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2016年08月18日 更新 | 2,898 views

女性の薄毛「FAGA」の治療ができる病院の、治療や費用とは?

品川スキンクリニック表参道院 院長 石橋正太

この記事は、品川スキンクリニック表参道院 院長 石橋正太が監修しています。

FAGAとは、女性男性型脱毛症のことです。薄毛は男性特有の悩みと思われがちですが、女性でも、薄毛で悩んでいる人は多いとか。FAGAの場合、病院ではどんな治療をするのでしょうか。治療の流れや費用について理解して、薄毛対策に役立てましょう。

薄毛や脱毛は他人に相談しにくいデリケートな問題。

なかでも「女性男性型脱毛症」ともいわれる男性ホルモンが毛根に入り込んで女性の髪が薄くなってしまう「FAGA」はほかの薄毛とは違って進行性のものなので、できるだけ早めに治療する必要があります。

けれど、自分がFAGAかどうかも分からなく、具体的にどう治療すればいいのかもいまいち分からないという人もいるはずですよね。

そういうときには、まずはFGGA専門病院を受診することから始めてみましょう!

治療を考えるなら、FAGA専門病院を受診しよう!

病院の受付の写真

FAGAの治療のためには、FAGA専門病院やFAGA外来のある皮膚科、形成外科あるいは美容クリニックなどを受診することがおすすめです。

もし、はじめからFAGA専門病院に行くのに抵抗があるなら、まずは自分が受けやすい科から受診してみましょう。

FAGA専門病院で治療するメリット

薄毛治療のクリニックや病院はたくさんありますが、なかでもFAGA専門病院で治療するメリットはふたつあります。

〈メリット1:女性が受診しやすい環境づくりがしてある〉

女性が薄毛治療で来院する場合、やはり男性以上に人目が気になってしまいます。

さらに、担当医師やスタッフが男性だった場合、聞きたいことも聞きづらいし、そもそも薄毛についての相談をするの自体が恥ずかしいという人も。

でも、FAGA専門病院は女性の薄毛専門であるため、患者である女性に配慮して医師やスタッフが女性であることが多く、待合室で男性患者と一緒になることもありません。

〈メリット2:女性の薄毛に特化した治療を受けられる〉

もともとFAGAは男性の脱毛症である「AGA」の女性版としてつくられた言葉なのですが、女性の薄毛にはさまざまな原因があり、治療法も男性のAGAとは異なっています。

一般の病院での頭髪治療でAGAの治療法は確立されていますが、FAGAに関しては知識が乏しいところが多かったり、治療薬が最新のものではなかったりするところもあるよう。

しかし、FAGA専門病院なら女性の薄毛のために研究し、開発された治療法や治療薬を使っているため、より効果的な最新の治療を受けられるというメリットがあるのです。

FAGA専門病院での治療の5つの流れ

女性と医師のカウンセリングの様子の写真

FAGA専門病院は女性にとってメリットがたくさんありますが、まずは無料の問診やカウンセリングを利用して、薄毛についての悩みや疑問、不安などを話してみましょう。

カウンセリングはFAGA専門の医師や専門カウンセラーが行うことが多いので、今後の治療についての説明や使用する薬の種類、治療費用などについても説明してもらえます。

治療の流れ1:医師の診察

医師が、頭皮状態や身体全体の健康状態などを問診、診察し、検査に移ります。

治療の流れ2:検査

頭皮検査や血液検査、遺伝子検査を行い、FAGAかどうかを調べます。

遺伝子検査

方法は、頬の内側の粘膜をめん棒などでこすって、それを検査するという簡単なもの。 遺伝子検査をすることによって、遺伝的にFAGAを発症しやすいかどうかが分かります。 それにより、FAGAの薬がどの程度効きやすいかなどを調べることができます。

頭皮検査

マイクロスコープで頭皮を撮影し、詳しくチェックします。頭皮に赤みがあるか、毛穴の状態や毛髪の太さなどを調べます。

血液検査

血液検査では、主にホルモンのバランスを調べます。

FAGAは、加齢やストレスなどで、女性ホルモンの割合が減り、相対的に男性ホルモンの作用が強くなることが原因とされているので、血液検査によって、女性ホルモンの値を測ることで、FAGAの可能性を調べることができるのです。

また、薄毛の原因となりうる、ほかの病気の有無も調べることができます。それはたとえば、糖尿病、高脂血症、甲状腺の異常などです。

糖尿病は、高血糖で毛細血管が傷つき、血流が滞ることで、毛根の毛母細胞に栄養が行き渡らなくなります。その結果、髪の栄養が足りなくなり、抜け毛が増えてしまいます。

高脂血症の場合も、血液がドロドロになって、毛細血管の血流が悪くなるため、薄毛の原因となります。

また、甲状腺ホルモンは、髪の成長を活発にする働きがあるため、甲状腺機能が低下する病気では、髪の成長が悪くなり、抜け毛が増えてしまいます。

これらのほかの病気と区別するためにも、血液検査は不可欠です。

治療の流れ3:施術

病院の処置室の写真

メソセラピー

発毛を促すミノキシジルや、パントスチンなどを、注射によって直接頭皮に注入します。

成長因子の導入

発毛に効果があると認められている成長因子を頭皮に注入します。

IGF-1(インスリン様成長因子)

毛髪を強くし、毛包に刺激を与えて、健康な髪を育てます。

bFGF(繊維芽細胞成長因子)

頭皮の血流を促し、毛包を活性化させます。

VEGF(血管内皮成長因子)

毛包に栄養を届ける、新生血管の形成を促進します。

病院によっては、発毛薬と成長因子を混合したカクテル剤を使用する場合もあります。

治療の流れ4:薬の処方

それぞれの症状に合わせて、内服薬や外用薬が処方されます。

内服薬

〈パントガール〉

女性の薄毛や抜け毛への効果と、安全性が認められている、女性専用の薄毛治療薬です。

塗り薬(外用薬)

〈パントスチン〉

FAGAの原因は、先述のように女性ホルモンの減少により、ジヒドロテストステロンという物質が活性化し、抜け毛を促進してしまうことのよるものです。

パントスチンを頭皮に塗ると、有効成分が染み込んで、毛根を痛めるジヒドロテストステロンの作用を防ぎます。

品川スキンクリニック表参道院 院長 石橋正太

女性男性型脱毛症といっても、男性型脱毛症(AGA)の治療に使われるプロペシアを女性は飲んではいけません。

またミノキシジルの外用を行う場合、男性に用いられるミノキシジル濃度5%は、女性にとっては濃すぎで、髪の毛以外のムダ毛が増えてしまう副作用が出やすくなってしまうので絶対にしないで下さい。

ミノキシジルタブレットという飲み薬も女性には適しません。全身のムダ毛、顔が赤くなる血圧が低くなってフラフラするといった副作用がでてしまうからです。

治療の流れ5:再来院

治療方針が決まったら、その後は大体1ヶ月に1度のペースで通院し、治療を行っていくのが一般的です。

治療薬も、1か月分まとめて出してもらえることが多いようです。通院して、頭髪や頭皮を調べ、治療効果を確かめながら、施術や薬の処方を行います。

FAGA専門病院での治療での費用や保険について

財布に入ったお札の写真

治療費

それぞれの病院によって違いがありますが、大体の目安は次のようになっています。

  • 初診料:約10,000円(初診の検査費用も含む)
  • 再診料:約10,000~30,000円(診察や頭部撮影料金、1か月分の薬代を含む)

治療内容によっては、これより高額になる場合もあります。

通院は、効果が出るまで続けるため、治療の総費用は個人差があります。

薬の効果が出るまでには、およそ3か月~6か月必要ですから、半年から1年の期間を目安に、治療を行うことになるでしょう。

保険適用について

頭髪治療については、自由診療の扱いになり、保険は適用されません。

FAGA専門病院へ行った人の口コミ

女性の口もとの写真

仕事が忙しく不規則な生活になり、抜け毛が増えたので通院を決めました。治療開始から3か月経ちましたが、たしかに抜け毛が減り、効果を実感しています。

治療を始めてすぐは効果があくて不安でしたが、3か月めくらいから抜け毛が減ってうぶ毛が生えてきました。額が狭くなって、「顔が小さくなった」といわれたのがとてもうれしかったです。

数年前からウィッグをつける生活になってしまい、もう自分の髪は諦めていました。けれど、施術を受けてから半年後にはしっかりした髪が生え始め、地肌が透けなくなったのでうれしく思います。

治療を始めてから1年ほど経ちましたが、悩んでいた生え際の薄毛がほとんど目立たなくなったように感じます。娘からも「治ったね!」といわれたので、本当に喜んでいます。

1年と期間を決めてメソセラピー治療を受けていますが、髪になんとなくコシが出て、スタイリングがしやすくなったと実感しています。

効果を感じるまでの期間には個人差がありますが、少なくても3か月はかかるようです。

効果が出ないからとすぐにやめてしまうのではなく、根気よく通うのが大切ということですね。

自分に合った病院を選んで、早めに対処しよう!

FAGAは進行性の脱毛症なので、早めの治療が大切です。

無料カウンセリングを受けてみて、治療内容や費用に納得でき、医師やスタッフの対応がよい病院を選ぶとよいでしょう。

また、個人差はありますが、最低でも半年ほどの通院が必要なので、アクセス面や金銭面から見て無理なく通える専門病院を選びましょう。

top image via We Heart It

※ 記事の内容は、医学的な正確性、効能、効果を保証するものでなく、かつ、記事の利用においてはしかるべき資格を有する医師や薬剤師等に個別に相談するなど読者の責任において行ってください。

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