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2016年11月11日 更新 | 2,368 views

完治はあきらめても、絶望はしたくない。私なりのアトピーとの付き合い方 [体験談]

アトピー性皮膚炎の私は学校生活を送る時にも困った事がいっぱいありました。たとえば修学旅行のお風呂や水泳教室、クラスメイトの前で肌をさらさなければならない状況が非常に恥ずかしかったりした事です。その他にも困ったことはいっぱいありましたが、自分なりの対処法をこの体験談でご紹介します。

顔や体に傷あとのペイントをしている女性出典:Weheartit

アトピー性皮膚炎。

私は今大学生ですが、かなり幼いときからこの病気に悩まされてきました。

風邪やウイルス性の病気とは違い、アトピーは完治するケースが非常に少ない病気です。

良くなったと思ったら悪化する。治ったと思ったら再発する。

ずっと、この繰り返しです。

きっと私は一生、この病気と一緒に生きていくのだと思います。

今回は、そんなアトピーについて、私の体験を書いていきたいと思います。

手のアトピー

服の袖にたくさんの花の枝をさしている状態出典:Weheartit

私の場合は、日中のかゆみは比較的少ない方です。

学校生活を送っている間や外出中は、ほとんどかゆみはありません。

かゆみが出るのは自宅にいる時や入浴時、そして一番は夜寝ている間です。

特にリラックスした状態にある時は症状が出やすいと感じます。

そして、これはアトピーの人なら誰でも当てはまることだと思いますが、かゆみの程度によって、気分は大きく左右されます。

例えば、朝起きて顔を洗う時に、当然水を使いますよね。

そのときに手の傷にしみて、「ああ、今日はココとココなんだ」と思ったり、何もないと「あ、今日は掻かなかったんだ!」と嬉しくなるのです。

手に傷ができてしまった日は、お風呂でシャンプーやボディーソープを使うときにゴム手袋を使用します。

そうすれば痛みを感じることはありませんが、やはり不便で洗いにくいのです。

また、以前傷の範囲が広すぎて自宅にあった絆創膏ではカバーしきれず、学校の保健室で包帯を巻いてもらったことがありました。

それ以来、私は包帯を購入し、傷が絆創膏で隠しきれないほど広範囲に及んでしまった場合は、自宅で手に包帯を巻いてから登校するようになりました。

両手とも包帯を巻いて登校した日には、友達に「まるで重症患者だね」と言われたこともあります。

もちろんそう言った友人に悪意はありませんし、私も手の包帯のことは特に気にしていませんでした。

傷だらけで汚い手を見られるくらいなら、目立っても包帯で隠してしまった方が、圧倒的にマシだったからです。

顔のアトピー

顔の半分が金箔で覆われている女性出典:Weheartit

顔のアトピーは、男女問わず特に耐えがたいものだと思います。

私は中学生のときまでは、顔にはアトピーの症状が出ていませんでした。

しかし、高校生になって今までより過度なストレスにさらされるようになり、高校2年生のときに、ついに顔にまでアトピーが及んでしまったのです。

私は高校2年生の秋にアレルギー性結膜炎という目の病気にかかってしまい、目をこすってしまうことにより、目のまわりの皮膚がただれてしまいました。

このアレルギー性結膜炎がやっかいで、この病気のせいで目元が人に見せられる状態ではなくなり、治るまでの間眼帯をして登校をする羽目になりました。

そして、そのジュクジュクとした目のまわりからアトピーの症状が出始め、やがて顔全体にまで広がってしまったのです。

通う眼科を変えたことがきっかけで、この結膜炎は治りましたが、顔のアトピーは今でも続いています。

この体験から私が学んだのは、アトピーとは関係のなさそうな病気に思えても、アトピーを悪化させる可能性は十分に持っているのだということです。

もちろん、これはアレルギー性結膜炎に限ったことではありません。

だからこれからは、どんな症状であったとしても、悪化する前に面倒くさがらずに病院へ行こうと決意しました。

きっと私のような持病に悩まされている人間は、自分の体調の変化には少し敏感なくらいがちょうどいいのではないかと思います。

そして、一つの病院にこだわるのではなく、"セカンドオピニオン"を心がけるのが大いに自分のためになるのだと学習しました。

顔のアトピーとプロトピック

目の下に虫が止まっている青い髪の毛の女性出典:Weheartit

ちょうど大学の入学前、私はいつもアトピーやアレルギー性鼻炎で通っている皮膚科に行きました。

そのとき、先生は私の顔を見て、「あなたもうすぐ大学生でしょ。これからはじめて大学の友達に会うのに、顔に湿疹があるのは嫌じゃない?やっぱり、パッとあなたのことを見て、一番目がいくのは顔の湿疹だから」と言いました。

そして、すすめてくれたのがプロトピックという薬です。

私は免疫抑制剤を使うのがはじめてだったので、ぜひ試してみたいと言いました。

どうしても、大学の友達に会う前に顔の湿疹を治しておきたかったからです。

処方してもらったプロトピックを使い始めた日は、顔に塗った部分のかゆみが酷すぎて、掻かないよう耐えるのに必死でした。

ですが、我慢して数日使い続けていると、顔の湿疹は見事に治ったのです。

結果、私は大学初日に、顔に傷のない状態で新しい友達に会うことができました。

もちろん、今でもプロトピックは継続して使用し続けています。

今は3日に1回程度、あとは部分的に調整して使っています。

もう少したてば、1週間に2回程度まで使用頻度を減らしても、顔のかゆみをコントロールできるようになるのではないかと先生に言われました。

今では塗った部分の痒みはありませんが、副作用として、どうしてもニキビが誘発されてしまいます。

でも、それは仕方のないことだと割り切れているので大丈夫です。

対処としては、薬用のアクネケアの洗顔フォームを使ったり、同じく皮膚科から処方されたアクアチムクリーム1%という薬を塗ったりしています。

使用している薬

飲み薬の錠剤のパッケージにイラストを描いてある様子出典:Weheartit

内服薬は、まだ症状が軽かった中学生のころはアレグラを使っていました。

症状が悪化してしまった今では、アレロックを朝晩2回、1回1錠服用しています。

ただ強めの薬に変えても痒いときは痒いし、夜寝ているときにやっぱり掻いてしまいます。

これを飲んでいるからかゆみが完全になくなる、ということは決してありません。

また、アレロックに変えてからは、副作用として日中の眠気が起きやすくなりました。

授業中や、特にテスト期間中は、この副作用に悩まされることも少なくありませんでした。

また、その他にアレルギー性結膜炎によって目のまわりに色素沈着ができてしまったため、シナール配合錠というビタミン剤も、朝晩2回、1回2錠ずつ服用しています。

これは粒が大きく飲みこみにくいため、うまく飲まないとよく喉に引っかかるのですが、水で流しこんでしまえば特に問題ありません。

アレルギー性結膜炎によってできた目のまわりの色素沈着だけでなく、全身に残っているアトピーの傷跡も比較的早く治ってくれようになると思うので、まだこの薬は飲み始めたばかりですが期待しています。

使用している塗り薬は、中くらいの強さのステロイド、メサデルム軟膏0.1%と、弱めのステロイドのキンダベート軟膏0.05%、そして頭皮のかゆみ用にリドメックスローション0.3%です。

メサデルム軟膏とキンダベート軟膏は、それぞれかゆみの程度に合わせて使い分けています。

高校の同じクラスに私と同じアトピーの女の子がいたのですが、その子はステロイドを使わないで、市販のかゆみ止めを使用しているそうでした。

私はハイソックスで足の傷は隠してしまっていましたが、その子はくるぶし丈の靴下を履いていたので、足の傷を見て、不謹慎ですが親近感を覚えたこともありました。

また、私が酷いときには顔にも弱いステロイドを使っていたことを話すと、とても驚かれたことを覚えています。

私は今まで何も疑うことなくステロイドを全身の患部に使ってきたので、中にはステロイドを使わないで治療をしている人もいるのだということをその時初めて知りました

両手で顔を隠している女性出典:Weheartit

アトピーを持っていると、学校生活にも当然支障が出てきます。

私は中学生の頃はまだ症状が軽い方だったのですが、今まで掻きむしってできた傷跡や色素沈着は全身にありました。

そのことが原因で、水泳学習は体調不良を理由に見学しました。

私は特に腹部や足の付け根などが全体的に黒ずんでおり、人に見せるのが恥ずかしいのです。

中学や高校の宿泊学習や修学旅行などでの入浴時、クラスメイトの前に汚い肌がさらされるのが嫌でたまりませんでした。

それでも休むわけにはいきませんから、仕方なくみんなと一緒に入ります。

なるべくタオルで隠し、すぐにあがったからか、幸い友人たちに色素沈着や傷のことを指摘されることはありませんでした。

大学生になった今ではもう強制的に他人に肌をさらすという機会はありませんから、一安心です。

もう一つ学校生活で大変だったのが、中学生のときの体育祭です。

体育祭の練習というのは本当に過酷で、炎天下の中、紫外線が容赦なく肌に降りそそぐ状態で長時間外にいなければなりません。

これはアトピーの人全般にいえることだと思いますが、肌が弱く、ちょっとした刺激でも肌が荒れたり、かゆみや湿疹が出たりします。

私は体育祭の練習の際、長時間紫外線にさらされ続けたせいで、皮膚のうすい首がただれてしまったのです。

本当は首がただれてしまった時点で練習を休みたかったのですが、みんなが頑張って練習を続ける中ひとりだけ休むのは申し訳なく思い、首に包帯を巻いて練習に出続けました。

その結果、汗でむれて、さらにただれが悪化してしまったのです。

今思えば、周囲のことは気にせずに、自分のことを優先させるべきでした。

無理をして症状が悪化して苦しむのは、結局のところ自分自身です。

これからは同じような失敗を繰り返さないよう、我慢するのではなく、十分な説明をして周囲に理解を求めようと思いました。

お世話になっている先生

お茶を飲みながらソファーでくつろいでいる女性出典:Weheartit

私は6年以上、同じ女性の皮膚科医の先生にお世話になっています。

その先生はいつも私の状態を丁寧に診察し、適切な治療法を提案して薬を処方してくれます。

さらに、同性ということもあって大変話がしやすいです。

そんなよい先生に巡りあうことができて良かったと、いつも診察してもらうたびに思っています。

私は大学に進学し、自宅から電車で1時間程度の場所に引っ越しました。

そこから今通っている皮膚科に通い続けるとなると、交通費や時間がかかります。

新しい引っ越し先の周辺で自分に合う皮膚科を見つけようかとも思ったのですが、やはり長年私の肌を見ている今の先生のもとに通い続けることにしました

より適切な治療をしてもらうためです。

やはり、健康にお金や時間はかえられません。

きっとこれからも、県外に引っ越さない限りは、その先生のところに通い続けるのだと思います。

オシャレができない

考えごとしながら階段を降りている女性出典:Weheartit

アトピーの人でオシャレが楽しめないことを嘆くのは、やはり女性に多いのではないでしょうか。

特に夏場は、腕に傷があるので半袖を着ることができません。

足にも傷があるので、半ズボンやスカートを履くこともできません。

となると、真夏でも長袖長ズボンという格好になってしまうのですが、これでは暑苦しいことこの上ないですよね。

せめて足元だけでも涼しげにしようと思ってサンダルを履くのですが、それでもやっぱり暑苦しさはぬぐえません。

耐えきれなくなって、腕にBBクリームを塗って半袖で外出したこともありますが、やはり傷跡は完全には隠せません。

コンシーラーを使うと、塗った部分だけが目立ってしまいます。

電車に乗っているときに「ねぇ、これ」と腕の傷跡を指摘されたことがショックで、それ以来傷があるときはおとなしく隠すようになりました。

無駄毛の処理も、肌に負担をかける要因の一つですしね。

一番は夏までに傷跡を目立たない程度にまで治してしまうことなのですが、その年の症状の程度によってそうはいかないときもあります。

私の場合は、秋から春までの季節は、足の傷は黒のタイツで隠してしまっています。

タイツを履いてしまえば、無駄毛の処理もそこまで敏感にならなくて済みます。

なので、黒タイツを履くことが許される季節が、私にとっては何より嬉しい季節なのです。

女の子ですから、やっぱりオシャレをしたいと思う気持ちは抑えることができません。

夏は服装が制限される分、他の季節のオシャレを精いっぱい楽しもうと考えています。

また、スーツを着るときなど、どうしても肌色のストッキングを履かなければならないときがあります。

そのときは、まずコンシーラーで部分的に傷跡を隠し、その上から全体的にBBクリーム、続けてリキッドタイプのファンデーションを塗っています。

そして、肌の色より少しだけ濃い色のストッキングを履くようにしています。

私はどうしてもスカートが履きたいためこうしていますが、可能な場合はパンツスーツにしてしまうというのも一つの手段だと思います。

最後に

川辺で立ち止まり遠くを見つめている女性出典:Weheartit

私はまだ大学生で、これから先の長い人生をアトピーと一緒に生きていくことになると思いますが、現時点でみなさんにお伝えできることは、これですべてです。

私自身が失敗から学んだことなど、少しでもみなさんのお役に立つことができたら嬉しいです。

Top image via Weheartit

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