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2016年06月10日 更新 | 1,437 views

紫外線だけが原因じゃない!シミができるメカニズムと予防法とは?

品川スキンクリニック表参道院 院長 石橋正太

この記事は、品川スキンクリニック表参道院 院長 石橋正太が監修しています。

シミの原因は紫外線・遺伝・女性ホルモン・肌の摩擦刺激・外傷などさまざま。シミにはおもに老人性色素斑・雀卵斑(そばかす)・肝斑・炎症後色素沈着などの種類があります。紫外線対策のほか、生活習慣の改善や食品・スキンケアなどでシミを予防することが可能です。

紫外線対策をきちんとしているのに、いつの間にか肌にシミが……!

実は、紫外線以外にもシミの原因がいくつかあるんです。

まずはシミの種類や原因を知って、しっかり撃退をしましょう。

シミのおもな種類

シミのない肌とある肌の比較の写真

ひとくちにシミといってもいくつかの種類があり、複数の種類のシミが肌に混在していることもあります。

おもなシミの特徴を確認してみましょう。

老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)

  • 境界がはっきりとしたシミ
  • 男女問わずできる

老人性色素斑はもっとも一般的に見られるシミで、頬・手の甲・デコルテなど日光を浴びる部分に多くできます。

シミの形は円形および楕円形で、境界が比較的はっきりとしていることが特徴です。

「老人性」といっても年配の方だけでなく幅広い年代の人にでき、思春期までに多く紫外線を浴びた人の肌には20代からあらわれることもあります。

別名として、日光黒子(にっこうこくし)、日光性色素斑と呼ばれることも。

雀卵斑(じゃくらんはん)

  • 肌に散らばるような細かなシミ
  • 子供のうちからできることもある

雀卵斑は一般的に「そばかす」と呼ばれ、直径3〜5ミリほどのシミが散らばるようにできます。

遺伝的要素が強いため、小さな子供のうちから現れることもありますが、紫外線を浴びることで色が濃くなったり数が増えたりもします。

品川スキンクリニック表参道院 院長 石橋正太

雀卵斑は割と、ひとつひとつの斑点の大きさが似ています。またよく見ると円形というよりは多角形といった方が正確かもしれません。

肝斑(かんぱん)

  • 30代以降の女性に多いシミ
  • 両頬に左右対称にあらわれる
  • 境界がはっきりとせずぼんやり広がる

肝斑は30代以降の女性に多くみられるシミで、両頬や鼻の下などに左右対称に広がることが特徴です。

肝斑ができるメカニズムは完全には解明されていませんが、おもな原因は女性ホルモンの作用と肌を摩擦する(こする)刺激によるもので、紫外線を浴びることでも悪化します。

妊娠すると濃くなることが多く、閉経を迎える60代くらいになると自然に消えてしまうことが多いです。

品川スキンクリニック表参道院 院長 石橋正太

肝斑は老人性色素斑に比べ、まるで世界地図の大陸のようにべたーっとした感じです。

炎症後色素沈着

  • 傷やニキビが治った後に残るシミ

炎症後色素沈着はやけどやケガなどの外傷、ニキビなどの肌荒れなど、肌の炎症が治ったあとに残るシミのことです。

また美容目的のレーザーなどが原因でできることもあります。

品川スキンクリニック表参道院 院長 石橋正太

炎症後色素沈着は見た目では老人性色素斑と区別がつかず、患者さんから聞き出したエピソードによりわかることもあります。炎症後色素沈着は、レーザー処置後などに出現し、数ヶ月で消えていく一過性のものもあれば、もう何年も前からずっと存在しているものもあります。

シミができるメカニズム

シミができるしくみ出典:第一三共ヘルスケア

シミと呼ばれるものは、肌内部の「メラノサイト細胞」で作られた「メラニン色素」です。

皮膚には「ターンオーバー」や「肌周期」と呼ばれる、新陳代謝のメカニズムがあります。

肌の深部で作られた肌細胞は、次第に皮膚表面の角質層へと押し上げられ、最後には垢となってはがれ落ち、メラニン色素や老廃物も一緒に排出されます。

一時的に日焼けをしても、次第に元の肌色へと戻るのはターンオーバーのおかげです。

ところが、何らかの理由で排出が間に合わないほど大量のメラニン色素が発生したり、ターンオーバーの滞りによって肌細胞に色素が残ると「シミ」になってしまいます。

メラニン色素が作られるメカニズム

  1. 紫外線などの刺激を受けると、肌を構成する「ケラチノサイト(角化細胞)」から「メラニン色素をつくりなさい」という情報伝達物質が分泌される。
  2. 情報伝達物質による司令を受け取った「メラノサイト(色素形成細胞)」内部で「チロシナーゼ酵素」が活性化する。
  3. メラノサイト内で、チロシナーゼ酵素のはたらきによってアミノ酸の一種「チロシン」が「ドーパ」→「ドーパキノン」と変化していき、最終的に「メラニン色素」になる。
  4. メラニン色素がメラノサイトから放出され、ケラチノサイトに渡される。

シミの原因

シミが肌にできる原因はおおまかに2種類。

  • メラニン色素が作られる原因
  • メラニン色素がスムーズ排出されない原因

この両方が組み合わせられることで、肌にシミが残ってしまうのです。

紫外線

まぶしい太陽の写真

紫外線はメラニン色素を作らせるもっとも一般的な原因です。

また、紫外線には「光老化」と呼ばれる肌を老化させるはたらきがあり、肌機能を低下させてシミを残りやすくします。

さらに、紫外線が直接の原因ではないシミの場合で、日光を浴びることで症状が悪化することもあります。

女性ホルモン

女性ホルモンのバランスの変化や乱れはシミの原因のひとつです。妊娠や生理不順、ピルの服用でシミができやすくなることがあります。

スキンケア

洗顔やメイクの際に肌をゴシゴシとこする刺激はシミの原因になります。

また、肌の保湿不足はターンオーバーが滞る原因にも。熱いお湯による洗顔は、肌のうるおいを奪ってしまうので注意が必要です。

品川スキンクリニック表参道院 院長 石橋正太

肝斑を慢性的な炎症後色素沈着とする見方もあります。こすり過ぎに注意しましょう。

生活習慣の乱れ

太陽と月の写真

睡眠不足や食習慣の乱れは肌のターンオーバーが滞る原因です。老廃物が排出されにくくなり、シミができやすくなります。

喫煙

タバコを吸うと代謝にビタミンCが多く消費されるため、喫煙者はビタミン不足になる傾向があります。

ビタミンCはメラニン色素の生成を抑える作用があり、既にできてしまったシミを還元して薄くするはたらきも持つ重要なビタミンです。

ビタミンCは、このほかにもコラーゲンの生成を促進したり、細胞の老化を遅らせたりするはたらきもあるため、「美肌ビタミン」とも呼ばれます。

品川スキンクリニック表参道院 院長 石橋正太

精神的ストレスも、女性ホルモンを減らすことにより、またストレスホルモンの一種であるACTHが増える際に一緒に作られるメラノサイト刺激ホルモンを介して、シミや肝斑などが濃くなる原因となります。

シミの予防と改善に効果的なこと

シミ対策は、予防と改善の両面から取り組むことが大切です。

シミ予防の基本は紫外線対策

日焼け止めを塗る女性の写真

昼間出歩くときには忘れずに日傘や日焼け止めなどで紫外線対策をしましょう。くもりの日でも晴れの日の70%ほどの紫外線が地表に降り注いでいます。

日焼け止めは肌にすり込むように塗るとムラができるので、皮膚の表面に乗せるように塗ることがポイントです。ほほ骨やデコルテは紫外線があたりやすいので丁寧に塗りましょう、また手の甲・首・耳なども忘れずに。

日焼け止めに表示されている「SPF」は波長が短くシミの原因になる「紫外線B波」、「PA」は波長が長く肌老化の原因になる「紫外線A波」を防ぐ効果を表しています。

SPFは数値の高いもの、PAは「+」の数が多いほど効果が高いのですが、レジャーやスポーツではなく日常生活なら、SPF25・PA++程度のもので十分でしょう。

日焼け止めは汗や摩擦によって落ちてしまうので、3〜4時間おきにこまめに塗り直すことが大切です。

シミに効く食品を積極的に摂ろう

シミに効くビタミン3種類をまとめて、「ビタミンA・C・E(エース)」と呼びます。

ビタミンAを多く含む食品

  • ウナギ・アナゴ
  • 鶏・豚・牛のレバー
  • ニンジン・ホウレンソウ など

ビタミンAには肌のターンオーバーを正常化し、シミを排出する作用があります。油脂類と一緒に摂ることで吸収率が高まるので、良質のオイルで炒めものにするのがおすすめです。

〈ビタミンCを多く含む食品〉

  • ピーマン・パプリカ
  • ブロッコリー
  • イチゴ・キウイ・柑橘類

など

ビタミンCにはシミを予防する作用と、できてしまったシミを還元する作用があります。体内に貯蔵できないので、こまめに食べたいビタミンです。

〈ビタミンEを多く含む食品〉

  • アーモンドなどのナッツ類
  • すじこやたらこなどの魚卵
  • アボカド・モロヘイヤ

など

ビタミンEには高い抗酸化作用があり、シミを予防する効果があります。サプリメントや薬で過剰摂取すると出血しやすくなりますが、食品から摂取する量であれば問題ありません。

スキンケアでシミ予防

スキンケアをする女性の写真

シミには、美白成分を含んだ化粧品によるスキンケアがおすすめです。

美白化粧品には、厚生労働省によって美白効果が認められた成分が含まれており、「医薬部外品」と表示されています。医薬部外品は、医薬品と化粧品の中間的な位置づけと考えると良いでしょう。

〈 L-システイン〉

メラノサイト内でチロシナーゼの働きを抑制し、メラニン色素が作られるのを防ぐ働きがあります。

〈ビタミンC誘導体〉

そのままでは壊れやすいビタミンCを人工的に安定化させた成分です。肌内部でビタミンCに変化し、シミの予防・改善効果を発揮します。

〈トラネキサム酸〉

肝斑の改善に効果的な成分です。メラノサイトの活性化を抑えてメラニン色素が作られる前に予防する効果があります。

そのほか、コケモモから抽出される「アルブチン」、みそやしょう油を作る際に使用される麹菌から抽出される「コウジ酸」なども美白成分として認められています。

質の良い睡眠でシミを改善

不規則な生活による睡眠不足は、ホルモンバランスを崩す原因です。

肌の新陳代謝に欠かせない「成長ホルモン」は眠っている間に分泌されるため、「美は夜作られる」ともいわれます。睡眠時間をしっかりと確保し、リラックスして熟睡できる環境をつくりましょう。

シミの種類と原因のおさらい

おもな4種のシミについて再確認してみましょう。

  • 老人性色素斑:紫外線によるシミ
  • 雀卵斑(そばかす):遺伝的要素が強いシミ
  • 肝斑:女性ホルモンや摩擦刺激によるシミ
  • 炎症後色素沈着:ニキビ跡や傷の跡のシミ

それぞれ原因が異なるシミですが、紫外線やターンオーバーの乱れによって悪化することは共通しています。日焼け止めや生活習慣など、気になる点があれば、見直してみると良いかもしれません。

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※ 記事の内容は、医学的な正確性、効能、効果を保証するものでなく、かつ、記事の利用においてはしかるべき資格を有する医師や薬剤師等に個別に相談するなど読者の責任において行ってください。

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