2018年05月31日 更新

ほくろを炭酸ガスレーザーで除去する方法。痛みやアフターケアについて

炭酸ガスレーザーは、ほくろ細胞を蒸散させてほくろを除去します。これは、皮膚の表面ちかくの組織しか除去されないため、傷は浅く、治りが早いそうです。傷跡を残さないためにはアフターケアが重要で、処方された軟膏をしっかり塗る、紫外線対策を行う、施術部位は10日間ほど化粧をしてはいけません。

品川スキンクリニック表参道院 院長 石橋正太

この記事は、品川スキンクリニック表参道院 院長 石橋正太先生が監修しています。

ほくろを除去する方法は、おもに「メスと電機メスを使用する処置」と「レーザーを使う治療」の2種類。

レーザーを使う治療には、シミ取りに使われることの多い「Qスイッチレーザー」でほくろを薄くしていく方法もあります。

しかし、炭酸ガス(CO2)レーザーでほくろの細胞を蒸散させる方法がより主流です。

この記事では、炭酸ガスレーザーによるほくろ除去の治療内容や特徴、費用や術後の化粧、症例写真や症例レポートなどについてご紹介します。

目次

ほくろ除去ができる炭酸ガス(CO2)レーザーとは?

レーザーを受けている写真

レーザーによるほくろ除去治療でもっとも多用されているのが、炭酸ガス(CO2)レーザー

また、レーザーにもさまざまな種類があり、YAGレーザーは色に反応しますが、炭酸ガス(CO2)レーザーは水に反応します。

人の皮膚(ほくろも含む)には水分が多く含まれており、そこに炭酸ガスレーザー(CO2)を当てると、その部分に熱が生じて皮膚から削られる蒸散という反応が発生。

その結果、ほくろ細胞も吹き飛ぶのでほくろが除去されるのです。

蒸散しても、周囲の血管は一瞬で固まるので出血の可能性は低いです。

また、炭酸ガスレーザーでは施術者が適切な照射を行えば、皮膚の表面近くの組織しか除去されないので、傷は浅く、治りが早いです。

炭酸ガスレーザーによるほくろ除去のメリット・デメリット

メリットとデメリットの写真

炭酸ガスレーザーを使用する際の、メリットデメリットをそれぞれ見ていきましょう。

メリット

<炭酸ガスレーザーによるほくろ除去のメリット>

  • 平坦なほくろや他のレーザーでは治療困難な盛り上がったほくろ、色が淡いほくろなど、さまざまなほくろの治療ができる。
  • 一度の治療で、ある程度のメラニン色素を含めたほくろ全体の除去が可能。
  • 短時間で治療は終わる。
  • ほとんど出血しない。
  • メスを使わないので縫った跡が残らない。
  • メスを使ったほくろ除去では変形してしまう可能性がある部位も、安全に最小限の傷痕で治療できる。

デメリット

<炭酸ガスレーザーによるほくろ除去のデメリット>

  • 少しでも悪性の疑いのある場合は治療できない。
  • 切除するわけではないので、再発する可能性がある。
  • 幼少期からあるほくろや青いほくろは根が深いため、複数回の治療が必要になり、完全には取りきれない場合がある。
  • 痛みを和らげるために治療前には局所麻酔を要する。
  • 治療後は施術部位をテープで保護したり、紫外線対策をする必要がある。
  • 色素沈着や凹み跡が起こるかもしれない。

炭酸ガスレーザーではどのようなほくろが除去できるの?

女性の背中の写真

炭酸ガスレーザー治療ではおもに以下の除去が期待できます。

一方、炭酸ガスレーザーで除去できないのは、ほくろのように見えるが実はがんであるという可能性のあるものです。

通常のほくろ

皮膚の一部が丸く黒色づいただけの通常のほくろ(数ミリ以下のものが適応)は、皮膚に埋もれている部分が比較的浅いため、治療も一度で終わることがほとんどです。

数ミリ以下のものが適応となります。

皮膚のなかに埋もれているほくろ

皮膚のなかに埋もれているほくろは、皮膚表面に近ければ炭酸ガスレーザーで一度の治療で完了します。

しかし、奥深くに入り込んでいる場合は、炭酸ガスレーザーで数回の治療、もしくは美容外科処置となるようです。

一般的に青黒いホクロは深さがあることが多く、一度では取りきれない場合があります。

悪性の疑いのあるほくろは炭酸ガスレーザーでは除去できない

ほくろのように見えるが、実はがんであるという可能性がある場合、炭酸ガスレーザーでは除去することができません。

メラノーマや基底細胞がんなどの皮膚がんは悪性のほくろとも呼ばれるほど、ほくろと見た目が似ているもの。

悪性の可能性がある場合は、除去したほくろの検査をする必要があるため、小さなほくろであっても外科手術となります。

悪性の場合には保険適応となりますので、形成外科を受診しましょう。

炭酸ガスレーザーによるほくろ除去治療の流れ

医師と話し合う女性の写真

ほくろ除去は皮膚科形成外科美容外科で行うことができます。

ただし、炭酸ガスレーザーを所有していないクリニックもあるので、事前にチェックしてから受診しましょう。

炭酸ガスレーザーによるほくろ除去は、以下のような流れで行われます。

<1.診察>

カウンセリングや必要に応じて、そのほくろが悪性の可能性がないかの確認、治療日の決定などを行います。

<2.治療>

局所への麻酔後、炭酸ガスレーザーで蒸散させます。

※手順はクリニックによって異なることがあります。

治療時間はおよそ5~10分

ほくろが除去されたら、施術部位に軟膏を塗りテープで保護します。

<3.術後の診察>

術後の経過の観察を行うクリニックもあります。

このよ うに、おもに3ステップでほくろの除去は完了するでしょう。

治療中の痛みについて

炭酸ガスレーザーによる治療では、照射する前にほくろに局所麻酔を打つことが多いです。

局所麻酔を打つときに、チクっとした痛みは感じるようですが、麻酔さえ乗り越えれば施術中や施術後に痛みを感じることはほとんどありません。

炭酸ガスレーザーでほくろ除去した後のアフターケア

女性の写真

ほくろ除去において特に大切なことは、アフターケアです。しっかりとケアができるかどうかで、施術部位の治る早さに影響します。

どのようなアフターケアを行うのか確認しましょう。

処方された軟膏を塗る

治療当日から入浴や洗顔はしても問題ないようですが、施術部位をゴシゴシとこするような刺激は避けてください。

お風呂から上がった後は、クリニックでもらった軟膏を穴が塞がるほど塗り、絆創膏や専用テープなどで保護しましょう。

紫外線対策

炭酸ガスレーザー治療後の施術部位は、メラニン色素が沈着しやすくなっている状態。

メラニン色素の沈着は、色素沈着をつくる原因になりかねないので、外出するときの紫外線対策はきちんと行いましょう。

治療後の化粧

化粧は、施術部位以外ならば術後すぐでも可能。施術部位に関しては、約11日後から化粧をしてもOKとしているクリニックが多いようです。

処置後のテープ保護は10日程度ですが、その後も半年程度は処置部位を日焼けしないようにお願いしております。

ほくろ除去後に起こり得るトラブルとは?

女性の写真

アフターケアをしっかりと行っていても肌のトラブルが起こる可能性はあります。どのようなトラブルがあるのでしょうか?

傷跡の赤みや凹み

ほくろ除去の直後は、少しジンジンした感覚と赤みを帯びることがありますが、時間が経つにつれて治まっていきます

また、施術部位は、炭酸ガスレーザーでほくろを吹き飛ばすため、ぽっこりと小さな穴が開いていますが、次第に肉が盛り上がり、穴は治療直後よりは浅くなって目立たなくなっていきます。

しかし、大きいほくろや根が深いほくろを除去した場合、凹んだ跡がもとに戻らないことがあります。

このような場合、凹んだ部位に成長因子の注射を繰り返し行うこともありますが、まったくわからなくするのは難しいです。

色素沈着

肌質によっては、炭酸ガスレーザー照射後に色素沈着が起こる場合があります。これは、数か月~1年ほどで治まります。

取り残し

まれに、ほくろが完全に除去されていないことがあります。クリニックの保証によって再照射できるところも。

再発した場合も保証期間内なら再照射してもらえるかどうか、相談しましょう。

直後にはほくろが完全になくても、何か月かしてから再発することも一定の確率であります。

ケロイド

治療後に、傷跡がケロイドのように赤く盛り上がることがあります。

このような場合には、傷の盛り上がりを平らにする効果があるといわれるステロイド注射を打つ方法があります。

しかし、十分な効果が得られるまで、1か月に1回の治療を繰り返す可能性があります。

炭酸ガスレーザーによるほくろ除去治療の費用相場

お金の写真

基本的にほくろ除去は保険適用外のため、全額自己負担となります。

炭酸ガスレーザーによるほくろ除去の費用は、クリニックによって大きく違ってきますが、直径1mmにつき3,000〜10,000円のことが多いようです。

直径1mmの料金しか設定していないところもあれば、直径2mmや5mmの料金など細かく設定しているところもあります。

また、1年間保証や薬代込みなど付いてくるオプションによっても価格は違ってくるため、気になるクリニックの価格設定を確認してみましょう。

炭酸ガスレーザーによるほくろ除去の症例写真を載せているクリニックサイト

笑顔の写真

実際に症例写真を見ると、とても参考になりますよね。

そこで、炭酸ガスレーザーによるほくろ除去の症例写真を見ることができるクリニックのサイトを紹介します。

美容皮膚科 マグノリア皮膚科クリニック

さまざまなタイプのほくろ除去の症例写真だけでなく、ほくろ除去の流れも紹介されています。

高須クリニック

よくある質問がまとめられています。疑問を解決できるかもしれません。

医療法人社団 清優会 はなふさ皮膚科

治療直後から数か月ごとの経過写真が掲載されています。

炭酸ガスレーザーの跡がどのように薄くなっていくのかがわかりやすくなっています。

炭酸ガスレーザーによるほくろ除去の感想を載せているブログ

口の写真

実際に、ほくろ除去をした人の症例写真と感想が載っているブログを紹介します。

炭酸ガスレーザーによるほくろ除去の感想が読めるブログその1

治療1日後の傷から定期的に写真を載せています。

炭酸ガスレーザーによるほくろ除去の感想が読めるブログその2

形成外科専門医の先生による治療を受けた人のブログ。

治療後、傷痕の凹みが治らず、切除縫合をしたことまで書いてあります。

炭酸ガスレーザーによるほくろ除去の感想が読めるブログその3

治療当日から2年後までの経過を、施術部位の写真とともに掲載しています。

炭酸ガスレーザーでほくろを除去して肌に自信を持とう!

明るい写真

炭酸ガスレーザーでのほくろ除去は、再発する可能性があります。

しかし、メスを使って切除してできるような縫い跡が残らなかったり、費用や治療時間の点でより手軽だったりというメリットも。

ほくろの大きさや色、位置によって自分に合った方法を見つけるために、まずはクリニック探しから始めてみてはいかがでしょうか。

この記事の監修医:石橋正太先生のクリニックはこちら

  • 住所東京都港区北青山3-11-7 Aoビル10F
  • アクセス東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線表参道駅「B2出口」徒歩約1分
  • 休診日月に数回不定休
  • 診療時間10:00~19:00
  • 電話番号0120-106-640
  • 予約電話予約 WEB予約

※ クリニック情報や診療メニューなどは、公式ホームページから取得した内容ですので、情報の正確性は保証されません。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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