NICOLY:)[ニコリー] コンプレックスの悩み解決・応援サイト

医師が教えるコンプレックス解決サイト
監修済記事:1027記事

メルマガ登録

2016年11月11日 更新 | 84,407 views

「なにこれお漏らし!?」多汗症手術の後遺症、代償発汗に悩まされる日々[体験談]

ETS手術で、幼いころからのコンプレックスだった手のひらの汗を解消した私。でも、翌日の朝、ぐっしょりと濡れたふとんを見て絶句。ETS手術の後遺症である代償発汗は、想像以上にひどいものだったんです。

私が人より手に汗をかくと気づいたのは、小学校2年生のときでした。

そのころ習い始めたピアノの鍵盤が汗ですべって、うまく弾けないのです。

私が弾き終わった後の鍵盤には汗でできた水溜まりが点々と残り、それを先生に見られるのがとても嫌でした。

それから、小学校で、プリントを後ろの人に配るとき。私がプリントに触れると、触れた部分が汗でふやけてしまうのです。

みんなにとっては何てことのない作業も、私にとっては緊張の一瞬。

1番困ったのがテストのとき。「机の上の物、鉛筆以外は全部しまいなさい」の声にハンカチを持っておくことができず、手がプリントに触れないように気が気ではありませんでした。

そして忘れもしない5年生の林間学校。よりによって「フォークダンスを踊りましょう」と言われたときには、手を袖に隠してごまかしていました。

手汗について陰口を叩かれた学生時代、さらには脇汗も気になるように……

中学に入ってからも私の手のひらの汗はおさまる気配はなく、相変わらず悩みはなくなりませんでした。

手汗について、陰でこそこそと噂されていることも知っていましたが、いじめられないようにと勉強を頑張り、努めて明るく振る舞いました。

高校に入学しても、手のひらの汗は止まることがありません。ハンカチを握りしめてなんとかやり過ごす日々でした。

ある夏の日の通学途中。立ち寄った駅のトイレで、鏡に映った自分の姿に違和感を感じました。

「あれ? ワキの下、色が違う」……それは汗ジミでした。制汗剤も使っているし、肌着もきちんと着ているのに。恥ずかしさと情けなさ、そして、手のひらだけでなくワキの汗まで気にする日々を思うと、うんざりした気持ちでした。

汗ジミにショックを受けた次の日から、制汗剤に加えて汗ジミ用のパットを着けるようになりました。

通学に1時間半かかる道のり。電車の乗り換え途中に1度パッド取り換えても、学校に着くころにはまったく無意味の状態。

制服のブラウスの色が白でとかったと、心から思いました。

そんな汗の悩みは解決することなく、私は大学生になりました。効果があるという制汗剤はかたっぱしから試してみましたが、どれも私の悩みを解決してはくれませんでした。

洋服を選ぶのも汗をかいても目立たないかどうかが基準。色は黒か白。素材は、とにかく濡れている部分とそうでない部分がはっきりしなさそうなものを選びました。

大学生ともなれば、遊びに使うお金ぐらいは自分でアルバイトをして稼ぎたいものです。

汗を気にせずにすむアルバイトは何だろう?と考えましたが思いつきません。結局「無理なら辞めればいいや!」と白いブラウスにエプロンが制服の喫茶店のウエイトレスをすることにしました。

エプロンのおかげもあって、ワキの汗はあまり目立ちませんでした。

ところが今度は仕事中、顔から汗が噴き出し、止まらなくなってしまったのです。

マスカラが落ち、ファンデーションが崩れます。掌、ワキ、顔……もううんざりでした。そして、母に泣きながら訴えたのです。

「こんな汗、もう嫌だ!」

泣きじゃくる私を見て、母が初めて私の汗について真剣に考えてくれました。

それまでも、母に悩みを打ち明けたことはありましたが、「汗ぐらいでおおげさな」と言われ続けていました。

実は私の母は足が不自由で、「足が動かないなんてわけじゃないんだから」と言われると、返す言葉がありませんでした。

でも、泣きながら訴える私の姿を見て、母がその重大さに気付いてくれました。

そこから、2人で一緒に解決策を探ることに。とりあえず、総合病院で相談してみれば何か解決の糸口が掴めるのではないかと思い、近所の総合病院に行ってみました。

そして、そこで汗を止める手術があることを知ったのです。

汗を止める手術は、「胸部交感神経遮断手術(ETS手術)」。神経を焼き切って汗を止める手術だと説明を受けました。

手術の存在を知って、私は感激しました。せひ受けたいと話すと、大学病院の麻酔科の先生を紹介してもらえました。

そして後日、執刀医である麻酔科の先生に詳しい話を聞くことに。そのとき、場合によっては瞼の下垂がおこること、遮断した神経から下の部分、つまり胸から下の部分で発汗が増える場合があることなどの説明を受けました。

手や顔の汗が止まるのと引き換えに、瞼があがらなくなったらどうしようか……、私はそれでも納得できるだろうか……。

そのときは、瞼のことばかり考えていました。ほかの部位からの発汗はそれほど問題がないと思っていたのです。

すぐに返事をすることはできず、その日は「よく考えてみます」と言い残し、そのまま帰宅しました。

手術を受けて汗の悩みは解決したかと思ったら……

1週間後、私は病院で、手術を希望する旨を伝えました。たとえ瞼がたれ下がってしまったとしても、この汗から逃れられるのなら構わない。

もう迷いはありませんでした。

手術の際、研修医が見学しますと言われた私は、「もっと胸があれば格好つくのに」などとのんきなことを考えていました。

すでに、術後の生活の快適さを思い、期待に胸を高鳴らせていたんです。

手術は日帰り、全身麻酔で行います。時間は10分くらいで、費用はたしか10万円ほどだったと思います。

手術着に着替え、ベッドに横になっていると、看護師さんがやって来ました。

そして「これから痛い注射をするからね」と言うのです。痛い注射というのは麻酔を効きやすくするための筋肉注射のことらしいのですが、何度も「痛いからね」と言われるので私は緊張のあまり気を失ってしまいました。

「大丈夫!?」と慌てる看護師さんの声が遠くに聞こえていました。

その後、筋肉注射を無事に終えた私は手術室に運ばれ、麻酔をかけられた後、手術が行われました。

手術後、意識が戻ると胸の辺りが引きつる感じがし、両胸の上の辺りには火傷のような傷ができていました。

そして手のひら掌の汗は見事に止まっていました。

さっきまであんなにベタベタだった手がサラサラしているのです。これからはピアノも弾けるし書類も持てる!とうれしくてたまりませんでした。

代償性発汗という名の後遺症に悩まされる日々

手術翌日のことです。

朝起きるとふとんがぐっしょり濡れているのに驚きました。

原因は私の背中の汗。背中だけではなく、お腹からも太ももからも足の裏からも、大量の汗が流れ出ています。

そして、ワキの下からもダラダラと……。

これがETS手術の後遺症である代償性発汗。想像していたよりもはるかにひどい症状に面食らってしまいました。

もちろん同じ手術を受けたとしても、代償性発汗の度合いには個人差があります。

ただ私は、自分の汗の量に、今後どうなってしまうのだろうと不安でたまりませんでした。

代償性発汗がひどいからといって、大学やアルバイトを休むわけにはいきません。

当時の私の移動手段は地下鉄でした。蒸し風呂のような駅構内で大量の汗をかき、冷房がガンガンにかかった車内で一気に冷やされるの繰り返し。頻繁に風邪をひくようになりました。

頭の中は汗の事ばかり。汗を抑える方法はないかと常に情報収集をしていました。

ある日、多汗症に悩む人たちが相談を寄せているサイトで「塩アル液」という存在を知りました。「塩化アルミニウム・塩化ベンザルコニウム液」という液体です。

そのサイトにはその液体を使ったらで汗が止まったという報告が多数のっていたんです。

ドキドキしながら注文をすると、数日後茶色い容器に入った薬品が届きました。

使用法が記載された紙を読みながら、まずはワキに使ってみました。1日、2日、3日……と容器の中の液体がなくなるまで使ってみましたが、汗はまったく止まりません。

もちろん、万人に効くわけでないのは分かっています。私には合わなかっただけ。「仕方ないや」と諦めました。

それから、せめてワキの汗だけでも何とかならないものかと汗を抑える方法を探しつづけました。このままではスーツが着られず、就職活動もままなりません。

美容クリニックならどうだろう?と、いくつかのクリニックの質問フォームから多汗症の手術について質問をしてみました。

「エクリン腺を摘出してもらうことは可能でしょうか?」

私の場合は臭いよりも、とにかく汗の量が問題でした。

2種類ある汗腺のうち、臭いのもととなるアポクリン腺だけではなく、エクリン腺もすべて摘出してもらいたかったのです。

でも結果は「不可能です」とのこと。私はまたガッカリしてしまいました。

汗をかかない職場を選び就職、そして結婚

友人たちが次々と内定を決める夏、私は汗を気にしてリクルートスーツを着られずにいました。

冷凍食品を店舗で販売する職が決まったのは、冬になってからでした。

仕事は快適でした。不規則な生活や重い商品の出し入れは大変でしたが、白いブラウスにエプロンが制服だったし、冷凍庫の前での仕事は汗を気にせずにすみました。

先輩の男性店長はとても優しく、風邪をひきやすい私を気遣ってくれました。

そしてその彼と付き合うことになり、そのまま結婚に至ったのです。

結婚生活は順調でした。子どもにも恵まれ、専業主婦となった私は幸せに過ごしていました。

夫には多汗症手術のことも代償性発汗のことも話しましたが、「へー、そうなんだ」とあまり興味がなさそうでした。

そんな毎日のなか、子どもが成長し幼稚園に入園。それほど裕福な家庭ではないので、家計の足しになればと、私はパートに出ることにしました。

デスクワークの職場で汗を失禁と間違えられる

子どもが生まれてからの数年間、ほとんど家にこもりきりの生活をしていた私は、自分の汗の量が周囲の人にとっては以上だということをうっかり忘れていました。

久々に家から出て仕事をするということに心を躍らせ、何でもできる気になっていたんです。

私の新しい仕事は、週に5日、1日中机の前に座り続ける編集補助の仕事でした。

通勤は地下鉄で、職場につくころには汗びっしょり。とてもじゃありませんがそのままでは働けません。

そこで、始業時間の40分前には到着し、トイレで着替えてから仕事を始めるようにしました。

夏は冷房で寒く、冬は暖房で暑い職場でした。

夏はまだ何とかなりましたが、冬場はただ座っているだけで、ワキから背中から腿から足の裏から、大量の汗が吹き出てきます。

椅子に汗ジミができないようにと、防水シートの上にタオルを敷き仕事をしていました。

そんなある日、作業の手順を上司に質問しに行ったときに事件は起こりました。

上司は、その日欠勤していた隣の人の椅子に座るように促したのです。

私はドキドキしながら座りました。

時間にして10分ほどでしょうか。立ち上がった後の座面には丸く湿った跡が残っていました。

「すみません、汗かいちゃって」と私が言おうとしたそのときです。

「ちょっと、何これ!?お漏らし?」と大きな声が響きました。

その声の主は無神経で有名なパートのおばさん。

ざわめく社内。あっけにとられた私は声を出すことができません。

そんな私に言い聞かせるように彼女は言葉を続けます。

「あら~、ごめんね。大きな声で言っちゃって。若いのに大変ね~。薬局に専用のパットが売ってるからお尻にあてなさい。うちのおばあちゃんなんかはオムツだけどね。ハハハ」

違うんです。これは汗なんです。そう言いたかったのですが、言葉がうまく出てきませんでした。

その後1年間、パートは続けました。

雑談ついでに「手術の後遺症でものすごく汗が出るんです」と言うと、大抵が「大変ね」という反応で、何の手術かと聞いてくる人はいませんでした。

ワキ汗パットと大汗用インナーの重ね技

そんななか、夫婦関係に問題が生じ、私は子どもと2人だけの生活を始めることになりました。

元夫からの慰謝料のおかけですぐに生活に困るわけではありませんでしたが、そのころはすでにパートをやめていたため、働かずにいるわけにもいきません。

そこで時給の高い中華料理屋のスタッフ募集に応募したところ、運良く採用が決まりました。

制服は白のコックコートに黒のパンツ。これなら汗ジミは目立ちません。 

高時給だけあって、店は大忙しでした。

店内を走り回り汗だくになりました。目立たないとはいえどうしたって汗ジミが気になります。

繰り返し使えるワキ汗パットの上に、さらに脇汗パッド付のキャミソールを重ね、さらにもう1枚吸水性の高いインナーを重ね着して乗り切りましたが、それでも3時間が限界。

お昼のピークが終わった後に1度全部着替えさせてもらうのでした。

湿度の高い土地を離れ、新しい生活へ

中華料理屋での勤務が2年を過ぎたころ、ご縁があって再婚することになりました。

相手の男性は700キロ離れた湿度の低い土地に住んでいました。

生まれ育った街を離れるのは勇気がいりましたが、何よりも湿度の低い土地に住めるのがうれしくてたまりませんでした。

多少は汗を気にしなくてよくなるのではないかと思ったからです。

そしていま、私は夫と2人の子供とともに幸せに暮らしています。

臆することなくギターにもピアノにも触れられる日々。湿度が低いおかげで、夏でも汗の量は以前よりも随分減ったんです。

代償性発汗を抑えるために再手術を考えたこともありましたが、今はもう少し様子をみてみようと思っています。

ここ10年の間に汗対策の新商品が続々と登場しているように思います。

吸水性の高いインナーや、手や足の汗も抑えられる制汗剤など、私を含め汗のコンプレックスに悩む人にはうれしい話です。

多汗症や代償性発汗を抱える人は、心を病んでしまう場合もあると聞きます。

私もはじめから前向きだったわけではありませんが、子どもたちのためにも笑って暮らしていきたいと思っています。

written by inamayu

代償性発汗の起こりづらい多汗症手術とは?

代償性発汗の起こりづらい多汗症のプチ整形に、脇ボトックス注射があります。

まずは無料カウンセリングで専門の医師に聞いてみることがおすすめ。自分の多汗症の悩みが脇ボトックスで解決できるか、他の手術が最適か、相談してみましょう。

脇ボトックス注射の体験レポート公開中!

test

脇ボトックスで脇汗を撃退してみた!3日で汗とは無縁に!

こんにちは! 私はNICOLY読者のひとりで、今回は脇のボトックス注射のモニターに挑戦しました。術後少し経ってから効果が出てきて、今では外での仕事のときも脇汗がまったく出ないんです……!施術中の痛みも特になく、あっという間に終わりました。

出典:[美容整形体験レポート] 脇ボトックスで脇汗を撃退してみた!3日で汗とは無縁に!品川スキンクリニック 表参道院

脇ボトックス注射の費用目安

キャラクターの画像
クリニック 費用(目安)
東京美容外科 8,000円
城本クリニック 100,000円
湘南美容外科クリニック 12,000円
水の森美容外科 12,000円
聖心美容クリニック 78,000円

※費用は税抜表示です。ボツリヌストキシンの種類や注入量は各クリニックで異なります。

※掲載している情報は2016年10月12日時点で公式サイトに記載されていた情報であり、またクリニックによって施術条件や価格条件が異なるため各情報を保証する内容ではありません。正確な情報はクリニックの公式サイトを訪れていただくか、クリニックに直接お問い合わせ下さい。

お悩み別人気クリニック

東京

水の森美容外科 東京銀座院

銀座一丁目駅 6番出口より徒歩1分

詳しく見る

大阪

湘南美容外科クリニック 大阪梅田院

JR大阪駅より徒歩3分

詳しく見る

福岡

聖心美容外科 福岡院

西鉄福岡天神駅より徒歩5分

詳しく見る

他の体験談も見てみる!NICOLYコンプレックス体験談

※ 記事の内容は、医学的な正確性、効能、効果を保証するものでなく、かつ、記事の利用においてはしかるべき資格を有する医師や薬剤師等に個別に相談するなど読者の責任において行ってください。

関連するキーワード

注目の記事

【大人気】ブログより詳しい!整形の痛みやダウンタイム・術後経過すべて見せます!美容整形体験レポートシリーズ

【大人気】ブログより詳しい!整形の痛みやダウンタイム・術後経過すべて見せます!美容整形体験レポートシリーズ

NICOLY編集部では、カウンセリングから術後経過までの画像がたっぷりの、美容整形体験レポートを公開しています。切らないプチ整形から、脂肪吸引まで読み応え十分。NICOLY編集部いちおしの記事です。随時更新中!

44591 views | 整形二重脂肪吸引脂肪溶解注射

カテゴリ一覧

この記事のライター

本日のアクセスランキング

いまNICOLYで人気の記事

話題のキーワード

いまNICOLYで話題になっているキーワード

専門家ライター募集

NICOLYで記事を執筆していただける医師を募集

NICOLYでは「コンプレックスで悩んでいる人を笑顔に」というビジョンのもと毎日記事を更新しています。信頼性の高い記事を出し続けるために、記事の執筆をしていただける医師を募集しています

専門家ライター募集フォーム

編集者募集

NICOLYで記事を編集してくれる編集者募集

NICOLYでは「コンプレックスで悩んでいる人を笑顔に」というビジョンのもと、一緒に働いてくれる編集者を募集しています。

編集者募集フォーム

関連する記事

この記事に関連する記事をピックアップ