2016年12月24日 更新 | 17,966 views

シミ除去にも期待! 刺激の弱いQスイッチYAGレーザーとは

QスイッチYAGレーザーは、2種類の異なる波長のレーザーを切り替えて照射できる機器で、シミやそばかす、アザの解消のほか、赤ら顔の改善、入れ墨やアートメイクの除去なども可能なようです。また、これまでレーザー治療ではできないとされていた肝斑にもQスイッチYAGレーザーなら治療できるようになりました。ただ、治療を受けられない人もいるので、医師に相談してみましょう。

品川スキンクリニック池袋院 院長 神林由香

この記事は、品川スキンクリニック池袋院 院長 神林由香先生が監修しています。

サングラスをかけた女性

医療レーザーのなかでも、シミやそばかすの治療に効果的だとされるものが「QスイッチYAGレーザー(キュースイッチヤグレーザー)」

QスイッチYAGレーザーは、シミやそばかす、アザなどの色の濃いものを解消してくれるんのだとか。

QスイッチYAGレーザーとは

靴ひもを結ぶ手

もともとレーザーは、色の濃いものだけにはたらきかける性質をもっているので、皮膚に照射すると、シミやそばかすなどのメラニン色素をもった部分にだけ熱ダメージを与えることができます。

レーザーのなかでもQスイッチYAGレーザーは、波長の違う532nmと1,064nm2種類のレーザーを切り替えることができるため、さまざまな肌トラブルの治療に対応しやすいそう。

また、QスイッチYAGレーザーはもともと入れ墨の除去を目的として開発されています

そのため、シミやそばかすなどに比べて、皮膚の深い位置の「真皮」にある色素の除去もできるのだそうです。

QスイッチYAGレーザーの効果4つ

カメラ

QスイッチYAGレーザーは、もともと入れ墨の除去のために作られたものですが、ほかにもさまざまな効果があるといわれています

どのような効果が期待できるのかを、くわしく知っておきましょう。

QスイッチYAGレーザーの効果1:シミやそばかすの解消が期待できる

紫外線によるシミの「老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)」や、一般にそばかすと呼ばれる「雀卵斑(じゃくらんはん)」などは、皮膚の浅い位置にあるメラニン色素。

波長 532nmのレーザーを照射してダメージを与えると、分解することができます

QスイッチYAGレーザーの効果2:アザの解消

アザには、ほくろである「色素性母斑(しきそせいぼはん)」、頬や目の周りにできるアザ「太田母斑(おおたぼはん)」、灰色のアザ「蒙古斑(もうこはん)」、青アザ「青色母斑(せいしょくぼはん)」などがあります。

QスイッチYAGレーザーの施術では、それぞれのアザに適した波長のレーザーを選んで治療を行うようです。

また、アザの治療は一部健康保険の適用対象になることがあります。

QスイッチYAGレーザーの効果3:入れ墨やアートメイクの除去

黒い入れ墨やアートメイクには、波長 1064nmのレーザーが有効なよう。

また、赤や紫などの入れ墨の場合は、波長 532nmのレーザーに切り替えて施術を行います。

QスイッチYAGレーザーの効果4:赤ら顔(毛細血管拡張症)の改善

赤ら顔とは、ほてったように頬が赤く見える肌のこと。

顔の表面の毛細血管が過剰に広がり、血液の色が透けて見えるために起こります。

レーザーには、 血液中の色素「ヘモグロビン」にダメージを与え、広がりすぎた血管を細くして目立たなくする効果が期待できるようです。

QスイッチYAGレーザーは肝斑の治療も可能

こちらを見つめる女性

肝斑とは、シミの1種。目の下に左右対称の形に広がるのが特徴で、30〜40代の女性に多く見られます

肝斑ができるのは、ホルモンバランスの乱れや、洗顔やメイクで肌をこする際に起こる刺激によって、肌の内部で炎症が起きるからだそう。

そのため、従来のレーザー治療では刺激が強く、炎症がより悪化することがあるため、レーザーは肝斑の治療ができないとされていました。

しかし、QスイッチYAGレーザーでは、レーザートーニングというフラットで弱い出力のレーザー照射を行うことが可能なので、肝斑の炎症を刺激しないようにメラニン色素の分解をすることができるのだそうです。

ただ、肝斑の状態によっては、内服薬での治療を優先することもあるでしょう。

QスイッチYAGレーザーの施術(トーニング以外)の流れ

壁に寄りかかる女性

QスイッチYAGレーザーの施術の流れは、大きく分けて5ステップあります。

大まかな流れを見て、施術を受けるか決めるひとつの参考にしましょう。

ステップ1:カウンセリングと準備

まずは、カウンセリングでレーザーの施術を行っても問題ないかを診断します。

レーザーによる施術を受けられない可能性があるのは、

  • 妊娠している、または妊娠の可能性がある
  • 肌に光過敏症がある
  • 光の刺激でてんかん発作を起こす可能性がある
  • 心臓ペースメーカーを使用している
  • 心臓疾患や糖尿病などの慢性疾患を持っている

などに当てはまる人です。

また、金属の板や金の糸、シリコンなどを埋め込んでいる部位にもQスイッチYAGレーザーは施術できないことが多いよう。

心当たりのある人は、施術前にきちんと医師に相談しましょう。

ステップ2:準備

洗顔およびメイク落としで肌を清潔にして、目を守るための保護カバーを装着します。

ステップ3:施術

施術目的に応じた波長のレーザーを照射していきます。

照射の瞬間には、強くゴムではじかれるような痛みと光のまぶしさを感じることが多いよう。

また、レーザー治療は基本的に麻酔をせずに施術しますが、QスイッチYAGレーザーの痛みのレベルは強い方なので、クリニックによっては塗るタイプの麻酔「表面麻酔」に対応してくれるかも

痛みに敏感な人は、事前に医師に相談しておきましょう。

そして、施術範囲の大きさにもよりますが、照射にかかる時間はだいたい数分〜10分くらいです。

ステップ4:保護

レーザー照射を行った患部を保護するために、患部に医療用テープを貼ります

また、メイクや入浴、洗顔などはテープをしたままで当日から行うことが可能です。

入浴後はテープをはずしてから患部に処方された軟膏を塗り、そのあとでまた新しいテープに貼り替えます。

ステップ5:術後

テープの下の患部はかさぶたになり、1~2週間ほどで自然にはがれ落ちます。

かさぶたがはがれたらテープでの保護は不要です。

かさぶたが剥がれたあと、3~4週間ほど後に「炎症性色素沈着」という一時的なシミが生じることも

炎症性色素沈着ができた場合は、「ハイドロキノン」という外用薬で治療を行うことがあります。

ただ、紫外線対策を怠らないことが、炎症性色素沈着をきれいに治すための、特に重要なポイントです。

QスイッチYAGレーザーは一度で治療が完了することも

ニット帽をかぶった女性

QスイッチYAGレーザーによるシミやそばかすの解消は、1回の施術で効果を実感できる人が多いよう

アザの解消については、症状の種類によって消えやすさに差があるようなので、医師に相談してみましょう。

ただ、入れ墨をきれいに消そうとするには、回数を重ねる必要がありそうです。

また、施術料金はクリニックによって差がありますが、1センチ四方で1万円ほどとなっており、さらに初診料や再診料、薬剤代などが加算されます

QスイッチYAGレーザーは、集中的な治療に適した治療法

口に人差し指をあてる女性

QスイッチYAGレーザーは、1回から数回の施術で効果を感じる人が多く、気になる部分に集中的な治療を行うことに適しています

顔全体のケアや肌質改善を定期的に行っていきたい人は、レーザーフェイシャルや、フォトRFなどの、照射範囲が広く、効果が穏やかな施術のほうが適しているかも。

どの治療法が自分に合っているのかわからなければ、医師に一度相談してみましょう。

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  • 全国シミ・くすみ
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