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2016年06月08日 更新 | 29,716 views

不妊治療の末、11回めの人工授精で妊娠した話[体験談]

私たち夫婦はセックスレスだったこともあり、最初から人工授精での不妊治療をスタートしました。初めての人工授精は思ったよりあっさりとした処置でした。1回目は失敗に終わり、原因潰しと人工授精に追われる毎日が始まります。結果として11回目の人工授精で妊娠することができたのですが、思いつく成功因子は「フニャフニャの卵胞」でした。

不妊治療は子供が欲しい夫婦にとって長い戦いです。多くの夫婦の場合、時間もかかりますし毎月のように多かれ少なかれお金がかかります。治療の進め方について夫婦で揉めたり悩んだりすることも多くあります。私もそうでした。今回は私が体験した妊娠するまでの悩みや、人工授精で成功した際の経験を書きたいと思います。

不妊治療の流れ

不妊治療は一般的にタイミング療法→人工授精→体外受精の流れで行われます。

年齢や体の状態でも異なってはきますが、タイミング療法を6~8回して結果に至らないと人工授精、人工授精を6~8回して結果に至らないと体外受精にステップアップする医院が多いようです。

ただ40代を越えていたりすると妊娠できるリミットも近づいてきますので悠長なことを言っていられず、2回ごとでステップアップする場合もあるようです。

通常のリズムで不妊治療を始めたとして、体外受精に挑むまでに約1年半…。本当に長い道のりですよね。

早速してみることになった人工授精

私は不妊治療を始める際、初診でお医者様に「タイミング療法はスキップしたい」と伝えました。

と言うのも、もともと私たち夫婦がセックスレスに近い関係だったのと、不妊治療で義務的にセックスをするのは男性にとって苦痛だ、という話をよく聞いていたからです。

「子供が欲しいなら義務的なセックスもしょうがない」と言う方もいますが、2人の関係がギクシャクしては不妊治療をする意味がない、と思い決断しました。

初診の際に内診をしてみると、3日後に排卵となるらしいことがわかりました。そこで早速人工授精に挑もうということになったんです。

あっさり終わった人工授精とその結果

人工授精について何も知らず、何もわからないまま私は主人と病院へ行きました。まず主人が病院の別階にある採取室で精子を採取(マンガ喫茶のような個室だそうです)。その間、私は精子が洗浄処置をされるまで2時間ほど待ち、内診台に呼ばれました。

精子の洗浄は希望者のみ行うということでしたが、費用は3000円ほどしか違わず、洗浄処置をすることで注入する精子の不純物を除き、濃度を上げ、しかも精子の運動率や全身率まで上がるということだったので是非お願いすることにしました。

初めてでかなり緊張していたのですが、内診台に座り、主人と私の名前を確認、その後「では注入しますね」という言葉の後に何だか冷たい液体がお腹の中に注ぎ込まれる感覚がありました。処置は5分もかからず終了。痛みも無く、想像していたよりあっさりしたものでした。

内診台から降りると、主人の精液検査の結果について説明があり、別室のベッドで腰の下にタオルを敷く状態で5~10分ほど横になります。その後は「いつも通り過ごしてください」と言われ、帰宅の路につきました。

とはいえ、そこからの2週間は、もうドキドキです。

人工授精の成功率なども全く知らなかった私は、まるで妊婦気分で重いものも持たず、早寝早起きを心掛けて生活しました。そしてきっちり2週間後、生理が訪れ、私の第一回目の人工授精は失敗に終わったんです。

5回目の人工授精失敗を越え、悩みだす

1回目の人工授精を失敗したからと言って原因がはっきりしないのが不妊治療ですよね。

そこからは検査をし、原因かもしれないものが見つかったら薬を飲んだり処置をしたり、原因潰しと人工授精に追われる毎日でした。それでも妊娠には至らず、私は悩みました。

体外受精と比べ人工授精は安いと言っても1回2万近くはかかり、週に1~2度の診察や検査代を合わせると月に5万弱の出費になります。それが毎月出ていき、生理が来る…。家計をやりくりして節約しながら費用を捻出していましたが、ゴールが見えない道のりに疲れてきたんです。

マイナス思考はマイナス思考を呼び、自分が本当に子供が欲しいのかまで悩み出しました。夫婦2人で楽しく過ごしている夫婦は最近多いし、こんなにお金を使って最終的に妊娠できるかわからないことに時間とお金を費やす意味があるのか。

思えばこの時期が一番辛かったのかもしれません。

10回目の人工授精失敗を越え、開き直る

人工授精も7~8回繰り返して結果が出ないと、お医者様からも体外受精を勧められるようになります。けれど話を聞いてみると、体外受精にかかる金額は1回約40万ほど。受精卵の凍結や融解まで考えると50万円を越します。とても「はい、わかりました」と出せる金額ではありません。

主人と相談し、ここまで不妊治療を続けてきたのだから1回くらいチャレンジしようじゃないか、と決断しました。そして、体外受精をする時期を仕事の忙しい時期を外し3か月後に決めました。

体外受精を決意したことで私はどこか覚悟が決まり、変に人工授精に対して力まないようになりました。9回目、10回目と相変わらず生理が来ましたが、「やっぱりか」程度にしか思わないでいれたんです。

11回目の人工授精、そして妊娠

11回目の人工授精は私にとって最後の人工授精の予定でした。と言うのも、次の月には体外受精を予定していたからです。

この月の人工授精前の卵巣の状態を見る診察では、超音波検査で映し出された卵巣にはフニャフニャの形の卵胞が移りました。

いつもは真ん丸の卵胞なのに驚いていたら、お医者様が「排卵直前ですね。今日は注射もいらないでしょう。明日、人工授精ね。」とのこと。排卵直前に卵胞がフニャフニャになるなんて、この時初めて知りました。

次の日、人工授精のために内診台に載ると、私の卵巣の中には既に卵胞は無くなっていました。「遅かった!?」と落ち込みそうになりましたが、お医者様は「今朝排卵したみたいですね、バッチリですね」とニッコリ。

半信半疑で期待はし過ぎないよう、その後2週間過ごしていると、いつもはきっちり2週間後に来る生理が来ません。それでも、まさか妊娠してると思わず、そのまま1週間待ちましたが生理はやはり来ません。

そろそろ体外受精の準備のために病院へ行かないといけない時期でもあったので、その前に市販の妊娠検査薬でチェックしたところ…、なんと陽性でした。妊娠していたんです。

そうして私の不妊治療は体外受精に挑戦する1歩手前で妊娠するという形で終わりました。終わってみると、長かったような短かったような…、約1年少しの治療期間でした。

しかし人工授精の繰り返す失敗で付いた「もしダメだった場合を想定して覚悟しておく」というクセは妊娠してからも取れず、そこから今に至るまで常に流産の可能性を頭において過ごしています。

産まれてからも、もしかしたらクセは取れず、心配性のママになってしまうかもしれません。

不妊治療、人工授精はできるだけ「気楽に」取り組もう

人工授精を11回も繰り返して妊娠に至った直接の成功因子ははっきりはわかりませんが、思いつくのはフニャフニャの卵胞です。卵子は寿命が短く、排卵されてから6~8時間ほどが妊娠しやすいタイミングだそうです(女性の卵巣年齢によっても違いはあるでしょうが)。

その時間に受精させようと思うと、排卵の正確な時間や精子が卵子に辿り着くまでの時間などを正確にわかる医学の力がないと難しいでしょう。つまり今は、偶然の奇跡のタイミングを待つしかないということです。

長々と書いて、結論が「奇跡のタイミング」だとお伝えするのは心苦しいですが、命を授かるというのはそれだけ奇跡的なことなのだと思います。

不妊の原因に怯えて悩むよりも、いつか自分にも「その時」が来ると信じて気楽に取り組んでください。それがストレスにもならず、妊娠のためにも良い構え方なのだと思うんです。

written by YAYO1620

※ 記事の内容は、医学的な正確性、効能、効果を保証するものでなく、かつ、記事の利用においてはしかるべき資格を有する医師や薬剤師等に個別に相談するなど読者の責任において行ってください。

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