2017年09月22日 更新

目の下のたるみを取るなら! ハムラ法と裏ハムラ法の施術の違いについて

「ハムラ法」は、目の下のたるみや膨らみを解消する施術。目の下の際を切開するハムラ法に対して、下まぶたの裏側から施術を行う「裏ハムラ法」は、傷跡が見えない利点があります。それぞれのメリット、デメリットを踏まえて、信頼できる医師を探しましょう。

水の森美容外科 総院長 竹江渉

この記事は、水の森美容外科 総院長 竹江渉先生が監修しています。

目の下がたるんだり、脹らんだりすると、その下に影によるクマができて実年齢よりも老けて見えることがあります。

「ハムラ法」という治療ならば、たるみや膨らみを解消し、若々しくハリのある目元にすることが期待できます。

この記事では、皮膚を切らない「裏ハムラ法」との施術の違いやデメリットも解説します。

目次

ハムラ法とは

鏡を見る女性の写真

目が収まっている部分「眼窩(がんか)」には、眼窩脂肪があります。眼窩脂肪とは、眼球のまわりにある脂肪のこと。

加齢とともに眼輪筋や周辺組織がゆるまると、重力の影響で眼球の周りを取り囲んでいた脂肪は少しづつ落ちてきます。この落ちてきた脂肪が、あたかもたるみのように見えるようになってしまうのです。

ハムラ法とは、このような目の下のたるみや膨らみを解消する施術法。

眼窩脂肪を下方向に移動させることで、膨らんだ部分は凹み、凹んだ部分は膨らむことに。段差のないなめらかな肌になり、黒い影もなくなります。

目の下の皮膚がたるんで膨らみ、黒い影ができて老けて見える……そのような目元の悩みを持つ方にぴったりの治療法です。

施術内容

ハムラ法では、下まぶたの際を切開して、皮膚の一部と眼輪筋を眼窩の下の方ギリギリまで剥離します。そして余った皮膚や眼輪筋を切除し、膨らんでいる眼窩脂肪を、目の下の方のくぼんだ部分に移動させて終了です。

裏ハムラ法とは

目の手術の写真

ハムラ法には、ほかにも裏ハムラ法という施術法があります。

裏ハムラ法とは、下まぶたの裏側、結膜側を切開して、膨らんでいる眼窩脂肪を下の方のくぼんだ部分に移動させる施術法。「経結膜的眼窩脂肪移動術」とも呼びます。

ハムラ法では、下まぶたの際を切開。一方、裏ハムラ法は下まぶたの裏側を切開するので、傷跡が見えないという大きなメリットがあります。

目の下の皮膚をリフトアップする効果のあるハムラ法に対し、裏ハムラ法は皮膚のたるみがあまりないときや、涙袋の形を変えたくないときに最適だといえるでしょう。

最小限の施術で、目の下の膨らみと影を解消することが期待できます。

ハムラ法と裏ハムラ法に期待できる効果を比較

女性の口もとの写真

眼窩脂肪を取り除くと、その部分の皮膚が凹む恐れがあるとされますが、ハムラ法で脂肪を移動させ皮膚の凹凸をなくし、ハリのある若々しい肌に整えることができます。

しかし、ハムラ法では術後の経過には個人差があり、人によってはしばらく腫れが続くことがあります。

傷跡の目立ちにくさは、個人の回復力だけでなく医師の技術によって変わることも。安心して施術を任せられる医師を見つけることが大切です。

一方、裏ハムラ法は下まぶたの裏側から施術を行うので、傷跡がわからないというのが大きなメリットです。眼窩脂肪を移動させるだけですが、影がなくなって若々しい目元にする効果が期待できます。

ただし、傷跡が表にないというだけで、裏から行う裏ハムラは視野が悪い中での手術になりますので、通常のハムラ法に比べると、むしろ腫れが強く出る傾向はあります。

決して裏から行うので、術後の経過が軽いということではないので、注意が必要です。

基本的には、目元の傷はキレイに縫えばかなり目立ちにくいです。

そのため、十分な術野が確保できて皮膚切除も行えるハムラ法を、「外側を切る」という理由だけで敬遠するのは、もったいないかもしれません。

ハムラ法と裏ハムラ法のデメリット

制止する動作の女性の写真

目の下のたるみや膨らみの解消におすすめのハムラ法や裏ハムラ法ですが、施術にはメリットだけでなく、デメリットもあります。それぞれくわしく確認しましょう。

ハムラ法と裏ハムラ法に共通するデメリット

脂肪を移動したところにしこりが現れる

眼窩脂肪を元々あったところから別のところに移動するため、脂肪がうまく定着せず、しこりが現れる可能性が考えられます。

目の下に感覚の鈍さやしびれが残る可能性がある

術後しばらくは、施術したところの感覚が鈍くなったり、しびれが残ったりする可能性があります。

個人差はありますが、通常は3か月で回復。長い人だと、1年ほどまつげの際に違和感が残るそうです。術後2週間ほど、目の下がぴくぴくと痙攣したという人も。

ハムラ法のデメリット

目元の印象や涙袋の形が変わる可能性

ハムラ法では下まぶたの際を切開するため、涙袋の形が変わることがあるそうです。

たるみを解消するために余分な皮膚を取り除いて縫合すると、涙袋が引き伸ばされ、のっぺりとした目元になる可能性があります。

上記のようになる原因は、涙袋部分の眼輪筋を切除してしまうが原因です。

ハムラ法の場合に、医師によっては涙袋部分の眼輪筋を残さず切除してしまう医師もいます。このような手術を行った際には、涙袋がなくなるが考えられます。

涙袋に相当する眼輪筋を温存して行えば、涙袋の形が変わるはないでしょう。

下まぶたが引っ張られて外反する可能性がある

下まぶたが引っ張られて、あっかんべーしたような状態になる可能性があります。これは、医師の技術不足によるところが大きいようです。

実績があって信頼できる医師を選ぶことで、外反のリスクを減らすことができるでしょう。

皮膚をとり過ぎ、脂肪を引っ張り過ぎすると外反します。これは、医師の技術不足によるところが大きいようです。

ただし、経過の段階で腫れや剥離した皮膚の治癒過程で起こる「瘢痕硬縮(はんこんこうしゅく)」により、技術的な失敗とは別に一時的に外反することはあります。

ダウンタイムが長い

ハムラ法は、下まぶたの際を切開するためダウンタイムが長いです。

術後から抜糸するまでの1週間は強い腫れが続きますが、抜糸後は1~2週間かけて少しずつ腫れがおさまっていきます。

傷跡の赤みと腫れは、別の問題と考えてください。

傷の赤みは3か月ほど残りますが、7日目のメイク可能日からメイクでごまかせます。メイクをしておけば、赤みはほぼわからないでしょう。

ただし、経過に関しては医師の技術が大きく関係してきます。

不慣れな医師の手術の場合、理想の目元になるまで半年〜1年かかるというも考えられます。

裏ハムラ法のデメリット

目元の仕上がりに左右差が出る可能性がある

裏ハムラ法は、目元の仕上がりに左右差が出やすい施術法。

下まぶたの裏側から施術を行うため、施術範囲が狭いため、目が小さかったり、皮膚が厚かったりするとうまく施術できない可能性が考えられます。

左右差なくきれいに施術するためには、医師の高い技術が必要となります。

皮膚が余っていると余計に老けて見える

裏ハムラ法は、目元の皮膚がたるんでいる人には向いていません。

眼窩脂肪を移動させるだけの施術であるため、皮膚のたるみはそのまま残り、余計に老けて見えるのです。

皮膚にハリをもたせたい場合は、リフトアップ効果も期待できるハムラ法がおすすめだといえるでしょう。

裏ハムラは目の裏から施術を行うため、ハムラ法に比べて術野が狭く、脂肪の処理が不十分になりやすいといえます。

また、一見、目の表を切らないというと大きなメリットのように感じますが、実のところハムラ法で負う目の際の傷は、術後早期からきれいに治ります。

きれいに治る傷を避けて、あえて精度が落ちる手術を選ぶメリットはあまりないように思えます。

よほど目の際を切開するに抵抗がない限りは、裏ハムラを選ぶメリットはないかもしれません。

ハムラ法の手術の流れ

医師と患者のカウンセリングの写真

<施術の流れ>

  1. カウンセリング:医師から施術について説明を受けます。自分の希望を伝え、満足できる仕上がりを目指して、納得できるまでカウンセリングすることが大切。
  2. 洗顔:施術の前に、メイクを落として洗顔します。
  3. デザイン:切開する部分や脂肪が突出している部分、くぼんでいる部分をマーキングします。
  4. 麻酔:局所麻酔や静脈麻酔を受けます。
  5. 手術:マーキングに沿って皮膚を切開し、眼窩脂肪を移動させ、余分な皮膚を切除して縫合します。

施術は、約120分で終了するようです。

アフターケア

施術を受けた当日は、腫れや内出血を抑えるために、目の下をガーゼやテープで圧迫固定します。痛みが気になるときは、アイスノンで冷やすことがおすすめ。

アイメイク以外のメイクは当日から可能です。ただ、当日は入浴や洗顔、運動、飲酒を控えるようにしましょう。

翌日からシャワーができるようになりますが、洗顔はせず、濡れたタオルで拭く程度にとどめてください。

3日後にはガーゼやテープを外して、水洗いでの洗顔が可能に。7日後に抜糸を行い、翌日から石鹸による洗顔、入浴、アイメイクができるようになります。

通院回数

術後1週間程度で抜糸が必要となります。トラブルがなければ、3か月後に検診をして終了となります。

費用

約30~40万円かかります。使用する麻酔の種類によって、費用が変わることがあります。

裏ハムラ法の施術の流れ

カウンセリング風景の写真

<施術の流れ>

  1. カウンセリング:医師から施術について説明を受けます。自分の希望を伝え、満足できる仕上がりを目指して、納得できるまでカウンセリングすることが大切。
  2. 洗顔:施術の前に、メイクを落として洗顔します。
  3. デザイン:脂肪が突出している部分、くぼんでいる部分をマーキングします。
  4. 麻酔:局所麻酔や静脈麻酔を受けます。
  5. 手術:下まぶたの裏側を切開し、眼窩脂肪を移動させて固定します。

施術は、約90分で終了。ハムラ法よりも少し短いようです。

アフターケア

施術を受けた当日は、腫れや内出血を抑えるために、目の下をガーゼやテープで圧迫固定します。痛みが気になるときは、アイスノンで冷やすことがおすすめ。また、当日は、入浴や洗顔、運動、飲酒を控えてください。

翌日に目元のテープ圧迫を除去し、アイメイク、洗顔、シャワーが可能となります。

通院回数

皮膚を切開しないので、抜糸のための通院は必要ありません。施術の3日後に目元のテープ圧迫を除去し、トラブルがなければ3か月後に検診をして終了となります。

費用

約40~50万円かかります。使用する麻酔の種類によって、費用が変わることがあります。

症例写真を見ることのできるサイト

searching

実際に、ハムラ法をしたらどのような変化が見えるのか、症例写真で確認してみましょう。下記で、症例写真を掲載しているクリニックのサイトを紹介します。

湘南美容外科

全国に49院展開している、リピーター率の高いクリニック。若返りの施術にも力を入れており、200件以上のハムラ法の症例写真を見ることができます。

聖心美容クリニック

美容整形クリニックで、はじめてISO(国際標準化機構)を取得したクリニック。症例写真は、拡大して見ることができます。

水の森美容外科

リピート率90%以上を誇るクリニック。症例写真とともにある、医師のコメントがわかりやすいです。

ハムラ法で若々しい目元を取り戻そう

微笑む女性の写真

目元のたるみと膨らみを同時に解消したいならハムラ法、目元の印象を変えずに膨らみを解消したいなら裏ハムラ法がおすすめです。

どちらも高度な技術を必要とする施術なので、医師と綿密なカウンセリングをし、納得したうえで施術を行うようにしましょう。

この記事の監修医:竹江渉先生のクリニックはこちら

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水の森美容外科 総院長 竹江渉

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