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2016年11月26日 更新 | 16,696 views

ほくろによく似た悪性腫瘍(皮膚がん,メラノーマ)やイボみたいなほくろが気になるなら皮膚科での受診とほくろ除去がオススメ。

品川美容外科渋谷院 院長 和田哲行

この記事は、品川美容外科渋谷院 院長 和田哲行が監修しています。

コンプレックスに感じている人も少なくない、ほくろ。ほくろは、メスによるくり抜きや切除、レーザー治療などで除去することが可能です。ただ、皮膚がんの1種であるメラノーマと見間違える可能性もあり、なかなか悩みの種です。治療のリスクを踏まえたうえで除去するのもいいですが、個性のひとつとして受け入れてみるのもひとつの手かもしれません。

髪をかきあげる女性

体中どこにでもあらわれる黒い斑点、ほくろ。

しかし大きかったり、体の目立つところにできたりするとコンプレックスに感じる人も多いもの。

また、ほくろのほとんどは無害ですが、なかにはほくろとよく似た悪性腫瘍であったり、悪性腫瘍の予備軍となってしまうものもあるんだとか。

そのため、ほくろをなくしたいと考えていても、ほくろ除去の施術方法はさまざまで迷ってしまいます。

そこで今回はほくろの種類や特徴、除去の施術方法、治療のリスクなどをくわしくまとめました。

そもそも「ほくろ」ってなに?

壁に寄りかかる女性

「黒子(ほくろ)」とは、皮膚の中にあるメラニン色素をつくりだす「メラノサイト」という細胞が密集してできた母斑(ぼはん)の一種です。

母斑とは、いわゆるアザの総称のこと。つまり、ほくろは皮膚にできた小さなアザのことなんです。

また、ほくろの種類は大きく2つに分けられます。

  • 単純黒子
  • 色素性母斑

では、2種類のほくろについて、くわしく説明していきます。

単純黒子

単純黒子とは、メラノサイトが表皮に生成したメラニン色素のかたまりのこと。

厚みはなく、肌の表面に凹凸をつくらない特徴があります。

色素性母斑

色素性母斑とは、メラノサイトが変化した母斑細胞と呼ばれる細胞が集まってできたものです。

特徴としては、数mmの厚みがあるため、皮膚が盛り上がり、イボのような状態になることも

また、世界保健機関 (WHO)の下部組織である国際がん研究機関(IARC)が定めた腫瘍分類によると、色素性母斑は一種の良性腫瘍と見なされています。

じつは、色素性母斑は表皮、真皮、皮下組織などの肌内部のどこにできるかによって3つのタイプに分類されるのです。

タイプ1:境界型

表皮の表層や真皮との境界のあたりで増えた母斑細胞によってできるほくろ。

表皮は皮膚のいちばん外側にあって紫外線の影響を受けやすいため、増殖しやすいほくろです。

タイプ2:複合型

表皮と真皮の境界を越えた母斑細胞が、真皮の深層にまで広がってできたほくろのこと。

母斑細胞が真皮の奥まで達しているため、一度できてしまうと自然に消えたり薄れたりすることはあまりありません

タイプ3:真皮内型

真皮の中だけで母斑細胞が増えてできるほくろで、幼いころには境界型や複合型だったほくろがこの真皮内型に移行していく場合があります。

ほくろができるメカニズム

野原に寝そべる女性

ほくろが生成されるメカニズムについては、いまだ明らかにされていないことが多いです。

ほくろが生み出されるのは、ほくろの素となるメラニン色素をつくりだす細胞「メラノサイト」のはたらきによるものであることは間違いないそう。

しかし、メラノサイトのはたらきには多くの謎が残っています。

ほくろはなぜできる?

ほくろ生成の鍵をにぎるメラノサイトのはたらきを活性化するものがいったい何なのかは、まだはっきりとした答えが出ていません。

紫外線の影響やホルモンの影響、触れたり擦ったりするなどして物理的に皮膚に与えられる刺激など、多くの原因が挙げられていますが、あくまでも推測の域を出ていないようです。

ほくろは遺伝する?

生まれたての赤ちゃんにはほくろはありません。

ほくろは、母斑細胞が皮膚の中に増えていくにつれて、やがて肌の表面に出はじめます。

若年のうちにできるほくろは先天性のもので、量や形状、発生部位などは親からの遺伝によるものだとする意見もあるようですが、科学的な根拠はありません。

皮膚ガンの一種?ほくろによく似た「メラノーマ」とは

髪に草木を絡ませる女性

一見、ほくろのように見えても、じつは恐ろしい病気の兆候であるものも

皮膚悪性腫瘍、つまり皮膚ガンと分類されるようなもののなかには、ほくろとよく似たまぎらわしいものもあります。

そのひとつが、「メラノーマ」と呼ばれる悪性黒色腫です。

メラノーマが発症した初期は普通のほくろと見分けがつきませんが、一度できると急速に大きくなるため、内臓に転移して数か月で死亡するケースもあり、早期発見することがとても重要。

しかし、発生したばかりの比較的ちいさなものは、ほくろと見間違えやすいので注意が必要だそう。

いぼのようなほくろができたけど...

皮膚がんの中には、いぼのようなほくろの見た目をしている「有棘(ゆうきょく)細胞がん」というものがあります。下記のような症状がある場合は注意しましょう。

- 高齢者の顔面や手の甲など紫外線を浴びる場所にできている
- 火傷の痕や、おできを繰り返している場所にできたいぼ
- 表面がジクジクしたり、かさぶたになっている
- 悪臭がある

出典:皮膚がん・脂肪のかたまり|あおよこ皮膚科クリニック

健康保険が適用されるほくろ除去

一般的にほくろを除去するとき、保険が適用されるケースはガンの疑いがあると判断される場合です。

つまり、健康保険適用の対象となるのは、足の裏や手のひらに発生したほくろが癌化したメラノーマと呼ばれるもの。

メラノーマの特徴

具体的に、ガンと疑われるほくろには、下記のような特徴があげられます。

  • 足の裏や手のひら、背中にできた
  • 形が非対称で、境界が整っていない
  • 色合いに黒、茶、青などのムラがある
  • 一部が盛り上がるなど形が変化してきた
  • 墨汁のように、周辺に色がにじみでてきた
  • 大きさが7mm以上
  • 急速に大きくなった

これらの特徴が当てはまる場合、悪性腫瘍メラノーマである疑いがあるため、すぐに皮膚科を受診するようにしましょう。

また、もともとは害のない色素性母斑であっても、なんらかのきっかけでその母斑細胞が変異して悪性腫瘍になるおそれもあるよう

いずれにしても、日ごろから定期的に自分の体のほくろを点検するようにし、気になるほくろがあったら気軽に皮膚科で診てもらいましょう。

ダーモスコピー検査を受けてみる

また、どうしても不安だというときは、ダーモスコピー検査を受けるのがいいかもしれません。

ダーモスコピー検査は、皮膚に分布するメラニン色素や毛細血管の状態を調べることで、そのほくろがメラノーマかどうかの診断を行うことができます。

所要時間は10分ほどで、健康保険が適用されます。

治療の必要があるか、意見が分かれるケース

女性が頬に手をあてて悩んでいる

しかし、ほくろ除去で健康保険適用する場合のはっきりとした定義はありません。

そのため、大きさや部位、本人の意志など、それぞれの施設によって判断基準は異なります。

たとえば、○○ミリ以上のほくろは病理検査をする、と定めている施設であれば、その大きさに当てはまれば健康保険を適用することができます。

サイトなどに判断基準を記載している施設もあるので、医師にかかる前に調べてみるといいかも。

医療機関でのほくろ除去方法

コーヒーを飲む女性

ほくろを除去する方法として、除去クリームの塗布や灸に使用される「もぐさ」を用いるセルフケアがありますが、やはり確実なのは、皮膚科などの医療機関で治療を受けること

もしもガンの疑いがあるほくろであれば、患部を確実にとりのぞくためにメスを使用したり、切除手術を受けたりする必要があるかもしれません。

また、美容目的でほくろを消したい場合は、ほくろの種類によってはレーザーなどを用いて切らずに消したり薄くしたりすることも可能です。

  • くり抜き切除
  • メス切除縫合
  • 炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)
  • Qスイッチレーザー
  • 電気分解法

今回は、上記の5つのほくろ除去方法をご紹介します。

くり抜き切除

メスや医療用のパンチを利用してほくろをくり抜く方法。

ほくろと周囲の皮膚との境界を円形にくり抜き、ほくろを除去して欠損した部分の組織を盛り上げ、傷を塞ぐので、丸く少しへこんだちいさな傷が残る可能性が高いです。

完全に切除するため再発はほとんどありませんが、傷跡や赤みが残る期間が長く、感染症や出血などの術後のトラブルが多いのもデメリットです。

また、5mm以上の大きめのほくろ除去にはあまり適していません。そのため、小さなほくろや、鼻、口元の近くのものに施術されることが多いよう。

施術後およそ2~3週間は施術を受けた部位に軟膏を塗り、ガーゼ付きのテープでおおいながら過ごす必要があるよう。

メス切除縫合

ほくろをメスで切除し、縫い合わせる治療法。

再発しにくく、確実性の高い方法ですが、ほくろの直径の約3倍の長さの線状痕が残ります。

そのため、施術には医師の高い技術が求められるよう。

また、手術後は1週間ほど施術を受けた部位を肌色のテープでおおう必要があります。顔の場合、約5~7日後、ほかの部位では約7日後に抜糸が必要です。

炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)

CO2レーザーは、レーザーメスを使ってほくろを焼き、蒸散させる方法。

くり抜き切除やメス切除縫合に比べると、再発率が高めだといわれています。

単純黒子や皮膚の表層にある色素性母斑なら跡を残さずきれいに治療できる場合が多いですが、母斑細胞が皮膚の奥にまで入り込んでいる場合、除去後に凹みが残る可能性が高いかも。

また、5mm以上の大きめなほくろ除去には向いていません。

くり抜き切除と同じく、施術後およそ2~3週間、施術を受けた部位に軟膏を塗り、ガーゼ付きのテープでおおいながら過ごす必要があるでしょう。

Qスイッチレーザー

レーザー光線でほくろのメラニン色素を除去する方法。

ただしQスイッチレーザーは、あくまでもほくろの色素を除去する方法なので、形状の盛り上がりなどを解消することはできません。

そのため、ほくろを「除去する」というよりも「薄くする」治療だと言えるでしょう。

また、施術後のダウンタイムが少ないことも特徴のひとつ。炭酸ガスレーザーと組み合わせて用いられることも多いです。

電気分解法

サージトロンという機器で、特殊高周波を利用した電気エネルギーを使用し、ほくろの組織を蒸散させる方法。

5mm~6mmくらいまでの大きさのほくろが電気分解法に適しているよう。

術後の傷跡は残りにくいといわれていますが、ほくろの根の深さにもよります。

また、表面が盛り上がっていて皮膚の表層にとどまっているほくろは1回の治療で除去できることがほとんど。治療時間が1~2分と短いことも特徴です。

施術後はおよそ1~2週間、施術を受けた部位を肌色のテープでおおいながら過ごす必要があります。さまざまなほくろ除去方法と組み合わせて治療を行っているところも多いそうです。

医療機関でのほくろ除去のリスク

板の上に寝そべる女性

くり抜き切除やメス切除縫合の手術を受けた場合、メイクで隠せる程度のものもありますが、肌になにかしらの傷跡が残ってしまいます

施術を行う医師の力量によって、術後の見栄えも変わってくるので、経験豊富な医師のいる医療機関で治療を受けましょう。

また、各種レーザーや電気分解では、術後の傷跡がほとんど残らないとされていますが、直径の大きなほくろや母斑細胞が皮膚の奥にまで入り込んでいるほくろの場合、除去後に凹みが残ってしまう可能性が高いです。

ほくろ除去後のアフターケアが大切

さらに、術後のケアが万全でないと、皮膚がやけどなどの炎症を起こしたりシミを作ったりしてしまうことも

比較的気軽に受けられる治療ではありますが、アフターケアはくれぐれも丁寧にしましょう。

ほくろ除去の注意点について気になる方は、皮膚科でほくろ除去をする前に知っておきたい費用、注意点まとめを参考にしてみましょう。

そのほくろ、本当に「邪魔もの」ですか?

女性の横顔

「ほくろ」という名前は、日本では古くは「ハハクソ(母糞)」と呼ばれ、母親の胎内でついた排泄物のかすといわれていたものが、その色合いから「ハハクロ(母黒)」と呼ばれるようになり、やがて音が転じて「ホクロ」となったものです。

とくに肌の白さが美人の証とされていた平安時代には、ほくろは肌の美しさを損なう「邪魔もの」と捉えられがちだったよう。

現代でも、それがとくに健康を害するものや日常生活に支障をきたすものではなくても、ご自分のほくろをコンプレックスに感じている人も少なくないと思います。

でも、ほくろは必ずしも誰からも「ないほうがいいもの」とみなされるとは限りません。

たとえばフランス語では、ほくろは「美の粒」とも呼ばれていて、むしろ人体の美を構成する一要素として愛でられることも多いんです。

だから、捉え方次第でチャームポイントにだってなることも。

ほくろ除去するかどうかよく考え、除去するならきちんとした医療機関を選びましょう。

ほくろ除去(レーザー,電気メス,切除)の費用目安

キャラクターの画像
クリニック 費用(目安)
東京美容外科 3,000円
湘南美容外科クリニック 3,749円
品川美容外科 4,860円
聖心美容クリニック 9,800円
城本クリニック 10,000円
水の森美容外科 16,000円

※費用は税抜表示です。施術方法やほくろの大きさは各クリニックによって異なります。

※掲載している情報は2016年10月12日時点で公式サイトに記載されていた情報であり、またクリニックによって施術条件や価格条件が異なるため各情報を保証する内容ではありません。正確な情報はクリニックの公式サイトを訪れていただくか、クリニックに直接お問い合わせ下さい。

顔のほくろ除去の体験レポート公開中!

test

美容クリニックで顔のほくろ除去やってきた!

顔に無数にあるほくろがずっとコンプレックスだった編集部・町田。

年々増え続けるほくろをなんとかするために、品川美容外科渋谷院でレーザーによるほくろ除去を体験してきました!

ほくろ除去の一部始終や術後経過を、動画と写真つきで余すところなくご紹介。

果たしてほくろはきれいに消えるのでしょうか。

出典:顔のほくろ除去やってきた!| 品川美容外科渋谷院

ほくろ除去(クリームやレーザー)のメリットやデメリット、副作用や口コミを知るなら『ほくろ除去を皮膚科でした人は成功した?失敗した?費用や注意点まとめ』記事がオススメ!

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