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2016年11月24日 更新 | 4,808 views

17年間、思い切り笑えなかった私を変えたひとつの決意[体験談]

虫歯の抜歯をきっかけに、歯列矯正を決意した私。さまざまな病院に相談し、慎重に担当医を決定。治療を始めると、キレイな歯並びが手に入るんだと思うとうれしくてたまりませんでした。ただ、周囲には矯正治療をすることを打ち明けられずにいたんです。

私が自分の歯並びを気にし始めたのは、中学生のときでした。

教室で、私は友だちと机を挟んで椅子に座っていました。一緒に宿題をしていたのですが「ちょっと休憩」と言って雑談を始めたとき、友だちがいきなりこう言ったのです。

「◯◯ちゃんって、普通にしてたらかわいいのに、笑うと歯が変だから可愛くないよね」

私はそれを聞いて、びっくりして言葉も出ませんでした。

そのときは何も言い返すことはできませんでしたが、家に帰ってから、鏡で自分の顔、笑顔、そして歯をひたすらに見たのです。

鏡には見慣れた自分の顔が映りましたが、前歯が出っ張って、ガタガタの歯並びの醜さだけが気になります。その日をさかいに、私は鏡を見ることが怖くなってしまいました。

明るい光の下で鏡を見ると、自分のガタガタの歯並びが余計に目立つような気がして見ていられず、洗面所の電気はいつも消したまま。

これが私の歯並びに対するコンプレックスの始まりでした。

人前に出ることを避け続けてきた14年間

たったひと言の言葉がどうしても頭から離れず、自分の歯並びの悪さばかりが気になるようになってしまった私。

高校生になり、新しい友達を作るときにも、初めて会う人たちはみんな、私の歯並びの悪さに注目しているような気がしました。

そして、歯を出して笑うことを自然に避けるように……。笑うときも必ず口は閉じたまま。

大きな口を開けて笑う人を見ると、どうしても目で追ってしまうくらいにうらやましかったです。

また、人前に出るようなことも極力避けるようになりました。

今から思えば、ばかばかしく、笑ってしまようなことですが、私は自分の出っ張った前歯が少しでも奥に入らないかと、ときどきペンチで力をかけたり、ベッドの木枠に歯をこすり当てるようなことをしていました。もちろん何の変化もありませんでしたが……。

実家のベッドには、前歯の跡がびっしり。それを見るたびに、当時の苦しかった日々を思い出すんです。

社会人になり、歯列矯正を決意

ずっと自分の歯並びに密かに悩み続けてはいましたが、大人になるにつれ、自分のコンプレックスとも少しずつ向き合えるようになりました。

社会人になってからは、明るさを取り戻し、楽しく働いていました。

そんなとき感じた奥歯の激しい痛み。歯医者に行くとひどい虫歯になっていると言われました。

「もうここまで来たら、抜くしかないです。抜いた後、どうするか考えてからまた来てください」

抜いたあとどうするか、というのは歯を抜いてできた隙間をどうするかということです。

選択肢は4つ。最も一般的な方法である、ブリッジ。両隣の歯を支えにして、人工歯を埋めるというものです。2つ目は、費用はかかるものの、ほかの歯に負担のかからないインプラント。3つ目は部分入れ歯と呼ばれる取り外しのできる義歯を作ること。

そして4つ目が、空いた隙間を利用して、歯列矯正をし、歯を全体的に後ろに下げて隙間を埋めるという方法でした。

私はこのとき「歯列矯正をしたい!」と心から強く思いました。

虫歯で抜歯をしなくてはいけなくなったから、その隙間を埋めるための歯列矯正……。

見栄え以外の理由があることで、歯列矯正へのハードルが下がったような気がしました。

それまで、私はずっと歯並びが汚いことをまるで気にしていないように振舞っていたからです。

大人になってからは、誰にも歯並びのことを言われていなかったのに、歯列矯正をすることは、自分がずっと気にしていたことを周囲に宣言してしまうようで、なんだか恥ずかしいと思っていました。

コンプレックスを人の目に晒すのはやはり勇気がいるんです。

長い間歯列矯正に興味は持っていましたが、きっかけがなく、行動にうつせていませんでした。

幸い貯金もあったので、私は歯列矯正をすることを決意しました。

まずは病院選びから

抜歯をした病院が矯正専門の歯科ではなかったので、しっかり治療ができるよう、まずは病院選びから始めました。

職場から通える範囲内にある矯正歯科の病院をインターネットで調べ、気になった病院に連絡し相談。それを何度も繰り返しました。

費用も決して安くないし、治療期間も短くとも3年以上はかかると思っていたので、病院選びはかなり慎重に行いました。

2か月間くらいかけて、さまざまな病院へ。どこの病院も相談は無料だったので助かりました。

レントゲンを含む事前検査もしてくれる病院もあり、具体的な治療方針を聞けることも。

矯正医の先生のタイプはかなり幅がありました。先生との相性は重要だと感じていたので、信頼できる先生か、なんでも聞ける雰囲気の先生か、話しながら見極めていきました。

どこの病院へ行っても「歯列矯正はした方がいいですよ」「本当にきれいになりますよ」とアドバイスされ、今まで見て見ぬフリをしてきた歯並びは、やはり治療するべきなんだと改めて実感。

でも、なかには嫌な思いをすることもありました。ある矯正医の先生は、部屋に入った私の顔を見るなり「かなり突出していますね。せっかくきれいなお顔立ちなのに、歯並びのせいでもったいないですよ」と、まだ挨拶もしていないのに、はっきり言ったのです。

もちろん自分の歯並びの悪さを自覚したうえで、相談に行ったわけですが、そんなひどいことをいきなり言われるとは思わなかったので、ショックを受けました。

話してみると、サバサバとして頼り甲斐のありそうな先生という印象はありましたが、やっぱり患者の気持ちをくんでくれるような医師でないと、ずっと付き合っていくのは辛いと思い、その先生は選びませんでした。

私は、よく話を聞いてくれて、優しい物腰の先生にお願いすることにしました。

矯正にはさまざまな方法があります。

私が通うことにした矯正歯科では、私の症例の場合、従来の表側からの矯正のほかに、裏側からの見えない矯正も可能だということでした。

先生には、私がずっと歯並びに悩みながら、28歳まで病院に行くことができず、治療してこなかった旨を伝えていたので、

「人目がどうしても気になるようでしたら、裏側矯正はいかがでしょうか。私としては裏側矯正は費用が高くなりますので、従来の表側の矯正をおすすめします。ただ、矯正期間は非常に長いです。その期間中のストレスや、やはりどうしても人目が気になり、途中でやめたくなってしまった場合の費用の無駄を考えるなら、裏側矯正もありかもしれません」

と言ってくれました。

裏側矯正は、人知れず歯並びをよくできる矯正方法……。矯正していることを周囲に知られることがイヤな私にはぴったりな方法です。

私は迷わずその提案に賛成し、次の月から裏側矯正の治療を開始することになりました。

生まれて初めてのワイヤーに

私は家族にですら、矯正治療を始めることを告白できませんでした。

14年間も悩み続けたコンプレックスはそう簡単には人に話せないものです。軽い調子で言ってしまおうと何度か試みたのですが……結局できませんでした。

病院で初めてワイヤーを付けた日は、とにかくうれしくてうれしくて、これからどんどん歯並びがキレイになっていくんだと思うと、希望でいっぱいでした。

その日から、自分の歯を見られるようになりました。少しでも変化を感じたくて、毎日何枚も、いろいろな角度から自分の歯の写真を撮っていました。

それまで、ずっと見ないようにしてきた自分の歯を穴があくほど見るようになったのです。

おおげさかもしれませんが、自分の人生がまるっきり変わるような、そんな気持ちでした。

変化の日々

ワイヤーを付けてすぐ、歯並びの変化は顕著にあらわれました。私の前歯はいわゆる乱杭歯。右側の歯が斜めに生えていて、前に出ていたのですが、前歯はあっという間にキレイに並びました。

2か月くらいでかなりキレイな歯並びになりました。そのころにはもう口を大きく開けて笑えるようになっていました。

同時に気分も明るくなりました。毎日変化があるのが本当にうれしかったです。

家族に打ち明ける

年末になり、私は実家に帰省しました。

家族には、まだ矯正のことを何も話していなかったので、私の前歯の変化を見た両親はなんて言うだろうとドキドキ。

私はキレイになった自分の歯を自慢できるような気持ちで、足取り軽く実家に帰りました。

しかし、期待とは裏腹に、父も母も妹も何も言いませんでした。

裏側矯正なので前からは見えませんが、明らかに歯並びがよくなっているのに何も言ってきません。

結局、私は自分から母に言いました。

「実は今裏側から、歯列矯正をしてるよ。歯並びだいぶ綺麗になったでしょ?」

そう言うと、母は、「あぁ、そうだね。よかったね」と……。

私は予想外の反応に驚きました。

しかも、母の様子は悲しそうに見えました。その後、母がひと言

「お金だいぶかかるんじゃない? 大丈夫なの?」

と心配そうに聞いてきたので、「貯金をしていたから大丈夫だよ、安心して!」と伝え、話は終わりました。

その夜、私はひとりで考え込んでしまいました。

もしかしたら、母は私が歯列矯正をしたことがショックだったのかもしれないな、と。

きっと、子どものころから矯正をすすめられてきたのではないかと思います。もしかしたら、私がひとりで矯正を決め、自分の貯金で治療をしているということで、母は「歯並びの悪さを気にしていたのに、何もしてくれなかった」と責められているように感じたのかもしれません。

結局それ以来、歯並びや矯正に関しては家族とは話をしていません。

治療を決まる前に、私のことをいつも気にかけてくれていた母には相談するべきだったと反省しました。

矯正終了後

私の歯列矯正は何の問題もなく、スムーズに進み、当初の予定どおり約3年で完了しました。

キレイな歯並びになって、人前でも自信を持って笑えるというのは、とても気持ちがいいです。

初めての人と話すのにも、物怖じしなくなりま

笑顔は最高のコミュニケーションツール

治療を終えたとき、矯正医の先生に

「笑顔は相手に対して、好意を示すコミュニケーションツールです。笑顔があるだけで人生は大きく変わりますよ。長い間お疲れさまでした」

と言われました。

本当にうれしくて、病院からの帰り道、涙があふれました。

治療期間は3年間でしたが、私はこのコンプレックスと17年間付き合ってきたんです。ようやく解放されたと感じました。

矯正治療をしようと決意した自分自身に感謝しました。

頑張る決意をすれば、人生は変わるーー。最初の一歩は勇気がいりますが、頑張った自分を誇りに思える日が来るのだと実感しています。

written by sprite

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