NICOLY:)[ニコリー] コンプレックスの悩み解決・応援サイト

医師が教えるコンプレックス解決サイト
監修済記事:1035記事

メルマガ登録

2016年05月13日 更新 | 6,887 views

汗をかいてアトピー肌をうるおそう! 最適な汗のかきかたと注意点

アトピーにとって汗は悪いもの、かゆみを引き起こすやっかいなものだと思っていませんか? 実は、汗をかかないことの方がアトピーを悪化させてしまうのです。汗をかくというのはアトピーにとって大切なことで、汗と上手につきあうことでアトピーの症状も改善されていきます。いっぱい汗をかいてアトピー克服をめざしましょう!

汗をかくことは肌の刺激になって、「アトピー(アトピー性皮膚炎)」悪化の原因と考えられてきました。確かに汗をかく時には体温も上がって、アトピーのかゆみがひどくなると言います。

ところが最近の研究によると、逆に汗をかかない生活が、アトピーを悪化させているという報告もあるそう。しかもアトピーの人は、汗をかきにくい体質らしいんです。 今注目されているのは、アトピーに対する汗の効果です。積極的に汗をかくことが、アトピーを改善につながるかもしれません。

この記事に書いてあること

  • アトピーと汗との関係
  • アトピー悪化の原因は、汗をかかないこと
  • アトピーの人が汗をかく最適な方法

分かってきた、アトピーと汗との関係

人間にとって汗をかくのは自然なこと。汗には体温を調節するという、非常に重要な機能がありますが、それ以外にも肌を保護して正常に保つ働きがあります。こうした汗の働きが、アトピーにも大切だということが分かってきました。

体を守るために必要な汗の働き

汗には体温調節や老廃物の排出などの、生命活動を支える大切な機能があります。

人は体温が上がった時、かいた汗を蒸発させることによって、体内の熱を逃がしています。 また同時に、角質層に水分を供給することで肌にうるおいを与え、肌のバリア機能も高めてくれます。

実は、汗には「抗菌ペプチド」や、「免疫グロブリン」といった抗菌成分が含まれています。これらの作用により、有害な細菌の侵入を防いでくれるんです。 汗をかくことは、体を内側と外側から守るために必要な機能なんですね。

アトピーの人は汗をかきにくい

アトピーの人は、汗をコントロールする自律神経系に異常があるといわれています。 そのため、常に角質層の水分が不足した状態になり、しかも肌に潤いを与えるセラミド成分も不足しています。 角質層に充分な水分が保持されないと、肌のバリア機能も低下して、ますますアトピーが悪化することに。

以前はアトピーの人は、汗を分泌する構造に問題があると思われていました。ところが最近の研究では、アトピーの炎症が起きている肌の方が、他の部分よりも汗を多くかいていることが分かりました。

そのため、アトピーの人は発汗機能に問題があるのではなく、発汗をコントロールする自律神経に、何らかのトラブルがあると考えられるんです。

汗をかかないと、アトピーは悪化する

いったいアトピーの人は、汗をかいた方がいいのか、それともかかない方がいいんでしょうか?ここで汗をかかないことの、マイナスの影響から考えてみましょう。

こもった熱がかゆみを誘う

今までは、汗をかくことがアトピーを悪化させる原因と考えて、汗をかかないようにしていた人も多いと思います。実際、汗をかくと炎症部分がしみたり、かゆくなったりしますよね。

でも、汗をかくべき時にかかない生活は、汗腺の機能を低下させてしまいます。すると体温が上がっても、自分では体温を下げられないことに。

その結果肌の温度も上がったままになり、かゆみが増して炎症を悪化させることにもつながります。 また、汗をかかないと角質層の水分量が不足するので、肌が乾燥して肌のバリア機能も低下します。

発汗機能の低下でアトピーが悪化する

汗をかかない生活をしていると、発汗機能が弱まってしまい、なかなか汗をかけない身体になってしまいます。すると肌はさらにカサカサになって、わずかな刺激でも敏感に反応してかゆみを増幅させてしまうんです。

私もアトピー肌で汗をかきにくい体質です。入浴後や就寝時には熱がこもって、かゆみが激しくなってきます。そうなると少し汗をかいただけで、その汗が刺激になり、かゆくてたまらなくなります。

今までは汗をかくことが悪いと考えて、なるべく汗をかかないようにしてきましたが、それは逆効果だったのかも。ここで考えを改めないといけないと思います。

アトピーの人が汗をかく最適な方法

では汗をかくポイントですが、まずは入浴、そして運動、決して難しいことをする必要はありません。ふだんの生活の中に、この2つをしっかりと取り入れればいいんです。

リラックスした入浴で汗をかく

アトピーの人は汗をかきたくないからと、シャワーだけで済ませてしまいがちですが、これは間違い。シャワーを浴びた直後は潤っていた肌も、すぐに水分が蒸発してしまい、かえって肌を乾燥させることになります。

水分を肌に補給してバリア機能を高めるためには、ゆっくりと湯船につかって汗をかくことが大切。入浴にはリラックス効果もあるので、自律神経の働きも高まります。 入浴する時に注意しなければいけないのは、肌のバリア機能を壊さないために、必要以上に肌をこすりすぎないこと。もちろん、入浴後はしっかりと保湿クリームを塗りましょう。

私は普段から半身浴をしていますが、今では汗が出てかゆくなっても、湯船の中でガンガン汗をかいています。身体に溜まった老廃物が汗と一緒に出ていく感じで、スッキリしますよ。

適度な運動で汗をかく

入浴で汗をかくようになってきたら、一緒に簡単な運動を始めてみましょう。最初から激しい運動で無理をしてはいけません。

仕事がある日は、ちょっとだけ歩く距離を増やしましょう。職場への行き帰りに、一つ手前の駅で降りてみる....休憩時間に職場周辺を散策してみる....まずはそれだけで充分。汗だくになるまで歩かなくても大丈夫。

そして休日には、散歩やウォーキングなどの運動で、たくさん体を動かすと同時に、そこでストレスも発散してしまいましょう。 運動は量より質を重視して、長く続けられる気軽なものを見つけてみてください。

汗をかいたままの状態はアトピー肌に悪い

汗をかくことは大事ですが、汗をかいたあとは汗が刺激となって身体がかゆくなります。そのままの状態にしておくと、ますますかゆみがひどくなってきます。

休日には運動などで汗をかいたら、そのままお風呂に入ってしまいましょう。これで一石二鳥。入浴しないまでも、一時的にシャワーで汗を流すのもいいでしょう。

汗を流せない時は、すぐに清潔なタオルで汗を拭きとってしまうこと。それでもかゆみが残るようなら、冷たいタオルや冷却シートで冷やせば治まるはず。

なるべくふだんから汗をかこう

現代の社会環境は、どこに行っても空調が行き届いているので、*汗をかくべき時に汗をかけなくなっています。

*まずはエアコンのある場所から、なるべく遠ざかることが必要なのかも。

アトピーが悪化するからと敬遠されていた汗ですが、実は汗をかかないことが、逆にアトピーを悪化させているなんて驚きですね。 これからは汗をかくことを恐れずに、運動や入浴で上手に汗をかける身体にしていきましょう。

まとめ:汗をかいてアトピー肌をうるおそう! 最適な汗のかきかたと注意点

アトピーにも重要な汗の働き

  • 発汗作用は、体を守るために必要なこと
  • 汗の最も重要な働きは体温調節
  • 肌のバリア機能を高める働きもある
  • アトピーの人は汗をかきにくい

汗をかかないと、アトピーは悪化する

  • 肌の熱がかゆみを増幅する
  • 肌の水分量が低下して、アトピーが悪化
  • 発汗機能が低下すると、アトピーは悪化する

アトピーの人は、積極的に汗をかくべき

  • 入浴で汗をかいてリラックス
  • 生活に適度な運動をプラスする
  • 汗をかいたまま放置しない
  • 汗をかくべき時には、汗をかく

お悩み別人気クリニック

東京

シロノクリニック銀座院

JR有楽町駅より徒歩3分

詳しく見る

大阪

シロノクリニック大阪院

JR大阪駅より徒歩3分

詳しく見る

横浜

シロノクリニック横浜院

横浜駅直結

詳しく見る

※ 記事の内容は、医学的な正確性、効能、効果を保証するものでなく、かつ、記事の利用においてはしかるべき資格を有する医師や薬剤師等に個別に相談するなど読者の責任において行ってください。

関連するキーワード

注目の記事

【大人気】ブログより詳しい!整形の痛みやダウンタイム・術後経過すべて見せます!美容整形体験レポートシリーズ

【大人気】ブログより詳しい!整形の痛みやダウンタイム・術後経過すべて見せます!美容整形体験レポートシリーズ

NICOLY編集部では、カウンセリングから術後経過までの画像がたっぷりの、美容整形体験レポートを公開しています。切らないプチ整形から、脂肪吸引まで読み応え十分。NICOLY編集部いちおしの記事です。随時更新中!

45900 views | 整形二重脂肪吸引脂肪溶解注射

カテゴリ一覧

この記事のライター

本日のアクセスランキング

いまNICOLYで人気の記事

話題のキーワード

いまNICOLYで話題になっているキーワード

専門家ライター募集

NICOLYで記事を執筆していただける医師を募集

NICOLYでは「コンプレックスで悩んでいる人を笑顔に」というビジョンのもと毎日記事を更新しています。信頼性の高い記事を出し続けるために、記事の執筆をしていただける医師を募集しています

専門家ライター募集フォーム

編集者募集

NICOLYで記事を編集してくれる編集者募集

NICOLYでは「コンプレックスで悩んでいる人を笑顔に」というビジョンのもと、一緒に働いてくれる編集者を募集しています。

編集者募集フォーム

関連する記事

この記事に関連する記事をピックアップ