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2016年03月14日 更新 | 5,720 views

手足がガクブル。私のあがり症克服、奮闘記[体験談]

小学生の作文発表会で発覚した、自分があがり症だということ。学生時代は授業中はうつむいて指摘を避けたり、結婚式でもスピーチ代行を頼むなど、人見知りではないのに大人数を前にすると急に緊張して体が震えてしまいます。自分の症状を自覚すればするほど悪化し、それは子供相手でも変わらず、不安と恐怖に襲われました。

思い出の写真を広げて見ている女性出典:We heart it

自分があがり症だと自覚したのは小学生の頃でした。

たしか4年生だったと思います。

国語の授業で私が書いた作文が、コンクールの最優秀賞に選ばれ、その作文を、クラス全員の前で発表したときのことでした。

それまで私は決して目立ちたがり屋な子どもではありませんでしたが、逆に、発表が怖いとか、苦手という意識もありませんでした。

最優秀賞だと聞かされ、クラスメイトから拍手をもらったとき、私は何も言わずに頭を下げただけですが、誇らしい気持ちでした。

すると、そんな私の気持ちを察したからか、それとも、日ごろ目立たない私に花を持たそうとしてくれたのか、担任が

「よくかけてるから皆にも聞かせてあげて?」と言ったんです。

一瞬恥ずかしいと思ったものの、特別嫌な感情もわかなかった私は、担任に促されるまま黒板の前に立ったのですが、いざ、読もうとして前を向くと……、

あれ?……怖いっ!

じっと自分を見つめるクラスメイトの表情が目に入ったとたん、今、自分に起きていることが怖くなってしまったのです。

と同時に、原稿用紙を持つ手が震え出しました。

「震えてんじゃん!」

誰かの声が耳に入りました。そこからはもう、頭が真っ白です。

なんとか作文は読みきったものの、声は小さく、頼りなく、きっとクラスメイトは、私が何を言っているのかわからなかったと思います。

一度の失敗が原因で何をやってもあがるように

プール付きのホテルに泊まってバカンスを楽しんでいる女性出典:We heart it

この作文を読めなかったという苦々しい失敗は、強烈に私の頭に刷り込まれました。

せっかく最優秀賞という栄誉をもらったというのに、発表で台無しにしてしまったわけですから、子ども心に、とても大きなショックをうけてしまったのです。

中学の時も高校の時も、そして大人になってからも、人前で話すことは大の苦手になってしまった私は、人前に立つことをことごとく避けるようになりました。

苦手ならば、逆に練習すればいいと思うのですが……それはなかなか難しいことです。

何をやってもあがってしまい、練習する勇気すらでないのです。

あのとき、誰かに言われた「震えてんじゃん!」という言葉が耳について離れず、また震えてしまうかも、また失敗してしまうかも、という恐怖に襲われ、何もできなくなってしまいます。

思い返してみると、震えてると声をかけてきた子は、決していじわるな言い方ではありませんでした。

それでも、クラスメイトの前で震えてしまった、上手く発表ができなかったという現実が、とても恥ずかしく、なかなか薄れてはくれません。

人前に出ることがある度に、あのときの映像が脳裏に浮かんできてしまいます。

そして、また同じようなことになるのでは、という不安が湧き上がっては緊張し、その緊張が体の震えに繋がってしまう……という悪循環ができあがってしまいました。

学生時代は、授業中に先生にさされないよう、いつも下を向いていました。

大人になってからも、結婚式のメインイベントである花嫁の手紙は、司会者に代読してもらい、子どもの学校の懇談会では、自己紹介が怖くて出席できないという有様でした。

あがり症の症状

正面を見つめているフレンチネイルが綺麗な女性出典:We heart it

あがり症の症状は、顔が真っ赤になったり、汗が出たり、と人それぞれだと思いますが、私の場合はとにかく震えです。

人前に立つだけで、手足がガクガク、声がうわずり震えてしまいます。

酷いときには顔の筋肉までピクピク動いてしまうので、とても恥ずかしいです。

ただ、不思議だなと思うのは、人見知りではないんです。

人と会うことの怖さはありません。

ですから、1対1であれば楽しく会話はできますし、4、5人までなら知らない人であっても緊張せずに話せます。

というより、どちらかというと話はうまい方だと思いますし、もしかしたら、私があがり症だということは、親しい人ほど信じてくれないかもしれません。

ところが、人数が多くなってくると、途端に緊張してしまいます。

これは親しい人であっても同じです。

どれだけ仲がいい人たちでも、たとえ、親戚であっても、人数が多いと、その中で注目されることに緊張してしまうのです。

調べてみると、私のように、「少人数ならいいけれど、大人数はダメ」という人は意外と多いようです。

そして、そういうタイプでも、何百人、何千人と非常に多い数になると、逆にあがらなくなる人もいるようです。

何百人、何千人となると、規模が大きすぎて顔の表情なんて気にならなくなるのでしょうか。

自覚すればするほど症状が悪化していく

トンネルの向こうに見える青い海と孤島出典:We heart it

何度か経験して感じたのは、自分で自分の症状を自覚すればするほど、症状が悪化していくということです。

ある日、こんなことがありました。

その年、子ども会の役員をしていた私は、子どもたちに簡単なゲームの説明をする役目がありました。その日の朝、私は自分が全く緊張していないことに気がつきました。

説明といっても本当に簡単なもので2、3分で終わる予定ですし、話をする相手は近所の子どもたち。

そのなかには自分の子も混ざっているから、自分の子どもの目を見て話せば緊張しないだろうし、もし、緊張したとしても、持っている紙に目を落として話してしまえば大丈夫だろうと思っていたのです。

ところが、私が話をする前になって、ちょっとしたトラブルがありました。

子どもたちの話し声が大きいことに、司会者が注意をしたんです。

「今から説明があります。うるさくて聞こえないから静かに話を聞きなさい」と……。

すると、どうでしょう。

今までざわざわしていた会場が一斉に静まり返り、まるで空気が変わってしまいました。

と同時に、さっきまでおしゃべりしていた子ども達の目が、急に自分に注目していることに気がつきました。 

(マズイ、緊張してきた)

いつものような緊張の波が押し寄せてくるのを感じました。

急いで自分の子を探しましたが、マイクを渡されてしまったので、私は緊張がとれぬまま説明を始めることになりました。

強張った顔でマイクをとります。すると、話し始めて数秒。

案の定、手がカタカタと震えてきてしまいました。

読むことに集中しようとしましたが、震える手が目に入れば入るほど余計に緊張してしまい、説明に集中できません。

やっぱり自分は駄目なんだ。相手が子どもでもこんなに緊張してしまうんだ。

そう自覚すればするほど、どんどん緊張が増してしまいました。

原稿に書いてある文字よりも、自分がどれだけ震えているかが気になってしまい、たった数分のその時間がとても長く感じられます。

早く終わらせて、この場を去りたい。

そんな気持ちから、震える声で早口で原稿を読み終えた私は、さっさとその場を離れてしまいました。

こうして、苦い経験がまたひとつ、増えてしまったのです。

ボーダーの長袖とショートパンツのコーディネートの女性出典:We heart it

あがり症であっても人は生きていけます。

生活に不便かといわれれば、そうでもないんですが、 でも逆に、自己紹介や挨拶をしなければいけないことって、人生に必ず出てくるものです。

そんな時がくる度に、毎回、どうしよう、どうしよう、と、嫌な気持ちになるのは疲れます。

それに、今回は子どもも巻き込んでしまいました。

子どもは何も言いませんでしたが、友人の前で震えながら説明をする母親をどんな気持ちで見ていたのでしょうか。

私のせいで子どもが恥ずかしい思いをしたとすれば、親として情けないことです。

今回のことで、本当に何とかしたいと強く思った私は、 早速、あがり症の原因を調べてみることにしました。

パソコンで検索してみたところ、

・人によく思われたいという気持ちが強い ・プライドが高い ・過去のトラウマを思い出してしまう

ということが原因のようでした。

なるほど、と思いました。

私は、人前に出るとき、着るものなど、身支度にとても時間がかかります。

この場にこの服は合っているのか。 この色は自分に似あうのか。

かなり時間をかけて選びます。

また、メールの返信にも時間がかかります。

この表現で大丈夫かな。 返信まで時間がかかりすぎたかも。

いちいち気になってしまいます。

こんな小さなことを気にするのは人によく思われたい気持ちが強いからだと思いますし、 そうやって、人の目が気になるというのは、プライドが高いということにも繋がると思います。

過去のトラウマを思い出すというのも、小学生時代の作文事件が当てはまりますし、 私はあがり症になる原因を悲しいながら、しっかり持っているタイプといえそうです。

あがり症の対策

ファッションのデザインの勉強をしている様子出典:We heart it

じゃあ、どうしたらいいのでしょうか。

次に私は対策も調べてみました。

すると、

・薬を飲む ・できる自分をイメージする ・コンタクトやめがねを外す ・マスクをする

色んな対策が出てきました。

でも、これは、できるものとできないものがありそうです。

例えば、

薬を飲む、ということ。

これは、難しいです。

薬ってなんだか怖いし、薬に頼ってしまうと、その時上手くいったとしても、 薬が無いと何もできないようになりそうで、長いスパンで見たら本当の解決にはならないと感じました。

それに、薬を貰うとしたら精神科か心療内科だと思いますが、そのドアをたたく勇気もありません。

できそうなのは、

・できる自分をイメージする ・コンタクトやめがねを外す ・マスクをする

この3つかなぁ、と思いました。

実際にやってみる~失敗と成功~

天使の羽の形に光るグッズを身に着けている女性出典:We heart it

せっかく調べたのだから実際にやってみよう。

そう思った私は、ママ友との集まりで自己紹介がある日の朝、 できそうなことを試してみることにしました。

まずは、できる自分をイメージしてみよう。

布団の中で目を瞑り、笑顔で自己紹介をする自分を想像してみました。

ところが!

困ったことに、全くそんな自分が浮かんでこないのです。

想像力が足りないのかもしれません。

でも、無理もないです。

だって、今まで全く経験したことがないものをイメージしようとしているのですから。

布団の中で20分ほど粘りましたが、 変わらず何も浮かばない私は、イメージすることは諦めることにしました。

そして、次にやってみたのは、コンタクトを外す、ということです。

しかし、困りました。

これも、私には合わないようです。

これはコンタクトやめがねを外すことで、相手の表情が見えなくなり、 自分がどう思われてるか、という不安を無くすことが狙いだと思うのですが、 視力が弱い私の場合、コンタクトを外した時点で“前が見えない”という別の不安に襲われてしまったのですから。

自分にできそうな残った対策は、マスクをするということでした。

マスクとあがり症と、どういう繋がりがあるのだろう?

半信半疑でマスクをつけてみた私ですが、このマスクをするという行為は、 私にはドンピシャだったようなのです!

上手くいった経験を積み重ねていく

ビーチに遊びに来て楽しくて笑顔の女性出典:We heart it

その日、マスクをつけて席に座っていた私。

自己紹介が始まり、いつものように緊張すると思っていました。

でも、何故か、自分の順番が近づいてきても平常心でいられたのです。

他のお母さんのように笑いをとったり、印象に残るようなスピーチはできませんでしたが、 短いながらも、震えることなく自己紹介をすることができました。

この普通の自己紹介が、私にとっては大成功です。

マスクが何故、私に合っていたのでしょうか。

たぶん、顔が隠れるからだと思います。

私はあがり症の症状で震えが出るタイプですから、 緊張で顔の筋肉がピクピクしたらどうしよう、という不安がありましたが、 マスクをしていれば、例え震えたとしても周りにはわかりません。

実際、少し頬の筋肉は緊張していたと思いますが、 マスクをしていたおかげで、(緊張してきた!震えるかも!)という焦りは感じなくて済みました。

それ以降、私は人前に出なければいけない時には必ずマスクを着用しています。

あがり症克服への道

景色を眺めながら色んな事を考えている女性出典:We heart it

私が上がり症を克服できたかはわかりません。

マスクのおかげで上手くできた日が増えているものの、 まだ数回なので完全に克服しました!とは言い切れません。

でも、なにもしないよりも絶対に効果はあると感じていますし、 少しずつ人前に立つ怖さが薄らいでいるのは事実です。

この“大丈夫だった”という経験を積み重ねていくことが、 あがり症克服への道に繋がるのだと思います。

あがり症で苦しんでいる方、まずは試してもらいたいです。

マスクをすすめるわけではありません。

どのやり方がいいかは人それぞれでしょうから、どれがいいかはわかりませんが、 まずは試してみることが大事なのではないでしょうか。

色々試してみて、自分に合うやり方を見つけられたらラッキーです。

少しでも効果を感じたら、上手くいった経験を積み重ねていくこと。

その積み重ねが、あがり症克服への道に繋がっていくのだと感じています。

Top image via Weheartit

written by maru7

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