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2016年07月01日 更新 | 11,224 views

やっとの妊娠で、赤ちゃんの心拍数が……。夫と二人三脚で乗り越えた不妊治療 [体験談]

不妊治療を開始し、無排卵という事がわかった私。排卵誘発剤を飲みながら治療を続けるものの、なかなか授からず治療をお休みする事に。その間旦那と一緒にのんびりとした生活を送ることにしました。そんな生活をして3か月、生理が来ていない事に気づき、まさかとは思いながら妊娠検査薬を試してみる事にしました。

タキシードとドレスをきて踊っている男の子と女の子出典:Weheartit

わたしたち夫婦は3年間の交際の末、同棲を機に入籍したため、若くで結婚しました。

わたしが20歳、旦那28歳のときでした。

子どもを意識したのは結婚当初から。

わたしの中で【結婚=子ども】というものが常識であり、普通のことだったのです。

避妊をしなければすぐに赤ちゃんを授かれるものだと思っていました。

旦那も子作りには協力的で週3日ペースでセックスをしていました。

最初はタイミングなど知りませんでしたし意識もしていませんでした。

妊活開始から1年

砂浜で砂をすくいあげている女性出典:Weheartit

言葉は悪いですが『数打ちゃ当たる』と思っていました。

しかし妊娠を意識してから早くも一年が過ぎました。

ここで初めてわたしは不安になり【不妊】のキーワードで調べはじめました。

どこのサイトを見ても【不妊の定義は子作りを開始してから2年授からなかった場合】と書いてありました。

わたしは、まだ一年…あと一年猶予はある。と自分を落ち着かせました。

妊活開始から2年

川辺に遊びに来た女性出典:Weheartit

なかなか授からず、不妊の定義である2年を迎えてしまいました。

インターネットでは不妊について調べることが多くなり、暇さえあれば体験談などを見ていました。

調べているうちに気付いたことがありました。

それはわたしの生理周期のことです。

わたしの生理周期

風が吹く海辺で月を見つめている女性出典:Weheartit

初潮があってから今まで、生理周期が安定することがありませんでした。

1ヶ月のうちに2回くることもあれば、3ヶ月こない…などがザラにありました。

毎月わずわらしい生理でも、妊娠するにはいかに大切なのか思い知らされました。

恥ずかしながら無知だったわたしは生理周期のことを全く考えておらず、気にもしていなかったのです。

ここで本格的に生理周期から見直そうと決意し、病院に行くことを決めました。

不妊治療開始

ベットに横になり読書をしているメルヘンチックな女性出典:Weheartit

まずは病院に行く、下準備として基礎体温を3ヶ月計りました。

それをグラフ化して印刷し、予約した病院に持参しました。

地元でも有名な不妊治療専門の病院。道路を挟み、反対側には産婦人科があります。

産婦人科と分けてくださるのは、不妊で悩んでいる方への配慮だと感じました。

最初は検尿をして、グラフを差し出し看護婦さんと話をしました。

とても優しそうな方で、安心できました。初診だったのでまずは色々質問をされました。

グラフを見て看護婦さんが一言。

『ずっと低温気ですね。無排卵の可能性があるなぁ』と…。

事前にネットでも調べていたので、素人考えですが無排卵なのではと疑っていたため少しショックを受けました。

そして『人工受精・体外受精は考えていますか?』の質問には一瞬戸惑ってしまいました。

もちろん子どもは欲しい。我が子をこの手に抱きたいと強く思っていましたが、そこまで治療が長引く可能性があるということを頭で理解できていなかったのだと思います。

診察台に上がり、エコーをしてもらいました。

子宮内膜の厚さや卵巣の状態を診てもらいました。初診は二万円かかりました…。

無排卵

川に倒れた太い木の上で寝ている女性出典:Weheartit

やはりわたしは無排卵でした。

無排卵とは言葉通り排卵をしていないということです。もちろん、妊娠するわけがないですね。

お医者様には『妊娠を急いでいないのであれば、ピルを処方して生理周期を正すこともできますが…』と言われました。

ピルを服用している間は妊娠も出来ない。

もっともっと赤ちゃんから遠ざかってしまう。

と思ったわたしはピルは拒否しました。

そこで排卵誘発剤の【クロミッド】を処方してもらいました。

注射で接種する方法もありましたが、痛いのは出来るだけ避けたくてクロミッドのほうを選びました。

クロミッドによる排卵率は50~70%になるということ。妊娠の確率は20%くらいとのこと。

わたしはこの確率に掛けたいと思いました。

この薬で治療し妊娠すると、双子が生まれる確率は約5%との説明もありました。

周りからの声

森の中をひたすら歩いているボブの女性出典:Weheartit

結婚が早かったため『デキ婚?!』と言われることも多かったです。

最初は笑って流せていたものの、いざ自分が不妊治療を始めるとそんな言葉さえも胸に突き刺さるようになってしまいました。

わたしより後に結婚した友人が次々に妊娠。周りが一気にベビーブームに。

結婚の知らせが来ると『妊娠したのかな?』と黒い感情が渦巻きました。

恥ずかしいことじゃないと思っているのに、わたしは不妊のことを話せないでいました。

義家族や、実の母、親友にも。妊娠は競争じゃない、と頭では分かっているのに…。

アルバイト先ではパートさんから『まだ子ども作らないの?』と聞かれることも多かったです。

いつからか『まだ子ども欲しくないんですよねー!』と予防線を張っている自分がいました。

本当は喉から手がでるほど望んでいるくせに。

旦那の気持ち

湖に足を付けて考えごとをしている女性出典:Weheartit

旦那はわたしには言いませんでしたが義母から圧力をかけられていたと思います。

妊娠に至らないことに悩んでいたわたしの救いは旦那だけでした。

『ごめんね。妊娠できなくて』と謝ると、旦那はいつも『いやいや、夫婦の時間をもらえたと思って楽しもうよ』と明るく返してくれました。

『もし子どもが出来なくても、夫婦ふたりで良いんだよ、俺は』。

この言葉にどれだけ救われたか分かりません。

クロミッドを服用してから毎月きちんと生理がくるようになり、排卵してるであろう日は協力的にセックスをしてくれました。

やはり、こんな素敵な人をパパにしてあげたい。

強く思いました。

治療以外でも出来ること

お洒落カフェで休憩している女性出典:Weheartit

わたしがクロミッド服用以外に、妊娠のためにしていたことは、葉酸を摂取することです。

葉酸とは妊娠するためにも良い栄養素で、妊娠してからもとても大切とされています。

とくに妊娠初期は葉酸を積極的に接種したほうが良いとか。

ドラックストアなどで葉酸入りのヨーグルト・ジュースなどから始めました。

いちごにも含まれているらしく、よく食べていました。

あとは身体を冷やさないこと。

いつもシャワー派でしたが湯船につかる習慣に変えました。

夜に冷えたものを食べないように意識して妊娠しやすい身体作りをしていきました。

不妊治療から一年半

部活が終わって部室に戻ろうとしている女性出典:Weheartit

生理は毎月やってくるし、週3日のペースでセックスもしている。頻度は充分なはず。

クロミッドで排卵もしている…なのに妊娠しない。トータルでいうと不妊歴3年半。

周りの友達はちらほらと第二子を授かっていました。

…バカらしい。

急に糸が切れたように妊活への意気込みがなくなりました。

なくなったというか、今は考えたくない。そんな感じでした。

毎月の病院代だって、バカにならない。

なんでわたしには赤ちゃんこないの?と泣きました。

旦那に『しばらく薬やめる。病院もいかない。』とわがままをぶつけました。

しかし旦那は責めることもなく『うんうん休憩しようね』と優しく抱き締めてくれました。

庭のガーデニングを見つめているシルバーカラーの女性出典:Weheartit

治療をやめて3ヶ月、クロミッドを辞めたのに、その月の生理は予定通りの日にきました。

生理周期、治ったのかな?たまたまかな?と思いましたが、もう気にすることも嫌で気にしないふりをしていました。

旦那と動物園に行ったり、ドライブしたり、妊娠のことを考えない生活はとても楽でした。

そして次の生理予定日に生理はきませんでした。

やっぱり先月のはまぐれで、また生理周期バラバラになっていくのだろうな…と気分が下がりました。

しかしいつもと違うのが胸のハリと、ウッとくるような吐き気。寝ても寝ても眠いし、寒気がある。

それは一週間ほど続きました。

『ねぇ、妊娠してるんじゃない?』と旦那が言ったのです。

いやいやまさか、薬やめた途端に妊娠って、ありえないでしょう。

内心、自分でもドキドキしているのが分かりました。

もしかして、もしかして…

妊娠検査薬を使ってみることにしました。

妊娠検査薬

花柄の服を着ている金髪の女性出典:Weheartit

もう一分はとうに経っているのに、判定を見るのが怖くて裏返したままにしていました。

『ただの風邪。絶対風邪。』

呪文のように唱えて、期待しないようにしました。

意を決して判定を見ると【+】陽性です。妊娠していました。。

次から次へと涙が溢れだし止まりませんでした。

部屋で待っている旦那に報告しないと…と思っているのに涙が止まらず洗面台の前から動くことが出来ませんでした。

痺れを切らした旦那がこっちへやってくる音がしました。

喋るのは無理と思い、妊娠検査薬を見せると旦那も大泣きです(笑)。

妊活開始から3年半と少し。

やっと念願の妊娠です。

病院へ

花びらが舞い散る下で踊っている白いドレスを着た女性出典:Weheartit

迷いましたが不妊治療で掛かっていた病院に電話をして妊娠したということを伝えました。

そして、産婦人科に行くべきか?そちらで診てもらえるのか?を聞きました。

電話口で、看護婦さんが興奮しているのが分かり涙腺がまたすこし緩みました。

『おめでとうございます。本当によかったですね。がんばりましたね!』と言ってもらえ嬉しかったです。

先生に相談したところ『心拍確認まではコチラで診させていただく。その後は道路向かい側の産婦人科の方へ。』とのことでした。

いつも眩しいような、神聖な気持ちで見つめていた産婦人科病棟。

わたしがあそこに足を踏み入れる日が来たんだと胸が踊りました。

妊娠経過

マタニティー記念に撮影している女性出典:Weheartit

無事に心拍確認もでき、わたしは産婦人科へ通うことになりました。

母子手帳を手にしたときは何とも言えない気持ちになりました。

わたしの意向で、両家の両親や友達には安定期をすぎたころに報告をしよう!と決めました。

赤ちゃんを信じていなかったわけではありませんが、もし何かあった時に報告後だと耐えられないと思ったのです。

幸い、つわりの様な症状は最初の一週間だけで後は快適なマタニティライフを送れました。

旦那は異常なほど神経質になってしまい、重いものは持たせてくれず夜もわたしひとりでの外出は禁止になってしまいました(笑)。

家事も今まで以上に手伝ってくれるようになり、有り難かったです。

予定日から一週間後に

マタニティードレスをきて記念撮影している女性出典:Weheartit

あっという間に予定日を迎え、超過一週間たちました。

羊水が減ったり悪くなったりする可能性があるとのことで陣痛促進剤にて出産することになりました。

当日の朝9時から入院し、まずは子宮口の開きをチェックされました。

まだ2センチしか開いておらず、長期戦を覚悟しました。

促進剤を投与して三時間後には軽い生理痛みたいなものを感じました。

しかしまだまだ余裕だったので旦那とお喋りしたりご飯を食べたりと過ごしていました。

しかしどんどん痛みは強くなり、促進剤投与から六時間後には声が漏れるほどの痛みになってきました。

旦那にテニスボールでお尻をおしてもらったり、腰をさすってもらったりして何とか耐えました。

すると別室にいた看護婦さん、助産婦さんがバタバタと部屋にはいってきて『四つん這いになって!』と言われました。

何事?と思いながら不安になり言われた通りに四つん這いになりました。

お腹に赤ちゃんの心拍をチェックするモニターを装着していたのですが、それを左右上下に動かされました。

なんと赤ちゃんの心拍がガクンと落ちたというのです。

急に怖くなりました。もし、赤ちゃんに何かあったらどうしようと不安になりました。

しかしその後何回も心拍は落ちたり戻ったりを繰り返し、ついに心拍が100を切ったところで『帝王切開に切り替えます!』と言われ緊急帝王切開になりました。

バタバタと手術の準備がされ、旦那は同意書に泣きながらサインをしていました。

きっとわたしと同じくらい不安で怖かったのでしょう。

手術室は立ち会い不可とのことで旦那は廊下で待つことになりました。

妊娠出産は奇跡

愛する我が子が眠っている横でキスをしている母親出典:Weheartit

手術開始から20分ほどで息子が誕生しました。泣き声を聞いてわたしも一緒に泣きました。

息子は首にへその緒がギュウギュウに絞まっていたらしく陣痛のたびに苦しかったみたいです。

本当に無事に産まれてきてくれたことに感謝しました。

旦那は看護婦さんから息子を受け渡され、ぎこちない抱き方で静かに涙を流していました。

妊娠出産は奇跡です。

自分が不妊だと知らなかった時は、当たり前に妊娠し、出産できるものだと思っていました。

しかし妊娠はそんなに簡単なものではないはず。人一人、産み出すのはとても難しいことだと思います。

わたしたちは、3年半という月日で子どもを授かり無事に出産することが出来ましたが、もっと長い期間治療している方もいらっしゃいます。

周りからの声に泣いている人がたくさん居ます。何気ない会話のなかで傷ついたりします。 でも可哀想という目で見られたくない。

わたしはそんな気持ちでした。

どうか不妊治療している、子どもを待ち望んでいる全ての人が赤ちゃんを抱ける日が来ますように。

Top image via Weheartit

written by harutamu

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※ 記事の内容は、医学的な正確性、効能、効果を保証するものでなく、かつ、記事の利用においてはしかるべき資格を有する医師や薬剤師等に個別に相談するなど読者の責任において行ってください。

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