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2016年01月23日 更新 | 8,982 views

社会不安障害のひとつ、「外食恐怖症」との私なりの付き合い方

緊張して会食ができない、外食すると不安と恐怖でパニックになる……といった症状が現れる社会不安障害のひとつ「外食恐怖症」。数年前に外食恐怖症と診断された私は、症状が出やすい環境と出にくい環境を客観的に分析することで、病気に対応できるようになりました。症状が出るパターンを知ることは、病気を克服する第一歩になると思います。

社会的な場面でひどく緊張し、不安や恐怖を感じる「社会不安障害」。

なかでも、外食中に食べ物が喉を通らなくなり、極度の不安や恐怖に襲われる症状を「外食恐怖症」と言います。

私は、7年前に外食恐怖症を発症しました。

長年この病気と付き合うなかで、自分が「どんなときに症状が出やすいのか」「どうすれば症状が出るのを回避できるのか」を把握することでこの病気とうまく付き合えるようになりました。

社会不安障害のひとつ、「外食恐怖症」とは?

部屋の窓から外の様子を眺めている女性

社会不安障害は、「内気」「恥ずかしがり屋」といった性格の問題ではなく、治療で克服可能な精神疾患のひとつ

この社会不安障害のなかでも、外食中に食べ物が喉を通らなくなり、極度の不安や恐怖に襲われる症状を「外食恐怖症」と言います。会食恐怖症、外食不能症と呼ぶことも。

私は7年前にこの外食恐怖症を発症し、現在も年に数回通院しながら、病気の克服に向けて毎日工夫して生活しています。

外食恐怖症が出やすい環境

友人たちとお酒を飲みながらトークを楽しんでいる様子

外食恐怖症が出やすい環境がわかっていると、とても心強いです。

これがわかっていると症状が出にくくなるルーティンを行ったり、そこに行かなければならないときには薬を飲んだりと、事前に対処することができます。

わたしは以下のような外食だと外食恐怖症が出やすいようです。

  • おしゃれなレストランでの食事
  • 外が暗くなるディナータイム
  • 好きな人や目上の人との食事

なるべく避けたくとも避けられない時は、外食恐怖症が出ないよう自分なりの対処法をいくつか用意しています。

おしゃれなレストランでの食事

これから結婚式を行う様子

私にとっておしゃれなレストランは、外食恐怖症の症状が一番強く出る場所です。

なぜなら、初めて発症した場所がホテルの高級レストランだったから。

似たような環境に置かれると、抑えようのない不安と恐怖が押し寄せてくるのです。

特に、創作料理や見たことのない食事が出るときは要注意。味の想像できないものは緊張を悪化させるよう。

また、脂の乗ったお肉との相性も悪いみたいです。

ステーキは大好物のはずなのに、外食時に症状が出て牛肉のステーキが食べられなかったことがありました。

そのためステーキは家で食べたり、ファミレスのような気軽に入れる店で食べたりすることにしています。

外が暗くなるディナータイム

雨が降った後の路面

また、外が暗くなるとなんとなく不安になります。

初めて症状を発症したときや症状が悪化したときの外食がすべて夜だったため、その時を思い出してしまうのかもしれません。

だからディナーに行くときは日の明るいうちから家を出て、外が暗くなっていることがわかりにくい地下街を通って店に行くのがベスト。

ロマンチックさには欠けますが、外を見なくて済むように窓際に座らないのもベター。

また、時計を見ないようにして、夜の時間を意識しないようにもしています。

意外と時間を見なくても、腹時計があれば十分行動できるものです。

好きな人や目上の人との食事

接待で握手をして和解している様子

好きな人や目上の人の前だと気負いがあるのかもしれません。

食事を残すなんて恥ずかしいことしたくない、汚い食べ方をしてはいけない……。そんなことを思っていると食べ物が喉を通らなくなります。

好きな人や目上の人との食事の際の対処法は、

  • 苦手なディナータイムを避けてランチにする
  • 外食よりホームパーティーにする
  • 気軽なお店にする

など。

それでもディナーに行きたいときは薬を服用して、「好きな人とのディナーでも食べられた!」という安心感を脳に記憶させることを大事にしています。

外食恐怖症が出にくい環境

友人たちと楽しく食事をしている様子

外食する場所を自分で選べるなら、迷わず自分の得意とする店に入ります。

また、会食しても症状の出にくい人との食事をくり返すことで、異なる環境でも症状が出にくくなることもあるようです。

ファストフード店など、気軽に入れる店

マクドナルドなどのファストフード店や、うどん、そば屋、牛丼屋などでは、外食恐怖症の症状が出ません。

なぜなら店員と接する機会が少ないから。

食事をしている様子を見られているという不安感が少なくてすむので、緊張せずに食べられるんです。

また、少量からの注文ができることも症状を抑えるのに役立っています。

食の細い私にとって、量の調節が利かない外食は「全部食べられるかな……」という不安につながり、症状が出る要因のひとつになってしまいます。

でもファストフード店のメニューは単品であればそれほど量が多くありません。

たとえばそば屋なら具の少ないもの、牛丼屋では小盛り、と臨機応変に注文できるので食事に対する不安が和らぐんです。

付き合いの長い人との食事

昔からの知り合いや食事をする機会の多い人との外食も、外食恐怖症の症状は出にくいようです。

付き合いの長い友人は、私の性格の良いところも悪いところも知った上で仲良くしてくれています。

だから、私が途中で食事が食べられなくなったとしても粗相をしたとしても「私のことを嫌いにならない」という安心感があるのです。

実は「安心感」は、社会不安障害の症状改善に大きく役立つもの。

一緒にいて安心できる人をもつことは、どんな薬よりもよく効くと思います。

兄弟でも外食恐怖症の出る環境は違う

ぐるぐるキャンディーを食べている女の子

実は私の弟も外食恐怖症を患っています。

弟は私よりも症状は軽く、自分で工夫しながら対処しているので「投薬治療」は行っていません。

それでも、外食するたびに強い不安と恐怖を感じているのは私と同じ。

だから弟は私のよき理解者であり、私も彼の理解者であると思っています。

また、ときどきお互いの外食恐怖症の症状について話すと、お互い「あるある!」と共感する場合もあれば、「それは違うな」と新たな発見があることも

私と弟の症状が出る条件の違い

たとえば、私が気軽に入れる牛丼店に弟は入れません。

人の出入りが多く回転が早いために、早く食べろと急かされている感じがして緊張するのだそう。

反対に、私が苦手とするコース料理を弟は食べられます。

コース料理は少量が1品ずつ出されるので、自分のペースを崩すことなく1品1品完食でき、達成感が得られるからだそう。

私の場合コース料理だと「まだ次がある……まだ4品も出てくる……」と思って、食べられなくなってしまいます。

一方弟は定食のような一度に2、3品が出てくる料理だと、「あれもこれも食べなければ……」と焦るのだとか。

違いを知ることで理解が深まる

川に遊びに来て楽しそうにしている女性

弟と外食恐怖症について話をすることで、私は自分の病気をより客観的に捉えられるようになりました。そして、こんなときに症状が出た!と報告することが楽しくなりました。

病気であること、人と違うことは不幸なことではない、と今では思います。

だって、ほかの人や普段では経験できないことや感じ方がわかるから。

症状が出ているときは怖くて不安でパニックになることもあるけれど、後日ふり返って笑い話にできるなら、病気を克服する日はそんなに遠くない。 そうポジティブに捉えられるのです。

症状が出るパターンがわかれば対処できる!

風を感じようと顔を覗いている女性

外食恐怖症の症状が出ると、正直とてもつらいです。でも、その経験は決して無駄じゃないと思っています。

なぜなら、2回目からは対応できるし対応がうまくいかなくてもこの方法はダメなのだな、と落ち着いて次を考えることができるから。

それだけで生きづらさは軽減されるし、病気の克服までもう少し、とポジティブに考えられるようになると思います。

社会不安障害は、自分の発症するタイミングや環境の把握、その時々の対処法の用意など、自分を客観視することが大事なんです。

実は先日、夫と外食したときに、新たな環境で症状が出ました。

自宅に帰ったとたんお腹がすいてきて、パンや果物を詰め込む私を見て夫は爆笑。 私も一緒になって笑いました。

症状が出ても、あとで笑うことができれば上出来だと思います!

written by qianxiang

※ 記事の内容は、医学的な正確性、効能、効果を保証するものでなく、かつ、記事の利用においてはしかるべき資格を有する医師や薬剤師等に個別に相談するなど読者の責任において行ってください。

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