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2016年06月01日 更新 | 3,989 views

容姿がすべてではない。一重で対人恐怖症になった私が、今充実している理由 [体験談]

中学に入るまで、私は自分の容姿が酷いと思ったことはありませんでした。しかし、ある日好きな男子が私のことを「目が細くて目つき悪い」と言っているのを聞いてしまい、ショックで学校へ行けなくなりました。母に「どうして私を生んだの?」と暴言をぶつけ、友達が一人も出来ない学生生活を送りました。

ベットに座りながら三つ編みをしている金髪の女性出典:We heart it

「どうして私を生んだの?」

こんな最低な言葉を母親に浴びせるようになったのは、思春期といわれる中学生の時でした。

幼少期の頃は、母方の祖母からいつも

「中森明菜に似て可愛いね。将来は歌手になれるかもね。」

と褒めてもらうことはあっても、容姿に対して他人から批判を浴びるような事はありませんでした。

成長とともに、自分の容姿が世間ではどう評価されているのかを、痛いほど気付かされる事になります。

私にとってのターニングポイントは、小学校から中学校に上がるタイミングでした。

中学校に上がるとこれまでとは環境が変わり、先輩がいて他校から同学年の人達が大勢加わるので、小学校の時とはガラリと雰囲気が変わりました。

他校の同学年の女の子達は、休み時間に鏡の前でメイク直しをしたり、スカートの丈を短くしたりしている事が、化粧など今まで一度もした事のなかった私にとって、衝撃的な光景でした。

この当時、私達の世代の間では“ルーズソックス”という、白いハイソックスをルーズにして履く靴下が大流行していたのですが、学校では白くて短い靴下以外は禁止されている為、ルーズソックスは禁止でした。

でも他校の女の子達はルールなどお構いなしで、ルーズソックスを履いていました。

ルールを無視する女の子達は、見た目は可愛くて派手目の容姿で、学年やクラスの中でも中心的なグループの子達でした。

私は化粧気など全くなく学校の規定の物以外は身につけない、良い意味では模範的な学生でした。

でも悪い意味では「ダサい」と言われる見た目でした。

最初は目立たないように、平和な学生生活を送ろうと思っていましたが、ある一つの出来事がきっかけで、最悪の中学校生活へとなっていきます。

クラス一かっこいい男の子を好きになってしまった

正面を見つめている青い瞳でシャープな顔立ちの男性出典:We heart it

たまたま席替えで隣の席になった男の子が、クラス一のモテ男と言われる「内田君」でした。

私は、一目で彼の事を好きになってしまいました。

色白で透き通った肌に、身長が高く鼻筋の通った端正な顔立ちは、現代の王子様というのに相応しい、パーフェクトな容姿でした。

内田君は、学年中のほとんどの女子が彼の事を好きだというくらいの学年一のモテ男でした。

そして、神は二物を与えずという言葉は裏腹に、彼は誰にでも優しく接してくれるので、女の子達は彼の虜でした。

ファンクラブまであるのが、何よりの証拠でしょうか。

私も密かに彼のファンの一人で、隣の席になり色々と話をする機会が増え、彼と話をする時間は本当に幸せでした。

幸せすぎてこのまま時間が止まれば良いのにと、何度思ったことか。

それから、一瞬で幸せからどん底へと突き落とされる事になります。

自分の容姿のレベルを知った瞬間

お店の鏡で写る自分を見つめている女性出典:We heart it

ある日学校の帰り道に忘れ物がある事に気付き、慌てて教室に戻ろうとすると、教室から内田君と数人の女の子達の話じ声が聞こえてきました。

いつもなら、何事もなく教室に入って行こうとしたはずですが、その時は内田君がいるせいか、なかなか教室に入る事が出来ずにいると、会話の節々に私の名前が出てくるのです。

私の事を話しているのかと思うと、居ても立っても居られませんでした。

大体は、ダサい私の事を良く言われているはずがないと思って腹をくくっていましたが、実際に自分の悪口を直接耳にすると、足が固まってその場から動けなくなりました。

でも、早くしないと立ち聞きしている事に気付かれるかもしれないと思い、何とかその場を立ち去り家に帰る事が出来ました。

家に帰ってから自分の部屋に閉じこもり、ただただ布団の中に潜って、家族には聞こえないように泣き声を押し殺しながら泣き続けました。

あの時、教室では内田君と同じクラスのトップのグループの女の子達が、私の容姿について話をしていました。

グループの中でも男子から一番人気のビジュアルの可愛い女の子が

「内田君てさ、○○と隣の席で仲良さそうに話しているけど、まさか○○の事好きじゃないよね?」

と聞かれると、内田君は即答で

「あんな目の細くて目つきの悪い子はタイプじゃないよ。ただ、小学校から同じ学校だったから話をするだけだよ。」

と言ってました。

すると、そこにいた女の子達は

「やっぱり!あの子が好きだったら、相当趣味悪いよね。」「顔の偏差値、下の下だもんね。」「そうだよね。目がないに等しいくらい細いし、メイクでも何ともならないよね。」

と、次から次へ出てくるのは私の容姿に対する悪口ばかり。

そして、何よりも悲しかったのは、あんなに優しくしてくれた内田君が私の容姿について良く思っていなかった事です。

この日から、私は学校へ行けなくなりました。

母への八つ当たりがエスカレート

ビルの屋上に座っている青い髪の毛の女性出典:We heart it

学校へ行かなくなった私を見て、母は凄く心配してくれていました。

でも、自分の容姿の事で酷い事を言われたなんて、恥ずかしくて母には絶対に言えませんでした。

何とかごまかして、母には体がしんどいと言って学校を休ませてもらいました。

家にいる時には何度も鏡を見て、自分の顔立ちに失望しました。

私の一重の目は、夕べ泣き過ぎたせいで瞼が腫れて、さらに重たい一重になっていました。

それを見て、自分は本当にブサイクで醜い顔をしているのだと理解しました。

理解してからは、どうして自分だけこんな容姿で生まれてきたのか、散々苦しみ悩み、怒りまで込み上げてきました。

時には、同じ顔をした母に対して

「どうして私を生んだの?生まれてきたくなかった。」

と、酷い言葉をぶつけました。

夜にトイレへ行こうと母の部屋の前を通ると、部屋の中から母のすすり泣きする声が聞こえてきて、自分は何て酷い事を言ったのかと気付き、その日は後悔の気持ちで眠れませんでした。

翌日これ以上母に心配を掛けてはいけないと思い、休んでいた学校へ行きました。

でも、学校へ行ってもすぐに保健室へ行き、クラスメイトとは距離を置いていました。

学年が上がりクラス替えをしてからは、内田君やあの時教室にいた女の子達とはクラスが離れたので、ようやく普通に登校できるようになりました。

でも、みんなが私の容姿を醜いと言っている気がして、人と目を合わせて話せなくなりました。

誰かと話す時には目線を下にして話すようになり、歩くときも下を向いて歩く日々で、友達など一人も出来ない学生生活でした。

ブラックのアクセサリーで合わせている様子出典:We heart it

高校も専門学校も、ほとんど友達と呼べる人など出来ないまま、私はいつの間にか社会人になっていました。

気付けは、極度の人嫌いになり「対人恐怖症」になっていました。

まともに人と話す事ができず、このままでは心底駄目な人間になると思い、職種は人と話をすることが好きになれるようにと荒療治の意味を込めて、接客の仕事を選びました。

ある病院での受付業務だったのですが、目つきが鋭い容姿に加えて人と話す事が苦手だったので、患者さんからの評判は非常に悪く、私のいる受付にはなかなか人が寄り付きませんでした。

頑張ろうとしても、相手の目を見て話す事が思うようにできず、無意識のうちに相手とは目を合わせないように、視線をそらして接客をしていました。

そうすると、次第に来院する患者さんも私の接客に嫌悪感を持ち始めたのでしょう。

予約の時間になっても患者さんは来なくなり、一人、また一人と患者さんが減っていきました。

ちゃんとしなきゃと思えば思うほどプレッシャーとなり、元々きつめの一重により一層力が入ると眉間にまでしわが寄り、人相が悪くなる一方で、とてもまともな接客ができる状態ではありませんでした。

同時に、自分の体にも異変現れ始め、夜になると吐き気を催すようになりました。

病院へ行くと、逆流性食道炎と診断されました。

医師からストレスによるものだと言われ、やむを得ず退職する事を選択しました。

私が退職してからは、来なくなっていた患者さんがまた来るようになったと、後で職場の同僚から聞きました。

いかに自分が酷い接客をしていたのか、胸が苦しくなるほど痛感しました。

それでも、人生を諦めたくなかった私は、有名な精神科の医師がいるという評判を聞き、病院に何度か通院しましたが、神経を高ぶらせるお薬を処方してくれるだけで、一向に症状が緩和しない為、通院しなくなりました。

この時は、母の存在が私を支えてくれました。

私のどんな言葉にも、耳を傾けて話を聞いてくれる母に感謝の気持ちでいっぱいでした。

そして昔母に言った

「どうして私を生んだの?」

という言葉に対して、いつかちゃんと謝罪したいという思いがあったので、この時、母に本当に申し訳ない事を言ってしまったと、きちんと謝りました。

母は

「え~?そんなことあった?覚えてないよ。」

と笑顔で言ってくれましたが、きっと母の思いやりだと察しました。

ライターの仕事との出会い

作業中のパソコンのそばで座っている黒猫出典:We heart it

接客が出来ないこんな私にも、何か人の役に立てる仕事があるはずだと思い、インターネットで色々と検索をしてみました。

すると、自宅に居ながらフリーランスで働いている方の存在がある事を知りました。

とても強い関心を持ち、フリーランスでできる仕事について、色々と掘り下げて調べていくうちに「WEBライター」という仕事がある事を知りました。

WEBライターは、人と顔を合わせなくても自宅で色々なテーマについて文章を書く仕事です。

やり取りする時は、メールや電話でのやり取りがほとんどなので、私に最適な仕事だと運命を感じました。

そして、ライターの仕事の最大の魅力は、言葉で自分の思いや経験談を人に伝える事ができる仕事だという事です。

私も、WEBライターにチャレンジしてみようと思いました。

初めのうちは、100文字程度の短文しか任されませんでしたが、次第に長い文章の記事も任せてもらえるようになり、活字に起こす事で、喜びややりがいを感じるようになりました。

文章を書き始めてからは、不思議と自分の容姿へのコンプレックスや、人からどう思われているのか、全く気にならなくなりました。

きっと、自分への自信が少しずつ持てるようになったからだと思います。

何もせずに、ただ家に居るだけでは、きっとさらに悪い状況になっていたと、今は改めて思います。

自分に自信がないなら焦らなくて良い

お茶を飲みながらソファーでくつろいでいる女性出典:We heart it

私の場合、容姿に対して人の何百倍もコンプレックスを抱いていました。

時には母親に対して「どうして私を生んだの?」と酷い言葉で悲しませるくらい、自分の事しか考えていませんでした。

それと同時に当時の私は、自分に自信の持てるものが何一つありませんでした。

自分に自信の持てる何かを見つけると、周囲の言葉が不思議と気にならなくなります。

それは、自分が成長している証なのです。

ただ何もせずにいるよりも、前を向いて自分に出来る事は何か、を見つけていく事が、コンプレックスを克服する方法だと思います。

時には酷く疲れる事もあります。

疲れた時には、少し立ち止まって誰かに話を聞いてもらうことも必要です。

ただ、立ち止まり続けていると、また周囲の反応が気になりだし、精神的に病んでしまう恐れがあります。

人は、常に何かに向かって頑張り続けるから、強くなれるのです。

容姿は自分の一部であるかもしれませんが、全てではありません。

容姿だけで中身も見ずに人を判断する人は、容姿に対してその人自身がコンプレックスを抱いているのか、容姿しか見てこなかった人間です。

私がそうだったから良くわかります。

でも年齢を重ねていくうちに、人は容姿では計り知れないほど中身に魅力があるという事を知りました。

それは優しさであったり思いやりであったり、人それぞれです。

周囲に自然と人が集まってくる人は、一つの才能であり、人としての魅力で満ち溢れている人です。

私はまだまだ人間力は未熟ですが、私の文章を読んでくれた方から、勇気をもらったという声が届きます。

その度に、これまでにない喜びを実感します。

容姿を褒められた事はありませんが、この上ない幸せを、今、確かに実感する事が出来ています。

私のように容姿へのコンプレックスがあり、人生が思うようにいかない人は、自分にも何か出来る事、やるべき事はないか模索してみてください。

written by ココアパウダー

Top image via Weheartit

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