顔のたるみの原因は老化だけじゃない! 効果的な対策は?

顔のたるみができる原因は、紫外線や乾燥やストレスなどの外的要因、加齢や活性酸素の作用などによる内的要因、そして栄養不足や睡眠不足、喫煙や無表情でいる時間が長いことなどによる生活習慣が原因のものの3つに大別することができます。原因を把握したうえで有効な対策を講じることで、効率的なたるみケアをおこなうことが可能になります。

品川美容外科渋谷院 院長 和田哲行

この記事は、品川美容外科渋谷院 院長 和田哲行先生が監修しています。

老け顔の大きな原因となる顔のたるみ。

a woman having a hand mirror

どれも見た目には似たり寄ったりな症状に見えますが、実は顔のたるみが生じる原因はさまざま。

効率的に解消を図るには、自分の顔のたるみの原因をきちんと把握したうえで、理にかなった対策を取ることが大切です。

顔のたるみができる3つの原因

鏡を見る女性の写真

顔のたるみができる原因には、大きく分けて

  1. 外的要因
  2. 内的要因
  3. 生活習慣が原因のもの

という、3つが考えられます。

外的要因

肌にたるみを生じる「外的要因」というのは、外界から肌にもたらされる紫外線や乾燥によるダメージ、精神的なストレスなどのことを指します。

紫外線

体内に入り込んでさまざまな組織にダメージを与える紫外線は、肌の真皮層というところにあるコラーゲンやエラスチンなどを破壊し、肌の弾力を失わせることでたるみの大きな原因となります。

顔のたるみだけではなく、しみやシワなどさまざまな肌トラブルをひき起こす紫外線は、まさに美肌の天敵です。

紫外線には波長の長さの異なる、UVA(紫外線A波)、UVB(紫外線B波)、UVC(紫外線C波)という3種類がありますが、肌の老化を招く最大の原因となるのは最も波長の長いUVAです。

乾燥

紫外線や加齢の影響、気温や湿度の低下などによって肌内部の水分量が低下し乾燥すると、表皮の保湿力や抵抗力など皮膚を保護するバリア機能が低下し、新陳代謝が滞って肌のハリが失われ、顔のたるみにつながります。

ストレス

精神的ストレスはメンタル面だけでなく、肌にも悪い影響を及ぼすものです。

過剰なストレスは人体に「ストレスホルモン」というホルモン物質の分泌を促すのですが、ストレスホルモンは免疫機能の低下や、血管の収縮、肌のターンオーバーの乱れを生じるお肌の大敵。

さらに精神的ストレスは、不眠や暴飲暴食などを招くことも少なくなく、ますます肌にダメージを与えてしまうことになりかねません。

内的要因

pendulum

顔のたるみを生じる内的要因としては、加齢や活性酸素による老化が挙げられます。

加齢

加齢に伴い、皮膚や筋肉に弾力を与えるコラーゲンやエラスチンなどの物質の生成量が減少していくことで肌が内側から老化し、皮膚や支えを失った脂肪などが重力に従って垂れ下がり、たるみをひき起します。

活性酸素

人の身体に取り込まれた酸素は、体内で「活性酸素」に変化します。

活性酸素はウイルスなどから体を守ってくれる必要な物質ではあるのですが、一方では細胞を酸化させる性質があるため「肌のサビ」などとも呼ばれています。

肌の弾力やみずみずしさを保つために大切なコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸を生成する細胞「線維芽細胞」にダメージを与える作用があり、老化や肌の衰えの大きな原因となります。

生活習慣が原因のもの

顔のたるみを生じる原因として、影響の大きいものでは栄養不足や睡眠不足が挙げられます。

ほかにも喫煙者であればタバコ、長時間のPC作業をおこなう人の場合には無表情でいる時間が長いことなども顔のたるみを招く原因になります。

栄養不足

バランスのいい食事は美しい身体づくりの基本。

顔のたるみが生じるのを防ぐためには、体内でコラーゲンを作り出す材料になるたんぱく質や、コラーゲン合成や新陳代謝を促進するビタミンやミネラルなどの栄養素を積極的に摂るようにするといいでしょう。

睡眠不足

睡眠中、私たちの体内では日中に受けた肌のダメージを修復し、細胞に栄養を与える「成長ホルモン」というホルモンが分泌されます。

睡眠不足は睡眠中に行われる肌の新陳代謝を滞らせ、顔のたるみの一因となります。

タバコ

タバコに含まれるニコチンには血行を悪くする作用があるため、血流によって酸素や栄養が皮膚に運ばれにくくなり、皮膚の衰えを招きます。

また、美肌に有効な物質のひとつとして、コラーゲンの合成を促進したりメラニンの生成を阻害する働きをもつビタミンCが挙げられますが、タバコが発生させる大量の活性酸素を分解するために1本吸うごとに体内のビタミンCが20ミリ~100ミリグラムも消費されるので、喫煙をする人は慢性的なビタミンC不足に陥りやすいとされています。

「タバコをやめたら肌がきれいになった」という声をよく耳にしますが、それはタバコを止めることでニコチンを取り込むことがなくなり、さらにビタミンC不足が解消されたためだと考えられます。

無表情

皮膚や脂肪を支える土台となる筋肉の衰えは、顔のたるみの大きな原因。

顔の筋肉も身体のほかの部分の筋肉同様、使わなければ衰えていきます。

パソコンやスマートフォンなどの液晶を見つめている間、人は無表情になってしまいがち。

毎日長時間のPC作業をおこなう人などで一日のうち無表情で過ごす時間の割合が多い場合、若い人でもたるみに悩まされるケースが少なくないようです。

顔のたるみを引き起こしているのは筋肉の衰えですが、顔にはおよそ30種類の筋肉があると言われています。大まかにわけると表情筋深層筋にわけることができます。

  • 表情筋・・・文字通り顔の表情をつくるための筋肉。皮膚や脂肪を支える。
  • 深層筋・・・表情筋を支える筋肉であり、顔に血液を送る役割もする。

この二つの筋肉のどちらかが衰えても、顔のたるみというのは起こってきます。表面にある表情筋だけ鍛えても、深層筋が弱まってしまえば表情筋の働きは薄れていきます。

とくに深層筋は顔全体に血液を送るポンプのような役割をしていますから、これが衰えるとたるみ以外にも顔にいろいろな不具合を引き起こしてしまうようです。

原因別、顔のたるみの対策

provision

自分のたるみの原因をしっかりと把握したら、それぞれにもっとも有効な対策を講じましょう。

外的要因

紫外線対策には、もちろん紫外線を浴びないようにすることがなによりも大切。

日差しが強くない日でも、日焼け止めの塗布などによる紫外線対策は怠らないようにしましょう。

乾燥対策には保湿効果の高い化粧品の使用や、こまめに水分補給をすること、加湿器などを使用して室内の湿度を一定値以上に保つことなどが有効です。

精神的ストレスは溜めないようにするのが一番ではありますが……現実的に考えてそれは難しいところ。

日頃から自分なりのストレス解消法を模索し、確保しておくことをおすすめします。

内的要因

加齢によるものはどうしようもありませんが、活性酸素は抗酸化作用のある食品を摂取することで除去することが可能です。

抗酸化作用のある食品というのは、βカロテンや「抗酸化ビタミン」であるビタミンCやビタミンE、ミネラル、アントシアニンやカテキンやリコピンやイソフラボン、アスタキサンチンといった「ファイトケミカル」と呼ばれる植物栄養素などが含まれている食品のことです。

とくに緑黄色野菜には抗酸化作用のある物質が豊富に含まれたものが多いので、積極的に摂取するようにするといいでしょう。

生活習慣が原因のもの

栄養不足を防ぐため、バランスのいい食事を心がけましょう。

サプリメントなどでも栄養は摂れますが、体内に偏りなくバランスよく栄養素を取り入れるためにできるだけ食品から摂取することをおすすめします。

よく噛んで食べることで、口まわりの筋肉が鍛えられて口元の皮膚がたるみにくくなる効果も期待できます。

睡眠はなるべく過不足なく取るようにし、睡眠時間を成長ホルモンの分泌が活性化される22時~2時までの時間帯に重なるようにすると肌のターンオーバーが滞りません。

また、横向きで寝ると重力に従って顔のたるみが生じやすくなる一因となりますので、仰向けで寝るようにしましょう。

タバコはやめるのが一番ですが、やめられない人は喫煙によって失われるビタミンCやビタミンB2などを積極的に摂取するようにしましょう。

長時間にわたるPC作業は休み休みおこない、休憩時間中に顔の筋肉を動かしてこわばりをほぐす癖をつけるといいでしょう。

顔の筋肉の衰弱防止のためにも、ひとり暮らしの人も大きな声で笑ったり人と話をしたりする機会を定期的にもつようにすることをおすすめします。

気をつけたい猫背や姿勢の悪さ

仕事のPC作業のように一定時間以上同じ体勢をとることも、顔の筋肉にとってはよくありません。そしてそれに加えて、猫背・姿勢の悪さというのも顔のたるみを引き起こすことがあるようです。

背中と顔、何か関係があるの?とお思いの方もいるでしょう。実は大きく関係しています。

猫背で顔を前につき出すような格好は、首の後ろ側が縮んで首の前は伸びいきます。これに伴って、頬が下の方に引っ張られて、最終的にはたるみを起こすのです。

現代では20代で早くも顔のたるみやほうれい線ができてしまう女性が多いようですが、その原因の一端を担っているのがこの猫背・姿勢の悪さなのです。

猫背というのはなかなか自覚できないものです。一度客観的に自分の姿勢を確認してもらう機会を設けると、早めに顔のたるみを防止する策を練ることができるでしょう。

できてしまったたるみはメイクで隠す!

メイクをする女性の写真

頬がたれてブルドックみたい……そんなお悩みを持つ方は、前述したたるみ防止の方法に加えてメイクでたるみを隠す方法も取り入れてみましょう。

シェーディング(影を入れる)

二重あごなどでお悩みの方は、顔にあえて影を入れることでそれを隠していくのがおすすめ。自分の肌の色味よりも少し暗めのファンデーションを用意してください。

普段使っているファンデーションを塗ったあと、この暗めのファンデをUゾーンにだけ塗布していきます。ブラシを使うときれいに仕上げることができます。

最後はフェイスパウダーでおさえれば、二重あごが目立たなくなるメイクの完成です!

チークを高めの位置に

頬がたるんでおばさん顔になってしまう!とお悩みの方は、チークを普段より高い位置に入れてみてください。笑った時に頬骨が出ると思いますが、その頬骨のいちばん高いところに色味を入れてみましょう。

顔の印象を上方に持っていくことで、頬のたるみを目立たなくするというメイク術です。

ちなみにおすすめのカラーはコーラルベージュです。オレンジやピンクなどを使うとどぎつさが目立ってしまうので、ナチュラルに仕上げるためにコーラルベージュの使用をおすすめします!

リップの口角を上げる

口元がたるんでくると自然に口角も下がってきます。これは老けた印象を与え、不満そうな表情を作り上げてしまうので女性にとっては避けたいことです。

これを防ぐためにも、コンシーラーリップペンシルを使って口角をあげていきましょう。コンシーラーで下がった唇の部分を消して、リップライナーで口角が上がるように形をつけていきます。

これだけでだいぶ若々しい印象をつくれるはずです。コンシーラーはリキッドペンシルタイプが使いやすくておすすめです。ぜひチャレンジしてみてくださいね!

たるみはお肌からのSOS

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顔のたるみを生じにくくするためにまず一番大切なことは、健康的な生活を送ること。

よく食べよく眠りよく笑いよく話をし、心身ともにすこやかな毎日を送ることが顔の皮膚や筋肉の老化を食い止めるのです。

加齢以外の原因によるたるみは、たとえば「水分が足りない!」「栄養が足りない!」「表情筋が鈍りきってる!」など、お肌が発しているなんらかのSOSだと考えられます。

顔のたるみを発見したら、まずはそれがどんなSOSのサインなのかを読み取ったうえで、自分の生活を少しだけ見直してみてはいかがでしょうか。

顔のたるみの改善だけでなく、ほかの健康効果や生活の質の向上などにもつながるかもしれません。

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品川美容外科渋谷院 院長 和田哲行

和田哲行

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