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2016年06月01日 更新 | 4,333 views

事故で鼻が変形し…… 壮絶ないじめを経験した私の話 [体験談]

同級生がきっかけの事故で大けがを負い、手術で鼻が豚鼻のようになってしまった私。さらに、一重・デブ・出っ歯な私は、小学生の頃から陰湿ないじめを受けてきて、みんなから「豚」と呼ばれていました。中学受験も失敗したりと散々。そんな時に、同じ苦しみを分かち合える親友と出会えたのですが……。

色白で青い瞳の女性出典:We heart it

「ブス。こっち来るな。」

こんな心無い言葉を思春期の頃、何度浴びせられたでしょうか。

私は、腫れぼったい一重、デブ、出っ歯という、世間一般的には「ブサイク」な部類に分けられる容姿です。

でも幸せな事に、小学生の間は自分がブサイクだという自覚が全くありませんでした。

いつも沢山の友達に囲まれて、楽しい小学校生活を送っていました。

小学校5年生の遠足で電車を利用した時に、駅のホームで走っていた同級生に弾き飛ばされた私は、その衝撃でホームの下に転落しました。

この時、顔から転落した事が原因で、鼻の鼻柱が切れてしまいました。

私は転落した衝撃で記憶を失い、次に目が覚めた時には病院のベッドの上でした。

鼻の鼻柱に深い傷を負っていたようで、傷口を縫い合わせた後でした。

麻酔が効いていたので、痛みはそれ程感じませんでしたが、縫い合わせた鼻の傷がまるで豚の鼻のようで、ショックでこの日から鏡を直視出来なくなりました。

翌日、暗い気分のまま学校へ行くと、ホームでぶつかった同級生が

「お前の鼻、豚みたいだな。今日からあだ名を“豚”にしよう。」

と言われました。

ここから、私の学生生活は同級生によるいじめで、泣いてばかりの辛い人生を送ることになります。

陰湿ないじめ

ラベンダー畑で寝転がっている女性出典:We heart it

鼻柱の傷は時間と共に塞がり抜糸を終えると、傷口はよりリアルな豚の鼻のように、くっきりとした傷跡が残りました。

皮膚移植をすれば、多少、傷口がわかりにくくなるとお医者さんに助言されましたが、また痛い思いをする事は避けたかったので、現実を受け入れようと思いました。

でも、現実はとても厳しく、学校へ行けば「豚」と呼ばれる始末で、気付けばクラス全員から家畜のような扱いを受けていました。

例えば、消しゴムを落した同級生がいると

「豚、拾えよ。」

と命令をされ、もし命令に背いた場合は、放課後にトイレに連れて行かれて、真冬にバケツいっぱいの冷水を頭から浴びせられたり、駄菓子屋でいじめっ子達の駄菓子代を払わされたりしました。

辛くて学校に行きたくないと毎日思っていましたが、大好きな母を困らせたくない一心で、我慢をしました。

両親は私が3歳の時に父の暴力が原因で離婚をしました。

それからは、母が女手一つで家事と仕事の両立をしながら、私の事を大切に育ててくれました。

一生懸命頑張ってくれている母の姿を近くで見ていたので、私の事で心配を掛けたくないと思い、いじめられている事を母には一切話しませんでした。

母とは姉妹のように仲の良い親子で、私と違い目鼻立ちのはっきりしたキレイな顔立ちで、私にとって自慢の母でした。

そんな私にとって唯一の落ち着く場所は、母と過ごす時間でした。

家の中では自分らしくいる事ができ、母と会話をすると心から笑顔になれました。

幼い頃から母を幸せにしたいという気持ちが強かった私は、将来有望な中高一貫性の名門校への受験をしようと決めていました。

私の一番の味方である母に、中学受験をしたいという意思を伝えると、心から喜んで賛成をしてくれました。

それからの私の生活は、一変しました。

授業が終わると、一旦家に帰宅してから塾へ行く支度をして、一人で電車に乗って、毎日塾に通いました。 一日も塾に休む事なく、受験勉強に勤しみました。

私には、中学受験を絶対に失敗してはいけない理由がありました。

中学受験をして志望校に合格したら、私の事をいじめる人達と二度と会うこともなくなり、いじめられなくなるという希望があったので、どんなに辛くても

「あと少し。あと少し。」

と自分に言い聞かせ、最後まで受験勉強に励むことができました。

受験失敗

女性二人で旅行に来ている様子出典:We heart it

私は緊張のあまり、受験前日の晩に一睡も眠る事ができず、38度の熱がある状態で試験を受けました。

朦朧とした意識の中で、問題を読む事だけで精一杯の状態で、試験問題を思うように解く事ができず、結果は予想通りの不合格でした。

この瞬間から、私の魂は死んだ気がしました。

中学受験を失敗した私は、地元の中学校へ入学し、再び悪夢のようないじめのターゲットになり、壮絶ないじめが再び始まりました。

私が廊下を歩けば

「豚が通る。臭いんだよ、豚。」

という罵声を浴びせられ、上履きの裏には大量のがびょうが刺さり、机の中の教科書を開ければ、誹謗中傷の言葉が書かれていました。

この頃から、大好きだった母にも心を閉じるようになり、私はどんどん根暗な性格になり、誰にも心を開かなくなっていました。

学校は休みがちで、友達と呼ばれる人は一人もいませんでした。

学校を休んで、家で過ごしている時の唯一の息抜きが、ポケベルで知り合った女の子と連絡を取る事でした。

彼女は私と同じ年で、私と同じように酷いいじめに合い、学校を休みがちでした。

同じ境遇の私達が意気投合するまでには、そう時間はかかりませんでした。

同じ苦しみを分かち合い、何でも相談できる仲になっていました。

ある時にはポケベルで一日に何十回も連絡をしたり、ある時にはファックスで手紙のやり取りをしたり、どんどん連絡の回数が増えるにつれて、会おうということになりました。

初めて彼女と会った日は、二人の間の距離に当たる駅前で待ち合わせをして、マクドナルドへ行くことになりました。

彼女の第一印象は、驚くほど可愛らしい容姿で、憧れのぱっちりとした二重の目とスラッとした鼻筋は、アイドルのような顔立ちでした。

そんな彼女が壮絶ないじめに合っていることに驚きでしたが、マクドナルドで話をしていくうちに、その原因がわかりました。

彼女は人前で話すときに緊張の余り、顔が真っ赤に赤面してしまうのが癖で、最初のうちは面白がってからかう程度だったものが、段々とエスカレートしていき、私と同じような壮絶ないじめへと変化していきました。

私も彼女も、言い返せない性格というところも共通していました。

この日をきっかけに、彼女と親友になり、学校を休んだ日や休みの日には一緒に過ごすことがほとんどでした。

海で小麦肌に焼けた女性たち出典:We heart it

私は、親友と呼べる友達ができてからは、どんどん性格が明るくなり、中学は絶対に卒業すると母と約束をしていたので、学校へ行くようになりました。

学校へ行くといっても保健室登校でしたが、学校へ行く私の姿を見て、母は一安心していました。

その一方で、休みの日には頻繁に出掛けるようになり、誰かとのファックスのやり取りや、ポケベルばかり気にしている私の姿をみて、母は心配もしていました。

でも、母は「これは駄目だ」と、否定や決めつけるようなことは一切しませんでした。

今、思うと母の懐の大きさに感謝しきれません。

中学3年生になると奇跡的に私達は、同じ高校を受験できる範囲の場所に住んでいたので、同じ高校へ進学をしようという目標ができました。

図書館で一緒に勉強をするようになり、問題を解いてお互いの答え合わせをしました。

この時、私は友達と勉強することが、こんなに楽しいということを知りました。

高校受験は、二人とも見事合格をしました。

二人で泣いて喜び合ったことは、今でも美しい思い出です。

高校生活

髪の毛で顔が隠れている女性出典:We heart it

私達が通っていた高校は、のどかな地域にある共学高でした。

共学高と言っても男子の割合が多く、クラスの3分の2が男子で女子はわずかという、男子校に近い状態でした。

私と親友は、高校の3年間同じクラスだということは決まっていました。

これからは、幸せな高校生活を送ることができるかと思いきや、理想とはかけ離れていきました。

同級生の男の子達は可愛い親友には優しく、豚のような私に対しては冷たい態度なのは明らかでした。

親友にそのことを言っても、そんなことないよと一点張りで、私の心のなかで不満が溜まっていきました。

そんなある日の放課後、掃除当番だった私は教室にちり取りを取りに戻ったところ、教室で誰かが話す声が聞こえてきました。

その声の主は、親友とクラスの中心的な男の子数人でした。

男の子の一人が

「どうしてあいつと(私)親友なの?顔面偏差値が違い過ぎてビックリする。」

と言うと、それに対して親友は

「あの子と一緒だと私の可愛さが引き立つでしょ。」

と言いました。

その言葉を聞いた私はショックで、次の日から高校を休みがちになりました。

信じていた友人に裏切られ、一体何を信じればいいのかわからなくなってしまいました。

しばらく、休みましたが何もなかったかのように学校へ行き、その日以来、上辺では仲の良い雰囲気を振る舞っていましたが、親友に心を開くことはありませんでした。

高校を卒業すると、私は医療事務の仕事へ就職をしました。

就職先での嫌がらせ

ライダースを着た金髪の女性出典:We heart it

就職した先に、何と小学校の時にホームでぶつかった同級生の母親が働いていました。

自己紹介の時に私の名前を聞いただけであの時の子だとわかった様で、その母親からの陰湿な嫌がらせが始まりました。

病院に置いている雑誌がなくなっているのは、私が持って帰っているという言いがかりをつけられたり、小学校の卒業アルバムをわざわざ持ってきて、皆に見せて回り、当時の私の顔を見て豚のようだと笑い者にしていました。

体当たりされたこともありましたが、私は小学校からもっと壮絶ないじめにあっていたので、この程度なら動揺しない強い心が身についていました。

それでも、泣いてしまう出来事がありました。

それは、私が病院のトイレ掃除をしていた時に、その人が中身の入った検尿のカップを私に向かってかけてきたのです。

手がすべったと言っていましたが、明らかにわざとでした。

それは、目の奥が笑っていたからです。

今まで、いじめられてきた経験からわかりますが、いじめる人は悪いことをしても心から謝ることはなく、目の奥が笑っているのです。

この時ばかりは、小学校からのいじめられた記憶がフラッシュバックして、胸の奥に閉じ込めていた嫌な記憶がよみがえり、目から涙が溢れ出てきました。

この出来事がきっかけとなり、医療の仕事は辞める事にしました。

どうして私が一生懸命何かに向かって頑張ろうとする時に、人は邪魔をするのかと思いました。

そして、どうして生まれてきたのかわからなくなりました。

気付けば家のバルコニーに立ち、手すりに両手を置いて下を見ていました。

このまま死んで楽になりたいと、それだけしか考えていませんでした。

手すりに重心をかけて片足を上げようとしたときに

「ただいま~」

と、母の声が玄関から聞こえました。

その声で、ハッと目が覚めて慌てて手すりから手を離し、母の元へ駆け寄りました。

帰ってきた母に、仕事を辞めてきたこと、小学校からいじめられていたこと、それが中学になってもっと酷いいじめになっていったことを、全てを包み隠さず話しました。

この時の母は、ずっと下を向いて泣き続けていました。

私が話し終えると、優しく抱きしめて

「気づいてあげることができなくてごめんね。ごめんね。私が悪かった。」

と、繰り返し言い続けました。

母に全てを話したことで、私の心の中の奥に長いことあった、つっかえが取れた気がしました。

それからは、何でも母に相談するようになり、親子二人三脚でどんな困難も二人で乗り越えています。

後から知ったことなのですが、小学校の時に私にぶつかってきた同級生の両親は、母の元に謝罪すらなかったそうです。

いじめられた経験があるからこそ

海辺で歩いている女性出典:We heart it

世間では、いじめはいじめている人間が一番悪いが、いじめられている側にも原因があるという見解があります。

しかし、私はそうは思いません。

壮絶ないじめを経験した私が今改めて思うことは、人の弱い部分を面白がったり、ストレスのはけ口にして誰かの事をいじめている人は、今すぐ止めて欲しいという事です。

私は、大人になった今でも「豚」というフレーズを耳にする度に、自分の事を言われているのではないかと敏感に反応してしまいます。

子供の頃のいじめられた辛い経験は、大人になっても影響を及ぼすのです。

いじめていた人も同じです。

いじめたという事実は、一生変わることはありません。

いじめている人は、徐々に周りの人達が離れていきます。

いじめは負の連鎖を生み出すだけで、誰も得をしません。

子供の世界にも大人の世界にも、いじめは存在します。

仕事が出来ないから、どんくさいから、気にくわないからと、人をいじめることはもう止めにしませんか?

楽しくみんなが笑顔で過ごせる環境にする為に、一人一人が心掛けることが大切だと思います。

written by ココアパウダー

Top image via Weheartit

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