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2016年04月29日 更新 | 39,233 views

頭皮の汗、もしかしたら重い病気が原因かも!

頭皮から不自然なほど多量の汗をかく...その原因は、はっきりとは分かっていないのが現状です。最も可能性が高いのは局所性多汗症ですが、他にも体温調節機能の低下、代償性発汗、更年期、重い病気などが考えられます。しかし現状では、外科的療法や薬などの効果的な治療法がありません。多汗症としての治療を受けるか、漢方薬などでの体質改善が、主な対処法になっているようです。

暑くもないのに頭皮から汗がだらだら……周りの目を意識すると、余計に汗が出て止まらない。 頭皮に限らず、緊張した状態で汗が止まらなくなる症状は「精神性発汗」とも呼ばれます。

でも頭からの多量の発汗は、実生活の上でも困ります。常にお風呂上りのような湿った髪、夏場などは蒸れて雑菌も繁殖して、とても清潔とは言えません。 この汗を止める方法は無いのでしょうか?

この記事に書いてあること

  • 頭皮から多量の汗が出る、その原因
  • 身体の機能・更年期・病気など、いろいろな汗の原因
  • 頭皮の汗を抑えるための対策

頭皮から汗がでる原因

頭皮から汗が出る原因を知りたい女性

人の身体は適度に汗をかくことで体温を調節したり、新陳代謝を活発にしたりして健康を維持しています。

でも現代のように過度に空調に頼る社会では、夏涼しく冬暖かく快適に過ごせるため、身体を動かした時に自然な汗をかいて、みずから体温調節をする能力が弱まってしまいます。

すると全身の汗腺のバランスが崩れて、本来はあまり汗をかかない頭皮から、不自然な発汗作用が起こってしまいます。 まずはこの、体温調節機能の低下から考えてみましょう。

原因1. 体温調節機能と発汗機能の崩れ

人間の身体は、運動したり気温が高かったりすると、体内の熱を放出するために汗をかきます。この汗は2種類ある汗腺のうちのひとつ「エクリン腺」から出て来ます。ほとんどが水分で、少しだけ塩分を含むサラッとした汗です。

頭皮の汗も、身体にかく汗と同じように体温を調節しています。汗を出すことでその気化熱により、大切な脳に熱がこもらないようにしているんです。

ところが、夏でもぜんぜん汗をかかないような環境で生活していると、汗腺は体温調節という役目がなくなり、徐々に衰えてしまいます。それだけではなく、発汗機能のバランスが崩れて、頭皮から多量の汗をかいたりするんです。

原因2. 代償性発汗の可能性

「代償性発汗」とはいつも出ていた汗の出口(汗腺)がふさがり、他の汗腺から大量に汗が出ることです。

運動不足などで代謝が悪くなると、手足の汗腺が衰えます。すると手足の汗腺が衰えた分を補うように、首や顔、頭皮の汗腺から多量の汗が出るようになります。これは、汗腺の衰えが手足から始まり最後に頭にたどり着くから。

原因1のように、クーラーなどの涼しい環境で、汗をかかない生活をしていても、手足の汗腺から衰えて行くと言われています。

原因3. 更年期による発汗

更年期に入ると、エストロゲンという女性特有のホルモンの分泌が急激に減ります。すると、ホルモンバランスが崩れて、身体に様々な悪い影響を及ぼします。そのひとつが多汗症です。

女性ホルモンのエストロゲンは、生理、出産、閉経などのたびに分泌が増えたり減ったりをくりかえします。そのうち自律神経がバランスを崩してしまい、多汗症を発症することになるんです。

多汗症と言っても、手足など汗をかきやすい部位ではなく、頭や顔、首筋や胸など、特に上半身に多く発汗するのが特徴です。

原因4. 重い病気のために起こる発汗

多汗症でも、まれにですが他の病気が原因で引き起こされる場合があります。一例を挙げると、糖尿病・バセドウ病(甲状腺疾患)・パーキンソン病・自律神経失調症・リウマチなど。

こうした病気による症状では、局所性多汗症になるケースは少なく、ほとんどは全身性多汗症になるようですが、発汗異常が続くようであれば、医師に診てもらうことをおすすめします。

頭皮の汗を抑えるための対策

多汗症という症状は、身体の中の代謝に関わるもの、精神的なもの、他の病気と関わるものなど、多くの要因が考えられるため、ハッキリとした原因はまだ特定できていないのが現実のよう。

病気は原因が解明されて初めて完治する方法が見つかるものです。 それは多汗症にも言えることで、手術での治療法ではいまのところ頭皮の多汗症は治せません。

ですから、漢方薬による治療やツボの刺激など、間接的な方法から試してみることをおすすめします。

対策1. 漢方薬による治療

多汗症に効くといわれる代表的な漢方薬をご紹介します。詳しくは、漢方専門の薬局などで相談してみてください。

防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)

手足のむくみや肥満症(水太り)、多汗症などに効果があり、体内の水分代謝を促進します。多汗症に有効なお薬と言われています。

桂枝加黄耆湯(けいしかおうぎとう)

交感神経による発汗のバランスを整え、全身の発汗を抑える効果があります。虚弱体質の人に良いと言われています。

柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)

顔や頭などの上半身の多汗症に効果があります。手、脇の下、顔などの熱をしずめて心と身体の両面から調子を整えます。こちらも虚弱体質の人に良いと言われています。

対策2. 頭皮の汗を抑えるツボを押す

合谷というツボを押す

手の甲の親指と人差し指の間のツボ(三角形になっているところ)を刺激してみましょう。ここは「合谷」と呼ばれ、多汗症の症状を緩和し、身体の熱やほてりを和らげるツボです。

合谷は万能のツボとも言われ、女性特有の病気や頭痛、歯痛、鼻炎、便秘などに効果があります。ツボを押す指は、親指側に押し付けるのではなく、人差し指側に強めに押し付けてください。他にも身体にいいツボを探して、いろいろと試してみるといいかもしれません。

対策3. 汗腺の機能を取り戻す

日常生活で正しく汗をかく訓練をすれば、衰えた汗腺の働きが回復して、身体の発汗バランスが正常になってきます。そのためには、生活環境を見直して、生活に運動を取り入れることが重要。

決して難しくありません。職場環境はなかなか変えられないと思うので、仕事から帰って家で過ごす時は、季節を肌で感じる暮らしをしてみましょう。

冬はいずれにしても、春や秋には家の中に外気を取り入れて、体温調節は自分の身体に任せること。そして夏はできるだけクーラーに頼らず、汗をかきながらエコに過ごす。これで光熱費も減って一石二鳥です。

運動は毎日が難しければ、週末だけでもウォーキングに出かけるとか、簡単な事から始めましょう。普段の日は、いつもより少し余計に歩いてみるだけでも運動になります。おまけにダイエットにもなるから、これもやっぱり一石二鳥です。

たしかに頭皮の汗や多汗症は完治できないかもしれませんが、普段の生活で自然な汗をかくようになれば、身体は本来の機能とバランスを取り戻せるはずです。 その上で漢方やツボ押しの効果を取り入れて、精神的に落ち着いた生活を送ってみてください。これを機会に、ナチュラルな生活に目覚めてみるのもいいですね

written by PINNHOIDE

まとめ:頭皮の汗、もしかしたら重い病気が原因かも!

頭皮から汗がでる原因はさまざま

  • 現代の生活習慣が体内のバランスを崩す
  • 精神的なもの、更年期や病気なども発汗の原因になる

発汗機能の低下が起こす多汗症

  • 普段汗をかかない生活が、汗腺の機能を低下させる
  • 運動不足で新陳代謝が悪化すると、発汗バランスが乱れる
  • 代償性発汗による汗にも注意が必要

更年期や病気でも、異常な発汗が起こる

  • 女性ホルモン「エストロゲン」の減少による多汗症に注意
  • 自律神経にトラブルが起こりやすい女性は要注意
  • 多汗症の原因として、非常に危険な病気による汗

漢方薬で頭皮の汗を緩和する

  • 体内の水分代謝を促進する防已黄耆湯
  • 全身の発汗を抑える桂枝加黄耆湯
  • 顔や頭などの上半身の多汗症に効果がある柴胡桂枝乾姜湯

頭皮の汗を抑えるツボを押す

  • 合谷というツボを押す
  • 合谷には、女性特有の病気や頭痛、歯痛、鼻炎や便秘にも効果がある。

汗腺の機能を取り戻すことが重要

  • 季節を感じる生活を取り戻して、正しい汗をかく
  • 生活に適度な運動を取り入れて、正しい汗をかく
  • 全身の発汗バランスを改善することで、頭皮からの発汗は解消する

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