NICOLY:)[ニコリー] コンプレックスの悩み解決・応援サイト

医師が教えるコンプレックス解決サイト
監修済記事:1037記事

メルマガ登録

2016年11月05日 更新 | 19,654 views

ハイドロキノンの効果と副作用|シミやそばかすに効果あり?まだら肌になる?

品川スキンクリニック池袋院 院長 神林由香

この記事は、品川スキンクリニック池袋院 院長 神林由香が監修しています。

ハイドロキノンとは、高い美白効果をもった成分です。ハイドロキノンを使えば、シミやそばかす、肝斑、炎症による色素沈着などを解消することができます。このように、ピンポイントで解消したいお悩みには、ハイドロキノンクリームを使うのが効果的です。口コミによれば、1日2回、2ヶ月ほど使用を継続することで効果を実感できるよう。もし全体的に肌を白くしたい場合は、ハイドロキノン配合の化粧水がおすすめです。ハイドロキノンは効果が高いぶん副作用も強いので、トラブルを防ぐためにも正しい使い方をチェックしておきましょう。

美白に関心の高い日本女性の間で注目を集めている物質、「ハイドロキノン」。

そのずば抜けた美白力の高さから、「究極の美白成分」「肌の漂白剤」などという異名で呼ばれることもあるこのハイドロキノンは、効き目が強い反面、さまざまな副作用も報告されており、取り扱いには注意が必要です。

ハイドロキノンとは

化粧品の画像

ハイドロキノンとは、イチゴやコーヒーなどにも含まれている酸化を抑える還元作用のある天然成分で、写真の現像などに古くから世界中で用いられてきた物質です。

このハイドロキノン、肌の美白にも非常に有効な成分で、その美白効果はなんと、ビタミンCやコウジ酸やアルブチンなどといったほかの美白成分の約10倍~100倍ともいわれているほど。

アメリカでは化粧品などに配合される代表的な美白成分として長い歴史をもつハイドロキノン。日本国内では長らく医師の管理下でしか使用できませんでしたが、2001年の薬事法緩和によって化粧品への使用が許可されました。

肌の美白目的では、おもにクリーム状の軟膏や化粧水などに配合されたものが使用されています。

大変効き目の強い成分であり、皮膚に深刻な副作用を及ぼすこともありうる劇薬であるため、用法や容量をきちんと守りながら使用することが大切です。

ハイドロキノンの効果

ハイドロキノンには、肌のシミや色素沈着などの原因となるメラニン色素を作り出す細胞、「メラノサイト」の活動を抑制する効果と、メラノサイトそのものの量を減少させる効果があります。

ハイドロキノンのこうした働きによって、すでにあらわれている症状の改善だけでなく、新たなシミなどを予防する効果も期待できます。

ハイドロキノンの使用によって改善を図ることが可能な具体的な症状としては、次のようなものがあります。

ハイドロキノンで改善できる症状

  • 紫外線や加齢の影響で生じるシミ
  • 肝斑(かんぱん)
  • そばかす
  • ニキビ跡・傷跡・やけど跡などに残る色素沈着

気になるシミやそばかすを狙い撃ちできる「ハイドロキノンクリーム」

現在国内で入手できるハイドロキノン化粧品には大きく分けて二通りのものがあります。

顔全体のトーンアップ効果ならハイドロキノン化粧水

ひとつ目は、顔全体に使用する化粧水タイプ。

顔全体の肌色のトーンアップや、あらたなシミを予防する効果などが期待できるものが多いようです。

気になるシミへの効果ならハイドロキノンクリーム

もうひとつは、気になる部分のみに塗り込むクリームタイプ、通称「ハイドロキノンクリーム」。

ピンポイントで高い美白効果を発揮するため、シミやそばかすなどを薄くしたいならこちらがおすすめです。

ハイドロキノンクリームには市販されているものもありますが、市販品は医薬部外品のため医薬品に比べると効き目は劣ります。

より効率的な美白効果を狙うなら、皮膚科で処方してもらったクリームを使用するのがおすすめです。

美白効果を最大限に高めるハイドロキノンクリームの正しい使い方

海辺にいる女性の画像出典:Pinterest

ハイドロキノンクリームを使用する場合、1日2回、毎日朝晩の洗顔後、顔のシミやそばかすや色素沈着などが気になる部分に塗布します。

洗顔直後の肌はハイドロキノンの浸透性が高まっていて刺激を与えやすい状態になっているので、洗顔後20分ほど経ってから、あるいは化粧水と乳液でケアしたあとに塗布しましょう。

塗布する際は肌全体に塗らず、あくまでもシミやそばかすなどが気になる箇所にだけピンポイントで塗ることが大切です。それ以外のところに塗ると、皮膚の白斑を招くおそれがあります。

細かい部分には綿棒などを使用すると塗りやすいようです。

ハイドロキノンの使用による美白効果のあらわれ方

ハイドロキノンは非常に高い美白効果のある物質ですが、即効性はありません。

ハイドロキノンクリームの場合、早い人だと使用しはじめてから2、3週間ほどで効果を感じられることもあるようですが、一般的な目安としてはだいたい2か月ほど経過してから実感できるようになる場合が多いようです。

ハイドロキノンの使用がもたらす副作用、その原因と対策

美白目的でのハイドロキノンの使用は、次のような副作用を生じることがあります。

ハイドロキノンの副作用1:肌の赤みや炎症

ハイドロキノンは刺激が強い成分であるため、体質によっては使用することで肌に赤みが出たり、かぶれなどの炎症を起こしてしまうことも。

そうした場合には、すぐに使用を中止しましょう。症状がひどい場合には皮膚科で診察を受ける必要があります。

このような症状は、変質してしまったハイドロキノンの使用によって引き起こされる場合もあります。

ハイドロキノンの副作用2:かゆみ

ハイドロキノン使用後、皮膚にピリピリとした刺激やかゆみや軽い熱感などを感じることがあります。

すぐにおさまってしまうものなら問題はありませんが、いつまでもかゆみが続いたり、時間の経過とともに悪化していくような場合には皮膚科で診察を受けましょう。

ハイドロキノンの副作用3:シミや色素沈着などの悪化

ハイドロキノンによって生成が抑制されるメラニン色素は、じつは人体に有害な紫外線が身体の奥に入らないよう遮断するサンシェードのような役割も果たしています。

そのため、ハイドロキノンを使用したあとの皮膚は、紫外線に対してとても無防備な状態。

この状態で紫外線を浴びてしまうと、皮膚は通常時の何倍ものダメージを受けてしまい、治療前よりもかえってシミやそばかすが悪化してしまうおそれがあります。

ハイドロキノンの副作用4:白斑

ハイドロキノンの長期間の連続使用や、高濃度ハイドロキノンの使用は、メラニン色素を生成する皮膚の機能を失わせ、肌の色が部分的に白く脱色されてしまう「白斑」と呼ばれる症状を引き起こすおそれがあります。

一度失われてしまった肌の色素を取り戻すのは困難とされており、白斑はハイドロキノンの副作用のなかでもとくに注意するべきものです。

ハイドロキノンを使用する際の注意点

ハイドロキノンクリームなどのハイドロキノンが配合された化粧品の使用にあたっては、次のような点に注意する必要があります。

ハイドロキノンの注意点1:濃度が高すぎるものは使用しない

海外製などで濃度の高いハイドロキノンが配合された商品もあるようですが、高濃度ハイドロキノンの使用は肌への刺激や負担が大きいだけでなく、白斑を生じるリスクが高くなるため危険です。

ハイドロキノンが配合された化粧品で肌の美白をおこなう場合には、気になる部分のみ使用するクリームタイプなら4%以下、顔全体をケアする化粧水タイプなら2%以下の濃度のものを使用することをおすすめします。

ハイドロキノンの注意点2:パッチテストの実施

ハイドロキノンが配合された化粧品を使用する際には、かならず事前にパッチテストを受けて、体質的にハイドロキノンを使用しても問題がないか確かめてから使用しましょう。

パッチテストの方法は、使用したい化粧品を薄く塗った絆創膏を二の腕の内側など皮膚が薄く目立たない部分に貼り、24時間ほど放置するというもの。

肌に赤みや炎症などを生じなければ、使用しても問題ないでしょう。

ハイドロキノンの注意点3:使用期限の厳守

ハイドロキノンはひじょうに酸化しやすいため、開封後はきちんと密封して冷蔵庫などの冷暗所で保存しておかないとたちまち変質してしまいます。

変質したものを使用すると肌に炎症を生じることもありますので、使用期限を過ぎたものや茶色く変色したものなどは使わないようにしましょう。

ハイドロキノンの注意点4:長期的な連続使用を避ける

刺激の強いハイドロキノンの長期間にわたる連続使用は皮膚に与えるダメージが大きいため、2、3か月ごとに一度使用を中断し、治療を継続する場合には1か月ほど間隔をおいてからまた再開するようにしましょう。

たとえ濃度の低いハイドロキノンでも、長期間ずっと同じ部分に使用し続けていると肌に白斑を生じるおそれがありますので、3か月以上の連続使用は避けましょう。

ハイドロキノンの注意点5:塗布後の肌の紫外線対策

前述のとおりハイドロキノンの使用で紫外線に対して無防備になっている肌を保護するため、ハイドロキノン使用中に室内で日光を浴びたり外出したりする時には、かならず肌にSPF20以上の日焼け止めを塗るようにしましょう。

ハイドロキノン使用後の肌は敏感になりやすいので、日焼け止めはなるべく刺激の少ないものを選びましょう。

妊娠中や授乳中のハイドロキノンの使用は大丈夫?

ボブの女性がこちらを見ている画像出典:Pinterest

ハイドロキノンが配合された化粧品を顔のケアに使用する分には母子ともにとくに影響はないようですが、授乳中の乳輪や乳房、そのほか赤ちゃんと接触する可能性がある部分に使用するのは危険です。

妊娠中や妊娠後は体質が変わったり身体が敏感な状態になっていることが多く、使用して良いかどうかは医師に相談してください。

まずはハイドロキノンの正しい知識を身につけよう

「ただ塗るだけでシミが消える!」という、お手軽な美白方法として人気に火がついたハイドロキノン。

正直なところ、そのお手軽感がいささか独り歩きしてしまっている感は否めません。

軽い気持ちで使用する人が少なくないせいか、ハイドロキノンを正しい知識をもたずに使用したり、用法や用量を守らずに使用してトラブルを起こしてしまい、皮膚科に駆け込むケースがあとを絶たないようです。

ハイドロキノンを使用する人は、「ハイドロキノンは使い方を誤ると皮膚に重篤なダメージをもたらす劇薬だ」ということをまずしっかりと認識したうえで、その効果や副作用、使用上の注意などについてきちんと調べてから使用するようにしましょう。

Top image via Pinterest

お悩み別人気クリニック

全国

品川スキンクリニック

シミ・くすみ

詳しく見る

全国

品川美容外科

シミ・肝斑

詳しく見る

全国

シロノクリニック

シミ・そばかす

詳しく見る

※ 記事の内容は、医学的な正確性、効能、効果を保証するものでなく、かつ、記事の利用においてはしかるべき資格を有する医師や薬剤師等に個別に相談するなど読者の責任において行ってください。

関連するキーワード

注目の記事

【大人気】ブログより詳しい!整形の痛みやダウンタイム・術後経過すべて見せます!美容整形体験レポートシリーズ

【大人気】ブログより詳しい!整形の痛みやダウンタイム・術後経過すべて見せます!美容整形体験レポートシリーズ

NICOLY編集部では、カウンセリングから術後経過までの画像がたっぷりの、美容整形体験レポートを公開しています。切らないプチ整形から、脂肪吸引まで読み応え十分。NICOLY編集部いちおしの記事です。随時更新中!

46139 views | 整形二重脂肪吸引脂肪溶解注射

カテゴリ一覧

この記事の監修者

この記事のライター

本日のアクセスランキング

いまNICOLYで人気の記事

話題のキーワード

いまNICOLYで話題になっているキーワード

専門家ライター募集

NICOLYで記事を執筆していただける医師を募集

NICOLYでは「コンプレックスで悩んでいる人を笑顔に」というビジョンのもと毎日記事を更新しています。信頼性の高い記事を出し続けるために、記事の執筆をしていただける医師を募集しています

専門家ライター募集フォーム

編集者募集

NICOLYで記事を編集してくれる編集者募集

NICOLYでは「コンプレックスで悩んでいる人を笑顔に」というビジョンのもと、一緒に働いてくれる編集者を募集しています。

編集者募集フォーム

関連する記事

この記事に関連する記事をピックアップ