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2016年06月01日 更新 | 3,431 views

「抑うつ状態」は「うつ病」のもと?症状と解消方法とは

会社で休養許可を貰うのに、「うつ病」ならOKでも「抑うつ状態」はNG?実はこの2つ、症状は全く同じでも、医学的には全く別なんです。今回は「うつ病」と「抑うつ状態」の見分け方と解消方法をご紹介します。

女性がうつむきがちに体育座りしている様子出典:We♡it

気分が落ち込んでしまう「抑うつ状態」。

じつは「抑うつ状態」と「うつ病」の違いを見分けるのは専門家でも難しいといわれています。

今回は、自分の症状から「抑うつ状態」かどうか判断する方法と解消方法をご紹介します。

「うつ病」の見分け方

うつ病とは、不安や食欲低下、悲しみなどを感じる精神障害のひとつ。

まずうつ病と診断される場合、下記のような症状が2週間以上続いている人が対象となります。

・抑うつ気分(憂うつ、気分が重い)
・何をしても楽しくない、何にも興味がわかない
・疲れているのに眠れない、一日中ねむい、いつもよりかなり早く目覚める
・イライラして、何かにせき立てられているようで落ち着かない
・悪いことをしたように感じて自分を責める、自分には価値がないと感じる
・思考力が落ちる
・死にたくなる

出典:厚生労働省

周りから気付かれるうつ病の症状

自分では気づかない場合でも、周りがこんな変化を感じている場合も。

・表情が暗い
・涙もろくなった
・反応が遅い
・落ち着かない
・飲酒量が増える

出典:厚生労働省

体に変化がみられるうつ病の症状

また、心の変化だけでなく、体調として変化があらわれる場合もあります。

・食欲がない
・体がだるい
・疲れやすい
・性欲がない
・頭痛や肩こり
・動悸
・胃の不快感
・便秘がち
・めまい
・口が渇く

出典:厚生労働省

「うつ病」の原因

うつ病になる原因は、脳内の神経伝達物質のバランスが乱れた結果起こると考えられています。

簡単に言えば、やる気を出したり、睡眠や食欲のスイッチを司るホルモンが上手く働かないために起こるのです。

うつ病のもととなる「抑うつ状態」

また、「抑うつ状態」とは、何か原因があって、心にストレスを感じた時に起きる状態をいいます。

たとえば、

  • 仲良しの友達からいきなり無視された
  • 就職活動がうまくいかない
  • 夫婦関係がぎくしゃくしている

といった日常の生活の中にストレスと感じた場合にあらわれる、やる気がでない、落ち込むといった状態を「抑うつ状態」と呼びます。

この「抑うつ状態」が長期化すると、うつ病へ移行することが多いといわれています。

見分けが難しい「うつ病」と「抑うつ状態」

「うつ病」と「抑うつ状態」は、専門家の医師でも診断は非常に難しいといわれています。

「抑うつ状態」の場合は、ストレスを感じた原因によっては「そんなことで」や「よくあることだよ」という周りの一言で片付けられがち。

しかし、落ち込んだり、イライラしたり、寝られなかったり……などの症状が出てしまうなら、それは小さな問題ではありません。

いわば、うつ病になる前の状態の「抑うつ状態」でも、本人にとっては苦しくて不安なもの。

抑うつ状態は、決して本人が怠けていたり甘えのせいではないので、周りの人は温かい配慮が必要です。

うつ病と抑うつ状態の具体例

うつ病と抑うつ状態は非常に線引きが難しいと言われています。そんなふたつを、具体例とともにくらべてみましょう。

うつ病の例

うつ病はまずは肉体的な疲労からはじまることが多いです。サラリーマンの場合、残業続きや休日出勤が続くとうつ病へのきっかけになりやすいです。

労働時間の長さももちろん重要ファクターですが、休息時間の短さも問題です。睡眠時間が一日3時間など、極端に短いときなどには注意が必要です。

人は休息時間を取れないと、脳がフル回転で働いてしまいます。その結果肉体的な疲労から、今度は脳の疲労へとつながっていきます。こうなると一気にうつ病へ近づいてしまうのです。

脳の疲労は脳からの指令によって出るホルモンの分泌に多大な影響を及ぼします。疲れきった脳はうまく指示を出すことができず、ホルモンバランスはどんどん乱れていくのです

脳がオーバーヒートを起こすと、これはもう典型的なうつ病です。今まで働いていた分しっかりを休息を取ることはもちろん、薬にも頼らなければなかなか症状の改善は難しいでしょう。

抑うつの例

さて、うつ病にくらべて抑うつはどんなことがきっかけで生まれるのでしょうか?抑うつ状態を引き起こすのは、ざっくりいうとストレスです。

うつ病は肉体的な疲労からはじまると先ほど説明しましたね。それに比べて抑うつというのは、肉体的というよりも精神的な負荷によって発症するものなのです。

抑うつを引き起こしやすいトラブルは・・・

  • 進路のことで家族と揉めた
  • 成績が伸びずに教師に目をつけられている
  • 友人からのいじめを受けている
  • 親友と仲違いしてしまった
  • 職場でパワハラやセクハラを受けている
  • 仕事の業績がイマイチで上司に毎日説教された

どれも人間関係から来る精神的なストレスです。しかも突発的で大きなストレスよりも、継続的な精神的負荷が毎日じわじわ続く環境・・・こういったものが抑うつを増長させるのです。

このストレス環境が続くと、体にもよくない変化が訪れます。はじめの方はイライラや落ち込みといった感情が増していき、最終的には不眠・食欲不振といった身体的症状にまで発展していきます。

「抑うつ状態」の症状

抑うつ状態の症状は、うつ病と診断される時の症状と同じです。

うつ病の症状が数日で消えれば「抑うつ状態」、2週間以上続けば「うつ病」と診断される目安となります。

つまり、うつ病と抑うつ状態の違いは、症状ではなく期間であるといえます。

抑うつ状態は時間が解決してくれる

抑うつ状態は原因が分かっていて、それが解決できれば、「時間薬」と言われる様に時間がたつとストレスや症状が緩和していくことも多いでしょう。

まずは自分の症状がいつから出始めたのか、具合の悪い状態が2週間以上続いているかどうかが「抑うつ状態」か「うつ病」かの判断の基準になるかも知れません。

前述したように、継続的な疲労が肉体的か精神的かによっても違いは出てきます。それに加えて期間というのも診断における要素になっていることを、頭のどこかに入れておくといいでしょう。

うつよりも抑うつの方が多い!?

抑うつは精神的なストレスから起こることが多い、と前述しましたね。心に過度な負担がかかると、人は抑うつになりやすくなります。

実は日常のそこらかしこに抑うつになるファクターは潜んでいます。就職活動、結婚生活、育児、親戚づきあい・・・。自分の思っている通りにいかないことが、抑うつを加速させます。

一時のストレスで終わればいいのですが、そこに終わりを感じることができないとどんどん抑うつに近づいていくのです。

身体的疲労から発症するうつ病よりも、こういった心の病である抑うつの方がかかりやすいのが現代社会なのです。

心療内科や精神科で治療を受けている人も、その多くが「抑うつ状態」だと言います。うつ病よりも抑うつに悩まされている人の方が、実際は多いのですね。

もちろんうつと抑うつは線引きが難しいので、どちらともはっきり言えないような状態もあります。いずれにしても継続的で終わりの見えない肉体的・精神科ストレスは、私たちの体を蝕んでいってうつ又は抑うつの症状を引き起こすのです。

抑うつ状態になりやすい人の特徴

抑うつ状態になりやすい人は、責任感が強い人がなる場合が多いよう。

具体的に、抑うつ状態になりやすい人の特徴をまとめてみました。

特徴1. まじめで仕事熱心な人

まじめで仕事熱心な人は、自分の疲労に気づきにくく、無理をしすぎてしまうことがあり、心や体に負担が掛かりやすいようです。

特徴2. 完全主義で几帳面

完全主義の人は、仕事を完璧にこなそうとして無理をすることが多いです。とくに几帳面な人は中途半端に仕事を終わらせることができず、結果的にオーバーワークが日常になってしまう場合も。

特徴3. 仕事や家事を人任せにできない

自分の仕事を他人にやってもらうのは申し訳ないと思っていると、人に頼ることができず、疲労がたまりやすくなってしまいます。

特徴5. 人にどう見られているが気になる

他人の目が気になる人は、何か失敗したり怒られたりすると、精神的に大きな負担がかかりがち。

特徴6. 他人から良く思われたい

自分に自信がないため、自分の行動が他人からよく思われたいと言う気持ちが強いです。そのため何かトラブルにあった場合、激しく落ち込んでしまい、他人のちょっとした一言もすごく気になります。

「抑うつ状態」を防ぐには

抑うつ状態を防ぐには、普段の生活習慣を見直す事が大切です。

方法1. 規則正しい生活を心がける

規則正しい生活は、ホルモン分泌などかかわる自律神経を整えるので、ストレスに強い体を作ります。

方法2. 充分な睡眠時間を確保する

体を休ませるには良質な睡眠が大切です。

夜更かしをせず、早寝早起きを心がけましょう。

方法3. ビタミン、ミネラルの多い食生活を心がける

新鮮な野菜や果物を毎日摂りましょう。

ビタミンやミネラルは体の免疫力を高め、健康な体を作ります。

ほどよく自分を甘やかしてみて

アイスを食べながら笑う女性ふたり出典:We♡it

抑うつ状態は誰でも経験するもの。

ちょっとしたことでもストレスを感じ、それがうまく発散出来ずに長期化した場合、うつ病に発展する場合があります。

自分の症状を判断しながら、自分にあった方法でストレスを解消していきましょう。

肩の力を抜いて、ほどよく自分を甘やかしてみてくださいね。

written by ぎりぎりへぶん

※ 記事の内容は、医学的な正確性、効能、効果を保証するものでなく、かつ、記事の利用においてはしかるべき資格を有する医師や薬剤師等に個別に相談するなど読者の責任において行ってください。

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