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2016年10月31日 更新 | 2,856 views

肝斑はほかのシミとはどう違うの? 肝斑の原因と治療のポイント

品川スキンクリニック池袋院 院長 神林由香

この記事は、品川スキンクリニック池袋院 院長 神林由香が監修しています。

肝斑は目の下の頬骨付近にぼんやりと広がるシミで、両頬にほぼ左右対称に広がることが特徴。30〜40代の女性の肌に多く現われます。女性ホルモンの乱れや皮膚の摩擦刺激がおもな原因とされています。治療には飲み薬のトラネキサム酸が有効です。また、レーザートーニングという照射方法の登場で、レーザーによる肝斑治療も可能になりました。

「肝斑に効く」という薬や化粧品の広告を、テレビや雑誌などで目にする機会は多いですが、肝斑ってふつうのシミとはどう違うのでしょうか?

肝斑の見分け方や、原因について知っておきましょう。

目次

肝斑の原因は?

正面を見つめている色白で肌の綺麗な女性出典:Weheartit

肝斑は目の下の頬骨付近にぼんやりと広がるシミで、両頬にほぼ左右対称にできることが特徴です。

30〜40代の女性に多くみられますが、早い人では20代からできる人もいます。また、男性の肌に現れることはまれです。

肝斑のメカニズムは完全には解明されていませんが、おもな原因は「女性ホルモンの乱れ」と「肌をこする刺激」です。さらに、紫外線を浴びることで悪化します。

肝斑ができるしくみ

  1. 女性ホルモンや肌の摩擦によって、皮膚のケラチノサイト(表皮細胞)が刺激される
  2. 肌の内部に炎症が起き、プラスミンという情報伝達物質がつくられる
  3. プラスミンがメラノサイト(メラニン色素をつくる細胞)にシグナルを送り、シミが作られる

肝斑以外のシミの特徴と原因

老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)

最も一般的なシミで、境界が比較的はっきりとしていることが特徴。

紫外線が原因のため、男女問わずに、顔・手の甲・デコルテなどの日光をよく浴びる部分にできます。日光黒子(にっこうこくし)と呼ばれることも。

雀卵斑(じゃくらんはん)

そばかすとも呼ばれる、肌に細かく散らばるようなシミです。

遺伝的要素が強いため小さな子供の頃から現れることもあり、紫外線によって数が増えたり色が濃くなったりします。

炎症後色素沈着

ニキビや傷、アレルギーなどによる、皮膚の炎症が治ったあとに残ったシミです。

肝斑はレーザー治療で改善できる?

お風呂に顔半分つけてぼーっとしている女性出典:Weheartit

肝斑へのレーザー治療は本来NG

シミの有効な治療方法のひとつが、高出力のレーザーによる治療。

レーザーは色素の濃い部分にだけエネルギーを与え、肌を傷付けずにシミを分解することができます。

ところが肝斑に高出力のレーザーを照射しても、症状が改善しなかったり、かえって悪化してしまうことがあります。

これは、レーザーによって肝斑の炎症が刺激されてしまうためです。

肝斑への治療も可能な「レーザートーニング」

このように従来は肝斑治療にレーザーは不向きとされていましたが、近年「レーザートーニング」という照射方法の登場で、肝斑のレーザー治療も可能になりました。

レーザートーニングは、レーザーを弱く均一に出力する照射法。肝斑の炎症を刺激せずに、メラニン色素だけを分解することができます。

ただし、肝斑へのレーザートーニング治療には皮膚科医のなかでも賛否両論あり、レーザートーニングも肝斑の悪化リスクが高いとする、慎重派の声もあるよう。

レーザートーニングで肝斑が改善した人の口コミ

肝斑にはトラネキサム酸(飲み薬)が有効

トラネキサム酸は人工合成アミノ酸の一種。止血剤や抗炎症剤、抗アレルギー剤などとしても長く医療現場で使用されている成分です。

薬品名は「トランサミン」で、ジェネリック(後発品)もあります。

トラネキサム酸の別名は「抗プラスミン剤」。肝斑の肌の炎症で生じる、プラスミンのはたらきを阻害する作用を持っています。

プラスミンはメラノサイトにシミを作るシグナルを送る成分。つまり、肝斑ができる前にトラネキサム酸が先回りしてブロックすることができるんです。

トラネキサム酸の効果が出ない場合は?

トラネキサム酸には処方箋無しで購入できる市販品もあります。

第一三共ヘルスケアのトランシーノⅡは、ドラッグストアなどでも購入することが可能です。

もし、トランシーノⅡを2ヶ月以上服用しても全く改善がみられない場合には、そのシミは肝斑ではない可能性が考えられます。

トラネキサム酸で肝斑が改善した人の口コミ

肝斑を本気で治したいときには病院へ

シミの種類は自己診断では見分けが難しいこともあります。自己流の治療で改善が見られない場合は、対処法が間違っているのかもしれません。

肝斑を本気で治したいときには、皮膚科や美容クリニックなどの受診をおすすめします。

また、肝斑以外の種類のシミが肌に混在している場合には、肝斑を優先して治療を行うそうです。

肝斑レーザー治療(スペクトラ)の費用目安

キャラクターの画像
クリニック 費用(目安)
湘南美容外科クリニック 2,593円
品川美容外科 2,800円
聖心美容クリニック 30,000円
シロノクリニック 40,000円

※費用は税抜表示です。

※掲載している情報は2016年10月12日時点で公式サイトに記載されていた情報であり、またクリニックによって施術条件や価格条件が異なるため各情報を保証する内容ではありません。正確な情報はクリニックの公式サイトを訪れていただくか、クリニックに直接お問い合わせ下さい。

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※ 記事の内容は、医学的な正確性、効能、効果を保証するものでなく、かつ、記事の利用においてはしかるべき資格を有する医師や薬剤師等に個別に相談するなど読者の責任において行ってください。

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