2017年07月26日 更新

レーザー脱毛と光脱毛の違いとは?光の性質から費用・時間面まで徹底解説

レーザー脱毛は人によっては痛みがあるものの、脱毛効果やトータルの費用を考えると光脱毛よりおすすめです。さらに、「永久脱毛」と呼べるのはレーザー脱毛だけで、医師のもとで治療を受けるため、何かトラブルが起きたときにも安心です。費用は全身で40万円ほどで、1年〜1年半ほどの通院が必要です。

品川スキンクリニック新潟院院長 武内大

この記事は、品川スキンクリニック新潟院院長 武内大先生が監修しています。

レーザー脱毛も光脱毛も、肌に光を当てて脱毛効果をはかるもの。

しかし、「なぜ光を当てるだけでそれほどの効果が得られるの?」「レーザー脱毛と光脱毛ってどう違うの?」と思ったことはありませんか?

レーザー脱毛と光脱毛の違いを、使用する光の性質の違いなど詳細にいたるまで比較をしました。

自分にぴったりな脱毛方法を見つけてみましょう。

目次

レーザー脱毛・光脱毛とは

脱毛をしている様子の写真

現在、主流となっている脱毛は、大きくふたつに分けることができます。

  • 医療機関で受けることができるレーザー脱毛
  • エステサロンで受けることができる光脱毛

この2つは、おもに以下のようなしくみで脱毛効果を得ることができます。

  • レーザー脱毛:特定の波長を持つレーザー光を用いて毛母細胞を破壊することにより脱毛効果を得ます。
  • 光脱毛:基本的なメカニズムはレーザー脱毛と同じですが、特定の波長だけを持つレーザー光に対し、あらゆる波長の光を使って毛母細胞にダメージを与えることで脱毛効果を得ます。

このように、どちらも光を用いて脱毛効果をはかるものです。

レーザー脱毛と光脱毛の「光」の違い

頬をさわる女性の写真

レーザー脱毛で使われるレーザー光と、光脱毛器で使われるIPLといった光の違いは、大きく分けて3つあります。

  • 光の波長
  • 光の規則正しさ(位相/山と谷の関係)
  • 光の進む方向(指向性)
レーザー光とIPLの特徴の比較

〈クリックして画像を拡大〉

レーザー脱毛と光脱毛のメリット・デメリット

自転車をこぐ女性の写真

実際に治療を受けるならどちらが良いのか、ひとつずつ比較をしながらメリット・デメリットを確認していきましょう。

これから紹介すること

  • 痛みが少ないのは光脱毛
  • 脱毛効果が高いのはレーザー脱毛
  • 一度に広い範囲を照射できるのは光脱毛
  • 短期間で効果を期待できるのはレーザー脱毛
  • 費用を抑えたいなら光脱毛
  • 万が一の肌トラブルでも安心なのはレーザー脱毛

"痛みが少ない"のは光脱毛

レーザー光で脱毛できるメカニズムは「焼灼」です。

先述のように、レーザー光の持つ光のエネルギーが熱エネルギーに変換され、変換された熱エネルギーで毛母細胞を焼灼し、破壊することで脱毛効果を得るのがレーザー脱毛です。

そしてレーザー脱毛時の痛みは、この毛母細胞を焼灼するときに生じる、個人差はあるものの、痛みを感じる人が多いといわれています。

逆にレーザー脱毛ほど発生する熱エネルギーが大きくない光脱毛では、一度で毛母細胞を破壊するほどのエネルギーを照射しません。

そのため、照射の回数を重ねるにしたがい毛母細胞の活動を不活発にし、脱毛効果を得られるような仕組みとなっています。

  • レーザー脱毛:大きなエネルギーで一気に毛母細胞を破壊
  • 光脱毛:小さなエネルギーでじわじわとダメージを与える

しかし、レーザー脱毛でも照射しながら冷却ガスを噴射するマシンや治療があるので、これらを利用すれば痛みを軽減することができるかもしれません。

"脱毛効果が高い"のはレーザー脱毛

発毛には以下のような毛周期(ヘアサイクル)というものがあります。

  • 成長期
  • 退行期
  • 休止期
  • 脱毛

そのなかでも、特に毛母細胞が活発になっている成長期の毛を狙って治療を行うことで、効率よく脱毛効果を得られるとのこと。

この成長期の毛母細胞に対して、いかにダメージを与えるかというのが脱毛効率を左右します。

レーザー脱毛では高いエネルギーで一気に焼灼するので、成長期にある毛母細胞の多くはほぼ破壊され、治療後10~14日で自然と抜けていきます。

それに対して光脱毛では、破壊しきれなかった毛母細胞は次のサイクルに入るため、再度発毛してしまうということが起こる場合もあるのです。

"短期間で効果を期待できる"のはレーザー脱毛

毛の色素が濃いほどエネルギーを集約しやすいレーザー脱毛や光脱毛では、太く、黒い毛が生えやすいワキや、VIOでは効果を感じやすいといわれています。

さらにレーザー脱毛では、一度の治療で成長期にある毛母細胞の多くが破壊されるため、「抜けてきた!」と感じやすい傾向にあるそうです。

レーザー脱毛を受けた人の口コミで、「1回めの治療で効果を実感できた」という意見が見られるのは、このためだと考えられます。

"広い範囲を照射できる"のは光脱毛

脱毛をする際にポイントとなるのが、照射面積と照射回数。

特に照射範囲が広い足や背中の脱毛の場合、照射回数が少ない方が、治療を受ける側からしても負担が少なく済むので良いですね。

レーザー脱毛 < IPL(光脱毛)

レーザー脱毛と光脱毛を照射範囲の大きさで比べると、上記のようになります。

レーザー光はそもそもの光源の面積がとても狭いため、ひとつの光源あたりの面積が広いIPLの方が照射面積が広くなります。

そのため、1回あたりの治療時間が短くて済むのが魅力です。

しかし、照射範囲は脱毛効果には結果的にさほど関係しないため、重視しなくても良いかもしれません。

"万が一の肌トラブルでも、安心"なのはレーザー脱毛

レーザー脱毛と光脱毛の最大の違いは、治療を受ける機関が医療機関かそうでないかということです。

光を当てるいうことは、大きなエネルギーを与えるわけですから、肌へのダメージも無視できません。肌質や部位によってはやけどなどのリスクもあります。

このようなトラブルが生じたときに迅速な対応が可能なのは、医療機関で治療を受けるレーザー脱毛と言えます。

脱毛サロン等でも医療機関と提携をする施設が増えてきましたが、トラブルが生じた際にその場での対応は困難であるため、提携先の医療機関への受診が必要となります。

当然、治療薬の処方も医師がいない脱毛サロンではできないので、万が一のリスクを考えた場合、医療機関で治療を受ける方が安心かもしれません。

"費用を抑えたい"なら光脱毛

費用の面では、基本的な料金だけを見ると、光脱毛の方がメリットが大きい傾向があるようです。

レーザー脱毛でも、両わき脱毛の初回限定コースなど限られたものでは、光脱毛と変わらない費用で治療を受けることができるようです。

しかし、全身脱毛を考えた場合、光脱毛とレーザー脱毛を単純に比較すると2倍前後の違いがあるようです。

  • 光脱毛の治療を受けた場合 約20万~
  • レーザー脱毛の治療を受けた場合 約40万~

ただし、レーザー脱毛はその高い脱毛効果で回数をかなりおさえられるため、トータルで見ると大きな差がないこともあります。

結局のところ、レーザー脱毛と光脱毛はどちらがおすすめ?

パソコンを見る女性の写真

レーザー脱毛と光脱毛の比較を表にまとめてみました。

レーザー脱毛と光脱毛の比較表

〈クリックして画像を拡大〉

<レーザー脱毛に向いている人>

  • 高い脱毛効果を得たい人
  • トータルの治療回数を抑えたい人
  • 医師のもとで安全に治療を受けたい人

<光脱毛に向いている人>

  • 費用を抑えたい人
  • 痛みをできる限り感じたくない人
  • 1回あたりの治療時間を短くしたい人

レーザー脱毛は、光脱毛に比べると痛みを伴い、照射範囲も狭いですが、一度の照射で大きな成果を上げられるとのことで、結果的に満足できることが多いようです。

とくに毛が太く、硬い人は光脱毛では満足できないことが多いそうなので、誰でもある程度の効果が得られて、かつ安全なレーザー脱毛がおすすめといえそうです。

注意!レーザー脱毛は「医療行為」である

カウンセリング風景の写真

昭和59年11月13日及び昭和63年2月4日に、いわゆる『永久脱毛』行為について、厚生省・医事課より 「永久脱毛を業として行った場合は、医師法第17条の医業に該当し、医師以外の者が行えば医師法違反となる」との回答が出されており、 医療機関以外では永久脱毛行為は禁止されています。

出典:日本医学脱毛協会※www.epi.gr.jp/datsumo/eikyu/eikyu_ind.html

※日本医学脱毛協会は、皮膚科・形成外科の医師を中心に1987年に設立された団体です。

レーザー脱毛で使用されるレーザー光は、とても強いエネルギーを持つ光を用いるため、使い方を誤ると大きな怪我や事故を招く恐れがあります。

従って厚生労働省では、医療用レーザー機器を含めたレーザー機器の使用者、管理者、使用場所、使用方法について厳しく制限しています。

レーザー脱毛で使用されるレーザー脱毛機器は医療機器であり、医師、医師の指示を受けた看護師のみが使用を許可されているため、医療機関でのみ治療を受けることが可能です。

”永久脱毛”と呼ばれるのはレーザー脱毛とニードル脱毛だけ

永久脱毛の「永久」という定義は、治療以降まったく毛が生えてこなくなるということではありません。

治療後の減毛効果をある決められた期間において持続することができる脱毛の方法を「永久脱毛」として定めています。

減毛効果はニードル脱毛のほうが高いといわれますが、ニードル脱毛は治療の痛みと、治療時間が長時間に渡るということからも、現段階において「永久脱毛」の治療としてはレーザー脱毛が治療を受ける患者にとってはおすすめであるといえます。

一方、脱毛サロンで受ける光脱毛は、単純に脱毛や減毛であって、その効果を長期間において保証するものではありません。

NICOLY豆知識:)ニードル脱毛とは?

ニードル脱毛とは、毛穴に針を差し込んで電気を流し脱毛効果をはかる方法。毛根を毛穴のなかに挿入し、針から電流を流して、毛母細胞を腐食させることで脱毛効果が得られます。

満足のいく効果を得るために、じっくり検討しよう

脚にクリームを塗る女性の写真

一見同じようで、違いがわからないレーザー脱毛と光脱毛ですが、詳細まで比較してみると大きな違いがあることがわかると思います。

どちらもメリット・デメリットがあり、一概にどちらが良いと言い切れるものではありません。

「こんなはずじゃなかった……」とならないように、じっくりとレーザー脱毛と光脱毛の違いを比較し、内容を理解したうえで、自分に向いている治療方法はどちらかということを判断することが大切です。

レーザー脱毛も光脱毛も安全ですが、やけどや色素沈着などのリスクはゼロではありません。

そのため、医師の立場としては医療機関で行うレーザー脱毛をおすすめします。

この記事の監修医:武内大先生のクリニックはこちら

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