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2016年08月09日 更新 | 52,966 views

「産後セックスが痛い!」それは身も心も「母」になった証拠

出産にともなうさまざまな変化の影響で、産後のセックスに痛みを感じる女性がいます。おもな原因は、母性ホルモン分泌によるホルモンバランスの変化や、出産時の会陰切開の傷、育児に追われる中で抱かれやすい夫への不信感や疲労などといったもの。夫婦間のコミュニケーションを絶やさず、ふたり手を取り合って対策を講じていきましょう。

夫とキスをする女性

出産は、女性の心身に大きな変化をもたらします。

母親として子どもを育むために必要なそれらの変化のなかには、ときには少々「困った変化」を生じることも。

そんな「困った変化」のひとつが、「産後にセックスをすると痛みを感じるようになる」というもの。

子どもが生まれて、さらに夫婦のあいだの愛情が深まったはずが……なぜか、「産後になって、パートナーとのセックスを苦痛に感じてしまうようになった」という声が少なくありません。

いったいなぜこのような現象がひき起されてしまうのでしょうか?

産後セックスの痛みの原因と、その痛みを解消するための対策について調べてみました。

この記事に書いてあること

  • 産後セックスが痛みを伴う理由
  • 産後セックスの痛みはいつまで続く
  • 産後セックスの痛みへの対処法

産後セックスの痛みの原因

我が子を抱く母

産後のセックスに痛みを生じる原因としては、大きく分けて次のような3つのものがあります。

  • ホルモンバランスの変化によるもの
  • 会陰切開の傷によるもの
  • 精神的なもの

ホルモンバランスの変化

産後セックスの痛みの大きな原因のひとつが、ホルモンバランスの変化です。

出産をすると女性ホルモンが減り、かわりにプロラクチンという、通称「母性ホルモン」が分泌されるようになります。

この母性ホルモンは赤ちゃんに母乳を吸われるたびに分泌される母乳分泌ホルモンで、女性を「女」から「母」へと変えるよう作用する物質なのです。

母性ホルモンは、子どもを育てやすくなるように女性の身体にさまざまな肉体的、精神的影響を及ぼすのですが……女性の身体に本能として備わっているこの「育児モード」、時としてパートナーとの間に軋轢を生みだす種にもなりうるものなんです。

性行為に対する興味減少

母性ホルモンの分泌により身も心も母となった女性は、育児に専念するために性行為に対する興味が減ったり、ときには嫌悪感を抱くようになってしまったりすることが少なくありません。

なかには産後の性欲減退→そのまま長年夫婦間のセックスレスというケースも。

夫婦間のセックスは大切なコミュニケーション手段のひとつでもあるので、このような状態があまり長引くと関係にヒビが入ってしまうことも……

膣のうるおい不足による痛み

女性ホルモンの減少は、膣のうるおい低下を招きます。

充分なうるおいのない膣で1度セックスをしてしまうと、傷や炎症、ひきつれの原因に。

すると、その後も行為のたびに痛みを感じるようになり、セックスが苦痛に満ちたものになってしまいます。

会陰切開の傷の痛み

また、膣に充分なうるおいがあったとしても、性交時にひきつれたような痛みを感じる人もいるとか。

こうした症状は、出産の際に「会陰切開」を行った人に多く見られます。

会陰切開とは、膣の出口と肛門の間のところ会陰を切ることで、直腸や肛門の裂傷を防ぐためにするものです。この傷が産後セックスに痛みを伴う原因になります。

通常、1ヶ月ほどで治ると言われていますが、体質によっては治るまでに時間がかかる場合もあるよう。

どうしても痛みが我慢できない場合は、授乳中でも服用できる薬があるので、婦人科で相談してみましょう。

夫への不信感や育児疲れなど精神的なもの

産後の育児でてんてこ舞いの女性にとって、セックスを楽しむような心の余裕などないのも事実。

「子どもの世話で手一杯なのにパートナーは何も手伝ってくれない、まるで大きな赤ちゃんがもうひとりいるみたい」

「育児疲れでつねに身体はクタクタ。夜はさっさと寝たいのに、夫は当然のように妊娠前とおなじセックスを求めてくる……」

こんな調子では、イライラが募ってしまっても仕方ありません。

出産後の女性は、仕事で言えば「繁忙期」のような状態にあるといっていいいでしょう。

納期に間に合わず、「いつになったら帰れるの?」と半泣きで残業しているような気分で育児と格闘しているのです。

そんなときに、ただでさえホルモンの影響で痛みを感じるセックスを求められたら......彼への不信感は募るばかり。ますますセックスへ嫌悪感を感じるようになれば、痛みだって増してくるもの。

とくに膣の奥の方に感じる痛みは、精神的な問題によるものが多いようです。

産後のセックスの痛みはいつまで続くの?

産後セックスの痛みに悩む女性

たいていの場合、産後半年くらいからだんだんと引き始め、産後とまっていた生理が再開する7、8ヶ月後には、ホルモンバランスが整って痛みを感じなくなるようです。

体調が万全でないときに無理をして、結果的にセックスレスになってしまうより「そのうちできるようになるから」とゆったり構えているくらいの方がいいかもしれません。

もちろん、生理が再開するころというのはあくまで目安です。

痛みの出かたも引く時期も個人差があるので、無理をしたり焦ったりしないようにしましょう。自分にあったペースで行うことが一番なのです。

産後のセックスの痛みの対処法

産後セックスの痛みを克服したい女性

とはいえ、やはり早く痛みを解消できるにこしたことはありません。

膣のうるおいが少ない場合には、潤滑ゼリーやローションを使うのがよさそうです。膣のすべりがよくなれば、炎症や傷ができにくくなります。

もし、潤滑ゼリーやローションを使っても痛みがある場合、子宮内膜症や子宮筋腫などの病気が隠れているかもしれません。一度、婦人科で診断を受けるべきかも。

また、精神的な理由でセックスに対して抵抗がある場合に、不安や恐怖から膣けいれんをおこして痛みを感じている場合があります。夫婦で話し合い、カウンセリングを受けるようにしましょう。

私自身、産後のセックスが痛いと感じているときに、夫からのプレッシャーが辛いと思っていました。

何度も「今日できる?」と聞かれるので、顔を合わせるも嫌になってしまったほど。

しまいには、朝のお弁当作りまでやらなくなってしまいました。当然、夫婦仲は悪くなり離婚寸前、一触即発の状態に。

そんな状態を解決したのは、きちんと話し合いをすることでした。

自分の意見を主張しあうのではなく、相手を思いやって、どうするのが夫婦にとって一番なのかをとことん話し合い続けました。すると、少しずつセックスの痛みがなくなっていったんです。

産後セックスの痛みは夫婦ふたりの問題

よりそう夫婦

セックスはひとりではなくふたりでするもの。

産後セックスの痛みの改善にはパートナーの協力が必要不可欠。

まずは、自分がセックスに痛みを感じているという事実を相手にきちんと伝えましょう。

そして、その痛みがどんなことが原因で生じている痛みなのか、いつまで続くのか、どうしたら治まるのか……パートナーと手を取り合ってその原因究明と対策をおこないましょう。

お互いに思いやりの気持ちを持って、自分の欲望を押し付けずにいたわりあうことがなによりも大切です。

written by ちゃみっこ

まとめ:産後セックスの痛みの原因と対策

産後セックスが痛みを伴う理由

  • 「女性ホルモン」が減り「母性ホルモン」が増す、ホルモンバランスの変化による性的興味減退や膣のうるおい減少
  • 出産時の会陰切開の傷による痛み
  • 夫への不信感や育児疲れなどによる精神的な影響による痛み

産後セックスの痛みはいつまで続く

  • 産後半年くらいからだんだんとセックス時の痛みを感じにくくなる
  • 産後、止まっていた生理が再開する7、8ヶ月後には、ホルモンバランスが整うことで痛みを感じなくなる

産後セックスの痛みへの対処法

  • 潤滑剤やローションなどの使用
  • 婦人科での診療やカウンセリング
  • 夫婦間のコミュニケーションを疎かにせず、産後セックスの痛みの原因と対策をふたりでおこなうこと

※ 記事の内容は、医学的な正確性、効能、効果を保証するものでなく、かつ、記事の利用においてはしかるべき資格を有する医師や薬剤師等に個別に相談するなど読者の責任において行ってください。

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