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2016年07月01日 更新 | 22,847 views

アトピーから抜け出せたのは、どんな病気にも応用がきく方法のおかげ [体験談]

受験のストレスや二次性徴でアトピーが悪化してしまった私。アトピーのせいでオシャレも楽しめず、周りの友達との差が開くばかりで落ち込みました。ですが、大学生になって一念発起、自分に合うアトピーの治療法を模索することに。食事を見直したり、生活習慣を変えたりする努力をするようにしました。

狭い空間でジャンプをしている女性出典:Weheartit

「体がかゆくて眠れない……」

重度のアトピーの患者さんなら一度は体験したことのあることだと思います。

自分もそうでした。一度ではなく、何年も、いえ十数年そうでした。

かゆいし、眠れないし、睡眠不足だから肌が荒れるし……。

朝起きるとかいた皮膚が落ちていて、顔を洗おうと鏡の前に立つと肌が真っ赤で……。

TVCMの「肌がキレイじゃなくちゃ始まらない」という言葉にグサッと来たり、雑誌のメイク特集を見て「こっちはメイク以前の問題だけどね」つっこんだり。

そんな日々を過ごしつつも、今は「かゆくて眠れない」から少しだけ抜け出せました。

そこまでの道のりと、どうやって抜け出せたかを書きたいと思います。

赤ちゃんの頃から

切ない表情で正面を見つめている女性出典:Weheartit

赤ちゃんというと、ゆで卵のようなつるっとしたお肌……といわれるのですが、私は赤ちゃんの頃から肌がボロボロでした。

生まれてすぐは抜けるように肌が真っ白で「ああ、女の子でこの白い肌は良かったわ」と母親は思ったそうです。

しかし、ちょっとするとすぐ目の周りが赤くなり、ミルクの拭き残しがあると口の周りが荒れ……と日に日に肌の状態は悪くなっていったそうです。

日に当たると肌がかさぶたになってしまう

少し大きくなり、親が小さい頃は日に当ててやるほうが健康にいいだろうと、散歩に連れ出してくれたのですが、散歩に出ると私の肌はパリパリになり、かさぶたのようになってしまったそうです。

昔は小学校の夏休みに日焼け大賞なんてあったくらいで、子供を日に当てないほうがいいなんて考えがなかったので、親も不用意に日に当ててしまったのかもしれません。

ただ、日に当たることで私の肌にダメージが蓄積してしまいました。

健康のためにと牛乳を与えられ……

もう一つ、昔の習慣で肌を悪くしてしまったのは牛乳です。

「牛乳は健康にいいから」と親はいつも冷蔵庫に牛乳を入れて、私に飲ませていました。

飲み物はほとんど牛乳というくらい毎日牛乳を飲んでいて、それは当時は気づかなかったのですが、私のアトピーを体の中からどんどん悪くしていきました。

牛乳自体が悪いというわけではありません。

しかし、私は乳児の頃から肌が悪かったので、幼少期に牛乳を飲むのは肌へのダメージになってしまったのです。

チョコレートの味を覚える

幼稚園ぐらいまではおやつはリンゴなどの果物でした。

しかし小学生になり、友達の家に遊びに行くことが増え、チョコレートを食べる機会ができました。

すると私はチョコレートの味を覚えてしまい、おやつはいつもチョコレートになりました。

チョコレートはご存知の通り、アトピーでない人でもたくさん食べればニキビや肌荒れの原因になります。

しかし何も知らなかった私は、おやつにチョコレートを一袋ペロッと食べてしまうほどになってしまいました。

かいちゃダメと言われて

いつもかゆくて肌をかいているので「かいちゃダメ」と親や周囲からは言われます。

しかし、そう言われてもかゆいのです。

かゆみというのは痛みより抑えがたくて、しかもかくと一瞬なのですが気持ちよく、解放された気分になります。

後になってその一瞬の数倍も苦しむのですが、でもかゆみから解放されたいという思いと、かいた瞬間の気持ち良さに惹かれてついかいてしまいます。

自分ではよくないと思いつつ、やってしまう。

その繰り返しでした。

小学校高学年になると

花束を持ってるワンピースを着た黒髪ロングヘアーの女性出典:Weheartit

女の子の場合、幼稚園くらいから見た目による区別、差別があるのですが、3〜4年くらいになるとそれが顕著になります。

もっと上の年になると、言葉とか態度をオブラートに包むようになるのですが、この頃は態度も言い方もストレートです

私はアトピーが原因で周りから気持ち悪がられ、クラスのグループ決めなどで外されるようになりました。

それでもまだあまった者グループみたいな感じでグループは組めたのですが、それはそれでグループ自体が差別される状況でもありました。

また、当時はまだアトピーは小さい子の病気で、10歳頃にはおさまるだろうと言われていました。

しかし私のアトピーはまったく収まらず、それどころかひどくなっていきました。

「ちょっと時間がかかるかもだけど、中学校に上がる頃までにはおさまるよ」と小児科の先生から聞いていたのですが、事態はもっとひどくなります。

顔にアトピーが

森の中で目を閉じて上を見ている女性出典:Weheartit

ひじの裏やひざの裏にあったアトピーが段々とひどくなり、中学生になる頃には顔に出るようになりました。

目の周りから始まり、額や髪の中にも広がっていきました。

額や髪の中が乾燥してパリパリになり、それに薬を塗るとぐちゅっとして気持ち悪く、薬と肌をまとめて剥ぐようにかいてしまい、それを肌が修復しようとしてまたかゆくなり……の繰り返しでした。

最初はちょっとかゆいくらいだったのですが、気づけば四六時中かいているようになりました。

二次性徴で体が変化し

体が成長して二次性徴が始まると、アトピーが悪化していきました。

ひじの裏もひざの裏も風に当たると痛いから、曲げづらくなるのを承知で包帯を巻くらいひどくなりました。

私より前の世代はアトピーは子供の病気と言われていたので、二次性徴の頃にはアトピーがおさまってきていたのでしょう。

しかし私は思春期の体の変化に伴ってどんどんひどくなっていき、さらに新たな問題を産みました。

デリケートな部分が痒く……

乳児の頃にそういう症状が出ることもあるといいますが、私の場合は二次性徴が始まり、月経の不快症状と、ナプキンの肌荒れでデリケートな部分が痒くなり、辛くなりました。

血が出るのだからつけないわけにもいかない、でも蒸れるしかゆい。

おまけに月経のホルモンバランスの崩れは普通の人でも肌に影響があるというのに、アトピーでそもそも肌が弱っている私には弱り目に祟り目というくらいに影響が出て、肌がどんどん荒れていきました。

かゆさで眠れない日々が続く

体のあちこちがかゆく、そのかゆさは眠気に勝るようになりました。

寝ようと思ってもかゆくて眠れない。

そして、ご存知のように寝不足は肌を傷つけます。

かゆい→眠れない→肌がもっと悪くなる→かゆい→眠れないという悪循環を繰り返しました。

ベッドのシーツに血がつくほどかくように

かゆくて眠れないわけですから、当然ベッドの中でバリバリかいています。

その結果、汚い話ですが朝になるとシーツの上は剥がれ落ちた皮膚だらけでした。

毎朝起きると、コロコロでベッドの上を掃除する日々。

かきむしった肌が落ちるだけでは飽き足らず、しまいにシーツに血がつくようになりました。

小さい頃もひざの裏から血が出て、ベッドのシーツにつくということはあったのですが、中学生になるとどんどんその範囲が広がり、腕や足だけでなく、首や顔からも血が出るようになり、ベッドのシーツにも枕カバーにも赤い血が点々とつくようになってしまい、私の気持ちを暗くさせました。

受験などのストレス

頭を抱えて困ったように叫んでいる女性出典:Weheartit

中学2年の頃になると、受験の話が出てくるようになります。

テストの結果が、内申が……と将来に関わる話が重荷になり、それがストレスになり肌に負担をかけるようになりました。

ストレスは原因を取り除くのが一番と言いますが、高校受験をやめるわけにはいかないし、もちろん勉強をやめるわけにもいきません。

受験のために一生懸命勉強しようとしましたが、それをアトピーがまた阻みました。

かゆみで勉強に集中できない

受験などのストレスが肌を悪化させてかゆい。

それでも頑張らなきゃと思って一生懸命勉強をする。

しかし、それを阻むように肌がもっとかゆくなるのです。

勉強しながらも服に手をつっこんでかいている。

自分では意識してないのですが、襟元から袖口から服の裾から手を突っ込んで体をかいていました。

おかげでかゆみで勉強に集中できず、そうなると成績が上がらずまたストレスになり、体の痒みが悪化するという悪循環になりました。

顔が熱くなり、いつも顔を洗うように

そんな中、特に影響が出たのが顔の皮膚でした。

顔の皮膚はどこよりも薄く、かつ一番紫外線にも風にも当たるので、悪くなりやすく、かつ治りにくい最悪の場所でした。

肌が傷ついた顔はよく熱くなり、さらにはかゆくなり、かといって爪を立ててかくことはできず、私はいつも洗面所に駆け込んで顔を洗っていました。

洗顔をすると、一瞬だけ水の冷たさが気持ちよく、良くなったような気がするのですが、顔を洗ってしまうわけですから、皮膚は落ちてしまいます。

せっかく再生しようとした皮膚もごしごし洗って落ちてしまい、さらに顔の皮膚の状態を悪くしていきました。

温かいコーヒーを飲みながら外を眺めている女性出典:Weheartit

受験が終わると、アトピーの症状は一旦落ち着きました。

高校に合格し、受験が終わってホッとしたためでしょう。

しかし、それも束の間でした。

新しい学校生活に慣れず、ストレスが溜まり、肌が荒れ始めました。

さらに周りとの肌レベルの格差にショックを受けました。

高校生にもなると、みんなオシャレになり可愛くしています。

しかし私はというと肌は真っ赤、目をこするから睫毛が抜けてしまっていて、顔をかくから眉毛も薄くなっている。

とてもファンデーションつけて、アイライン引いて、マスカラつけて……なんてことができない。

そうやってメイクしない子でも肌がキレイで目も腫れぼったくなくて、周りとの落差がひどかったです。

小中学生ではないので、肌がアトピーだからと言って、表立って体操着を焼却炉に捨てられるとか上履きをごみ箱に捨てられるなんかのいじめはありませんでした。

しかしキラキラした青春を送るグループとは縁がなく、恋も出来ませんでした。

アトピーでも仲良くしてくれる男の友達はいたのですが、やはり当たり前ですがモテるのはかわいい子なわけで、自分が男でもまあ自分は選ばないよなと思い、恋はあきらめました。

大学生になって一念発起

展望から立ち並ぶビルを眺めている女性出典:Weheartit

大学生になるまで、あまり考えずに地元の皮膚科に行き、治りもしない診察を受け、アトピーがひどくなればより強いステロイドをもらい、さらに悪くなればもっと強いステロイドをもらい……という治療を行っていました。

しかし大学生になり行動範囲が広がると、たくさんの皮膚科があるのを目にします。

またネットを利用するようになったこともあり、アトピーもいろんな治療法があるのだと知るようになりました。

アトピー治療と銘打った宗教まがいの集まりや自然食品を売るためにアトピー完治をうたうようなものもたくさんあったのですが、調べれば自分に合う治療法もあるかもと思い、一念発起して調べてみることにしました。

活性酸素を除去する治療を始める

私が受けた治療は、活性酸素を除去するというもの。

その治療を行っている自由診療の病院では、西洋的な食事への変化がアトピーの悪化につながっていると考え、昔ながらの日本の食事を勧めるという治療法を行っていました。

過酸化脂質が皮膚を異常に乾燥させるということで、それらに影響を与えるというチョコレートやココア、アーモンドなどは禁止されました。

アーモンドチョコが好きで、冬にココアをよく飲んでいた私にはきついものでした。

ラーメンや肉も食べられない

食事制限は他にもあり、ラーメンや肉もダメと言われ、乳製品もあまり口にしないでと言われました。

「私は食物アレルギーはないのですが」と伝えたのですが「直接的にすぐ出なくても、それが体に蓄積して、肌事態を悪くしていることがある」と言われました。

「学校帰りにラーメンを食べるとか牛丼を食べるとかしちゃダメだからね。男の子はこれが守れない。でも、女の子は綺麗になるために頑張れる子が多いからがんばって!」と先生に励まされ、やってみることにしました。

ココアはダメだけど、紅茶は飲めますので、飲み物は紅茶や烏龍茶に切り替えました。

小さい頃からずっと飲んでいた牛乳もやめました。

魚や野菜、穀物は食べても良かったので、パスタをミートソースからボンゴレロッソにしたり、牛丼をマグロ丼にしたり、外食ではミネストローネやラタトゥイユを注文して野菜を摂ることを増やすなど、食を改善していきました。

ネットやゲームをやめて早く寝る

肌の改善には睡眠が大事とわかっていても肌が痒くて眠れない。

それが主な理由ではあったのですが、同時に眠れない原因として、ネットやゲームがありました。

夜に寝ずにズルズルとネットを見てしまう。ゲームをだらだら続けて気づくと1時過ぎてる。

そんなことが大学生になってから増えました。

これらの悪習慣を断たないといけないと思い、「ネットもゲームも朝起きてから!」と決めて、夜はつけないようにしました。

完治したわけじゃないけれど

ビーチにきてテンションが上がっている女性出典:Weheartit

野菜と魚の食事生活、ネットとゲームをやめての早寝。

これだけ書くと大したことがないようですが、悪い習慣というのはなかなかに自分を蝕んでいて、改善するのが大変でした。

今日は疲れたからちょっとくらいチョコ食べたって……。

金曜だからネトゲの仲間もたくさんいるし、今夜くらいは……。

そんな誘惑に時に負けながらも、いけないいけないと自分を立て直し、食生活と睡眠生活を変えていくと、少しだけ症状が軽くなりました。

体を蝕んでいた悪い習慣を改めると同時に、体を蝕んでいたアトピーが減っていっている感じでした。

ベッドのシーツに血がつくことが減り、皮膚がパラパラと落ちることもちょっと少なくなりました。

よく眠れるように

この生活改善療法を始めて良かったのは、眠りが深くなったことです。

夜に体がかゆくなることが減り、かきむしって目が覚めるということがなくなってきて、よく眠れるようになりました。

眠りは生活に大きく影響するもので、眠れると体の回復もいいし、日中の活動もしやすくなりました。

そして、日中良く動けば眠りも深くなり……と悪循環から好循環に転換できたのです。

アトピーが長く重症な方は「かゆくて眠れない」がどれだけ辛いかわかると思います。

自分のやった療法が他の人にも効くのか、はたしてこれがいいのかはわかりません。

でも、特にお金がかかるわけでもないし、肌以外にもいい面があるので、この療法をやって良かったと思っています。

私のようにかゆくて眠れずに悩んでいる方、もしかしたら効果が無いかもしれませんが、一度、チョコと肉とラーメンを除去する食事と、ネットやゲームをやめる生活をしてみてください。

ほんの少しだけ、良くなるかもしれません。

Top image via Weheartit

written by minato_i

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