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2016年06月13日 更新 | 5,660 views

経験者が語る、社会不安障害の治療ができる病院選びのポイントとは

社会不安障害を治療することのできる病院は、数多くあります。そのなかから、自分に合う病院を選ぶポイントは、時間の融通がきくこと、通いやすい場所にあること、医師が固定制であること。診察の流れも押さえておけば、治療に対する不安が和らぎます。

社会不安障害の治療は、自分に合った病院を探すことから始まります。

診療時間や通いやすさ、同じ医師に診てもらえるという安心感がポイントとなります。

私も社会不安障害を克服した過去があるのですが、症状が軽くなったのは、自分に合った病院を見つけることができたからだと思います。

この記事では私の経験をふまえて、社会不安障害の治療についてお話していきます。

社会不安障害は病院で治療しよう

思い悩む女性の写真

病院での治療をすすめる理由

社会不安障害は、適切な治療を行えば良くなる病気です。

また、生活習慣の改善をしたり、心の持ちようを変えたりなど、自力で治せるケースもあります。

しかし、自力で治すのはとても時間のかかることで、やり方を間違えると症状を悪化させる原因に。さらに、うつ病やパニック障害を併発する恐れもあります。

そこで病院で診てもらうことにより、余計な心配をなくしながら社会不安障害を確実に治療することができるのです。

受診すべきは、精神科か心療内科

社会不安障害を治療することができるのは、精神科か心療内科です。

精神科は、心の病気を専門としていて、社会不安障害やうつ病、パニック障害、不眠症、その他の神経症を治療することが可能です。

一方、心療内科はストレスなどが原因で起きた体の異常を専門とし、過敏性腸症候群や胃潰瘍、円形脱毛症などを治療することが可能です。

精神科は、精神科医が治療を行うのに対し、心療内科は主に内科医、症状に応じて精神科医が治療を行います

不安や緊張、恐怖によって体に症状が出る場合は、精神科の受診が適しています。

もし、どこを受診すべきか迷ったときは、「精神科、心療内科」どちらの治療も行っている病院を選ぶといいでしょう。

新宿ストレスクリニック 精神科専門医 渡辺佐知子

たくさんメンタルクリニックがあり、どの病院へ行こうか迷ってしまうこともあります。最初のうちは、自分と相性の良い医師に出会うまで数か所ほど診察を受けに行き、その中で一番話しやすい先生のクリニックへ通う方もいらっしゃいます。

病院に行く自分を許してあげよう

社会不安障害の人は、「病院に行かなければならない自分はダメな人間だ」「人から悪く思われるかもしれない」と考えてしまいがち。

社会不安障害を抱える私も、始めは病院に行くのをためらっていました。

ですが、自分を責めたり、ネガティブに考えたりする必要はないのです。なぜなら、社会不安障害は、誰でも発症する可能性のある病気だから。

早く治療を受けて、元気になろうとする自分を褒めてあげること。それが、病気の克服への第1歩といえると思います

病院選びのポイント

病院の受付の写真

社会不安障害を治療することのできる病院は近年増加していますが、そのぶんどの病院がいいか迷うもの。

しかし、3つのポイントを押さえれば、自分に合った病院を見つけることができるでしょう。

1. 時間の融通がきく

病院の診療時間が、自分のライフスタイルに合っていることが大切です。

平日に仕事をしている人ならば、夜遅くまで診療しているところ、土日祝日に診療しているところが通いやすいでしょう。

平日の午後から仕事している人の場合、午前中早くから診療しているところを選べば、出社前に通うことができます。

2. 通いやすい場所にある

社会不安障害の人は、外出することをためらう傾向にあります。

そのため、家から近かったり、交通の便がよかったりと、通いやすい場所にある病院を選ぶことがおすすめです。

事前に、病院がどこにあるか、足を運んでみるのもいいでしょう。

通いやすい場所であっても、薄暗い界隈にあったり、ごちゃごちゃした雑居ビルの中にあったりすると、足が遠のく原因になることがあるので注意してください。

3. 医師が固定制である

総合病院や大きなクリニックだと、診察する医師が曜日によって変わることがあります。

社会不安障害の人にとって、担当医が変わることは、苦痛をともないます。医師であっても、慣れない人の前では不安や恐怖が強く出ることがあるからです。

社会不安障害は、長期に渡って治療が必要な病気。

信頼できる1人の医師に診てもらうことが、症状克服の近道となるのです。

初めての診察の流れ

女性と医師のカウンセリングの様子の写真

社会不安障害の診察の流れは、内科とあまり変わりませんが、流れを知っておくとスムーズに治療を受けることができます。

予約

社会不安障害の治療は、診察予約をすることから始まります。

飛び込みで診察してくれる病院は少ないので、治療したいと思ったら、早めに電話予約することがおすすめです。

予約の際に、どのような症状で悩んでいるかについて、聞かれることがあります。

その際、いつから社会不安障害の症状に苦しんでいるのか、どんな症状が現れるのかなどについて、メモを用意しておくとスムーズに伝えられるでしょう。

また、電話恐怖症の人は、インターネット予約できる病院を選ぶと、ストレスが少なく済みます。

問診

受付で受け取った問診票に、症状や受診理由、治療歴などを記入します。

問診票を元に、医師と対面して診察開始。

問診がスムーズに行われるように、どんな症状に苦しんでいるかなど、下記のようにメモを携えておくのがおすすめです。

  • 治療を受けたい悩み(人前で手が震える、など)
  • 具体的な症状や、発症する場面
  • 受診しようと思ったきっかけ
  • これからどうしたいか
  • 既往症や家族の病気の有無など

私の場合は、このほかにも、過去にあった辛い出来事や病気について質問されました。

きっと、不安を感じやすい体質かどうかを確認していたのでしょう。

検査

必要に応じて、検査が行われます。

社会不安障害だけでなく、他の心の病気の可能性を探るため、心の検査が行われることがあります。

体の不調が疑われる場合は、血液検査などが行われることも。

新宿ストレスクリニック 精神科専門医 渡辺佐知子

問診だけで診断するのではなく、光トポグラフィー検査でうつ病や躁鬱病などの精神疾患が背景に隠れていないかどうか、調べることもできます。
原因疾患の治療を優先することで、社会不安障害が共に改善していくこともあります。

診断

問診で得られた情報や検査結果を元に、医師から最終的な診断がされます。

社会不安障害である可能性が高いと診断されると、今後の治療の流れについて説明されます。薬物療法や精神療法について、これからどのくらいのペースで診察を受けるのか、などがその内容です。

そして、治療方針についてわからないことがあったら、迷わず医師に質問しましょう。納得して治療を進めることで、社会不安障害の克服に近づくことができます。

社会不安障害の治療

カプセル剤の写真

社会不安障害の治療方法は、おもに薬物療法と精神療法のふたつがあります。

薬物療法

薬を使って治療する方法です。

おもに使われる薬は、抗うつ剤、抗不安剤、βブロッカー、漢方薬の4つ。

社会不安障害には、セロトニンを補う効果のある抗うつ剤SSRIが有効とされています。

症状の種類や度合いによって使われる薬が異なるので、専門医の判断に委ねましょう。

精神療法

精神療法は、主に認知行動療法と森田療法が用いられます。

認知行動療法は、認知の歪みによって間違った学習をしてしまった状態に働きかけて、正しい認知に修正していく精神療法のひとつ。

認知とは、物事の捉え方、受け取り方のことです。

認知行動療法は、強いストレスや不安によって歪んでしまった認知を正し、ストレスを軽くします。

森田療法は、精神科神経科医・森田正馬さんが考案した心理療法。

不安や緊張は人間ならだれしもが持っている感情で、悪いものではないと捉えます。

湧き上がってくる感情を受け止めながら、気持ちに左右されずに行動できるようにしていくのです。

新宿ストレスクリニック 精神科専門医 渡辺佐知子

お薬を使わない治療の1つとして、臨床心理士による「支持的カウンセリング療法」も有効です。
最近メンタルクリニックでも広く行われてきています。医師との診察と併用することもでき、症状改善に有効活用している方も増えています。

勇気を出して病院へ

解放感を満喫する女性の写真

社会不安障害の治療は、時間がかかるもの。けれど、すぐに治療を開始すれば、それだけ早く治る可能性が高くなります。

私は、社会不安障害と診断されたとき、とてもほっとしました。それは、「私は変になったんじゃない、病気だったんだ!」と知ることができたから。

なので、もしかして社会不安障害かも……と思ったら、怖がらずに病院へ行ってみてください。

その勇気が、あなたの今後の人生を晴れやかなものにする第一歩になるはずです。

※ 記事の内容は、医学的な正確性、効能、効果を保証するものでなく、かつ、記事の利用においてはしかるべき資格を有する医師や薬剤師等に個別に相談するなど読者の責任において行ってください。

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