつうの脂肪腫は無痛ですが、多発性血管脂肪腫は押すと痛みを伴います。なにもしなくても、ジンジンと痛むことも。

血管に脂肪がからみつくようにできているために痛むようです。

神経鞘腫の特徴と症状

神経鞘腫(しんけいしょうしゅ)」は、神経のそばにできる脂肪腫のこと。

皮膚に近い場所にできると、こぶのように盛り上がり、押すと痛みがあります。

神経に沿ってできる腫瘍のため、電気が走るような鋭い痛みになることも。

また神経鞘腫は、骨の近くや筋肉の中にできると皮膚の盛り上がりがないため、腫瘍ができていると気づきにくいことが多いようです。

どうして体が痛むのかと、長く原因不明のまま過ごしていたという人も。

エコー検査では確認することができないので、CTやMRI検査を受けてみて。

多発性血管脂肪腫、神経鞘腫の治療方法

ラベンダー畑でたたずんでいる女性

どちらも痛みが軽く、日常生活に支障がなければ経過観察となり、痛みが強ければ手術によって腫瘍を取り出します

多発性血管脂肪腫の手術

多発性血管脂肪腫の手術は、局部麻酔をしたのち腫瘍の直径とほぼ同じ長さに皮膚を切開して腫瘍を摘出

手術後は皮膚の下で血がたまらないように、「ドレーン」という管をつけて血と体液を外に出すこともあります。

神経鞘腫の手術

神経鞘腫も、同じく手術による切除。

ただしこの手術は、神経を傷つけないように腫瘍を慎重にはがさなければならない難しい手術。

手術用の顕微鏡を使ったり、腫瘍に電気信号を流して正常な神経と区別したりすることで慎重に進められます。

できる場所による痛みや腫れの違い

ベットにもたれかかって考えごとをしている女性

多発性血管脂肪腫

皮膚のすぐ近くにできる血管脂肪腫は、日常生活の中で物に当たって痛みやすいのが難点。

実際にこんな声もありました。

大きさはまちまちで、パチンコ玉ぐらいもあれば、ビー玉ぐらいの大きさもあります。
何年も放っておいても何も起きていなかったので気にしなければ良いのですが、触る(押す)と痛いのが厄介でした。ふくらみに物が当たって、たびたび痛い思いをすることがありました。

神経鞘腫

神経鞘腫は皮膚の奥にできやすいため、物に当たって痛むことは少ないよう。

かわりに、できる場所によってはズキズキとした鈍痛だけでなく、しびれが起きることもあります。

たとえば背中にできた腫瘍は、背中や腰に痛みをもたらすだけでなく、足腰のしびれをも引き起こすのだとか。

春、右手の小指に痺れを感じました。ずっと痺れているのではなく、時折、ビリッとするんです。この症状は消えることはなく、次第に頻度が多くなっていきました。

この場合、上腕にできた神経鞘腫が指先につながる神経に触れることでしびれが出たようです。

つまり神経鞘腫の場合、症状は腫瘍ができたところが痛むだけではないということ。

また、指先のしびれはほかの病気の可能性もあるので、違和感を感じたら病院に行くことをすすめます。

痛みを我慢しないで病院へ

振り返って正面を見つめるコートをきた鼻の高い女性

多発性血管脂肪腫と神経鞘腫は、良性の腫瘍。

でも大きくなると痛みが増すことがあります。

痛みのある生活は、知らず知らずのうちにストレスを生むことに。

我慢し続けていると体だけでなく、心までツライ状況に追い込まれてしまうかもしれません。

痛みは体が発しているSOSと思って、我慢できる痛みでもぜひ病院へ行ってください。

images via shutterstock

written by qianxiang

※ 記事の内容は、医学的な正確性、効能、効果を保証するものでなく、かつ、記事の利用においてはしかるべき資格を有する医師や薬剤師等に個別に相談するなど読者の責任において行ってください。

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