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2016年03月14日 更新 | 5,164 views

あだ名はブツブツ。そばかすのせいで奪われた私の青春[体験談]

チャームポイントだと思っていた自分の「そばかす」。しかし、それが一転、友達のある一言によって一気にコンプレックスとなり、大嫌いになってしまいました。さらにあだ名を「ブツブツ」と呼ばれ、高校に入るまでいじめられました。それを隠すために厚化粧をし、私の肌はボロボロになってしまい悪循環に陥っていたのです。

笑顔で楽しそうにしているそばかすの女性出典:We heart it

私は、赤ちゃんの時から、先天性の「そばかす」が、両頬にありました。

それも、とくに目立つ大きなものがたくさん。でも幼い頃は、母に「キャンディキャンディ」の主人公のようで可愛いと言われて、そばかすがあることをうれしく思っていました。

テーマソングの「そばかすなんて気にしないわ♪」の部分を、何度も口ずさんでいたことを、今でも懐かしく思い出します。

でも、成長とともに、どうして私にだけ、こんなにそばかすがあるのだろうかと、疑問に思うようになりました。

そばかすを嫌いになったきっかけとは

落ち込んで下を向いている髪の長い女性出典:We heart it

小学校の高学年になると、女子と男子はまるっきり別れて遊ぶようになりました。

ある日、仲の良い女の子から、放課後に残って一緒に遊ぼうと誘われました。

そこには苦手な男子も来るというので憂鬱でしたが、渋々、皆でバスケットをして遊んでいました。

そのうち、男子生徒のひとりが

「あだ名をつけて呼び合おう!」

と言い出しました。

「やろう、やろう!」と盛り上がり、順番にあだ名をつけていくことになりました。

「あやこ」という名前の友だちは「あやっぺ」、「しんいち」という名前の友達は「しんちゃん」というように、一人ひとりに、名前をもじったあだ名をつけ合っていきました。

いよいよ、次は私の順番。どんなあだ名がつけられるのかと、ドキドキ緊張していると、隣にいた男の子が

「顔に黒いぶつぶつがあるから、ブツブツにしよう!」

と言い出したのです。

女の子達は「そんなの可哀想だよ」

と言ってくれましたが、男子たちは、爆笑しながら

「ブツブツかぁ、面白い~!」

と、ひたすら私のあだ名を叫びながら、笑っていました。

私は、その場にいることが、辛くなり

「私、先帰るね」

といって、その場を後にしました。

家に帰ると、母に優しく「おかえり」と言われましたが、私は泣きそうになっていて、居てもたってもいられない状態だったので、母にちゃんと挨拶もせずに、自分の部屋に行きました。

部屋に入ると同時に、涙が溢れ出てきました。

何時間が経ったでしょうか。

ごはんさえ喉を通らず、晩ごはんを抜いて、ただ、その日は泣き続けました。

それまでの人生の中で、一度も自分のそばかすのことを、嫌だと思ったことはありませんでしたが、この日から、自分のそばかすが大嫌いになりました。

子どもは残酷です。

悪気がなくても、思ったことを正直に口にします。

次の日から、中学校を卒業するまで、私は、一部の男子生徒たちから「ブツブツ」と呼ばれ続けました。

しかも中学生になると、さらに最悪の事態が待ち受けていました。

私の「ブツブツ」というあだ名が、同じ小学校の同級生の男子たちから次々と広まり、ついには、学年の違う先輩からも呼ばれるようになりました。

このことがきっかけで、女子からもいじめられるようになり、中学一年生の二学期に入ってからは、学校を休みがちになりました。

学校を休むときは、必ず体がしんどいと言って仮病を使って休みました。

母はきっと私が嘘をついていることを分かっていたと思いますが、本当の理由を、無理矢理、聞くことはありませんでした。

そっと、私のことを見守ってくれていた母の優しさに、今となっては感謝の気持ちでいっぱいです。

そのころは、親に自分がいじめられている事実を、話したくありませんでした。

心配をかけたくない思いと、母を傷つけたくないという思いが強かったからです。

前向きな気持ちになれた日には学校へ行き、無視されたり嫌なことをされたりして辛いことが続くと休む、という日々を繰り返し、それでも何とか中学校を卒業することができました。

自己判断が招いた最悪のケース

目頭をおさえて悲しみを我慢している女性出典:We heart it

高校は、男子のいない私立の女子高への進学を選択しました。

なぜなら、私はこのときにはある種の「男性恐怖症」になっていたからです。

ようやく、小中学校の最悪の状況から抜け出せると思い、高校生活に希望を抱いていました。

高校へは、私にとって初めての電車通学。学校までの片道約30分を、電車に揺られながら学校へ向かうことになりました。

初日から、通勤ラッシュに遭遇し、たくさんの人が乗車しているなかに乗り込みました。

電車のなかには、大勢の人がいて、どこへ視線を向けても、誰かと目が合うような状況でした。

もちろん、そのなかには、私の苦手な男性もたくさん乗車していました。

私は、パニックと緊張状態から、段々と呼吸が荒くなるのを感じました。

徐々に、呼吸することが辛くなり、口を自分の手で必死に押えるのですが、明らかに周囲の人に気付かれるくらいの、荒い呼吸をしていました。

これが初めての「過呼吸」でした。

この日から、電車に乗るときや、密室のエレベーターなどでは、必ず過呼吸になりました。

高校生活は、目立たないように、ひっそりとした日々を過ごしました。

このときの私はすでに、そばかすに対して異様なくらいの嫌悪感を持つようになり、どうしてもこのそばかすを消したいと、ファンデーションを厚塗りしていくようになりました。

自分で、そばかすが隠れていると納得できなければ、どんなに時間がなくても、化粧を始めからやり直しました

こんなことを繰り返していたら、肌荒れがひどくなり、くすみができるようになり、10代なのに30代に間違われることがしばしばありました。

それでも、私は、当時バイトで稼いだお金を、すべて化粧品に捧げていました。

高校生にしては、百貨店で売っている、高価な化粧品を購入して、そばかすが消えることを心から願っていました。

でも、現実は残酷なものです。

願いとは真逆に、どんどん肌の状態は悪くなり、そばかすだけでなく、ニキビまでできる始末。

そしてまた、そのニキビを隠すために、化粧を厚塗りしていくという悪循環をずっと繰り返していきました。

花を摘んで髪飾りにしている女性出典:We heart it

高校を卒業した私は、友人の紹介で、近所の歯医者さんに勤務することになりました。

なぜ、歯医者さんを選んだたかというと、治療中は、ほとんどマスクで頬全体を隠しているからです。

出来る限り、そばかすを人の目にさらしたくなかったので、私にとっては天職でした。 毎日、患者さんの多い歯医者で、忙しくも、楽しく過ごしていました。

そしてそこで出会った、ひとりの先輩が、私に大きな影響を与えることになります。

年齢はひと回りほど離れていましたがとても話が合い、時間が経つにつれ、家族にも話せないような、深い話をするようになりました。

先輩は、素直で、思ったことは何でも口にする、嘘がつけない性格でした。

そんな、大好きな先輩に、そばかすで悩んでいることや、過呼吸を起こすことなど、これまでの自分の半生を、何もかも包み隠さず話しました。

先輩は、決して私の話を遮らず、最後まで優しい表情で真剣に聞いてくれました。

そして、話し終えると先輩は、重い口を開き、私にこう言いました。

「私もそばかすがあるから、気持ちがよくわかるよ。でも、まずは、ニキビを直そう。私が肌が荒れたときに必ず行く皮膚科があるから、紹介するね」

と、私に皮膚科を紹介してくれました。

それまで、皮膚科に行くという発想は、まったくありませんでした。

なぜなら、素肌を人に見られることに、強い抵抗があったからです。

でも、自分の気持ちを理解してくれた先輩の紹介する皮膚科なら、行ってみても良いかもしれないと、素直に思いました。

皮膚科医との二人三脚

日に焼けて小麦肌の水着の女性出典:We heart it

さそおく、その週の休日に、皮膚科に行きました。

家から自転車で30分ほどの場所にあるその皮膚科はとても評判が良いらしく、朝早い時間にも関わらず、子供さんから大人まで、たくさんの人であふれ返っていました。

診察室からは、泣き叫ぶ子供の声が待合室に響き渡りましたが、子供に優しく言葉を掛けながら診察を行う、男性の声が聞こえました。

初めての病院で少し緊張しましたが、その声に耳を傾けていると、まだ顔も見ない先生の優しい雰囲気に、ほっとひと安心しました。

そして、いよいよ私の順番に。診察室に入ると、想像の通りの優しい表情の男性の先生が座っていました。

先生は、笑顔で

「今日はどうされましたか?」

と、症状について聞いてくれました。

初対面なのに抵抗感無く、幼少期からのコンプレックスや、今回、そばかすやニキビを完璧に直したいという気持ちを素直に伝えることができました。

すると先生は、明確な診療方針を説明してくれた後に

「今日は、病院に来てくれてありがとう。必ず治るように、一緒に頑張っていきましょう!」

と、前向きな言葉を私に掛けてくれました。

この言葉に、わたしはうれしい気持ちでいっぱいになりました。

先生との出会いで、本気で自分の肌と向き合っていこうという気持ちになりました。

この日から、毎週欠かさず、皮膚科へ通い、処方してもらった内服薬と外用薬を併用して治療を行いました。

通院する度に、先生は私の肌の状態をすごく褒めてくれました。

褒めてもらうことで、次回までにもっと良くなるように頑張ろうと思えました。

さらに、効率良く健康的な肌を取り戻す為に、肌に良い食事や生活習慣のアドバイスをもらい、バランスのとれた食事を心掛けました。

こうして、先生と二人三脚で頑張って、約3か月が経ちました。

そばかすが「愛嬌」に

ハンドメイドで作ったサングラスをかけている女性出典:We heart it

このころになると、ニキビだらけだった私の肌は、きめ細やかな陶器のような肌になっていました。

そばかすは完全には消えませんが、先生にすすめられたスキンケアを使うことで、少し薄くなっていました。

自分の肌が良くなっていくことを実感するたびに、大嫌いだった自分の肌を、好きになっていました。

先輩からも

「会うたびに、キレイになるね」

と、うれしい言葉を掛けてもらい、皮膚科を紹介してくれた先輩に、心から感謝しました。

鏡で自分の顔を見ることが、嫌だったのに、鏡への抵抗感もなくなっていきました。

悩まないで病院へ行ってみるのも大切

プロに診てもらうことは、とても大切です。

私の場合、誰かに相談せずに、独自の判断で物事を進めてしまったせいで、どん底に陥ってしまっていました。

誰かに甘えてみたり、悩みを打ち明けたりすることは、とても大切だと思います。

現在の主人と結婚する前、正直に過呼吸のことを打ち明けると、電車やエレベーターなどの密室では、私が緊張しないように、手を握って安心感を与えてくれました。

それを続けていくと、徐々に回数が減っていき、今では、年に一度、なるかならないかの状態にまで回復しました。

スキンケアも、正しいスキンケア方法を学びました。

現在は、安価な化粧品を使用していますが、以前と肌の状態は違い、トラブルを起こすことはほとんどなく、正常な状態を保っています。

そばかすは、相変わらずたくさんあるますが、今では愛嬌があって大好きです。

若いときには、お金を貯めて、レーザー治療でそばかすを全部消そうと考えたこともありますが、今となっては、やらなくて良かったと思っています。

ありのままの姿を受け入れてくれる人たちにかこまれて、ありのままの自分の姿を好きになることが、コンプレックを克服する近道だと思います。

これは、30代になって、色々な人生経験を積んで、ようやく辿り着いた答えです。

しんどいときは、人に頼ったらいいのです。弱音も吐いてもいいのです。

前を向いて歩いていきましょう。

Top image via Weheartit

written by ココアパウダー

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