NICOLY:)[ニコリー] コンプレックスの悩み解決・応援サイト

医師が教えるコンプレックス解決サイト
監修済記事:1034記事

メルマガ登録

2016年08月09日 更新 | 35,403 views

脳から足の先まで、全身に出るインデラルの副作用

インデラルの副作用は心臓だけでなく、脳、気管支などいろいろな器官に現れます。インデラルの副作用をひと通り知っておかないと、実際に症状が出た時に、それがインデラルのせいだと気づかないかも。だから、より重い副作用が現れるのを防ぐために、インデラルの副作用を知り、自分に現れていないか確認するのが大切です。

リゾート地に遊びに来た女性

あがり症の薬として知られている「インデラル」

本来は、狭心症や高血圧といった症状を抑えるための薬です。

医薬品であるインデラルは、使い方を間違えると重大な副作用が出てしまうこともあるようです。

緊張やあがり症の仕組みとインデラルの効果

そもそも緊張やあがり症はどのようなメカニズムでおこるのでしょうか。

緊迫した場面に出くわすと、脳は「緊迫した場面だ!危険を回避できる 」と身体に命令します。

その命令を体内のいろいろな器官に伝令として伝えるのが「アドレンリン」や「ノルアドレナリン」といった物質です。

このアドレナリンたちの伝令をいち早く受け取るのが「β受容体」。β受容体は伝令を受け取ると、カルシウムを放出し、血流を増やします。

血流が増えると、心臓や肺、脂肪細胞がすぐに緊張の体制をとり、呼吸が浅くなったり、動悸がはげしくなったりするんです。

インデラルの効果

緊迫した状況になったとき、インデラルはノルアドレナリンがβ受容体と結びつくのを邪魔してくれます。つまり脳からの命令がβ受容体に伝わらず、血液量がふえないので、心臓などの器官が緊張体制を取らないようにするんです。

心臓に流れる血液が増えなければ、心拍数ががることもありません。すると、身体全体の血圧が低くなり、緊張やあがり症が抑えることができるんです。これがインデラルの効果です。

インデラルの副作用

インデラルは基本的に心臓の心拍数を抑えるので、心臓だけでなく身体のさまざまなところに副作用が出る可能性があります。

また、インデラルを使用している人、すべてに副作用の可能性があります。しっかりとインデラルの副作用を確認して、副作用に似た症状が出たときは、服用をやめて医師に相談するべきです。

インデラルの副作用1:低血圧、つかれ、だるさ

ジョギングを頑張っている女性

インデラルによって心拍数が下がると、身体全体にかかわる副作用が現れることがあります。たとえば、血糖値の低下、低血圧といった副作用です。

血糖値が低下することで、ねむけ、疲れ、だるさ、うつ病に似た症状といった副作用が出ることも。

また、低血圧は、不眠症、手足の冷えといった症状の原因となります。

インデラルの副作用2:徐脈、心不全、心ブロック

インデラルは、心臓に影響を与える薬なので、やはり心臓への副作用があります。

そもそも心臓は、ポンプのように全身の血液を循環させる器官です。全身に血液を送り、戻ってきた血液から酸素を吸収しています。だから、インデラルによって心拍数が下がると、心臓自体の酸素が足りなくなり、生じることがあるんです。

インデラルでの心臓への副作用は、徐脈、心不全、心ブロックの3つ。

徐脈とは、心拍数が1分間で60~50回以下とかなり下がってしまうこと状態のこと。さらに心拍数が少なくなりすぎると、心臓が全身に血液を送ることできなくなる心不全や電気信号に異常が生じて、心臓の動きがおかしくなる心ブロックといった症状が出ることがあります。

インデラルの副作用3:失神、ふらつき、めまい

インデラルによって心臓に副作用が出ると、脳まで血液がわたらず酸素不足に。すると脳にまで悪影響が出ることもあります。

たとえば、失神、ふらつき、めまい、記憶障害などの症状です。脳は運動や記憶に関する機能を管理しているので、酸素不足になるとこのような副作用が現れるのです。

インデラルの副作用4:ぜんそく、せき

インデラルはβブロッカーといわれる薬で、脳の伝令を伝える「ノルアドレナリン」と伝令を受けて血液を多くする「β受容体」との結びつきを邪魔する薬。

β受容体は心臓だけでなく気管支にも存在しているので、インデラルを使うと気管支にまで副作用が起こる可能性があります。

気管支での副作用は、ぜんそくの発作、せき、息苦しさなど。怖いのが、気管支に副作用が起こると体内の酸素が減るということ。

また、気管支でインデラルが副作用を起こすと、呼吸で吸収する酸素の量が減ってしまい、さらなる副作用のきっかけになることもあります。

インデラルの副作用5:その他の器官にかかわる副作用

インデラルにはほかの体内の器官にも副作用が生じることがあります。

たとえば、脳が酸素不足になると手足にしびれを感じることがあるんです。それは手足にある「末梢神経」は脳から延びているため。

さらに、目にも副作用がでることも。もちろん目にも血液が通っているので、心拍数が下がり、うまく血液がおくられなくなると、栄養や酸素が送られなくなってしまいます。

すると目の奥がゴロゴロとする感覚や目がしょぼつく感覚を覚えるようにようになります。

インデラルの副作用を知り、いち早く異常を知ろう

黒いサイフを手にしている青いドレスの女性

あがり症の薬だと忘れてしまいがちですが、インデラルはれっきとした医薬品です。

しかも心臓という、身体の核となる部分に作用する薬。副作用についてなにも知らず、服用するのはとても怖いことだと思います。

もしも、インデラルを飲んでから、なにかしら身体の異変を感じたら、副作用について疑ってみるべきかもしれません。

written by nopaso

※ 記事の内容は、医学的な正確性、効能、効果を保証するものでなく、かつ、記事の利用においてはしかるべき資格を有する医師や薬剤師等に個別に相談するなど読者の責任において行ってください。

関連するキーワード

注目の記事

【大人気】ブログより詳しい!整形の痛みやダウンタイム・術後経過すべて見せます!美容整形体験レポートシリーズ

【大人気】ブログより詳しい!整形の痛みやダウンタイム・術後経過すべて見せます!美容整形体験レポートシリーズ

NICOLY編集部では、カウンセリングから術後経過までの画像がたっぷりの、美容整形体験レポートを公開しています。切らないプチ整形から、脂肪吸引まで読み応え十分。NICOLY編集部いちおしの記事です。随時更新中!

45753 views | 整形二重脂肪吸引脂肪溶解注射

カテゴリ一覧

この記事のライター

本日のアクセスランキング

いまNICOLYで人気の記事

話題のキーワード

いまNICOLYで話題になっているキーワード

専門家ライター募集

NICOLYで記事を執筆していただける医師を募集

NICOLYでは「コンプレックスで悩んでいる人を笑顔に」というビジョンのもと毎日記事を更新しています。信頼性の高い記事を出し続けるために、記事の執筆をしていただける医師を募集しています

専門家ライター募集フォーム

編集者募集

NICOLYで記事を編集してくれる編集者募集

NICOLYでは「コンプレックスで悩んでいる人を笑顔に」というビジョンのもと、一緒に働いてくれる編集者を募集しています。

編集者募集フォーム

関連する記事

この記事に関連する記事をピックアップ