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2016年03月08日 更新 | 16,607 views

選び方を間違えると悪化の危険が! 本当にアトピーに効く市販薬

アトピー性皮膚炎の治療に薬は欠かせません。皮膚科で処方されるステロイド剤で炎症を抑え、スキンケアとして乾燥を防ぐ保湿剤も必要です。でも、毎回処方箋をもらいに行くのは、かなり面倒......。もしも市販薬の中で本当にアトピーに効くものがあれば、とても便利ですよね。そこで、アトピーに効く市販薬について調べてみると、予想以上に種類が豊富なことが分かりました。

どんなアトピーにも効く万能薬...もしもあるなら、すぐに手に入れたい。でも、アトピーになる原因は人それぞれ。

また、体質、生活環境、症状も千差万別で、その人に合った治療法が必要です。つまり「この薬を使ったら、どんな人もアトピーが治る!」といった万能薬はないんです。

そこで、自分に合った薬を見つけるためにも、アトピー肌に必要な成分と、刺激になる成分は知っておいたほうがいいかも。 皮膚の病気になった以上、医師だけに頼らず、ある程度の薬品の知識は必要ではないでしょうか。

この記事に書いてあること

  • 薬局で手に入る、アトピー向け市販薬の種類
  • 市販薬を選ぶ3つのポイント
  • アトピーにおすすめの保湿ケア

病院で処方されるアトピー治療薬

現在病院で処方される薬は、アトピーを治療する目的の薬ではありません。そのどれもが、アトピーの炎症やかゆみを抑える目的で使われています。

最も一般的なステロイド剤も、副腎皮質ホルモンの働きで、アトピーの炎症を緩和する薬です。ステロイド剤は、皮膚の細胞の活性化を抑えることで、炎症やかゆみを抑えます。

最近使われるようになってきた「プロトピック」という薬は、免疫系の働きを抑える「免疫抑制剤」で、やはりアトピーの症状を抑える目的で使われます。

薬局でも手に入るステロイド剤

アトピーに使われるステロイド剤は、症状の程度に合わせて5段階にランク分けされています。その中で上から2番目までは、病院で処方してもらう必要があります。 しかしランク3番目のステロイド剤からは、薬局やドラッグストアで買うことができます。

こうした薬は、アトピーの治療薬ではなく、かゆみなどの肌のトラブルに効果がある薬として、かなり以前から使われています。 ステロイド剤については、副作用の不安を軽くするために、「アンテドラッグ」という仕組みが取り入れられています。

市販薬に使われる「アンテドラッグ」とは

市販のステロイド剤に使われている、アンテドラッグという仕組みは、ステロイド剤の副作用を特殊な方法で抑えてくれます。

この方法で作られた薬は、肌にぬった薬の成分が体内に吸収されると、薬としての効果がなくなるように設計されています。肌にぬった状態では薬としての効果を発揮しますが、体内に入った時点からは薬ではなくなってしまうんです。

こうして医師の指導がなくても、安心して使えるように、市販のステロイド剤は工夫されているわけです。

その他のアトピー向け市販薬

アトピーの症状を抑える効果があるものとしては、かゆみ止めや、湿疹を治す薬などがあります。また、アトピーの肌には保湿ケアが欠かせないので、保湿作用のある薬も必要になるでしょう。

外用薬以外には、かゆみ止めの飲み薬も市販されています。

その他に、アトピーの体質を少しずつ改善する方法として、漢方薬による治療も人気があります。ただし、漢方薬だけでは炎症に対する即効性が期待できないので、塗り薬などと併用して長期的に治療することになるでしょう。

市販薬を選ぶ3つのポイント

アトピー向けの市販薬を買う際には、

  1. 保湿作用
  2. 抗炎症作用
  3. 抗菌作用

の3つのポイントを確認しましょう。

1. 保湿作用

まず、大切なのはセラミド。セラミドとは皮膚の角質層のほぼ半分を占める物質で、アトピー治療によく使われるヘパリン類似物質よりも、保湿効果が高いと論文で証明されているんです。

ただし、セラミドにも種類があるので、薬局で聞いたり、パッチテストなどで使用前に必ず確認し、自分に合ったものを購入しましょう。

2. 抗炎症作用

アトピー肌は常に炎症がある状態なので、抗炎症作用は欠かせません。病院と同じようにステロイド剤を使えばいいんですが、市販のステロイド剤が心配なら、非ステロイド系の薬を探すことになります。

抗炎症作用があるのは、カンゾウエキスに含まれるグリチルリチンが配合されているもの。これはステロイドよりも抗炎症作用は弱いですが、ステロイドのように「リバウンド」する心配がありません。

3. 抗菌作用

実は、乾燥、敏感肌用の薬品には、抗菌作用がないものが多いんです。よく勘違いされるのは、アトピーの人が市販の保湿剤を探すとき、乾燥肌や敏感肌のものを選んでしまうこと。たしかに、症状は似ているかもしれませんが、そもそも用途が異なるので、必ず成分表を見て抗菌作用を確認してください。

アトピー肌には、黄色ブドウ球菌という菌が通常の数十倍多く存在します。この黄色ブドウ球菌と、さらにカビや雑菌も殺菌しなければいけません。 実はステロイド剤は、皮膚に必要な菌の働きまで弱めてしまい、カビや雑菌の繁殖を招いてしまうんです。これが、ステロイド依存や感染症に繋がる原因です。

抗菌作用があるものとして代表的なのは、ティーツリーオイルやホホバオイルです。ティーツリーオイルは人によって刺激になることがあるので、注意してください。

市販薬を使う上での注意点

市販薬の場合は、ステロイド剤であっても、その他にかゆみ止め成分や、麻酔成分などが配合されていることがあります。こうした成分が、逆にアトピーの症状を悪化させる可能性もあります。

また、長期的な保存のために、保存料が使われている薬もありますから、成分については薬剤師などから詳しい説明を受けた方がいいでしょう。 そして使い続けても効果が見られない場合や、アトピーの症状が重い時には、迷わず病院で診察を受けてください。

アトピーにおすすめの保湿ケア

市販されている薬のなかで、私のおすすめのものを2つご紹介します。

ナチュラルエレメンツパランシングゲル

この商品は、保湿成分、抗炎症作用、抗菌作用の3つの条件を満たしている保湿剤です。アトピー向けに開発されたわけではないんですが、アトピーの人に必要な成分がしっかり入っているのでおすすめです。

シュセラモイストゲル

この商品には、保湿作用、抗炎症作用があります。デメリットは、抗菌作用がなくてアルコールとパラベンが含まれてること。ただ、これらのデメリットをかき消すほど、高い保湿力があります。何よりも保湿したい! という方にはおすすめです。

保湿成分「ヒルロイド」と「ビーソフテン」もおすすめ

セラミド以外の保湿成分としては、「ヒルロイド」と「ビーソフテン」というものがあります。この二つの成分は、ヘパリン類似物質とほぼ同じで、保険が適用される製品もあります。

ヘパリンとは、人間の臓器で作られる保湿成分の一種です。関節や眼球の動きをサポートするなど、人体に必要不可欠な成分でもあります。

そして、ヒルロイドやビーソフテンが配合された保湿剤には、保湿作用と血行促進、抗炎症作用が期待できます。ただ、使い方が難しい薬でもあり「逆に炎症が起きた」という話をよく聞きます。

炎症を起こしていると、血管は普段より膨張している状態なので、この状態で血行促進作用のある薬を塗ると、炎症が悪化してしまうんです。 こういう場合、本来はステロイド剤を使うべきなのですが、「乾燥しているから炎症を起こす」と勘違いしてしまい、乾燥を抑える血行促進作用を持った薬品を、使用してしまうケースが多いようです。

使い方をしっかり説明してくれない医師もいるので、使う際には注意しましょう。うまく使えば、「ヒルロイド」や「ビーソフテン」は強い味方になります。

他にも、ヒアルロン酸やコンドロイチン、グルコサミンなどの保湿成分があります。

市販薬でも充分に効くものがある

市販薬でも、充分に効果が期待できるものはあります。ただし、自分に合った市販薬を見つけるには、事前に薬に対する知識を持つことが大切です。

できれば最初のうちは、かかりつけの医師と相談するのがいいでしょう。肌に合わなければすぐに使用をやめ、効果があるようならしばらく様子を見て判断してください。

アトピーの症状は体調などに左右される部分も大きいので、まずは食事や睡眠、ストレスなど自分の生活習慣も、もう一度見直してみた方がいいでしょう。

written by LisaKuwahara

まとめ:本当にアトピーに効く市販薬の選び方

薬局でも手に入るステロイド剤

  • 種類が豊富な市販のステロイド剤
  • 副作用を抑えて安全性も向上
  • ステロイド剤以外にもある、アトピー向け市販薬

市販薬を選ぶ3つのポイント

  • 保湿効果が高いセラミドに注目
  • 抗炎症作用でかゆみや炎症を緩和する
  • 抗菌作用が入っているものを選ぶ

アトピーにおすすめの保湿ケア

  • 保湿・抗炎症・抗菌作用がそろった薬がおすすめ
  • 保湿成分ヒルロイドとビーソフテンにも注目
  • いろいろあるおすすめの保湿成分

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※ 記事の内容は、医学的な正確性、効能、効果を保証するものでなく、かつ、記事の利用においてはしかるべき資格を有する医師や薬剤師等に個別に相談するなど読者の責任において行ってください。

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