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2016年05月05日 更新 | 1,647 views

使うのは自分の血液だけ。肌が若返るPRP(多血小板血漿)注入について

品川スキンクリニック池袋院 院長 神林由香

この記事は、品川スキンクリニック池袋院 院長 神林由香が監修しています。

PRP(多血小板血漿)注入は、採取した自分の血液を遠心分離器にかけて大量の血小板が含まれた「PRP(多血小板血漿)」を取り出し、肌に注入する美容治療法。血小板に含まれている成長因子がもつ細胞を活性化する作用で肌を内側から若返らせ、しわやたるみなどを改善してくれます。比較的安全性の高い治療といわれていますが、副作用が起きる可能性もあるようです。

ベッドの上に座る女性出典:we hear it

血小板に含まれ、細胞の成長を促進する「成長因子(グロスファクター)」の力で肌を再生させるのが、「PRP(多血小板血漿)注入(たけっしょうばんけっしょうちゅうにゅう)」。

PRP(多血小板血漿)注入は、自分の血液を使って若返るという注目のエイジングケアなんです

PRP(多血小板血漿)注入とは?

花柄のショートブーツ出典:we heart it

「PRP(Platelet-Rich Plasma)」、別名「多血小板血漿」というのは、わたしたちの血液のなかに含まれる血小板を高濃度に濃縮させた液状成分のこと。

傷の治癒を促進する作用がある「PRP」を使った「PRP注入(多血小板血漿注入)」は、細胞を活性化させて傷などのダメージを修復し、再生する再生医療の1種です。

もともとはけがの治療に使われていたものですが、肌の内側からの若返りにも効果的ということが分かり、アンチエイジング美容の分野でも用いられるようになりました。

PRP(多血小板血漿)注入の効果

テニスラケットを持って寝転ぶ女性出典:we heart it

血液中の血小板には組織修復を促進するさまざまな成長因子が多く含まれており、成長因子が周囲の細胞に働きかけることで損傷した組織が修復されていきます。

組織を修復する成長因子のはたらきはけがの治癒だけでなく、年齢とともにダメージが蓄積され、しわやたるみなどを生じやすくなっている肌を再生させるのにも有効なんです

PRP(多血小板血漿)注入によるしわ取り

PRP(多血小板血漿)注入によるしわ取りは、自分の体から採取した血液を遠心分離機にかけて取り出した「PRP」を肌の気になる箇所に注入することで、しわやたるみを改善します。

いま、注入剤によるしわ取り治療はヒアルロン酸をフィラー(皮膚充填物)として肌の内部に注入し、ふくらみを与えるヒアルロン酸注入が主流ですが、PRP(多血小板血漿)注入の場合は違うんです。

肌3層の説明

肌内部の真皮層にあり、コラーゲンやヒアルロン酸を生み出す細胞「線維芽細胞」を「PRP」に含まれている成長因子のはたらきで活性化し、肌の内側からハリやうるおいを取り戻すことで肌表面の凹凸を目立たなくします

また、「PRP」は自分の血液の一部なので感染症の危険性が低く、アレルギー反応を起こすことがほぼないというメリットもあるようです。

PRP(多血小板血漿)注入はこんな人におすすめ!

PRP(多血小板血漿)注入にはアンチエイジング効果や肌をキレイにする効果があるので、

  • 顔の小じわやたるみを目立たないようにしたい
  • ほうれい線を薄くしたい
  • 目の下のクマが気になる
  • ニキビ跡を薄くしたい
  • 肌にハリやうるおいを取り戻したい
  • 身体に負担をかけず、かつ長もちする方法で肌のエイジングケアをしたい
  • アレルギーや感染症のリスクが低い方法でしわ取りをしたい
  • 自分の顔をすこしずつ、自然に若返らせたい

という人に特におすすめです。

PRP(多血小板血漿)注入の施術の流れ

胸元に手を当てる女性出典:we heart it

PRP(多血小板血漿)注入では、まず施術を受ける人の血液を8~16ccほど採取します。

一般的な献血で行われる採血は200~400ccほどなので、PRP(多血小板血漿)注入での採血による貧血の心配は基本的にありません

採血が終わったら、強い遠心力をかけて成分を分離させる「円心分離」に採取した血液をかけ、赤血球や白血球、血小板などの「血球成分」から分離したPRP(多血小板血漿)を取り出します。

最後に、しわやたるみ、肌の凹凸などが気になる部分に「PRP」を注射器で注入していけば終わりです。

また、痛みを軽減するために麻酔クリームなどを塗ってから施術をしたり、極細の注射針を用いるクリニックもあるようなので、痛みに敏感な人は医師に相談してみましょう

PRP(多血小板血漿)注入の施術にかかる時間とダウンタイム

PRP(多血小板血漿)注入にかかる時間の目安は40~60分ほどと若干長めです。

また、術後は腫れが2~3日ほど、内出血が1週間ほど続く場合があるので、念のため1週間前後休みを取っておいたほうがいいかもしれません。

PRP(多血小板血漿)注入にかかる費用

費用は注入箇所や注入量にもよるのでかなり差がでますが、1部位の施術の相場は5万~40万円ほど

目の下のクマの解消が安めな価格設定になっていることが多いです。

また、あまりにも安すぎる価格設定をしているクリニックには注意した方がいいでしょう。

PRP(多血小板血漿)注入の効果持続期間

PRP(多血小板血漿)注入による効果が肌にあらわれてくるまでには、1~2か月ほどかかります。

少しずつしわやたるみが目立たなくなっていくので、PRP(多血小板血漿)注入をしたことは周囲の人に気づかれにくいよう。

また、効果持続期間は1~3年ほどといわれています。

PRP(多血小板血漿)注入時の痛み

採血のときやPRP(多血小板血漿)注入時には多少の痛みを伴うよう

でも、注入時には痛みを軽減するために麻酔クリームなどを塗ってから注射をおこなったり、極細の注射針を用いるクリニックもあるので、痛みが苦手な人は1度医師に相談しましょう。

PRP(多血小板血漿)注入の副作用や安全性

ジーンズを履いた女性の腰出典:we heart it

自分の血液を使うため、アレルギーリスクが限りなく低いといわれているPRP(多血小板血漿)注入は比較的安全性の高い治療法だといわれていますが、副作用が生じるリスクはゼロではありません。

PRP(多血小板血漿)注入の副作用として報告されているのは、

  • 術後の腫れや内出血
  • 注入部にしこりができる
  • 注入部に凹凸が生じる

などの症状。

ただ、術後の腫れや内出血は1週間ほどで引く場合がほとんどです。

また、患部にできるしこりや凹凸は、

  • 「PRP」の注入量が多かった場合
  • 効果を長もちさせるために、ビタミン剤や「bFGF」といわれる成長因子の1種で治癒作用のある「線維芽細胞増殖因子」を使った注入剤が使われていたりした場合

に生じやすいよう。

副作用を極力発生させないためにも、施術を受けた当日は激しい運動や飲酒は控えた方がいいでしょう

PRP(多血小板血漿)注入の施術を受けられない人

PRP(多血小板血漿)注入には、受けられない人もいます

たとえば、

  • 妊娠中の人
  • 小児
  • 心臓病、脳梗塞の既往歴がある人
  • 血液が固まりにくくなる薬を服用している人

などの場合。

当てはまる人は避けた方がいいでしょう。

PRP(多血小板血漿)注入はほかのしわ取り治療と組み合わせて受けよう

地面にしゃがむ女性出典:we heart it

安全に、かつ長持ちする方法でお肌を内側から活性化し、しわやたるみを改善することができるPRP(多血小板血漿)注入。

とても画期的な肌のエイジングケアができますが、PRP(多血小板血漿)注入には即効性がなかったり、深いしわや大きなたるみなどにはあまり効果がなかったりするなどの欠点もあります。

PRP(多血小板血漿)注入でカバーできない肌の悩みには、即効性があり、注入剤の種類によっては深いしわにも効くヒアルロン酸注入や、しわやたるみを物理的に解消するフェイスリフトなどを組み合わせるのがいいかも

ほかの美容注射と組み合わせた施術を受ければ、顔全体をアンチエイジングケアできそうです。

top image via we heart it

written by エクリトアコ

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※ 記事の内容は、医学的な正確性、効能、効果を保証するものでなく、かつ、記事の利用においてはしかるべき資格を有する医師や薬剤師等に個別に相談するなど読者の責任において行ってください。

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