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2016年02月29日 更新 | 4,331 views

不妊治療の最初の一歩。私が実感した病院選びの大切さ

不妊治療を行う病院は大きく3つ。一番多いのが産婦人病院。次に総合病院の中の産婦人科や不妊科。最後に不妊専門病院です。不妊治療でも病院選びは難しいですが、自分の生活の中で何を重視しているかを基準にするとが大切。不妊治療の最初の一歩である病院選びだからこそ、時間をかけて手間を惜しまず、病院選びをしましょう。

不妊治療をいざ始めようと思う時、病院選びはすごく迷うもの。私もそうでした。

ホームページに書いてある専門用語はよくわからないものが多いし、値段は病院によって全然違います。

だからといって「子どもを授かれるか」という一生の大きな問題を預けるのに「安い」だけで病院を選ぶのも怖い。

今回は、私がどこの病院に通うか悩みながら、不妊専門病院と産婦人病院の不妊科を受診し比べた体験を紹介します。

この記事に書いてあること

  • 不妊治療を受けられる病院は大きく分けて3種類
  • 産婦人病院、総合病院、不妊専門病院、それぞれで治療を受けるメリット/デメリット
  • 不妊治療の病院選びで大切なこと

不妊治療を行っている病院の種類

景色を眺めているワンピースを着た女性

不妊治療を行っている病院は、大きく分類すると3種類。

  • 産婦人病院
  • 総合病院の産婦人科
  • 不妊専門病院

病院の数が多い順に、ひとつめは産婦人病院で不妊の診察・治療をしている病院、次に総合病院の中にある不妊治療も行っている産婦人科や不妊科、そして不妊治療を専門に行っている不妊専門病院。

さらに、鍼灸をベースにした不妊病院や漢方治療をモットーにしている不妊病院などもあります。

不妊治療の最初の一歩は情報集め

私が不妊治療をしようと心に決め、まずしたことはインターネットでの情報集めです。不妊治療をしている知り合いも友達もいなかったし、何の基礎知識も無かったので、ネットに頼るしかありませんでした。

もちろんネットでどんな病院があるかを調べることや、おおよその治療の内容、治療費の相場などについてはネットで調べることが可能ですが、治療の詳細を知りたいと思ったら、じっさいにクリニックまで足を運んで話を聞きに行った方がいいでしょう。

不妊専門病院の実態

まず行ってみたのが不妊治療を専門に行う不妊専門病院です。その病院は、駐車場が広いにもかかわらず車がいっぱい。ナンバーを見てみると病院のある県だけでなく、高速道路で2時間ほどの遠方からの車も何台かありました。

エントランスに入ると、そこはまるでホテルのロビーかのような落ち着いた雰囲気。待合室には30~40脚の一人掛けソファが整然と並べられ、20代~40代くらいの女性が自分の順番を待っていました。席は満席で、立って待つ患者さんもいるほどです。

初診のため長く2~3時間待つことになりましたが、ソファの座り心地も良く、雑誌もあったので苦痛を感じることなく時間を過ごせました。病院というと堅苦しいイメージですが、この病院には忙しい毎日から抜け出せるようなくつろいだ雰囲気があります。

医師の看護師の応対はとても丁寧で説明も細かく、設備はとても充実しているように見えました。これからすることになる検査の一覧表や、病院の方針などを書いたリーフレットも貰い、治療を信頼して任せられる印象です。

産婦人病院の不妊科の実態

次に行ってみたのが、近所の評判のいい産婦人病院です。

待合室に入ると、そこはよく見る町病院の待合室。長ソファーがいくつも置かれ、産科なので患者さんの8割は妊婦さん。中には他の婦人科の疾病で来てるあろう老婦人や学生さんなどもいました。

看護師さんはとてもフレンドリーで、患者さんが抱いて連れてきた赤ちゃんを抱いて談笑したり、顔見知りの患者さんに「調子はどう?」と聞いたりしていて、とても温かい雰囲気。

診察が始まると医師がニコニコと話を聞いてくれました。先生の人柄の良さが医院の人気なのでしょう。

医師は口頭で最近不妊治療が増えていること、これから治療をしていく流れ、検査の種類などを説明してくれました。質問にもわかりやすく答えてくれ、頼りがいのある先生です。

ただ医師が言っていたのが、不妊治療を進めて体外受精をすることにした場合、その病院では処置できず紹介先の病院に行ってもらう、とのこと。

後々調べてみると、体外受精を行う設備を持った病院は少なく、しかも県から補助金を受け取るなら、県に認定された病院でないといけないようです。

産婦人医院、総合病院、不妊専門医院それぞれのメリット/デメリット

今回の病院来訪でも垣間見えたように、不妊治療を受けられる病院にはそれぞれメリットとデメリットがあるようです。

比較したうえで、自分にあった病院を選びましょう。

産婦人病院

産婦人病院で不妊治療を受けるメリットには次のようなものがあります。

妊娠、出産を同じ病院でできる

産婦人病院の場合、不妊治療期間はもちろん、妊娠に成功した後は出産時まで同じ病院で診てもらえるので、医師や病院スタッフとの信頼関係を築きやすいというメリットがあります。

一方、こんなデメリットも……

妊婦の姿を見かける機会が多い

産婦人病院ですから、待合室で妊婦さんの姿を目にすることが少なくありません。不妊に悩んでいる状態では、その姿に精神的にダメージを受けることも。

専門的な検査や高度生殖医療は受けられない場合が少なくない

不妊治療にかかわる検査の設備があまり充実していない一般的な産婦人病院では、一部の専門的な検査はほかの病院でおこなう必要が出てくることもしばしば。

また、今回訪れた病院のように、産婦人病院ではタイミング法やホルモン療法、人工授精などによる「一般不妊治療」は可能でも、体外受精や顕微鏡受精などによる「高度生殖医療」は扱っていないところなども少なくないようです。

総合病院

総合病院で不妊治療を受けるメリットには次のようなものがあります。

産科がある場合、妊娠、出産まで同じ病院でできる

産婦人病院の場合同様、産科のある総合病院の場合には、出産まで診てもらうことが可能です。

設備が充実している

これはその病院が不妊治療にどれほど力を入れているかにもよりますが、総合病院の産婦人科は、一般的に多くの産婦人病院に比べると不妊治療のための設備が充実しているところが多いようです。

一般不妊治療はもちろん、体外受精などによる高度生殖医療も可能なところが多いようです。

他科と連携可能

不妊治療中、検査を重ねていくうちにさまざまな疾病が見つかることも少なくないようです。

総合病院であれば、多くの場合同じ病院内の他科と連携してその疾病の治療も一緒に行うことが可能です。

一方、こんなデメリットも……

診察の予約が取りにくいことや、待ち時間が長いことがある

規模が大きい総合病院の場合、どうしても診察の予約が取りにくかったり、待ち時間が長くなってしまうケースが少なくありません。

不妊専門病院

不妊専門病院で不妊治療を受けるメリットには次のようなものがあります。

不妊治療の専門医がいる

ひとくちに「婦人科」といっても、分野はさまざま。婦人科医であれば不妊治療に関する知識はそれなりに持っているはずですが、その知識量にはかなり差があるようです。その点、不妊専門病院には不妊治療の専門家が揃っているので、不妊治療に関する知識も経験も豊富な医師に診てもらうことが可能です。

設備が充実している

不妊専門病院は不妊治療のための設備がかなり充実しているところが多く、「この検査はほかの病院でお願いします」などと言われてほかの病院に出向く必要が生じるようなことはまずないでしょう。

一般不妊治療はもちろん、体外受精などによる高度生殖医療も可能なところが多く、最先端の治療法も積極的に取り入れている病院が少なくありません。

妊婦がいない

産婦人科病院や総合病院の産婦人科の待合室では、妊婦さんの姿を見かけることもしばしば……不妊治療中の身としては、羨ましさと同時に少し辛い気持ちを感じてしまうことも。

その点、不妊専門病院に来院するのは、基本的に同じように不妊に悩んでいる人ばかりなので安心です。

一方、こんなデメリットも……

妊娠後は転院する必要がある

不妊専門病院の場合、妊娠後は産科のある病院へ転院する必要があります。

「妊娠10週目以降」「安定したら」など、転院のタイミングは病院によって異なるようです。

診察の予約が取りにくいことや、待ち時間が長いことがある

不妊専門病院はまだ数が少ないため不妊治療希望者からの人気が集中しやすく、どうしても診察の予約が取りにくかったり、待ち時間が長くなってしまうケースが少なくありません。

結果重視の治療方針のところが少なくない

不妊医院はとにかく「妊娠させることが最優先」の治療方針で治療をおこなっているところが少なくないので、治療法Aを試してみてだめだったらB、それもだめだったらC、と次々に治療法を切り替えることを提案されたり、医師やスタッフの態度が少々事務的に感じられることも。

不妊治療の病院選びで大切なこと

恋人が運転する自転車の後ろで楽しそうに座っている女性

今回、私はふたつの病院へ行ってみましたが、それぞれに良さがあり、どちらにするか悩むところです。

不妊治療を受ける病院選びにあたっては、「治療がいったいどれくらい続くのか」「どの治療が自分に合っているのか」など、あまりに分からないことが多すぎて、「いったい何を基準に選んだらいいの?」なんて、迷ってしまうこともしばしば。

私としては、「自分が生活の中で重視しているもの」を犠牲にせずに不妊治療を受けられる病院に決めることをおすすめします。

不妊治療はお金や時間、さらに心身への負担もかかる大仕事……正直に言って、失うものも少なくありません。

不妊治療によって自分が「失ってはいけないもの」がなにかをしっかり認識したうえで、それを失わずに治療を受けられる病院を探しましょう。

私にとっての「失ってはいけないもの」は、「仕事」でした。

不妊治療のために仕事を辞めるつもりはなかったので、午前診療しか受けつけない土日が休みの総合病院は最初に選択肢から外しました。

また、仕事が自営業なので融通がきくことと、将来的に体外受精を受けるかもしれないことから不妊専門病院に通うことにしました。

不妊治療は皆が経験しているものではないので、情報が不足しがち。

しかし、不妊治療を受ける病院は、長ければこの先何年も通い続けることになる場所。病院選びは手間を惜しまず入念におこないましょう。

あなたに素敵な病院や医師との出会いがあるよう願っています。

まとめ:不妊治療を受けるための病院選び

不妊治療を受けられる病院は大きく分けて3種類

  • 不妊治療は産婦人病院、総合病院、不妊専門病院で受けられます。

産婦人病院、総合病院、不妊専門病院、それぞれで治療を受けるメリット/デメリット

  • 産婦人病院は出産まで面倒を見てもらえるものの、専門的な検査や体外受精などには対応できない場合も
  • 総合病院はほかの病気も一緒に治療ができるものの、予約が取りにくかったり待ち時間が長いことも
  • 不妊専門病院は専門医や設備が揃っているものの、妊娠すること重視でビジネスライクに感じられることも

不妊治療の病院選びで大切なこと

  • 仕事、時間、お金など……自分が大切にしているものや守らなくてはならないものをなるべく失わずに治療を受けられる病院選びが大切!

written by YAYO1620

※ 記事の内容は、医学的な正確性、効能、効果を保証するものでなく、かつ、記事の利用においてはしかるべき資格を有する医師や薬剤師等に個別に相談するなど読者の責任において行ってください。

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