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2016年06月01日 更新 | 6,941 views

高身長を気にして猫背だった私が、ハイヒールを履けるようになるまで [体験談]

親からの遺伝で高身長な私は、思春期の頃に他の子達より頭一つ出ている自分のことが恥ずかしくなりました。女の子らしいファッションをしたくても「でかい」と言われる私に似合わないと思って避けてしまう……。しかしアメリカ留学をきっかけに、身長の事なんてそんなに気にする事ではないのかもしれないと思い始めました。

デニムを履きこなしている小麦肌にやけた金髪の女性出典:We heart it

「でかいね。」「身長高いね。」

そう言われる度、お前は女の子らしくない、可愛くないと言われている気分になりました。

身長166cmで、ヒールを履けば170cmは軽く超えてしまう私は、ぽっちゃりした体型もあいまって「身長が高い」よりも「でかい」と言われる事の方が多くありました。

加えて、日本人男性の平均身長は167cmですから、地下鉄などの人が集まる場所では男性の多くを見下ろす事になってしまうので、私にとっては苦痛でしかありませんでした。

ましてや、さらに背を高くしてしまうハイヒールなんて、私にとっては厳禁でした。

なるべく背が低く見えるようにと神経をすり減らし、身体測定の日は嫌で嫌でたまりませんでした。

ここではそんな私が、ハイヒールを気にせずに履けるようになるまでの心の変化をお話したいと思います。

今だから言える事なのですが、心構えと言葉一つで気持ちが楽になる事もあるのです。

家族の中での「チビ」がクラスの「デカ女」になる

服装をお揃いにしている仲良しな友達同士出典:We heart it

私の身長の高さは遺伝です。

父は180cmで、母は165cmと日本人の平均身長からみると高身長です。

さらに兄2人も180cm超えですので、私の身長が高い事はむしろ当然でした。

そんな高身長の家族に囲まれていたものですから、私の中での身長の基準は家族でした。

常に兄たちからは「チビ」とからかわれ続け、その度に身長が高くなりたいと願っているような子供でした。

実際小中学生の頃は、背の順で並んでも女子の中で真ん中より少し後ろくらいでした。

またその頃はクラスの男子との体格の差もあまりなかったので、自分の身長を気にする事はありませんでした。

私の身長がぐんぐん伸びだして、身長をコンプレックスに感じるようになったのは高校生の頃からでした。

身長順に並んだ時に最後になった事、一つ前に並んだクラスメイトに

「背が高いね。私中学では一番後ろだったのに。」

と言われた事で、自分が平均よりも背が高いのだと自覚したのです。

悪気のない一言でだんだん猫背に

うつむいている肌の白い女性出典:We heart it

自分が周囲に比べて背が高いと自覚した時に、真っ先に気になったのは異性の目でした。

その時私は165cmありましたので、当然私よりも背の低い男子がクラスにはたくさんいました。

またちょうど思春期という事もあり、私にとっては死活問題でした。

私にとってトラウマになったこんな出来事があります。

私はご近所同士が顔見知りという田舎町で育ちました。

道を歩いてすれ違えば会釈や挨拶をする事は当たり前でした。

そんな環境ですから、挨拶をする度に近所の方たちから、

「大きいね。」「女の子にしてはめずらしいね。」

と言われる事も少なくありませんでした。

ある日、バス停でバスを待っていた時の事です。

老夫婦がやってきて、そのおじいさんの方が私を見上げて、

「でっかいな!」

と言ったのです。

恐らく悪気は全くなく、ただの素直な感想だったのですが、私にとっては第一声にそんな事を言われた事がショックでした。

また、

「他の人から見てもでかい」

という事実が更に傷つきました。

私の表情を見たおばあさんが、

「ごめんなさいね」

と謝ってくださいましたが、あまり頭にはいってきませんでした。

それからは、身長を気にするあまりだんだんと前かがみになり猫背になっていきました。

電車に乗れば周囲の男性よりも目線が高い事が嫌で、自然と背中が丸まってしまいました。

その頃の私は自分にすっかり自信をなくしていたのです。

「女の子らしい」を避けていた高校時代

スキニーデニムと白いコンバースのスニーカーの出典:We heart it

前述の事もあり、高校生の頃は、肩身の狭い思いをしていました。

今思えば、私の考えすぎなのですが、自分より低い男子と話す時は申し訳なく感じていましたし、席に座れば自分のせいで後ろの人に板書が見えないのではないかとヒヤヒヤしていました。

一番嫌だったのは、男の先生が自分よりも背が低い時でした。

先生が教壇にたっている時を狙って話かけるなど、涙ぐましい努力をしていました。

また、この頃はおしゃれやファッションにも興味が出てきて、友人達は華奢なミュールやヒールを履いて楽しんでいました。

けれども、そんな彼女たちがヒールを履いても私の肩くらいの身長です。

そんな中ではなんだか自分が巨人にでもなった気がして、ヒールなんてなおさら履けませんでした。

「背が高いから可愛いものは似合わない。」

そんな思い込みもあり、ヒールだけではなく、ワンピースやスカート、フリルなど女の子らしい可愛いものを徹底的に避けていました。

ピンクや赤色など女の子らしい色もNGで、白や黒など無難な色を選んでいました。

着たいのに着られない、似合わないというジレンマの中で、ただただ友人達が羨ましくてたまりませんでした。

この頃の私は基本ジーパンと運動靴で化粧っ気もありませんでした。

また、こんな事もありました。

文化祭用のTシャツが学校で販売されることになり、友人たちと一緒に買うことになったのですが、私よりも小さな彼女たちは当然Sサイズを購入します。

そんな中でMサイズを選ぶ事が恥ずかしくて嫌でした。

みんなが名簿に希望のサイズを記入し終えた後に、こっそりと書いた覚えがあります。

「背が高いなんてかっこいいよ。」

といくら言われても、私にとっては小さくて華奢で女の子らしい彼女たちの方が何倍も輝いてみえたのです。

アメリカで、高身長に囲まれる

友人たちと野外フェスに来ている様子出典:We heart it

そんな私の一番の転機は、アメリカ留学をした時でした。

日本では、田舎に住んでいた事もあり私の周囲には日本人しかいませんでしたが、さすが移民の国と言われるアメリカは違いました。

様々な国籍、文化を持つ人たちがいるので服装、髪型も人それぞれです。

また日本と違い年齢をあまり気にしないのか、年配の方も平気でピンヒールやミニスカートを履きますし、堂々としています。

しかも、圧倒的に高身長の人が多いです。

私より背の高い女性も堂々とハイヒールを履き、自分より身長の低い男性と談笑していますし、それを気にしている様子もありません。

自分たちの容姿や文化に自信を持つ彼らを見て、

「身長を気にしすぎるのは日本人だけ?」

と感じ始めました。

周囲は自分より身長が高い人ばかりなので、当然「背が高いね」と言われることもありません。

むしろ、みんな自分の外見の一つ一つに自信をもっているように思えます。

身長の事なんて、そんなに気にする事ではないのかもしれないと思い始めました。

しかし、自分の中のコンプレックスがそう簡単に払拭できるはずもなく、自分より背が低い男性を見つけると途端に落ち込みましたし、小さい女の子を見ると羨ましく思っていました。

ただ、一歩外に出れば自分とは全く違う人たちがいる、みんな堂々としている、という事実は私にとっては深く心に残りました。

友人と爆笑しながらおしゃべりを楽しんでいる様子出典:We heart it

高身長がコンプレックスである事をホストマザーに告白した時に、何気なく言われた言葉です。

ちなみに、彼女の身長は148cmととても小さく、私には羨ましいものでした。

彼女は私とは真逆で、低身長なので

「ヒールしか履きたくない」

と言っていました。

彼女は私の高身長が羨ましく、また私は彼女の低身長が羨ましいという正にないものねだり同士の会話の中で、私は今まで何気なく嫌だと思っていた高身長を嫌う具体的な理由を考えるようになりました。

今まで、「何故」嫌なのかを深く考えた事がなかったので戸惑いましたが、私は一つずつ理由を挙げていきました。

けれども、その一つ一つに対して的確な返答が返ってきます。

「男性より背が高いのが嫌だ。」

と言うと、

「そんな事気にする人なんていないよ。あなたは低身長という理由だけで人を嫌いになるの」

と返され、

「もっと背が高くなるからヒールが履けない。」

と打ち明けると、

「どうして?履きたいならどんどん履けばいい。あなたより背が高い人なんてたくさんいる。」

と言われたんです。

ホストマザーはあっけらかんとした性格だったので嫌味を全く感じず、その返事がすべてしっくりきました。

そもそもアメリカでは「他人と比べる」という事をあまりしません。

他人と違う事をむしろ長所として捉える傾向にあるので、彼女にとって「他人と違うから嫌だ」という私の悩みは見当違いのものに思えたのかもしれません。

自分でも単純だと思うのですが、徐々に私の「高身長」に対する考えが変わってきました。

確かに、私自身に置き換えて考えてみると「身長が低いからこの人が嫌い」などと考えた事もありませんでした。

もしかして、私が一方的に気にしているだけなのかと気がつき始めたのです。

初めてのハイヒール

白いピンヒールを履いている女性出典:We heart it

単純な私は、ホストマザーの助言に後押しをされ、初めてハイヒールを買いに行きました。

私がハイヒールを履けない理由の一つとして、「足のサイズも大きい」という悩みもありました。

日本人の華奢な足が私には小さすぎたのですが、アメリカは日本に比べサイズが幅広くあるので、私に合うサイズを簡単に見つける事ができました。

どうせなら高いヒールをはいてやろうと選んだのは、8cmのグレーのピンヒールです。

一度履いてみると、自然と背筋がピンとしました。

目線が上がった事が少し面白く、自信が持てた気がしました。

歩くたびに鳴るヒール音が面白く、そのまま履いてモール内を歩き回っていました。

歩き方と靴一つでこんなにも気分が変わるなんて、嬉しくてたまりませんでした。

またちょうど次の日に、クラスメイトの前でプレゼンテーションをする機会があったので、それを履いていきました。

外見が少しでも変わると不思議と自信がでてくるもので、いつもより堂々と話せた気がしました。

こんな私で「パーフェクト」

ピンクのガウチョパンツをはきこなしている女性出典:We heart it

ヒールが履けるようになって、心に余裕が持てるようになりました。

また私が自信を持てるようになった、もう一つのエピソードがあります。

ヒールを履いて出かけて、ジーパンを試着した時です。

高めのヒールだったので、ジーパンの丈を切らずにそのまま買うことにしました。

その時店員さんに

「長さは丁度ね。パーフェクトよ。」

と言ってもらえたのです。

この店員さんにとっては何気ない接客トークだったのですが、私にとってこの「パーフェクト」と言われた事がとても嬉しかったんです。

「身長が高いと丈を切らなくてもいい」

高身長ならではのメリットを一つ見つける事ができた瞬間です。

少しだけ前向きになれた事で、いい事にも少しずつ目を向けられるようになっていきました。

ホストマザーからの激励

微笑みながら目を閉じているボブの女性出典:We heart it

徐々に自分のコンプレックスを受け入れられるようになった時、ホストマザーとの別れが近づいてきました。

そんなある日、ホストマザーに言われた事が私の心に残っています。

彼女は

「あなたは背が高い事を気にしているようだけれど、」

と前置きした後で、こう言ってくれたのです。

「You are tall and you are beautiful!」(あなたは背が高い、そして美しい)

また、

「あなたに唯一足りないものは、自信よ。」

と言ってくれました。

私は、日本人女子の中では身長が高いです。

今まで認めたくなかった事実でしたが、それがなんだという気持ちになりました。

身長が高いなら高いなりのファッションがあって楽しみがあるのです。

「そんなに身長高くないよ。」

という励ましよりも、私のコンプレックスを肯定しさらに後押しをしてくれたホストマザーの言葉は、今でも私の心に残っています。

「受け入れる」事の意味

ビルの屋上からみる景色にテンションが上がっている女性出典:We heart it

自分のコンプレックスを受け入れる事は容易ではありません。

他の人から見たら何気ないような事が気になり、嫌でたまらなくなります。

私の場合、自分の小さな世界から飛び出せた事、そんな中で自分を肯定してくれる人に出会えた事が大きな転機となりました。

「高身長ならそれを隠さず、むしろ楽しんでしまおう」

今では積極的にそう思えます。

確かに、華奢なミュールはサイズが合わず履けませんし、かわいいワンピース等は丈が合わずに着られない事もあります。

けれども、ヒールを履けばパンツの丈を切らずにすみますし、人よりも目立つことができます。

初対面の人にも、名前は憶えてもらえなくても

「あの背が高い人」

と外見で覚えてもらう事もできます。

もし、私と同じ事で悩んでいる方がいらっしゃったら、思い切ってコンプレックスを隠さずに全面にだしてみてはどうでしょうか。

他の人にそれを指摘されても、認めてしまえば案外楽になれるものです。

自分の中で「私は○○だから○○をしてはいけない」と制限を作ってしまう必要はありません。

「You are tall and you are beautiful!」

人はどんな外見でだって美しくなれると思います。

written by amane-meguru

Top image via Weheartit

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