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2016年09月05日 更新 | 3,655 views

アトピー性皮膚炎の原因を見つけるための知識まとめ

激しい痒みを伴う湿疹が繰り返される、皮膚病の中で最も多い『アトピー性皮膚炎』。日本でも20〜25%もの人口がアトピー性皮膚炎だと言われています。私もかつでアトピー性皮膚炎に悩まされるひとりでした。アトピー性皮膚炎の改善方法は原因により様々あります。では、その原因とは一体何なのでしょう。

この記事に書いてあること

  • アトピー性皮膚炎の「多因性」という性質について
  • アトピー性皮膚炎の2通りの体質
  • アトピー性皮膚炎の原因物質「アレルゲン」を見つける方法4選
  • アトピー性皮膚炎の原因になるストレスについて
  • アトピー性皮膚炎の治療は「原因」を見つけることから

アトピー性皮膚炎はたくさんの原因からなる『多因子性』の疾患

そもそも、ただの皮膚の湿疹だけでなく、気管支喘息・食物アレルギー・花粉症など、一見アトピーとは関係なさそうなアレルギー疾患を合併することも珍しくありません。

アトピー性皮膚炎を持つ人で、他のアレルギー症状もある人が多く存在することもあり、皮膚炎も『アレルギー性疾患』の一つだと考えられています。

そのため、原因に関しては、一つに限ることではありません。多くの要因からなるとされる『多因子性』の疾患だと言えるでしょう。

そして、まだ未解明の部分が多い疾患でもあります。アトピー性皮膚炎の発症が、生体の何に反応して引き起こされるのか、原因となる特定のアレルゲンは、今のところハッキリとは断定出来ていません。

アトピー性皮膚炎には2通りの体質がある

皮膚炎の要因の一つに『体質』があります。これには2通りあります。

遺伝

まずは、遺伝です。アトピーと遺伝は深い繋がりがあり、両親のどちらかにアトピー疾患がある場合と、全くない両親とを比べると、子供がアトピーになる確率はおよそ2倍になる、と統計結果により言われています。

両親2人共がアトピー疾患だった場合は、4倍になるとも…。

その大きな理由に、親から引き継がれるアトピーの遺伝子は『優性遺伝子』と呼ばれるもので、言ってみれば伝わりやすい遺伝子のことです。

生後間もない赤ちゃんがアトピーだと診断されるのも、このためです。

皮膚過敏性

そして、2つめは皮膚過敏性です。これは皮膚が外部からの刺激に対する防御機能が弱い状態のことです。一番の天敵は『乾燥』です。

通常の場合、皮膚の表面の角質層には保湿成分や油分(アミノ酸やセラミドなど)があり、これらが水分の蒸発や外部からの様々な物質の侵入を防ぐバリア機能の役割を果たします。

しかし、アトピー性皮膚炎の多くの人の肌は乾燥しやすい皮膚(ドライスキン)であるために、このバリア機能がとても弱く、防げるはずの微生物や異物が侵入しやすく、汗などの刺激にも弱くなるのです。

出典:川村内科診療所 公式サイト

アトピー性皮膚炎の原因物質「アレルゲン」を見つける方法4選

断定できるものではないにしろ、おおよそアレルゲンが分かる方法がいくつかあります。

血液検査

『IgEラスト法』という、いくつかの候補物質に対して「陽性」か「陰性」かについて調べる血液検査です。ただし、この検査で陽性だったとしてもアトピー性皮膚炎の症状が出ない人もいます。

皮膚検査

皮膚に候補物質をつけて反応をみる検査です。針で少しだけ皮膚をこする『スクラッチテスト』と、皮膚に直接貼る『パッチテスト』があります。

皮内検査

皮膚に候補物質を注射して反応をみる検査です。 除去試験・負荷試験 アレルゲンとなる『食物』を特定する時に行います。

まず、原因と考えられる食物を一定期間(約2〜3週間)完全に食べないようにして状態を観察する『除去試験』と、その後、少しずつ原因食物を増やして、症状の悪化があるかどうか観察する『負荷試験』をします。

どちらも専門の医師や栄養士の管理下により、注意深く、時間をかけて行う必要があります。

ストレスもアトピーの原因になり得る!

過度なストレスを感じることで、体がこわばって緊張状態になり、呼吸が浅くなります。これにより血流が悪くなるので、腸の働きも弱まり便秘になります。

このことにより、『排泄機能』が低下し、体の老廃物や不要なもの(化学物質、毒素など)を、便・汗・尿・呼吸などから体外に排出する働きがうまく機能しなくなります。

それでも体は何とか違うところから排出しようとするので、その結果『肌の炎症』として現れるのです。肌も立派な排泄器官の一つです。痒みを発生させ、掻いた傷口から老廃物を血や体液と共に排出させます。

しかし、こうなると悪循環で、掻くことにより肌のバリア機能が破壊されるので、外部からの異物が侵入しやすくなり、炎症を起こしてまた痒みが生じる……これを繰り返すと、どんどん悪化します。

大人になってからのアトピーはこんなことが原因!

かゆい出典:www.b-lab.jp

子供のころにはなんともなかったのに、大人になるにつれて皮膚のかゆみがどんどん増していく・・・これはアトピーを発症している可能性があります。

ある程度年齢を重ねてからのアトピーというのは、遺伝ではなく外的要因が大きいとされています。

しっかし原因を見定めて、それらをひとつずつ解決していくようにすればアトピーの症状も軽くなっていくのです。

原因①肌の洗いすぎ

きれい好きな女性なんかはとくに、お風呂で肌を過剰に洗いすぎな部分があります。夏場などに肌を洗いすぎていませんが?

日本人にはこれだけ多い大人アトピーですが、遠い外国の地・ネパールではアトピー性皮膚炎の患者がまったくいないそうです。これはなぜでしょうか。

一説によると、ネパールの人はお風呂に入らないからアトピーにならないと言われているようです。この説に基づくと、お風呂に入ることはアトピーを引き起こす可能性があるということ。

もちろんお風呂=即刻アトピーというわけではありませんが、肌をゴシゴシ洗いすぎたり一日に何回もお風呂に入ることは肌への負担になります。

ほどよく皮脂を残しておなかいと、アトピー性皮膚炎になりやすくなるとのことなので注意しましょう!

原因②スキンケアのしすぎ

お風呂の入りすぎもよくありませんが、過剰にスキンケアをしてしまうことも肌荒れにつながっていきます。

スキンケアをするという概念は戦後にヨーロッパ方面で生まれて日本に伝来しましたが、ここからアトピー性皮膚炎も一気に広がりを見せたんだとか・・・。

スキンケアのしすぎは肌に保湿の膜を張りすぎてしまうので、新陳代謝の妨げになる恐れがあります。こうなると古い角質がはがれ落ずに、肌の成長がストップするのです。

新陳代謝をしっかり維持することで肌は成長していきます。これをジャマしないように、スキンケアもほどほどにしておきましょう。

原因③食生活の乱れ

現代人の大人アトピー性皮膚炎は、やはり食生活がいちばん影響しているようです。外食やコンビニ食、インスタントが中心になっていませんか?

アトピーが皆無だった40年前の日本人の食生活を見てみましょう。昔は、野菜や豆類が食卓の主役で煮物が多かったのです。

そして現代の食事は、タンパク質や炭水化物が多い食事。これらの栄養素は消化するのに時間がかかるために、胃腸に大きな負担がかかってしまいます

胃腸の負担から肌の弱体化が始まることもあるため、やはり食生活には気を使わなければなりませんね。

また一日3食というのも食べ過ぎ・胃腸に負荷がかかりすぎでは?と言われています。アトピーで悩んでいる方は、一日2食生活をしてみるのもいいかもしれません。

原因④運動不足

運動不足はアトピー性皮膚炎だけでなくいろいろな病気や疾患につながっていくので、ぜひ改善してもらいたいです。

とくに現代では移動に関して自動なものが増えてきました。こういった便利なものに、おんぶにだっこではどんどん運動不足が加速していきます。

以下のことは日常的にできる運動です。ぜひ実践してみてください。

  • デスクワークの合間にストレッチや軽いエクササイズをする
  • 駅ではエスカレーターを使わずに階段で上り下り
  • 駅までや会社まで歩けるところは徒歩にする

このようなちょっとした生活習慣の見直しによって、運動不足は解消します。

運動しないと体内の循環がうまくいかず、体内に不要物ばかりたまって血液もドロドロになります。こうなると肌も弱くなって、アトピーを引き起こしやすくなるのです。

運動不足の自覚がある方は、アトピーになる前にぜひ改善していくプランを立ててくださね!

アトピー性皮膚炎の治療は「原因」を知ることが大切

いかがでしたか?アトピー性皮膚炎を治したいのであれば、まずは一体何が原因なのか知ることが重要です。

病院や皮膚科に行くのが一番ですが、乾燥肌なら保湿を心掛け、普段の生活リズムや食習慣が乱れていないか見直し、ストレスを感じすぎていないかをきちんと考え、予防出来ることはあるはずです。

前向きに行動して継続することが、早期改善にも繋がるでしょう。

まとめ:アトピー性皮膚炎の原因を見つけるための知識

アトピー性皮膚炎は多くの原因がある多因性の疾患

  • 原因に関しては、ひとつに限ることではない
  • アトピー性皮膚炎を引き起こす特定の「アレルゲン」は断定出来ていない

アトピー性皮膚炎の体質のひとつは遺伝

  • 親から引き継がれるアトピーの遺伝子は「優性遺伝子」という伝わりやすい遺伝子
  • 両親どちらかにアトピー疾患がある子どもは、全くいない両親の子どもと比べて2倍アトピー性皮膚炎になりやすい

アトピー性皮膚炎の体質のもうひとつは皮膚過敏性

  • アトピー性皮膚炎の多くの人の肌は乾燥しやすい皮膚
  • 乾燥しやすいと、水分の蒸発や外部からの様々な物質の侵入を防ぐバリア機能が弱くなる

アトピー性皮膚炎の原因物質「アレルゲン」を見つける4つの方法

  • 血液検査:いくつかのアレルゲンに対して「陽性」か「陰性」かについて調べる
  • 皮膚検査:皮膚にアレルゲンをつけて反応をみる
  • 皮内検査:皮膚にアレルゲンを注射して反応をみる
  • 除去試験・負荷試験:アレルゲンが含まれる食べ物をまったく食べない状態から少しずつ食べていき、症状の悪化があるかどうか調べる

ストレスもアトピー性皮膚炎の原因になる

  1. 過度なストレスを感じることで排泄機能が損なわれる
  2. 排泄機能が損なわれると、老廃物を肌から排出しようとし「肌の炎症」となる

アトピー性皮膚炎の治療は、原因を知ることから始まる

  • 病院や皮膚科で原因を探る
  • 保湿や生活習慣、ストレス解消など自分でできる行動をする

written by LisaKuwahara

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