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2016年05月19日 更新 | 2,845 views

自然治癒もありえる。多汗症と戦った私が伝えたいこと [体験談]

物心ついた頃から手足が常に湿っていた私。小さい頃は面白いと感じて笑っていましたが、思春期の頃から気になりだしました。年中ベトベトしている手足で困ったことはたくさんあります。ノートやプリントがびちょびちょになって破れたり、人と手を繋げなかったり、えんぴつや携帯電話をずっと持つことも出来ませんでした……。

光に当たった両手出典:We heart it

私は手のひらや足の裏に大量に汗をかく体質です。

物心ついた時にはこの体だったのですが、思春期の頃から大いに悩まされました。

インターネットでこの病気について調べてみると

「手掌足蹠(しゅしょうそくせき)多汗症」

という病名が当てはまります。

いつから発症する?

ホテルの池を眺めている女の子出典:We heart it

私の場合、物心付いた時には症状が出ていました。

ただ、気になり出したのは小学校高学年くらいから。

いわゆる思春期になってからですね。

「汗をかくのは普通のこと」ですが、私の手足の汗は尋常ではありません。

水滴が滴り落ちるような汗が出るのです。

古い記憶にあるのは、家族でこたつに入っている時のこと。

姉から「手を見せて」と言われ、こたつから出すと、私の手から湯気がたっているのです。

こたつで汗をかき、冷たい空気に触れることで蒸発していたのでしょうが、当時は小さかったため

「見て~!面白~い!」

と家族に自慢していたくらいでした。

家族もゲラゲラ笑っていたし、無邪気なものですね。

足もいつも湿っていて、こたつで誰かの足に触れたら

「すごい濡れているね〜」

と言われるレベルです。

まぁ家族は私の体質を知っていたので、特に何か言われることもなかったです。

思春期から大人へ

ばっちりアイメイクで正面を見つめてポーズを決めている女性出典:We heart it

夏でも冬でも一年中ベトベトしている手足。

もちろん夏の方がひどいのですが、冬でも何かキッカケがあれば一気に汗ばむことは悩ましかったです。

身近に同じような人がいなかったので、恥ずかしさも感じていました。

多汗症のせいで、恥ずかしい思いもたくさんしました。

汗をたっぷりかいた手で鉛筆を握ると、当然その汗は下に流れ落ちます。

ノートやプリントに何かを書きたいと思っていても、その状態では紙が濡れて書けません。

最悪の場合、鉛筆の先が引っ掛かって破れます。

あと、消しゴムが使えません。

濡れた紙だと消えないんです。

私の場合、ハンカチを手の下に当てて書く事で乗り切れましたが、夏場はハンカチが汗でビチャビチャになってしまうので、2枚は必要でした。

濡れたハンカチはポケットに入れているので、ポケットの中も常に湿っていたと思います。

今思えば、だいぶ不衛生だったかも。

大人になってからも、夏の時期や暖房の効いた冬場などに「こちらに記入ください」と紙とペンを出されても、いきなりペンを握る事が出来ません。

まずバッグからハンカチを取り出さないといけないからです。

大抵バッグに触った瞬間、「あれっ?何やってるの?」といった顔をされます。

でも書類を濡らすわけにはいかないし、自分でも面倒だと思うのですが仕方ないと割り切っています。

また、他人と手をつなぐのが苦痛で仕方ありませんでした。

学校生活では、手をつなぐ場面が年に数回あります。

クラスのレクレーションや運動会での遊戯など、強制的に手をつながされるのです。

もちろん手を繋ぐ前には、洋服に手を擦り付けて汗を取るのですが、繋いでいる時間が長かったり、フォークダンスのように次々と手を繋いだりする時には焼け石に水。

ベトベトの手を差し出すしかないのです。

私の場合、女の子と手を繋ぐのが特に嫌でした。

「どんな風に思われるだろう?何か言われないだろうか?」

という不安を感じていました。

陰口を言われる恐怖です。

幸い、陰口はなかったと思いますが「汗すごいね」くらいは何度か言われました。

その時は「そうなんだよね」と答えるだけで、あまり詳しく話すことはしませんでした。

なるべく知られたくないという心理だったのでしょう。

また思春期になると

「もし彼氏ができたとしても、手を繋ぐのは嫌だなぁ。でもそんなこと言えるかなぁ。」

という心配もしました。

結果的には、数回手を繋いだ後に

「私は手に汗をかく人だし、人前で手を繋ぐのが苦手」

ときちんと伝えれば大丈夫でした。

彼氏も汗には気づいていたようです。

状況を分かってもらってから説明することで、スムーズに理解してもらえました。

また、冬、春や秋など、そんなに汗をかかない季節でも、私の手は関係ありません。

鉛筆を握る、携帯電話を触る、吊革に捕まるなど、長時間何かを握りしめると汗が大量に出てきます。

社会人になって電車通勤していましたが、なるべくドアの近くにある握り棒を使っていました。

手で握らず、指だけでフワッと捕まるようにすれば、次の人が触ってもビチャビチャを感じることはなさそうだったので。

携帯電話も長電話だと「水没しないか?」と心配になってきます。

そういう時は携帯をハンカチで包んで使うようにしました。

ちなみに壊れたことはなかったです。

さらに、足汗に悩まされることもありました。

それは社会人になってからのこと。

私は制服着用の会社だったのですが、当然ストッキングパンプススタイルになります。

靴下なら汗を吸ってくれるのですが、ストッキングは全く吸いません。

素足と変わらないレベルです。

普通の人でも素足で靴を履けば蒸れますよね?

こちらは、目に見えるほどの水分が出ているのですから、大変です。

パンプスはすぐに臭うようになり、3ヶ月と持ちませんでした。

水虫にはならなかったと思うのですが、そういえばちょっと痒みを感じた時期もありました。

あせもだと思っていたのですが、ひょっとしたら水虫だったのかもしれないですね。

今は専業主婦ですが、次に働くとしてもストッキング着用の仕事は避けたいと思っています。

夏になると履きたくなるサンダルも、私にとっては天敵でした。

靴下という汗取りがない状態でサンダルを履くと、中敷に汗染みが付いて黒ずんでくるのです。

しかもサンダルの中敷って、脱いだ状態だとすぐに見えますよね。

パッと見ただけではわからないことも多いのですが、なるべく白ではない中敷の物を選ぶようにしていました。

道端に咲いていたお花出典:We heart it

大人になってからも悩み続けた多汗症ですが、精神的に一番キツかったのは中学生だと思います。

人に知られるのは恥ずかしいし、他人と違うことが耐え難い年頃。

でも当時は病気だと思っていなかったので、何か解決策があると思ったこともありませんでした。

インターネットで調べてみると、今は色々な治療方法があるようです。

主なものとしては心身療法、薬物療法、胸部交感神経遮断手術があります。

ただ薬物療法は、一時的な改善はあるものの病気の根治には至らず、繰り返し治療が必要になる場合が多いとのこと。

また手術に関しても、副作用があるようです。

手のひらの汗は治る代わりに、背中や脇など、他の部分の汗がひどくなる方が多いのです。

個人差があることなので、どの程度変化するのかは予測できないのですが、手術したことを後悔される方も少なくないようです。

中学生当時、手術で治ると聞いていたらどう思ったか?と考えてみましたが、恐怖心があったり、そもそも親に悩みを打ち明けることが恥ずかしかったりして、そのまま何もせず過ごしていたかなぁと思います。

「学生のうちはコンプレックスの一つとして受け入れて(そんなことまず出来ないと理解できるけれど)、大人になっても我慢できなければ手術を検討する」

これが一番良いと考えます。

やはり身体への負担や術後に起こる変化(手足は治ったけれど、他の部位からの汗が酷くなる)を考えると、せめて高校卒業するまでは安易に手術しない方が良いのでは?と。

ただ多汗症が原因で精神的に追い詰められていたり、日常生活にかなりの支障が出るようならば、リスクをしっかりと理解した上で手術するということもやむを得ないのかな……とも思います。

未成年の場合は、ご両親としっかり話し合うことが大事です。

自分の悩みを話すのは恥ずかしいかもしれないけれど、親身になってもらうことができれば心強いですよ。

中途半端な説明だと相手にされないかもしれません。

ノートなどに自分の状況をまとめて、それを見せながら話すと、親も理解しやすいと思います。

現在の私

スクリーンに反射で出来た虹色に触っている女性出典:We heart it

30代半ばになりましたが、実は汗で困ることはほぼなくなりました。

30歳を過ぎたことから、代謝が落ちてきたからか汗があまり出なくなったのです。

ちょうどその頃出産して、専業主婦になったことも影響していると考えています。

まずは基本的に自宅にいるので、快適な温度で過ごせます。

また私は生まれつきの多汗症ですが、精神的な要因が加わって症状が悪化していたのかもしれません。

時間に追われることもなくなり、緊張感のある状況もなくなり、穏やかな時間を過ごすことで改善されたのかもしれません。

思い返せば、小学校の頃までは、ハンカチを使わずにノートを取っていたような気がします。

今では自宅で書き物をする際も、ハンカチなしで書けるようになりました。

昔は汗取りで履いていた靴下も、夏は裸足で過ごせるようになり、冬は寒いという理由で履くようになりました。

靴を履いているときは汗が出ていると思いますが、常に厚手の靴下で汗取りしているので、昔に比べたら靴も長持ちするようになりました。

加齢なのか精神的なものなのかハッキリしませんが、身体は変化しています。

ただ、たまに電車に乗ったりするのですが、やはり吊革を長時間握ると汗は出ます。

昔に比べたら本当に少なくなったのですが、完全に治ったわけではなさそうです。

「人前」というプレッシャーがあると、ダメなのかもしれません。

ということで、生まれつき多汗症の私ですが、30歳を超えて症状が少しづつ治まり出しました。

若い人からしたら、

30歳なんてまだまだ先で想像できない!

と思うかもしれませんが、自然に良くなるケースがあることも知っていただければ幸いです。

最後に、この病気の根治には手術しかありません。

手術して後悔されている方もいらっしゃいます。

手術を検討される場合は、満足された方だけでなく、後悔された方の体験談もきちんと読んでから決めてくださいね。

Written by ちいさなはな

Top image via Weheartit

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