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2016年06月06日 更新 | 9,471 views

アートメイクを後悔する人が続出!? 除去のリスクや費用について

聖心美容クリニック札幌院院長 前多一彦

この記事は、聖心美容クリニック札幌院院長 前多一彦が監修しています。

アートメイクの施術を受けたが失敗した……という人は少なくなく、除去の需要が高まっています。アートメイクはタトゥー(刺青)の一種で、日本では「アートメイクの施術も除去も医療行為」とみなされています。この記事では、アートメイクやアートメイクの除去を検討している人に向けて、くわしい施術内容やその危険性について紹介します。

メイクの手間が省ける、ノーメイクでも可愛くいたい……皮膚の表皮に色素を定着させ、落ちないメイクとしてアートメイクが人気を集めています。

アートメイクはタトゥー(刺青)の一種なのですが、アートメイクという名前はタトゥー(刺青)に結びつかないという人もおり、タトゥーの一種と知らず、気軽に施術を受ける人も……。

予期せぬトラブルを避けるために、アートメイクや除去についてくわしく知っておきましょう。

アートメイクを悔やむ人は多い

アイラインを引いた女性の写真出典:We Heart It

アートメイクはあくまでも「刺青」

アートメイクとは、皮膚の表皮に専用の針を刺して色素を定着させる施術のことをいいます。

アートメイクは、皮膚下0.02~0.03ミリの表皮という部分に色素を入れるのに対し、タトゥー(刺青)は表皮の下に位置する真皮という部分に色素を入れます。

アートメイクとタトゥーには、色素を定着させる深さに違いがありますが、どちらも針を刺し色素を定着させるものなので、大きなリスクを伴います。

美容の一貫として知られたアートメイクですが、永久的に維持したい場合以外は、安易に手を出してはいけないということですね。

アートメイクの除去の需要

アートメイクは個人差はありますが、おおよそ3〜5年持続するといわれています。しかし、色素が薄くなる前に、

  • アートメイクの施術で失敗した
  • 流行の変化により気に入らなくなった
  • 変色してしまった

などの理由で除去を望む人が多いといわれています。

メイクのトレンドや好みは変わっていくものですから、何年も同じ眉やアイラインで過ごすというのはあまり現実的ではないのかもしれません。

また、アートメイクは薄いものを濃くする修正はさほど難しくはありませんが、その逆や色味の変更などは、一旦除去をしないと難しいのだそうです。

そもそも、アートメイクは除去できるの?

病院の処置室の写真

除去には大きく分けてレーザー切除手術とがあり、傷跡を最小限におさえるために、まずはレーザー治療を検討することが一般的です。

ただし、アイラインは眉に比べて色素を濃く入れるにもかかわらず、切除手術ができず、火傷のリスクを考えると何度も照射することはできません

なので、アイラインについては完全に消すというよりは「薄くする」というように考えておくといいようです。

レーザー治療の費用や伴う痛み

レーザー治療の費用は、クリニックによってさまざまで、さらにレーザーの種類によっても変わって来ますが、両眉または両目のアイラインの場合、それぞれおよそ2万円〜といわれています。また、1センチあたり1万円という設定をしているクリニックもあります。

痛みについては、レーザーを照射すると色素に反応して熱が発生し、熱によって皮膚がやけどするため、痛みが生じます。輪ゴムを弾いた感覚から、かなりの痛みまで、程度はさまざまです。場合によっては、局所麻酔薬を使用することもあります。

レーザー治療の流れ

  1. 除去箇所、色素が定着している深さ、色などから治療方法を検討します。また、除去する面積を計測し、金額の見積もりを行います。
  2. 必要に応じて局所麻酔を行い、治療時の痛みを緩和します。
  3. レーザーを除去箇所に照射します。照射された色素は、蒸散されることにより、肌の表面に見えていたアートメイクが見えにくくなります。さらに、肌の角質も同時に少しだけ削り取ります。これは肌のターンオーバー(新陳代謝)を促進するためです。
  4. 治療を受けた後は、肌がデリケートになり、少ない紫外線量でもしみなどの原因となります。日焼け止めや帽子、サングラスをするなど、紫外線対策を忘れないようにしましょう。

レーザー除去は一定の期間をおきながら、数回にわたって行う必要があります。

また、レーザーは黒色や濃い茶色、濃い青色に反応して、色素を破壊するものなので、薄い青色(水色)や緑色、黄色、ピンク色などには反応しづらいといわれています。

アートメイクの切除手術による除去

切除手術は、眉のアートメイク除去に用いられることが多いそうです。特に、

  • まぶたのたるみ取りを同時に行いたい場合
  • アートメイクがレーザーに反応しにくい色になっている場合(先述の水色や緑色、黄色、ピンク色など)
  • 定着させた色素の量が多い場合
  • すぐにアートメイクを除去したい場合

と言ったケースで行われることが多く、「毛包斜切断法」という術式を用いるそうです。

通常、皮膚を切り取ると毛根を傷つけてしまい、毛が生えてこなくなることがあります。しかし、「毛包斜切断法」は毛根を傷つけにくく、眉毛を残すことができる場合もあるとのこと。

また、眉毛が生えてくることで傷跡が眉毛に隠れ、見えにくくできるというメリットもあるそうです。

アートメイクの除去を検討する上での注意や準備

アートメイクによる健康被害

アートメイクの施術による健康被害は、

  • やけどや傷などの皮膚障害
  • B型肝炎、C型肝炎、エイズ(HIV)などの感染症
  • 角膜障害
  • アレルギー

などが報告されています。

これには、衛生管理が正しくなされていない状態での施術による健康被害も含まれていて、「新しい針を使用するから大丈夫」という業者もいるようですが、色素(インク)や機材が菌に汚染されている場合もあるのだそうです。

アートメイクはあくまでも皮膚に異物を挿入する行為ですから、患部の腫れでは済まず、深刻な感染症や角膜障害、アレルギーなどのリスクがあるということを、あらかじめ知識として持っておきたいものです。

除去する際に注意したいことは?

特に注意が必要なことや準備すべきことは、

  • 除去したい箇所に上から肌色のアートメイクの施術をする方法を避けること
  • アートメイクの施術を受けた際に使用した色素(インク)のメーカーや色、成分等の詳細内容を施術した機関に確認すること

が挙げられます。除去したい箇所に上から肌色のアートメイクの施術をすると、不自然な仕上がりになりえます。もし、不自然な仕上がりで失敗してしまったとしても、肌色はレーザー治療ができません。

また、最適な治療を受けるために、除去する際のカウンセリングには、アートメイクをした際の詳細な内容を提示できるよう準備していくことをおすすめします。

アートメイクをした人の声

女性の口もとの写真出典:We Heart It

薄くなったことで満足したという人もいれば、完全に除去できないことでアートメイクの施術を受けたことに後悔をしたという人もいます。

アフターケアに関しては、レーザー治療後にできるカサブタを保護するためのガーゼや絆創膏が目立ち、困ったとの声が多くありました。アイラインなどの場合はサングラスで、唇などの場合はマスクで隠すという方法で対処した人も多くいます。

また、アートメイクの施術を受けた際には、

  • アートメイクを気軽な感覚で受けてしまった
  • 医療機関で受けなかった

など、アートメイクに対する予備知識がない状態で施術を受ける人が多くいます。アートメイクの施術を受けるときも、除去するときもそのリスクを知り、慎重に検討すべきということがわかりますね。

アートメイクの除去には時間も費用もかかる

アートメイクの施術を受けることは簡単ですが、除去する際には時間も費用も倍以上かかるといわれています。

なので安易に考えずに、除去のことまで視野に入れて施術を考えるようにしたいですね。

また、アートメイクは医療行為で、医師および医師の指示を受けた医療従事者が施術するものです。

しかし、エステ業者などによる違法なアートメイクが行われることも多く、国民生活センターが注意を呼び掛けていますので、どこで除去するかについては慎重に検討するようにしましょう。

written by りんごす

top image via We Heart It

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※ 記事の内容は、医学的な正確性、効能、効果を保証するものでなく、かつ、記事の利用においてはしかるべき資格を有する医師や薬剤師等に個別に相談するなど読者の責任において行ってください。

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