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2016年06月13日 更新 | 8,397 views

回避性パーソナリティ障害を克服するための、いい病院の選び方

回避性パーソナリティ障害を克服するためには、カウンセラーや医師などの専門機関と一緒に、病気と向き合っていくことがとても大切。今回は、回避性パーソナリティ障害の初歩的な知識や病院選びのコツ、さらにカウンセリングの内容について説明します。

回避性パーソナリティ障害と向き合うためには、医師やカウンセラー、臨床心理士など、さまざまな専門家と一緒に治療を行っていくことが、障害を克服するためにとても大切です。

しかし、いざそういった病院などの専門機関に行くとなると、どういった治療方法を行うのか不安になりますよね。

どんな病気に関しても言えることですが、やはり、「相性のいい病院や専門機関と出会うことが、最良の治療方法」といえます。

そこで今回は、病院選びのコツや治療方法について紹介しましょう。

回避性パーソナリティ障害は、れっきとした疾患

悩む女性の写真

回避性パーソナリティ障害は、一般的に「単に臆病なだけの人」「極端に人付き合いが苦手な人」という性格的なものとされてしまいがち。

そのため、まわりからは気づかれにくく、なかなか認知されにくい障害といわれています。

しかし、度を越して「私には、価値がない」「どうせ、嫌われる」という不安にとらわれ、うつ症状不眠体調不良引きこもりといった社会的な生活に支障をきたすのが回避性パーソナリティーの特徴。

こういった極端に偏りをもつ誤った認識を変えるためには、病院の精神科や心療内科などの専門機関に相談する必要があります。

回避性パーソナリティ障害の3つの「誤った認識」

一般的に、回避性パーソナリティ障害には3つの誤った認識があるといわれています。

1.自分は、社会的に無価値で人間としての長所がない

「どうせ、私には何のいいところもない」「社会に出てもどうせ、認められない」というような、極端に、マイナス方向にものごとを認識しているのが回避性パーソナリティ障害の特徴のひとつめです。

そのため、せっかくの長所や魅力に目を向けられず、社会に出て行動を起こそうという気持ちを抑制しがちです。

2.批判、非難または拒絶に対する恐怖のため、人と付き合うのが苦手

回避性パーソナリティ障害の人は、常に人から嘲笑されたり批判されたりすることを恐れているので、人と付き合うことを避けようとします。

その背景としては、極端に低く自己を認識しているため、相手もそのように自分を見ていると思い込んでいる、ということがあります。

これは一見、謙虚でまわりを立てる和を乱さない存在のように思えますが、実際は自分のマイナスばかりに気をとられ相手の認識さえゆがんでとらえているといえます。

3.相手に好かれているという確信がないと人と関係を持ちたがらない

人とつきあうのが苦手な特徴をもつ回避性パーソナリティ障害。しかし、心の中ではいつも「ありのままの自分を受け入れてくれる人がほしい」という葛藤に苦しんでいます。

けれども、相手に批判されたり馬鹿にされることを恐れるあまり、新しい人間関係や人付き合いを避けてしまいます。このため、常に人と会うと不安や緊張感に襲われ、心を開けないのです。

とても矛盾しているように思える心情ですが、相手にそのままの自分を委ねてしまいたいという強い期待があるからこそ、実際に裏切られたり、嫌われたりすることを恐れるのです。

このような、極端な自己否定や低い自己評価をもつ回避性パーソナリティ障害は、長期間続くことで、肉体的にも精神的にも徐々に支障をきたしていきます。なんと、最終的には死を選んでしまうことも……。

こういった事態を招かないためにも、病院で医師やカウンセラーによるカウンセリングや治療が必要なのです。

新宿ストレスクリニック 精神科専門医 渡辺佐知子

治療を開始するのが遅れると、徐々に症状がひどくなり日常生活機能が低下してしまいます。早めに、精神科や心療内科などの専門科に相談してみることをお勧めします。

病院で行うのは、カウンセリングと薬物療法

カプセルや錠剤の写真

精神科や、心療内科に通うことになった場合、主に、薬物療法認知行動療法を行います。

認知行動療法

多くのパーソナリティ障害は極端で偏った認識で物事をとらえています。

回避性パーソナリティーの場合「私には、絶対ムリ」「いいことは全てまぐれ、この後は悪いことしか起こらない」「丸ごと受け入れてもらえる人間関係でなければいけない」という、極端にネガティヴな認識によって支配されています。

認知行動療法(認知療法)は、このような極端な考えが起こるたびに、カウンセリングで話したり、記録をつけることで、本人のセルフヘルプ(客観視)をうながすようにします。

例えば、「同僚と話をして、自分の意見をいったら『俺は、そう思わないなぁ』といわれた。きっと、もう彼とは話ができない」という悩みをもつ患者に対して、カウンセラーは、「否定されたように感じたかもしれませんが、違う意見をいうことであなたの意見をもっと広げてくれるかもしれませんよ。また、彼と話をしてみては?」というように、違う方向でものごとを見るようにアドバイスをします。

このように、自己に対する誤った認識を矯正することで、「人は、必ずしもあなたを拒否しているわけではない」「まわりは、あなたを馬鹿にしているわけではない」という自己の肯定中立的な行動プロセスを教えるのが認知行動療法の目的です。

薬物療法

精神科や心療内科で診察を受ける身体的な病気などと違い、パーソナリティ障害はすぐに「○○パーソナリティ障害」というような診断はされません

まず、医師は患者が抱える不眠、うつ症状、不安、焦燥感などの表面的な症状に対して抗うつ薬や抗不安薬による薬物療法で対処します。

しかし、表面的で一時的な症状に対して効果はありますが、根本的な治療法ではないため、医師は、患者の様子を見ながら投薬を行っていきます。

回避性パーソナリティ障害と向き合うためには、医師やカウンセラー、臨床心理士など、さまざまな専門家と一緒に治療を行っていくことが、障害を克服するためにとても大切です。

新宿ストレスクリニック 精神科専門医 渡辺佐知子

記事に書いてあるとおり、パーソナリティを治すという根本的なお薬があるのではなく、実際困っている症状に対して、薬物治療を行います。症状が改善することで、パーソナリティの特性が目立たなくなるという効果が期待できます。

病院選びのポイント

カウンセリングの様子の写真

回避性パーソナリティ障害を治療するためには、あなたにとって相性のいい病院選びがポイントです。

1.通いやすい病院を選ぼう

心療内科や病院の精神科にかかりたいときは、まず最寄の保健所や精神衛生相談窓口で相談しましょう。

今、起こっている症状を相談することで、適切な医療機関についてアドバイスをしてもらえます。

また、基本的に回避性パーソナリティ障害は1度のカウンセリングだけで完治させることは難しいので、交通機関など通院が負担にならない病院を選ぶようにするといいでしょう。

相談窓口では症状と、通院に負担にならない病院について聞いておくと良さそうです。

2.信頼できるカウンセラーや医師がいるかチェックしよう

まずは、一度、医師やカウンセラーに話を聞いてもらいましょう。

通常、信頼できる医師やカウンセラーは、まず表面的なうつ症状、不安感、焦燥感に対して行う薬物療法を行い、徐々に水面下の問題にも注目しながら治癒を行います。

ここで、薬物療法による表面的な症状ばかりにずっと対処するだけであったり、カウンセリングばかり行い、診断がなかなかされない場合は要注意。

根本的な治療が行われず、かえって通院を長引かせるだけになってしまう医師やカウンセラーは避けましょう。

薬物療法カウンセリングの両方をバランス良く行う医師やカウンセラーを選ぶのがポイントです。

また、回避性パーソナリティ障害を抱える人は、人と話をすることにネガティヴなイメージがあります。

このため、相性の悪い医師やカウンセラーだと通院が困難になることも。

診察が進んでいくうえで、直感的に、「この人、何だかいやだなぁ」「信頼できない」「なじめない」というように思ったら、カウンセラーや医師を変えてもらうように病院の窓口で相談することが大切です。

回避性パーソナリティ障害に向き合うために

微笑む女性の写真

回避性パーソナリティ障害を治療するためには、信頼できる医師やカウンセラーのもとで障害に向き合っていくことが大切です。

医師やカウンセラーは、専門的な知識によってあなたの障害に向き合い、治療してくれるとともに、一緒に戦ってくれるパートナーです。

専門家の力を借りて、パーソナリティ障害の克服へ取り組んでみましょう。

※ 記事の内容は、医学的な正確性、効能、効果を保証するものでなく、かつ、記事の利用においてはしかるべき資格を有する医師や薬剤師等に個別に相談するなど読者の責任において行ってください。

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