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2016年11月05日 更新 | 3,497 views

眼瞼下垂の整形でまぶたのたるみやクマを解消して、すっきり二重に

山本クリニック 院長 山本豊

この記事は、山本クリニック 院長 山本豊が監修しています。

眼瞼下垂の治療法には「切る眼瞼下垂の整形(切開法)」と「切らない眼瞼下垂の整形(埋没法)」があります。切開法は強度の症状、埋没法は軽〜中度の症状の治療に有効です。埋没式挙筋短縮法は腫れが少ないのがメリットですが、元に戻りやすいデメリットも。

目が印象的な女性の写真

上まぶたが垂れ下がってまぶたが開きにくくなる眼瞼下垂は、その原因や症状の進行度合いにより、適用される治療法が異なります。

眼瞼下垂が先天性のものなのか、あるいは後天性のものなのかも、治療法の選択に関係する要素です。

先天性のものはまぶたを持ち上げる「眼瞼挙筋」という筋肉の発育不良や、眼瞼挙筋を動かす動眼神経の麻痺が原因です。

一方、後天性のものの多くは「腱膜性眼瞼下垂」というタイプです。眼瞼挙筋は「腱膜」という膜を介して、まぶたの先端部分にある「瞼板」という軟骨と結合しています。

加齢や、目を頻繁に激しくこするなどの刺激で、腱膜と瞼板との結合がゆるんだり外れたりしたためにまぶたが下がってくるのが腱膜性眼瞼下垂です。

眼瞼下垂の整形

治療法の種類は、「メスを使った切る眼瞼下垂の整形(切開法)」「切らない眼瞼下垂の整形(埋没法)」

のふたつに分かれます。

そして切開法にも、何種類かの方法があります。

眼瞼下垂の症状が軽~中程度であれば、埋没法での整形で改善が可能です。

一方、症状が中〜強度の場合は、切開法での整形で完治が見込めます。

メスを使った切る眼瞼下垂の整形:切開法

目の手術の写真

上まぶたの切開をともなう治療法には、

の3種類の方法があります。

眼瞼挙筋腱膜前転術(がんけんきょきんけんまくぜんてんじゅつ)

上まぶたを二重のライン上で切開し、ゆるんでいる腱膜を前方へ引き出して、瞼板に糸で縫合して固定する手術です。腱膜性の眼瞼下垂の場合や、眼瞼挙筋にまぶたを持ち上げる力がまだ残っている場合に用いられます。

この治療法では上まぶたの開き具合が調整可能で、目がぱっちり開くようになります。

眼瞼挙筋腱膜前転術でなら、眼瞼下垂を根本的に改善することができます。しかし、非常に高度な技術を要する手術であるため、医師の技術によりまぶたの左右差や閉じかたなどの仕上がりに差が出る治療法でもあります。

眼瞼挙筋腱膜短縮術(がんけんきょきんけんまくたんしゅくじゅつ)

ゆるんだり延びきったりしてしまっている眼瞼挙筋や腱膜を切って短くしてから、瞼板に固定する手術です。

眼瞼挙筋にまぶたを持ち上げる力がまだ残っている場合に有効な治療法です。しかしまぶたの筋肉や、交感神経が支配しているミュラー筋という筋肉を傷つけるリスクが高いとされています。

ミュラー筋が傷つくと神経系にダメージが生じ、他の症状があらわれてくることがあるため、この治療法は強度の眼瞼下垂のみに適用されます。

前頭筋(ぜんとうきん)吊り上げ術

重度の先天性眼瞼下垂か、加齢による眼瞼挙筋の衰えのため、眼瞼挙筋に上まぶたを引き上げる力がほとんど残っていない場合に用いられる治療法]です。

二重まぶたのラインと眉毛のすぐ上の2か所を切開し、特殊な糸か、ゴアテックスシート等の異物か、患者本人の筋肉から採取した筋膜を使って、額の筋肉である前頭筋と瞼板をまぶたの裏側で結び、前頭筋の力でまぶたを持ち上げるようにするものです。

筋膜を使う場合は、筋膜を採取した部分の皮膚に切開の傷跡が残ります。

切開をともなう方法のデメリット

「眼瞼挙筋腱膜前転術」「眼瞼挙筋腱膜短縮術」「前頭筋吊り上げ術」の3つの方法に共通するデメリットは、切開を行う手術なため、手術時間が60〜90分と長いことです。

また、上まぶたという血管や神経が集中している場所を切開するため、術後に患部の腫れや内出血が強く出て、一定期間続きます。

術後数日は強い腫れがあり、安静にすることが望まれます。1週間ほどで腫れのピークは過ぎ、1か月ほどで腫れが引いていきますが、完全に腫れが引くのには3〜4か月かかることもあります。

切らない眼瞼下垂の整形:埋没法

針と糸の写真

上まぶたを切らない眼瞼下垂の治療方法は「埋没式挙筋短縮法」と呼ばれます。

位上まぶたの裏側から眼瞼挙筋を特殊な糸で結び、まぶたを持ち上げる治療方法*です。

埋没法でも皮膚に糸を通すためにごく小さな切開は必要ですが、切開法のように上まぶたを大幅に切開したり、まぶた内部の組織を切除したりしないため、一般に「切らない眼瞼下垂の手術」と呼ばれています。

埋没式挙筋短縮法による眼瞼下垂の治療とは

病院の処置室の写真

埋没式挙筋短縮法は、上まぶたを切開しないことから、切開法に比べ体への負担は軽くて済みます。

しかし、適用できる場合が限られ、この治療法ならではのデメリットもあります。

ここでは埋没式挙筋短縮法の仕組みと、そのメリットやデメリットなどをくわしく解説します。

埋没式挙筋短縮法の施術の仕組み

美容目的の二重まぶた整形手術で行われる埋没法では上まぶたの表面から処置を行いますが、眼瞼下垂治療の埋没法では上まぶたの裏側から処置します。

施術は、以下の手順で行われます。

  1. 上まぶたの裏側から腱膜に糸を通し、上まぶた表側の二重まぶたの予定ライン上に糸を出す
  2. 二重まぶたの幅で皮膚を折り返し、糸を結び、結び目をまぶたの皮膚の中に埋め込む

埋没式挙筋短縮法のメリットと効果

埋没法の最大のメリットは、切開法に比べ腫れや内出血が大幅に少なく、手術の跡も残らないこと。まぶたを切開することに心理的抵抗のある人にとっての選択肢として、近年普及しています。

また、施術の仕組み上、以前一重まぶただった人も施術後は必ず二重まぶたになります。眼瞼下垂が改善されるだけでなく、二重まぶたの整形手術も同時に受けたことになり、一重まぶたがコンプレックスだった人にはうれしい効果が得られます。

さらに、術後早期であれば埋没させた糸を取り除けばまぶたを元に戻すことができるのも、切らない方法ならではのメリットです。つまり、仕上がりに不満がある場合は治療をやり直すことが可能なのです。

埋没式挙筋短縮法の痛みやダウンタイム

埋没式挙筋短縮法はしばしば「腫れない眼瞼下垂の治療法」と紹介されます。しかし、切開法に比べると腫れや内出血は少ないものの、まぶたを縫い付けるのですから、まったく腫れないわけではありません。

埋没式挙筋短縮法の術後には、二重まぶた整形手術の埋没法の術後に起こるのと同程度の腫れがあり、同程度のダウンタイムが必要です。

つまり、術後3日間ぐらいは多少の腫れがありますが、1週間を過ぎると主な腫れが落ち着き、約1か月でほとんどの腫れが引きます。

もうひとつ、二重まぶた整形手術の埋没法の術後と同じ点は、術後の腫れを計算に入れて二重まぶたのラインを作るため、施術直後は予定の二重まぶたラインよりも大きくまぶたが引き上がっていることです。

腫れが完全に引くまでは、まぶたが少し不自然なまま過ごさなければいけないことを知っておきましょう。

埋没式挙筋短縮法、実際の施術の流れ

医師と患者のカウンセリングの写真

まず、上まぶたの裏側に局部麻酔の注射をします。麻酔がしっかり効いていれば、施術中に痛みは感じません。

施術時間は両目で約20〜30分で、施術当日に帰宅が可能です。

通院は、術後に特に問題が発生しなければ、手術当日のみの1回で済む場合が多いようです。

施術の効果は、1年以上持続するといわれています。

施術にかかる費用には健康保険が適用されず、自費診療となります。費用の相場は、20〜30万円です。

埋没式挙筋短縮法による眼瞼下垂の治療のデメリット

まるとバツのオブジェの写真

切開法である眼瞼挙筋腱膜前転術は、交感神経が支配する筋肉であるミュラー筋を傷つけるリスクが少ないという大きなメリットがあります。

それに比べ、埋没式挙筋短縮法ではまぶたの裏側から処置するため、結膜を傷つけたり、ミュラー筋に負担がかかってしまう可能性があります。

また、二重まぶた整形手術の埋没法の場合と同じく、まぶたに埋没させた糸がゆるむとまぶたは元の状態に戻ってしまいます。

埋没式挙筋短縮法は、執刀する医師の技術により差が出やすい施術であり、数か月でまぶたが元に戻るケースも見られます。

さらに、眼瞼挙筋腱膜前転術はどんなタイプの眼瞼下垂にも適用できるわけではなく、症状が軽〜中程度の場合にのみ有効だと考えられています。

重度の眼瞼下垂では、まぶたを裏側から引き上げても、まぶたの皮膚がまだ余って垂れている場合があるので、切開法の方が適していると考えられています。

埋没式挙筋短縮法による眼瞼下垂の治療の症例写真

PCの写真

施術を検討するうえで体験談とあわせてチェックしたいのが、クリニックのホームページの症例写真です。

ここでは、埋没式挙筋短縮法の施術の症例写真が参考になるクリニックのホームページをご紹介します。

真崎医院

埋没式挙筋短縮法は、真崎医院院長の真崎信行ドクターが考案した治療法です。

真崎医院のホームページには、埋没式挙筋短縮法の詳しい説明とともに、120例を超える症例写真が掲載されています。

医療法人一山十会 クリニーク大阪心斎橋

症例写真の点数は少ないものの、図を使った施術の説明など、詳細な説明が添えられているので施術の理解に役立ちます。

東京皮膚科・形成外科

「NSLT法」というオリジナルの手術法を採用しています。

症例写真の点数は多くありませんが、目元がクローズアップされているので、術前と術後の細かな変化がわかりやすくなっています。

山本クリニック

山本クリニック 院長 山本豊

当院では「切開式の眼瞼下垂」の手術を行っております。

症状とニーズに合った治療法を選択しよう

メディアで取り上げられることが増えたため「眼瞼下垂」という病気の認知が広がったことと、眼瞼下垂の切らない治療法の登場のおかげで、眼瞼下垂の治療を受ける人が増え、治療を行うクリニックも増えてきました。

しかし眼瞼下垂の治療はまぶたという複雑な組織を処置するため、どの治療法もそれぞれ高度な技術を要します。

体験談やクリニックのホームページを参考にし、よく調べて施術方法やクリニックを選びましょう。

眼瞼下垂解消 切開法の費用目安

キャラクターの画像
クリニック 費用(目安)
品川美容外科 275,920円
タウン形成外科クリニック 400,000円
もとび美容外科クリニック 448,000円
聖心美容クリニック 480,000円
東京美容外科 550,000円

※費用は税抜表示です。

※掲載している情報は2016年10月12日時点で公式サイトに記載されていた情報であり、またクリニックによって施術条件や価格条件が異なるため各情報を保証する内容ではありません。正確な情報はクリニックの公式サイトを訪れていただくか、クリニックに直接お問い合わせ下さい。

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