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2016年03月14日 更新 | 7,677 views

あだ名は「ババア」。8歳から白髪に悩まされた私の30年[体験談]

白髪でからかわれていた私はついに不登校になってしまいます。そんななか、父のすすめで白髪染めをして、新しい中学校に通うことに。髪が黒くなっただけで、自然に友達ができ、無事高校に進学することができました。高校では白髪であることがバレないよう、月に1度白髪染めをして通っていたのですが……。

女の子出典:pinterest

私は今年36歳になりました。

何もしなければ、髪の毛はほとんど100%が白髪です。

白髪が出はじめたのは小学3年生のとき、8歳になったころ。きっかけは覚えていませんが、もともと人見知りでなかなか友達も出できないまま、初めてクラス替えがあり、仲のよかった子と違うクラスになってしまったストレスだったのかもしれないと今では思っています。

自分では気付かなかったのですが、学校でノートに落書きをしていたとき、近くの席の男の子が「あ、お前、白髪があるぞ!」と言ってきたのが最初でした。

キラキラしているのが目立ったようで、ブチっと何も言わずに抜かれて痛かったのを覚えています。

そのときわたしは、ほかにも白髪があるのではないかと心配になりました。

家に帰ってすぐ、毛を抜かれたあたりを鏡で見てみましたが、ほかに白髪はなくひと安心。

でも、おやつを食べているとき、母親に「あれ?」と言われ、見ると数本の白髪が……。

私の白髪は固まって生えていたわけではなく、あちこちに点在していたので自分ではわかりにくかったのです。

母親はあまり大きくとらえず、わかめなどの海藻類を食べればすぐに戻ると言って、いろいろな料理を作ってくれました。

でも、効果は得られず私の髪の毛は徐々に白くなっていきました。

「ババア」と呼ばれいじめられ……

遠くを見る女性出典:pinterest

小学校を卒業するころには、私の髪の毛は30%くらい白髪だったと思います。

もちろん、私自身はとても嫌だったのですが、髪の毛を染めるのはいけないことだと言われていたので我慢していました。たまに、姉が黒い油性のマジックで白髪を塗ってくれることがありましたが……。

最初のころはからかわれていましたが、先生が他の子に言ったのか、母親から周りの子供に注意がいっていたのか、いじめられるようなことはありませんでした。

でも、中学に入学すると環境は一変します。

入学初日からクラスの人に白髪をからかわれ「ババア」というあだ名までつけられてしまいました。

それから、毎日毎日白髪のことを言われます。男子だけでなく女子までも。

私のことを名前で呼ぶ人は先生のみで、他の人はみんな「ババア」と呼んでいました。

スカートの裾が触れただけでも「白髪がうつる」と言われ、体育の授業で組になるときは仕方なく組んでくれましたが、組んだあとは必ず「自分も白髪になってしまう!」と叫ばれました。

それが辛くて、私は毎日家に帰って泣いていました。しかも、小学校で仲のよかった友達までも中学に入ってから「ババア」といじめてきたんです。

私が何かをしたわけではありません。ただどういうわけか白髪になってしまったのです。

そのことをからかわれてもどうしたらいいのかわかりません。

毎日毎日泣いている私に姉が髪を染めようと提案してきました。

でも私には、髪の毛を染めることでいじめられなくなるとは思えませんでした。なぜなら、染めたことで「校則違反だ」とまたいじめられると思ったからです。

姉には自分の思っていることを伝え、今まで通り時間のあるときに少しマジックで髪を塗ってもらうことにしました。

今思えば姉はよく付き合ってくれたと思います。

よっぽど私が気の毒に思えたのかもしれません。

美容院でも肩身の狭い思いを……

バスに乗る女性出典:pinterest

中学1年生のときに姉に連れられて美容院に行きました。白髪を染めるためではなく、カットするためです。

それまで親に髪を切ってもらっていたわたしにとっては初の美容院でした。

美容師さんならたくさんの人の髪の毛を見ているから、どうしたら白髪が無くなるとかアドバイスがもらえるかもしれないと淡い思いを抱いていました。

でも実際のところ、美容師さんは、私の髪の毛を見るなりとても驚いたような顔をしていました。私はもうその瞬間、その場から逃げ出したかったです。

しかもカットしながら、白髪のことをいろいろ聞いてきました。いつからこうなったのかを聞かれたので、私はもしかしたらアドバイスしてもらえるのかもしれないと思って、正直に「8歳から…」と答えました。

すると「へえ、そうなんだ~」と話が止まってしまったのです。あれ?おかしいなと思って、私から勇気を出して聞いてみました。

「どうしたら治りますかね?」

すると返ってきた言葉は「う~ん、わかめとか? 白髪染めする?」というもの。

私は本当にショックでした。そんな言葉アドバイスにはなりません。

恥ずかしくて恥ずかしくて、黙ったまま時間は過ぎていきました。

次から次へとくるお客さんにも好奇の目で見られているような気がして肩身が狭かったです。

会計のときにも笑われているような気がして、もう二度と来るものかと思いました。

そんななか、わたしは中学1年の3学期から、ほとんど学校に行かなくなったんです。

不登校になってしまってから、親には白髪でからかわれていることを相談しました。

親は先生にも話をしてくれたようでしたが、先生は特に何もしてくれませんでした。

中学に入ってから仲のいい友達などいなかったので、私はどんどん孤独になりました。

義務教育だからと親が通信教育の教材を購入してくれたので、とりあえずそれを解いてみたり、家の手伝いをしたりして過ごしていました。

そんななか、中学2年の終わりごろになって、父が髪の毛を染めて違う中学校に行ってみたらどうかと提案してくれました。

そのころ、私の髪の毛は80%は白髪でした。あまり気は進みませんでしたが、親に心配かけてばかりではいけないという思いがあり、父の言う通りにすることにしました。

美容院へ行くのはトラウマになっていたので、市販の白髪染めで姉がお風呂で髪を染めてくれました。

染め上がった私は別人のように若返って見えました。

鏡にうつる自分が「ババア」ではなく「中学2年生」だったからです。髪の色でこんなにも印象が違うのだと驚きました。

そして中学3年生になると同時に別の中学へ通うことになりました。

転校先では、髪の毛のせいでからかわれることも無く、人数も少なかったのでみんな仲良くしてくれました。

勉強にはついていくのがやっとでしたが家に帰れば姉が教えてくれたし、通信教育の講座もきちんと受けるようにしました。

おかげで高校受験には、無事合格することができました。

髪を染めてくれていた姉と離れ離れに……

ショートカットの女性出典:pinterest

髪の毛を染めることは高校でも校則違反でした。

ですが、一度染めてしまったものは、もう染めずにはいられませんでした。

髪の毛を染めるだけでみんなが仲良くしてくれるのであれば、校則を破ってでももうあんな目に遭いたくない……そんな一心でした。

高校に入学してすぐ、担任の先生に呼び出されました。その内容は中学のときに登校拒否していた理由について。

私には白髪を染めることで校則違反をしているという後ろめたさがありましたが、いじめられていた理由を言わないわけにはいかないと思い、すべてを正直に打ち明けました。

髪の毛が小さいときから白髪になってしまい、それが原因でいじめられ学校に行けなくなったと。そして、今は実は髪の毛を染めていて、でもそれを止めることができない……。

先生はしばらく黙っていましたが、髪を染めるのを1度だけやめてみてほしい。と言ってきました。

1か月に1度程度染めていたのですが、それを1度止めてしまえば髪の根元がほとんど白くなってしまいます。

私は嫌だと言い、先生に逆らって染め続けてました。

そんななか、私の髪の毛を染めてくれていた姉が専門学校を卒業し、就職するにあたり会社の寮に入ってしまうことになったんです。

髪の毛を染めてくれる人がいなくなってしまう……。それまでずっと姉に染めてもらっていたので、自分でやってうまくいくのか不安でたまりませんでした。

でも自分でやってみたところ、案外上手にできました。「自分ひとりでも大丈夫」と思い次の日、いつものように登校したのですが……。

教室に入ると、背後からクラスメート「ねぇ、髪の毛どうしたの?」と声をかけてきました。

え?と思って自分が持っている手鏡で合わせ鏡にし、後ろを見てみると……根元が全体的に白くなっていました。

私は自分で見えるところしか染めていなかったんです。

あまりの恥ずかしさと「またいじめられる」という思いから、私は何も言うことができませんでした。

初めて自分で白髪染めをして登校した日、後ろまでしっかり染めきれていなかったために、周囲のクラスメートに白髪がバレてしまいました。

またいじめられる……とおもいましたが、周囲の反応は意外なもので、「もしかして、白髪なの?それで染めているの?」と聞いてきました。

その声はとても優しかったので、私はだまってうなずきました。

すると、「そうなんだ。大変だね。でも、もうちょっと明るい色にした方が可愛いかもよ」と言ってくれたんです。

でも私は、驚いたと同時に、もしかしたらあからさまに「染めています」という髪の色にさせて、みんなでいじめるのではないかと疑ってしまいました

でも、彼女たちは私の白髪をからかってくることもなく「今度みんなで髪の毛を染めよう!」という約束までしました。

でも「校則で禁止されているよ」と小さな声で言うと、周りの友達は大声で笑い「そんなの守っている人いないから大丈夫だよ」と言ってくれました。

みんなで髪の毛を染める!

女の子たち出典:pinterest

それからすぐ、友だちの家に集まってみんなで髪の毛を染めました。

私の髪の毛は、もう100%と言っていいほど白髪になっていたと思います。

友だちは、かつての姉と同じように、私の髪の毛の白髪をかわいそうだと言ってくれました。

憐れんでいたのかもしれませんが、私の心はとても救われました。

みんなで染めたときは、黒ではなくちょっと明るい茶色にしてみました。そして、また違う自分に出会うことができたんです。

明るい色にした方がいいよと言った友達は美容師になりたいという夢があり、髪の毛を染めるときは自分にやらせてほしいと言ってくれました。

1か月に1度は染めないといけないよと言いましたが、明るい色にしてからは白髪があまり目立たなくなりました。ときには根本が白くなるまで放っておくこともありましたが、それをからかってくる人は誰もいませんでした。

もしかしたら陰ではコソコソ言われていたのかもしれませんが、私の耳には入ってきませんでした。

こんなことなら、中学のときも、もっと早く他の学校に転校していればよかったと思いました。本当に後悔です。

染め続けてきたことで髪はパサパサ……

髪を持つ女性出典:pinterest

髪の毛を染めることで白髪のコンプレックスからは解放されましたが、ずっと染め続けているぶん、傷んでパサパサです。

実は姉も友達も美容師になったので、休みの日などにカラーやカットもしてもらっています。

やはり美容院へ行くのは抵抗があるのです。トラウマがぬぐいきれていないのかもしれません。

髪のパサつきはトリートメントなどでケアをして、椿油も使用しています。染める回数が頻繁なので傷むのは仕方がないと思っています。

でも、それで自分に自信がつき、周りと仲良くできるのであればそれくらいの代償はなんてこともありません。

かつてのいじめの加害者たちに会うことも……

窓の外を見つめる女性出典:pinterest

私はまだ実家に住んでいるので、中学生当時、いじめてきた人とたまたたますれ違うことがあります。

嫌な気分ではありますが、30歳も過ぎてくればだんだんみんなも白髪になってくるのが普通です。

私はそれが人より早かっただけのことであって、あと20年もすればみんな同じようになることでしょう。すれ違ったとき、その人の髪の毛に白髪がキラっと光っていれば鼻で笑えるくらい強くなりました。

もしかしたら相手は私の存在も忘れているかもしれません。

恨みがあるわけではありませんが、いずれは自分も同じように白髪になるということを夢にも思わなかったであろう人を心の中で笑ってしまうのです。

もし、自分に子供が産まれたら、ひとに自分と違うことがあっても決してそれをからかうような人には育てたくないと思います。

そして、それをかばうと自分がいじめられるからと一緒になってからかうようなこともしてほしくないと思っています。

私が白髪になってしまったのはどういうわけか、それは今でもわかりません。病院に行くと言ってもどこにいけばいいのかわからなかったし、薬で治るものでもなかったのではないかと思います。

もし、同じように悩んでいる人がいるのであれば、早めに親や先生に相談して苦しみから逃れる方法を探してほしいと思います。

せっかく楽しいことが待っている学校生活です。行かなくなるというのはもったいないと思っています。

written by charzaku

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