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2016年04月29日 更新 | 6,646 views

彩香、30歳。幸せになるための決意。「婚活美容」のはじまり(前篇)

丸の内OL、彩香、30歳。独身、彼氏なし。目下婚活中。彩香は決して不美人というわけではない。むしろ、男性にはちやほやされてきた方だ。それなのに、28歳をさかいに、すべてが変わってしまった。そんな彩香が「婚活美容」に目覚めるまで。

大きめの三つ編みをしている女性出典:Weheartit

丸の内OLーー。

学生のときはその響きに憧れたものだ。

そして、その念願の「丸の内OL」になってはや7年。

彩香は、今年30歳になる。

30歳にもなると、社内でもそこそこのポジションを与えられる。

でも、そのとってつけたような肩書きは、なんだか居心地が悪い。

大学の同期のなかには、外資系やIT系で仕事をバリバリこなしている女友だちもいる。

それこそ、起業して社長をやっているなんて子も。

でも「私はそんなキャラじゃない」。彩香はそう思ってきた。

入社したのは、大手の損害保険会社。実家を離れたくないという理由で、転勤のない職種を選んだ。一応「総合職」と言われているが、実際にやっていることといえばほとんどが事務作業だ。

大学卒業後、早々に結婚した友だちもいる。

あのころは、20代前半で家庭に入るなんて、どうしてそんなつまらない人生を選ぶんだろう、なんて思っていたっけ。

アラサー、独身、彼氏ナシ。

こう言うと「結婚を焦っているんじゃないか」「ひとり寂しく過ごしているじゃないか」と思われそうだが、実際のところ、28の歳まで彩香は自分の生活にこれといって大きな不満はなかった。

結婚は、たぶん、タイミングが来ればできるだろうし、イベントのときも、女友だちと過ごせば寂しくないし、むしろ楽しい。

なにも焦ることはない。そう思っていた。あの時まではーー。

彩香には、4年半付き合った元彼がいた

恋人と手を取り合って歩いている様子出典:Weheartit

7年前、入社してすぐのころ、同期の男の子と付き合うことになった。内定式のあとの懇親会のとき、向こうから連絡先を聞いてきたのがきっかけだった。

たしか、3回目のデート。江ノ島までドライブに行ったとき、告白された。それが23歳になる年の春。

それから、27歳になるまで、4年半も付き合った。

お互い束縛するようなタイプではなかったから、その4年半の間、彩香はいろいろな男の子とデートをした。それ以上の関係になったこともある。たぶん向こうもそうだっただろう。

なかには、胸がときめくような出会いもあったけれど、やっぱり彼のとなりが居心地がよくて、危機はあっても、結局別れることはなかった。

交際してから丸4年が経ち、5年目を迎えた年、大学の同期や、高校の同級生が続々と結婚し始めた。彩香はなんとなく、自分もこの波に乗って結婚するんだと思っていた。

そう思うと、なんだか途端に恐ろしくなった。

彩香は、女優並みの美人というほどではないが、一般的見れば「キレイ」「可愛い」と言われる部類の顔立ちをしている。

実際、言い寄ってくる男も多かった。

ちやほやされるのに慣れていた彩香は、結婚したら自由に遊べなくなることが憂鬱で仕方なかった。

彼氏との別れ。そして、彩香の生活をガラリと変える衝撃のできごとが……

ダイヤ輝く指輪出典:Weheartit

お互い結婚について意識しながら、改まって口には出さない日々。

彩香は、プロポーズは男の方から、サプライズが当たり前と思っていたし、もし、プロポーズされたらそういうリアクションをしようか、何度もシミュレーションを繰り返していた。

「海外みたいに、プロポーズから盛大にやってほしいな。そしたらイエスと言わざるを得ないし」

このまま結婚していいのか迷いつつ、それでも結婚したいと思っていた彩香は、自分の意志ではなく「あんな風にプロポーズされたら仕方ない」という言い訳がほしかったのだ。

そんなことを考えながら、迎えた27歳の誕生日。期待していなかったといえば嘘になる。いや、むしろほぼ確信していたかもしれない「きっと、わたしは今日、プロポーズされるーー」

しかし、そんな期待をよそに、彼からは結婚の「け」の字も出なかった。そのうえ、誕生日だというのに有楽町の適当な居酒屋でビールとつまみという散々なディナーだった。

そして、誕生日デートから一週間後、突然別れを告げられた。

正直、4年半の間に別れ話をした回数は数えだしたらきりがない。しかし、これまでは理由がはっきりしていた。たとえば、記念日を忘れていたとか、他の異性と仲良くしているのを見てしまったとか。でも、今回ばかりは理由がわからない。

「なんで?」

と聞いても、彼はただ

「ごめん」

と答えるだけだった。

ここで引き止めてもしょうがないと思った彩香は、とりあえず別れることに同意した。

彼と別れても、とくに寂しいということはなかった。むしろ、ほかの男性と食事に行っても、まったく罪悪感を感じない、その解放感にウキウキしたほどだ。

それから一年。彼が結婚した。もちろん、彩香ではない女と。

相手は、彼と同じ部署の後輩らしい。名前を聞くと、一度社内の交流会で見かけたことがある子だった。

とりたてて美人な子ではない。むしろ、普通だ。ただ、肌が透き通るように白くてキレイだったことを覚えている。*

そのときから、彩香の生活は一変した。

自分の向かうべき道がまったくわからなくなってしまったのだ。

彼は、彩香と付き合っているときから、彼女を気に入って懇意にしていたらしい。

「男を盗られた」

わたしが? どうして……?

28歳をさかいに、周囲の男たちの態度が変わった

海沿いのテラスでデートをしている女性出典:Pinterest

彩香の不幸な境遇は、社内にも知れ渡っているようだった。

それから、傷心の彩香に気を遣ってか、合コンの誘いが一気に増えた。

正直、心から楽しめるような心の余裕はなかったけれど、恋愛で負った深手は、恋愛でしか癒せないことを、彩香は知っていた。

それに、周囲の気遣いを無下にして誘いを断るのは、まさに「私、傷ついてるの。そんな気分じゃないの」と言っているようで、なんだかみっともない気がした。

でも、合コンに行くたびに、彩香の心の傷はどんどんえぐられていく結果になった。

はじめはなんとなく感じた違和感。相手の男たちの態度が、今までとはどこか違った。

みんなで盛り上がっているように見えて、彩香だけ「のけもの」にされているような、よそよそしさを感じるような、そんな感覚だった。

それに、かつては、自分から話題を提供しなくても、座っているだけで男の方からこぞって彩香に話しかけてきた。

彩香がとりたてておもしろいことを言わなくても、だれもが我先に反応しれくれた。

それが、男の方から話しかけられることがほとんどなくなったうえに、彩香が発言すると、きまって気まずい沈黙が流れてしまうようなことが何度もあった。

一番に思い当たったのは年齢のことだ。

相手の男性陣はだいたい彩香と同じくらいの年齢のことが多かったが、彩香以外の女性陣はみんな彩香より年下だ。とすれば、男性陣のなかで自分の評価が相対的に下がってしまうのは仕方ないかもしれない。

もちろん、彩香にとってそれは屈辱だった。でも、自分が若かったころは「28歳で合コンに来る女」を、心のどこかで見下していた。だから、きっと罰が当たったんだーー。そう思うことでふつふつと沸き起こる怒りを沈めていた。

でも、不思議だったのは、年齢を言う前から、男たちによそよそしい態度を取られることだ。

彩香の顔立ちは決して老けて見えるようなものではない。どちらかといえば、幼く見られるくらいだ。

年齢を言ってから態度が変わるなら理解できる。でも外見だけなら、周囲の後輩に引けを取るはずがない。彩香はそう思っていた。

気付いてしまった自分の変貌ぶり

お洒落な化粧室出典:Pinterest

28歳になってから半年。「30歳」という大きな壁に一歩ずつ近づきつつあったある夜。

彩香は部署の後輩に誘われた合コンに参加していた。場所は、銀座の個室イタリアン。なかなか悪くないチョイスだと思った。

会の中盤、トイレに立った。すると、彩香を誘った後輩も付いてきた。

「彩香さん、今日いい感じの人いますか?」

「うーん、みんなお勤めは申し分ないんだけど、ピンとくる人はいないかも。あ、でも、一番右端の人はちょっとタイプ」

「え、まじですか! じゃあ、戻ったらわたし、うまくアシストしますね。ここらで一回席替えいれてもいいし……」

トイレは白を基調にした広々とした空間だった。店内は薄暗いのに、やけに明るいトイレだった。

洗面台の前を通るとき、彩香はしっかり鏡をチェックした。鏡やショーウィンドウなど、自分の姿が映り込むものがあったら必ず覗きこむのが彩香のクセだ。

そして、洗面台の鏡に映った自分の顔を見て、彩香はギョッとしてしまった。

これは……誰?

顔立ちはたしかに、紛れも無く自分自身だ。それなのに、確実に何かが足りない気がする。

でも、会社を出る前にしっかり化粧を直して来たし、まだ小一時間くらいしかた経っていないはず……。

ふと隣の後輩を見てみると、自分とは明らかに違う点があった。肌だ。なにが、というかすべてが違う。

肌の質感も、色も、透明感も。透明感というものがなんなのか、この瞬間はじめてわかった気がした。なくしたことで、やっと理解できた。そして、世に言うくすみが何かということも瞬時にわかった。

顔立ちは昔とさして変わらない。それなのに、なぜかキレイじゃない。

彩香は大きなショックを受けた。

「劣化」……そんな言葉が頭をよぎる。

彩香は、自分が密かに誇っていた「周りの誰よりキレイ」というステータスが、もろくも崩れ去ったのを知った。

自分の美の衰えを実感した彩香。そんな彼女は30歳を目前にある決意をするーー。

彩香、30歳。幸せになるための決意。「婚活美容」のはじまり(後篇)に続きます。

Top image via Weheartit

written by NICOLY編集部

※ 記事の内容は、医学的な正確性、効能、効果を保証するものでなく、かつ、記事の利用においてはしかるべき資格を有する医師や薬剤師等に個別に相談するなど読者の責任において行ってください。

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