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2016年04月09日 更新 | 25,478 views

レイプがきっかけで男性不信になった私を救ったもの[体験談]

大学生の頃に見ず知らずの男性にレイプされ、それ以降男性恐怖症となり、彼氏にでさえ触れられたりキスをされるのもダメになりました。彼の努力のおかげで3か月かけて一緒に並んで歩くのは平気になりましたが、以前のようには戻らず、セックスなんて夢のまた夢。セックスなしでも、触れ合わなくても愛し合いたいのに……。

恋人と力強く手をつないでいる様子出典:We heart it

私はどこにでもいる女の子でした。

大学生になる前の春に当時の彼氏と初めてのセックス。

初体験は「痛い」との感情しかなかったですが嫌悪感を抱くこともなく、回数を重ねていけばセックスの気持ち良さがわかっていくのだろうなと思っていました。

彼も私が初めてということを気にかけてくれ、ゆっくりと私に負担をかけないペースで挑戦していました。そんな彼の優しさあって私は回数を重ねるごとにセックスの良さを少しづつ理解して行っていました。

しかし、私は彼と交際中にまったく顔も知らない男性の車に連れ込まれレイプされてしまいました。

彼とのセックスではあんなに優しくて、私が痛がることもしない。

でもレイプしてきた人とまったく違いました。

痛くて、苦痛で、セックスってこんなに怖いものなんだと涙が出て、彼が少しづつ作り上げてくれていた「セックスの気持ち良さ」はあっという間に崩れ落ちていってしまいました。

彼氏にすら触られたくない

ベットに倒れ込んでいる女性出典:We heart it

レイプされてからというものの、体にいろいろな症状が出てきました。

まず、小さな物音でもビクッとしてしまい挙動不審に。

そして、彼からのボディタッチに体が拒否反応を起こし始めました。

スーパーやレジでお釣りをもらうときに、店員さんと手が触れるなんて、ほんの些細なことでも動悸が激しくなり、過呼吸になるほど恐怖を感じるようになってしまいました。

彼には、レイプされたことを告白できませんでした。「嫌われてしまうかも」と、言うタイミングを逃してしまっていました。

それでも私が小さな物音にも過剰に反応するようになったり、ボディタッチをされるたびにビクビクと怯えるようになった姿を見て彼は不審がってました。

彼から「誰かに犯されたりしてないよね?」と恐る恐る伝えられたときは、焦りと悲しみと恐怖とが襲いかかってきて

「わあああー!」

と奇声をあげてしまいました。

そんな私の様子を見て、ただ事ではないと察した彼は

「大丈夫?」

と言い、私を強く抱きしめました。

でもその腕の力をとても強く感じてしまい、突き放してしまいました。

彼はとてもショックを受けた顔をしていました。そんな彼にかける言葉は見つからず、沈黙の時間が過ぎました。

そんな沈黙の時間が辛くて、私は腹をくくりました。

「ごめんね、私レイプされちゃった」

たったひと言を言うのに、今ある体力すべてを使ってしまった気がしました。

「気づいてあげられなくてごめん。俺が守ってやれれば良かったのに……」

そう悔やむ彼の姿に私はもっと胸が痛みました。

二人で声をあげて泣きました。ひとしきり泣いて、彼は「俺が忘れさせるから」と言ってくれました。

これからも彼の隣にいるためにするべき、リハビリ。

好きな人を裏口に呼び出している黒髪の女性出典:We heart it

彼が忘れさせるといってくれても、

「きっと無理。こんなに辛い経験して忘れられるはずない」

そう私は思っていました。

このときの私は、セックスはもちろん、キスも、手を繋ぐのも、抱きしめられるのも、すべてダメでした。

セックスやスキンシップの問題というより男性自体が無理でした。

正直彼が隣にいるだけでも苦痛でした。男の人と一緒にいるだけで動悸が激しくなってしまうので、まずはそこから慣れていかなければなりませんでした。

そこで彼が考えついたのが、

「車などの個室空間には一緒にいない」「出かけても俺が3歩後ろを歩く。横には並ばない」

ということでした。

これなら心理的負担が少なくなると思いついたようです。

確かにこれは効果的でした。

でも通行人の男性とすれ違うときにビクビクするのは変わらず……。

それでも彼氏に対しての嫌悪感がなくなるのがまず一番の目的なので、その後も継続していました。

この方法は3か月ほど続けました。3か月の間に少しづつ後ろを歩いていた彼の距離を近くするようにしていたのですが、3か月経って隣に並んで歩くことへの抵抗はなくなりました。

もう諦めたい。触れ合わなくても愛しあえたらいいのに

ベットにうずくまっている金髪の女性出典:We heart it

しかし、本当の問題はここからです。

当たり前ですが、彼氏は男性です。

この先スキンシップがまったくない状態で一緒にいるなんてことはきっとありえません。それに私もまだまだセックスの気持ち良さを知っていっている段階だったので、もっと彼に教えてもらいたかったし経験もしたいと思ってました。

それでも触れられること自体に嫌悪を感じる今は、そんな願いは何ひとつ叶うことがありません。

だから、二人三脚で頑張ることを心に決めました。

まず*触られるのが嫌なら、私の方から触ってみるという考えで、彼の腕に触ってみようとしましたが、体が思うように動かなくなってしまい、吐き気でうずくまってしまいました。

レイプされたときの感覚が戻ってきてしまって、何もできませんでした。

そんな私を見て、彼は「抱きしめたい、けど抱きしめてあげられない」と悲しんでました。

「俺は助けてあげれないのが一番辛い。そんなに苦しんでリハビリしてまで俺と触れあうことないんだよ。セックスなんてないならないでいいんだから」

と言っていくれた彼。

そんな彼の姿や言葉を考えると

「もうセックスできないならそれはそれでいいのかな?」

とさえ思えてきました。

本当はもっと触れたいし、よろこびを感じたい。だけど、自分がそこまで立ち直れるのかすら不安で、逃げ出したくなりました。

「どうしてセックスって体同士のつながりなんだろう。触れ合わなくても愛しあえたらいいのに……」

と、そう思いました。

裸で寝ている女性出典:We heart it

「セックスなんてないならないでいいんだから」

と言ってくれた彼でしたが、やっぱりそんなこと心の底からは思っていないと感じました。

セックスをしているときの彼はとても満たされているようで幸せなオーラをまとっていましたから。

だから「彼のためにも立ち直りたい!」「セックスが出来る体になりたい!」と思いました。

レイプされて以来自分の裸を見るのも苦痛でしたがきちんと見て向き合うようになりました。

「大丈夫」そう自分に言い聞かせるだけでも精神的に落ち着きを取り戻していきました。

そしてまず、私がこのときに実践しなければいけないと思ったのは自慰行為でした。

雑誌で「まだ経験が浅くて彼に触られるのが怖い初心者さんは自分の体を自分で開発してあげちゃおう」というのを見つけたのがきっかけでした。

私は自慰行為もしたことがなかったのでハードルが高いと思いましたが、今の自分は彼に触れられることすら抵抗があるので自分で体を開発してしまうのが最短のルートかな?と考えました。

それからというものの、3日に1度のペースで自慰行為を行いました。

そのとき、彼のことを想像していたらそんなに嫌悪感がなくなるのではと思いながら行為を行っていたのですが、やっぱり自分で触っていることすらも嫌悪感があって気分が悪くなることも多々ありました。

性行為をするのがこんなに辛いと感じる日が来るなんて思ってなかったから毎日泣いてばかりでした。

それでも少しづつ性への壁をなくしていけるように出来ることからはじめていました。

ほかにやっていたのは、AVを見ることでした。

AVを見ても嫌悪感しかなく、フラッシュバックして吐くので、これは辛い作業でしたが、他人の性行為を見ることでセックスの見方がまた変わってくるのでは?と、性に関する考え方がオープンになるかもと思ったので無理をしない程度でやっていました。

その甲斐あってか、少しだけ、彼と過ごす時も隣にいる距離が近くなってきた気がしました。

先の見えないリハビリ……もう疲れた

愛する恋人とキスをしようとしている様子出典:We heart it

少しづつ克服しつつある私は、彼の隣にいる距離が近くなってきたことから、少し腕を触られるくらいなら大丈夫になってきました。

この頃、レイプされてからもう1年半経っていました。

しかし彼が「もう大丈夫だろ?」と性行為を強要してくるようになってきました。

でもまだ、キスしたり抱きしめられたりセックスをしたりは出来る気がしなくて……。

「まだ…ごめん……」と謝ることしかできませんでした。

その直後「はあ……」と彼がため息をつくのがとても辛かったですが、何より、彼から我慢させられている感じがしたのが辛かったです。

彼のために私はまたセックスしたりキスしたり抱きしめ合ったりできるように頑張ってるのにその気持ちが伝わっていない気がしていました。

確かに期間はもう1年半も経っています。

だから彼の我慢も限界なのだと思います。それは自分でも重々承知していました……。

だからこそ「私だけが頑張っている」なんて気持ちじゃだめなんだと毎日考えさせられました。

「好きだからこそしたいのに……」と思う日もありました。

でも、もうどうしていいのかわからなくて、何をすれば正解なのかもまったくわからなくて、私は途方にくれていました。

見え出してきたトンネルの出口。それは簡単なものだった

恋人とキスをしようとしている様子出典:We heart it

そんなときに、助けてくれたのが彼の男友達でした。

この男友達は彼だけではなく、私ともとても仲が良く、話もたくさん聞いてくれます。

この1年半の間も、私と彼の間に立ってうまくいくように協力してくれていた友達です。そんな友達からのアドバイスは「どれだけ彼氏のことを好きだったのか、彼氏のどこを好きだったのか、はじめてのデートはどこへ行ったのか」など彼氏との過去を思い出せということ。

そうすることで彼氏への愛しさが増してくるから、きっと嫌だったレイプの過去なんかより彼氏への愛しさが上回って、抱きしめたいと思うはずだと教えられました。

私は男友達に教わったように彼氏とのいろいろな思い出を思い出してみました。いいことも悪いことも、たくさん思い出しました。

涙が出るほどうれしかった出来事や心配したこと、たくさん思い出した私は今すぐに彼氏に会いたくなりました。

すぐに来てくれた彼氏に私は思いっきり抱きつきました。

「え? どうしたの? 抱きしめるのは平気になったの?」

目を丸くして彼が言いました。

「うん、何かね、今までのいいことも悪いことも全部思い出してたら、一緒に居られるのがすごく幸せに感じたし、やっぱり側にいたいし一番近くで触れたいし、抱きしめたいって思ったの」

と、正直な気持ちを私は彼に伝えました。

すると、彼は笑って頬にキスをしてくれました。そのキスも不思議と嫌悪感を感じず、幸せすら感じました。

その後は唇にキスしてもらい、以前のような愛情表現をしあいました。

セックスだけでなく、触れることすら嫌悪感であった自分がまたこうして彼とキスをできるようになったのはお互いの気持ちがまたひとつになったからだと私は感じました。

ちょっと前の私たちじゃきっと無理だったはずです。

性行為を強要され、無理と落ち込む私にため息をつく彼。

絶対にうまくいくわけがありませんでした。気持ちが離れていたから。

キスまでできたらきっと、セックスも出来るはず。

そう思った私たち2人は性行為へ臨みました。

思いやりと思い出で嫌悪感は吹き飛ぶ。これ以上にない幸せをもう一度体験

裸で抱き合っている恋人同士出典:We heart it

2人で裸になって向かい合うのはもう1年半以上ぶりのこと。

なんだか懐かしくて恥ずかしくて、ドキドキしました。

そっと触れられる指にまだ少しビクビクはしてしまうけど、男友達に教えてもらったように「過去のことを思い出す」ことで、きっと大丈夫と思えてきて、私は彼を受け入れることができました。

この日はもちろん最後まではまだできなかったけれど、途中まででも出来るようになったのは大きな進歩だと思います。彼も喜んでくれました。

その後日、彼ともう一度セックスに臨みましたが、その時は最後までできました。

とてもうれしかったです。

私がセックスだけでなく、スキンシップ全般ダメになったのは理由がありましたが、それを克服するのはお互いの過去の思い出や気持ちだとわかりました。

お互いが相手のことをとても大切に思っていると伝われば、嫌悪感なんてあっという間に吹っ飛んでしまいます。

そして、愛しさが勝つようになります。

もし今、性行為やスキンシップを嫌悪感でパートナーとできないという人がいれば、お互いが歩んできた過去の思い出や相手への気持ち、うれしかったこと、心配したこと、楽しかったこと……たくさん思い出してください。

きっと愛しい気持ちが溢れて、パートナーと繋がりたい気持ちになるはずです。

Top image via Weheartit

written by NICOLY編集部

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