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2016年11月05日 更新 | 5,822 views

ハイドロキノンの美白効果はまるで漂白剤?

品川スキンクリニック新潟院院長 武内大

この記事は、品川スキンクリニック新潟院院長 武内大が監修しています。

強力な美白効果をもつ成分であるハイドロキノンには、メラニン色素を作り出すメラノサイトの働きを抑えるとともにメラノサイトの量を減少させる働きがあるため、シミやそばかすや肝斑、ニキビ跡や傷跡の色素沈着などを改善したり、予防する効果が期待できます。非常に効き目の強い成分なので、濃度や長期間の治療などには注意が必要です。

「肌のシミが気になるけど、レーザー治療は怖い……」

そんな人の美白治療に大いに役立つかもしれないのが、「ハイドロキノン」です。

従来の美白成分をはるかにしのぐ、現状ではおそらくNo.1といえる高い美白効果をもつ成分であるハイドロキノンを用いることで、レーザー照射による治療のように痛みやダウンタイムを伴うことなくシミを薄くすることが可能です。

ハイドロキノンとは

ハイドロキノンとは、酸化を抑える還元作用のある天然成分で、写真の現像やゴムの酸化防止剤、染料などとして古くから世界中で用いられてきたものです。

肌の美白にもとても有効で、そのけた外れの美白力に、ハイドロキノンのことを「究極の美白成分」「肌の消しゴム」「肌の漂白剤」などと呼ぶ人もいるのだとか。

ハイドロキノンを利用した肌の美白治療としては、ハイドロキノンの配合された化粧水や美容クリームのコスメの使用による治療が一般的です。

ハイドロキノンの効果

ビタミンCやアルブチンなど、ほかの多くの美白成分の約10倍~100倍もの美白効果があるといわれているハイドロキノン。

肌のシミの原因となるメラニン色素を作り出す細胞、メラノサイトの働きを抑制することでメラニン色素の産生を抑えるとともに、メラノサイトそのものの量を減少させる作用があり、とくにシミ対策に高い効果があるとされています。

ハイドロキノンの使用によって改善が期待できる症状

  • シミ
  • 肝斑
  • そばかす
  • 炎症後の色素沈着

ハイドロキノンを使用した治療によって改善されることが期待できる症状としては、紫外線や加齢の影響で生じたシミや、頬のあたりに左右対称に浮き出る茶色いシミである肝斑(かんぱん)、それに思春期を過ぎても残留し続けるそばかす、ほかにもニキビや傷、やけどなどの炎症を起こした跡に残る色素沈着などがあります。

すでにあらわれている症状の改善はもちろん、あらたなシミなどを予防する効果も期待できます。

ハイドロキノンによる美白治療に必要な期間

モニターに映し出された画面の前に立っている女性出典:Weheartit

高い美白効果のあるハイドロキノンですが、即効性のあるものではありません。

早い人では治療を始めてから2、3週間ほどでシミが薄くなるなどの効果があらわれることもあるようですが、一般的な目安としてはだいたい2か月ほど経過してから効果が実感できる場合が多いようです。

皮膚科でハイドロキノンを用いた治療を受ける場合、刺激の強いハイドロキノンの長期間にわたる連続使用は皮膚にダメージを与えやすいため、1年以上の長期使用の場合は副作用に十分な注意が必要となります。

ハイドロキノンの効果を最大限に高める正しい使い方

1日1回、夜の洗顔後にハイドロキノン化粧品、あるいはクリームなどの塗布をおこないます。

洗顔直後の肌はハイドロキノンの浸透性が高まり、刺激を与えやすくなっているので、洗顔後20分ほど経ってから塗布しましょう。

塗布する際は肌全体に塗らず、あくまでもシミやそばかすなどが気になる箇所にだけピンポイントで塗ることが大切です。細かい部分には綿棒を使用すると塗りやすいようです。

ハイドロキノンを使用する際に生じることがある副作用

肌の赤み、炎症

ハイドロキノンが体質に合わない場合や、変質したものを使用した場合、肌に赤みがでたり炎症を起こしてしまう場合があります。

こうした症状は、まずハイドロキノンコスメを使用する際には使用期限を過ぎたものや茶色く変色したものを使わないこと、事前にパッチテストを受けておくことなどで回避することが可能です。

シミや色素沈着などの悪化

ハイドロキノン使用後の肌は紫外線の影響をとくに受けやすくなっているため、ハイドロキノン治療後に日光を浴びてしまうと、治療前よりもかえってシミやそばかすが濃くなってしまうおそれがあります。

白斑

メラニン色素を生み出すメラノサイトの働きを抑制するハイドロキノンは、長期間続けて使用したり濃度の高いものを使用したりすることによって、皮膚の色素が部分的に抜ける「白斑」と呼ばれる症状を引き起こすおそれがあります。

一度生じてしまった白斑は、元に戻すのは困難とされています。

品川スキンクリニック新潟院院長 武内大

特に1年以上長期使用する場合は白斑に注意が必要となります。

ハイドロキノンでニキビ跡は治せない?

肌トラブルで多いのが濃く残ってしまったニキビ跡です。どうにかして改善したい!という方も多いのではないでしょうか?

ハイドロキノンで濃く残ってひまったニキビ跡が治せるのかというと・・・残念ながらNOと言わざるを得ません

ニキビ跡というのは治りにくく、肌に赤みや黒っぽさを残すので一刻も早く治したい・・・と思っている方は多いでしょう。しかしハイドロキノンを使ってニキビ跡を漂白してしまうのはナンセンスなのです。

ハイドロキノンは軽い色素沈着やしみを解消する効果はあるのですが、やはりニキビ跡ともなるとなかなか治せません。

なぜハイドロキノンではニキビ跡が解消されないのか

ニキビがハイドロキノンで治せる色素沈着やしみと違うのは、肌の奥の方で炎症を引き起こしてしまっているからです。

色素沈着・しみは元凶であるメラニンが生成されてそれが肌に出てきてしまうことによって発生します。

ニキビはこの原理とは違い、肌の深層部分が炎症を帯びて傷ついていることによるもの。つまりはひどく傷ついてしまっているので、ちょっとやそっとのケアではいかんともしがたいです。

ニキビ跡を治すのであれば、ハイドロキノンではなくもっと別のアプローチの仕方をしなければいけません。色素沈着やしみと違って、完治に時間もお金もかかってしまいますが・・・。

ハイドロキノンで治る症状・治らない症状

「これってニキビ跡?それとも色素沈着?」というようなものが顔にできてしまって、なかなか判別つかないときもあるかと思います。

いちばんいいのは皮膚科へ行って医師に診察してもらうことですが、素人判断するとしたら肌触りを指標にするのがベターです。

触ってみて凹凸を感じたりゴツゴツした感覚があれば、それはニキビ跡の可能性が高いです。さらにニキビ跡はあざのような変色をしていることも多いんだとか。

それに比べて色素沈着やしみはいかにもメラニンが原因だな・・・というような見た目をしています。このあたりを判断基準にしてみてくださいね!

ハイドロキノンを使用する際の注意点

ハイドロキノンクリームの使用にあたっては、いくつか注意するべき点があります。

濃度が高すぎるものは使用しない

6%以上の高濃度ハイドロキノンの使用は肌にかける負担が大きいだけでなく、白斑を招く大きな原因となります。

ハイドロキノンを肌の美白に使用するなら、なるべく安全性が高いとされている4%以下の濃度のものを使用するようにしましょう。

パッチテストの実施

ハイドロキノンコスメを使用する際には、かならず事前にパッチテストを受けてから使用しましょう。

ハイドロキノンコスメを薄く塗った絆創膏を二の腕の内側など皮膚が薄い部分に貼り、24時間ほど放置します。肌に赤みや炎症などの以上を生じなければ使用しても問題ないでしょう。

使用期限の厳守

ハイドロキノン配合化粧品は酸化しやすいため、なるべく密閉して冷蔵庫などの冷暗所で保存するようにしましょう。

変質したものを使用すると肌に炎症を生じることもありますので、かならず使用期限を守るようにしましょう。

長期にわたる連続使用を避ける

ハイドロキノンコスメの長期間の連続使用は、肌に負担をかけるため避けた方がいいでしょう。たとえ低濃度のハイドロキノンでも、1年以上にわたって同じ箇所に使用し続けていると肌に白斑を生じるおそれもあります。

長期的に使用する場合は2、3か月おきに治療を中断し、1か月ほど間隔をおいてから治療を再開するようにしましょう。

塗布後の肌の紫外線対策

紫外線に弱くなっているハイドロキノンコスメ使用後の肌を守るため、外出時にはかならず肌にSPF20以上の日焼け止めを塗るようにしましょう。

市販されているハイドロキノンコスメの選び方のポイント

椅子に座って日の光を浴びている女性出典:Weheartit

一般に市販されているハイドロキノンコスメにはさまざまな種類のものがありますが、大きく分けて次のふたつのタイプに分類できます。

  • クリームなどシミが気になる箇所をピンポイントでケアできるタイプ
  • 化粧水など顔全体をケアするタイプ

クリームタイプはハイドロキノン濃度が比較的高く、すでにできているシミや色素沈着を薄くする目的で用いられるもの、化粧水タイプは濃度が低く、これからできるシミを予防する目的で用いられることを想定して作られているものが多いようです。

日本国内で市販されているハイドロキノンコスメは、そのほとんどがハイドロキノン濃度1%~4%のもの。 部分使いするクリームタイプなら4%くらいまで、顔全体に使用する化粧水タイプなら2%くらいまでの濃度のものを使用することをおすすめします。

いずれにしてもハイドロキノンはひじょうに効き目の強い成分なので、ハイドロキノンコスメは信頼のおける化粧品メーカーや医師の監修のもとで作られたものを選びましょう。

ハイドロキノンと併せて使いたい「トレチノイン」

ハイドロキノンと同じような効果を肌にもたらしてくれるのが「トレチノイン」。全身のピーリングをするのにはおすすめの薬です。

それではトレチノインには一体どんな効果があるのか?具体的に見ていきましょう!

海外でのニキビ跡治療に使われていたトレチノイン

トレチノインは日本よりもニキビ治療の最先端を行く海外で流行っていた薬です。トレチノインならば1~3か月ほどでニキビ跡が完治するとも言われていました。

トレチノインのクリームは「肌を生まれ変わらせる薬」なんて呼ばれ方をされているくらい、効果的な薬なのです。

ターンオーバーを促進する力

トレチノインのいちばんの特徴と言えば、普通ではありえないスピードで肌をターンオーバーさせる働きがあるということです。

肌の再生スピードを上げることによって、短期間でニキビ跡を改善することが可能になります。

誇張でも煽りでもなんでもなく、トレチノインは「肌を再生させて生まれ変わらせてくれる」成分。ニキビ跡に悩んでいる方にとっては救世主とも呼べるものかもしれません。

ハイドロキノンはサポート的存在

トレチノインは塗り忘れると色素沈着を起こす恐れがあるようです。これを未然に防ぐというった意味でも、ハイドロキノンをいっしょに肌へ塗布するというのがおすすめになります。

ハイドロキノンはトレチノインを塗らない日でも、欠かさず塗ってください。こうすることで余計な色素沈着が起きないようにするのです。

ハイドロキノンはトレチノインのサポートをするような存在。併せて使うことによって、相乗効果が見込めるのです!

安全かつ効率的にハイドロキノンで肌の美白をするなら……

ハイドロキノンは強力な美白成分であるとともに、一歩間違えば皮膚に重篤なダメージを与える劇薬でもあります。

日本国内では2001年まで医師の処方箋がなければ使用不可能だったという事実からもわかる通り、ハイドロキノンは過不足なく効き目をもたらすための用法や容量などの加減が、素人ではなかなか難しい美白成分のようです。

より効率的で安全なハイドロキノンによる肌の美白治療を望む人は、皮膚科クリニックに相談することをおすすめします。

品川スキンクリニック新潟院院長 武内大

ハイドロキノンはしみ・肝斑への有効性が報告されていますが副作用等リスクもありますので医師から十分な説明を受けた方が良いでしょう。

フォトRFアドバンスの費用目安

キャラクターの画像
クリニック 費用(目安)
品川スキンクリニック 9,800円
湘南美容外科クリニック 14,249円
城本クリニック 15,000円
水の森美容外科 22,000円

※費用は税抜表示です。施術回数や部位は各クリニックに寄って異なります

※掲載している情報は2016年10月12日時点で公式サイトに記載されていた情報であり、またクリニックによって施術条件や価格条件が異なるため各情報を保証する内容ではありません。正確な情報はクリニックの公式サイトを訪れていただくか、クリニックに直接お問い合わせ下さい。

シミ治療の体験レポート公開中!

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フォトシルクプラスとパール美肌でシミ治療してきた!

品川スキンクリニック表参道院で、美白治療のフォトシルクプラスと美肌治療のパール美肌を体験してきました。

1回の施術で、シミをワントーン明るくすることができました。

1回でシミを完全に消すことはできませんが、複数回の施術を重ねることで徐々にうすくなっていきます。

出典:【品川スキンクリニック】フォトシルクプラスとパール美肌で、20歳からのシミ治療

シミ治療スペクトラの費用目安

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クリニック 費用(目安)
湘南美容外科クリニック 7,962円

※費用は税抜表示です。

※掲載している情報は2016年10月12日時点で公式サイトに記載されていた情報であり、またクリニックによって施術条件や価格条件が異なるため各情報を保証する内容ではありません。正確な情報はクリニックの公式サイトを訪れていただくか、クリニックに直接お問い合わせ下さい。

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※ 記事の内容は、医学的な正確性、効能、効果を保証するものでなく、かつ、記事の利用においてはしかるべき資格を有する医師や薬剤師等に個別に相談するなど読者の責任において行ってください。

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