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2016年11月12日 更新 | 13,633 views

肥満を言い訳に、殻に閉じこもっていた私。ダイエットがもたらした心の変化とは [体験談]

小さい頃から肥満体型な私。この体型のせいで他人から突然「おい、デブ!」と言われ、ショックで体型に関して根深いコンプレックスをもつように。大学では引きこもり生活を送り、友達もつくりませんでした。しかしあるきっかけが、私の人生を変えてくれたんです。

小学生のころから太り気味

ピンクの服をきている太った猫出典:We heart it

私が「太っている」という自覚を持ったのは、中学1年生くらいのころだったと思います。

身長が160cmある私は、この年代にしては平均より背が高く、それ故に体重の重さを気にしたことはそれまでありませんでした。

実際の体重はというと、その歳の女児の平均は上回っていましたし、肥満と診断されるほどではないにしても、太り気味であることは間違いないという状態でした。

しかし小学生までは、身体測定があっても結果を友だちに見せることに抵抗もありませんでしたし、異性にも臆することなく接することができていました。

ところが生理が始まりいざ思春期に突入すると、急に自分の足が太く見え、周りの友だちが華奢で可愛く見えてきたんです。

同じ制服を着ているのに、なぜ私はこんなに醜く太っていて、友だちはあんなにすらっとした長い脚を持っているんだろう。

どうして私の顔はこんなに大きくて脂肪がたくさんついているんだろう。

と、段々と自分の容姿を卑下するようになっていったんです。

傷ついたのは知らない人の言葉

出典:We heart it

そんな自分の容姿に関する悩みを相談できる相手は誰もいませんでした。

父はリビングでくつろぐ私の側に来たかと思うと、自分の足を隣に並べて見せて

「お前の足はお父さんのより太いなあ!」

なんて笑う始末でしたし、逆に母はというと

「太っているのは今だけだから大丈夫よ。お母さんもアンタくらいのころはプクプクしてたし。大人になったら自然と痩せるから」

としか言わないんです。

私が困っているのは今であって、大人になってからの話をされてもどうしようもないとしか思いませんでした。

おまけに「自然と痩せた」はずの母は、その頃ものすごく太っていて完全なるおばさん体型だったんです。

言葉に説得力というものがありません。

父に真面目に悩みを相談してバカにされるのも、母に適当な慰めの言葉をかけられるのも、嫌で嫌で仕方がありませんでした。

そしてその頃、私のコンプレックスが決定的になった出来事が起こりました。

それは高校生のときです。

その日は顧問の先生の都合で部活が早く終わり、まだ日も暮れないうちから私は自転車で帰宅していたんです。

季節は夏。

私は半袖のカッターシャツにプリーツスカートの制服を着ていました。

家から持ってきた飲みものがなくなってしまい、お茶でも買おうとコンビニへ寄ったんです。

自転車を止めて店内に入りペットボトルのお茶を購入。

お店の自動ドアをくぐったとき、横から男の人の声がしました。

「おい、そこのデブ」

まさか初対面の知り合いでもない人に、そんな呼びかけられ方をするなんて夢にも思いませんよね。

自分のことだとは思わず、私は自転車の方へ歩いていきました。

すると、

「おい、デブっつってんだろ!」

その男の人は私の後ろへ立って、私に向けて声をかけたんです。

ふりむくと茶髪の軽薄そうな若い男性がいました。

いくら田舎とはいえ、私も女子高生です。

さすがにこの人に関わってはいけないという思いが強くなり、急いで自転車に乗ってその場を立ち去りました。

男性は何度かこちらへ向かって叫んでいましたが、聞こえないふりをして逃げきったんです。

植え付けられていくコンプレックス

出典:We heart it

今考えてみれば、あの人は頭のおかしいナンパ男であって、相手にしなかった私は非常に正しいと思えます。

でも多感な高校生だった私にとっては、すごく衝撃的な出来事でした。

あんな変な男の人に声をかけられて怖かったのはもちろんですが、自分が初対面の他人から見てもデブなんだということは、思っていた以上にショックなことだったんです。

お腹がぽっこりしているけど普通体型には見えるはず。

足が多少は太いけど、スカートを履いたらおかしい、というほどではないはず。

悩んでいるとはいってもその程度だった私の自分の容姿に対する認識は180度変わりました。

誰がどうみても太っている、デブだと後ろ指を指されるような体型なんだ。

人から笑われるようなみっともない姿をしているのが私なんだ。

そんな気持ちがどんどん自分の中で膨らんでいったんです。

そしてその想いは、高校を卒業し大学へ入学したことで、さらに大きくなっていきました。

地元は九州の田舎町です。

でも通い始めた大学は、関西のそれなりに大きな都市。

同級生の容姿とファッションセンスが地元とはまったく違っていました。

同じ時期に入学した同級生のはずなのに、なぜかみんな大人っぽくスタイルが良くてすごくオシャレなんです。

私ほど太っていてダサい服を着ている女の子は誰もいませんでした。

元々引っ込み思案で人見知りな性格の私でしたが、そんな綺麗な女の子たちに話しかけることもできず、ますます人と接することが苦手になっていきました。

同級生の男の子たちに対しても、私のようなデブに話しかけられても迷惑だろうと距離を取るようになっていったんです。

そうしているうちに、一人暮らしで食生活が乱れたせいもあり、私は本物の肥満人間になってしまいました。

一念発起してダイエット

イチゴがのったスムージーとピーナッツバター出典:We heart it

大学生になって最初の1年間は本当に鬱々として過ごしました。

なんとか授業には出席していたものの、それ以外は一人暮らしの部屋にひきこもり、ひたすらネットをしたりゲームをしているだけ。

外に出かけることがあっても、ひとりで映画を観に行く程度。

一歩間違えば、きっと引きこもり状態になっていたと思います。

親からは「バイトをしろ」と言われていましたが、大学生が授業の合間にできるアルバイトといえば、コンビニだとか居酒屋、家庭教師なんかの接客系ばかり。

まともに人と話すこともできない私にはとても無理だと、応募することすらありませんでした。

でもそんな生活がきっかけで、私はダイエットをすることの決意ができたんです。

当時私は、とあるアニメに非常にハマっていました。

世間的にも流行しているアニメで、各地で様々なイベントが行われていたんです。

ネットばかりみていたのも、このアニメのファンサイトなどで同じくファンの人たちと交流するためでした。

そしてある日、私の住む都市でこのアニメの大きなイベントが開催されることが決定したんです。

ドームのような大きな会場を貸し切るライブイベントで、開催は半年後。

そのイベントに、普段話をしているファンのみんなが参加しオフ会をすることになり、私も声をかけてもらったんです。

ネットを介してしか話をしたことがない人たち。

*できれば綺麗な女性だと思われたい。

今の私を知らない人になら、今から努力すれば素敵な姿を見せられるはず。*

そんな気持ちからダイエットをすること、もっとおしゃれについて学ぶことを決意しました。

それから半年かけて、私は必至のダイエットをしました。

食事はすべて自炊にしました。

ごはんはすべて玄米にして、朝はおにぎりひとつだけ。

昼はお弁当を持参しタンパク質と炭水化物でエネルギー補給。

夜は野菜とササミなどの高タンパク低カロリーな食事のみ。

それに加えて、朝と夜にウォーキングと筋トレをしました。

さらにコンビニでアルバイトを始め、一日3~5時間とにかく動いている時間を作ったんです。

それまでがお菓子食べ放題ジャンクフード食べ放題の生活でしたので、生活習慣が整うまでは本当に大変でした。

自炊もほとんどしたことがない状態からのお弁当作りですから、最初はむしろ食費が増えたほどでしたし、お

いしくないご飯を食べるのは辛くて、ダイエットなんてやめちゃおうかと何度も考えました。

でもここで頑張ることができなければ、私はずっとこのまま肥満体型のまま、友だちも彼氏もできず鬱々と引きこもって暮らすことになってしまう、という危機感があったんです。

それくらい当時の私の生活はめちゃくちゃでした。

ダイエットの効果

下着姿で笑顔で立っている金髪三つ編みの女性出典:We heart it

ひと月かけて3キロ痩せたかと思えば、次の一週間で1キロリバウンド。

最初はそんな状態でしたが、料理の腕があがり、食事のバリエーションが増えて行ったこと、体力がついてきてウォーキングが辛くなくなったことで徐々に体重は落ちていきました。

明らかに体型が変わった私を見て、同級生の女の子たちが話しかけてくれるようになってきたのも予想外の展開で、嬉しい出来事でした。

友だちといえる関係になった彼女たちにメイクのコツや流行のファッションなどを教えてもらい、何とか人並みの格好ができるようになったのもこの頃です。

そしてあっという間に半年が経ち、私は15キロのダイエットに成功し、BMIで計算しても普通体型になることができました。

何の気兼ねもなく参加したアニメイベントは、一生の思い出といってもいいほど、とにかく楽しいものでした。

会うのが初めてとは思えないほど話の合う仲間たちと散々にはしゃいで、同じホテルに泊まり夜まで語り明かしました。

地方からやってきた子からは、

「やっぱり都会の人は綺麗やねえ」

なんて言われてしまって、照れて何も言えなくなってしまったこともあります。

もしそのときも太ってコンプレックスでガチガチになったままだったら、このイベントもきっとこんなに楽しい思い出にはならなかったでしょう。

ネットではベラベラ話すくせに、実際に会うと無表情なネット弁慶として仲間たちからも避けられていたかもしれません。

でも努力は私を裏切りませんでした。

大好きだったアニメはとっくに終わってしまいましたが、今でもそのときの仲間たちとは交流が続いていて、時には一緒に旅行へ出かけることもあるほどです。

ダイエットがもたらした心の変化

ハイウエストデニムを履きこなしているスタイルのいい女性出典:We heart it

半年間のダイエットで私が一番変わったのは、「私なんて」という卑屈な気持ちが薄らいだということです。

太っていたことで目までも曇っていたみたいで、私の目の前に様々な可能性があることにはまったく気が付いていませんでした。

大学の同級生はオシャレでコワイ、私なんて相手にしてくれない人たちだと思っていましたが、太っていたときの私のことも、いつもひとりでいるけど大丈夫だろうかと心配してくれていました。

私にアルバイトなんてできないと思っていましたが、バイト先の店長はいつも

「〇〇さんがいてくれると店は綺麗になるし、ハキハキしてて気持ちいいしありがたいね~」

と褒めてもらうこともできました。

私ができないと思っていたこと、「私なんか」がしてはいけないと考えていたことは、すべて私が自分の世界で考えていただけだったんです。

小学生の私が太っていたのは、おそらく遺伝と家庭環境の問題でしょう。

母は太りやすい性質のようでしたし、その割に食卓に並ぶのは高カロリーのメニューばかりでした。

中高生の頃の私がダイエットをしようとしてもなかなか難しかったと思います。

だけど高校を卒業してからさらに太ってしまったのは、完全に私の心の問題です。

確かに高校生の頃にかけられた心無い言葉は私の心に深い傷を残しました。

でもだったら、一人暮らしを始めたら痩せてあんな男見返してやるぞ!と考えてもよかったわけです。

それができなかったのは私の心が弱かったからです。

どうせ私には何もできない、何をしても仕方がないとあきらめ、好きなものを食べて好きなことだけをする生活に逃げていただけでした。

不思議なものでコンプレックスがあると自分の視界まで狭くなってしまうんですよね。

たとえ太っていたとしても、明るくて周りを思いやることができる優しい性格の人は友だちに囲まれて幸せな人生を送るはずです。

それはきっと太っていることを言い訳にして、自分の選択肢を自分で狭くしていないから。

大きな心で広い世界を見ることができていたら、きっと私は大学の最初の1~2年間をあんなに無駄にはしていなかったと思います。

だけど私にはそれができなかった。

でも今は、それができなかった自分を責めるつもりもありません。

なぜなら今の私は幸せだからです。

痩せたからではありません。

容姿のコンプレックスがすべてなくなったわけではありませんし、思春期を卑屈な気持ちで過ごしたことは私の人格形成に大きな影響を与えていると感じることもあります。

だけど、その経験があるからこそ、私は人には色々な考え方があること、自分がどんな状態であれ心ひとつで幸せになれることを知ることができました。

それを知っていればきっと私はこの先どんなコンプレックスを抱えたとしても、自分は幸せだと言い切れる気がするんです。

Written by なみさと

Top image via Weheartit

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