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2016年11月12日 更新 | 6,500 views

「どんなあなたでも好き」という親友の言葉で太い体型を個性と受け入れられた[体験談]

赤ちゃんの頃から肥満児だった私は、自分の体型が嫌でたまりませんでした。痩せたいと思ってもなかなか食欲が収まりません。高校生の時に、人に「うわ、デブ」と言われたことがきっかけでダイエットをしましたが、見事リバウンド。食べて泣く、の繰り返しでした。便秘薬で痩せようと試みても体調を崩してまた失敗です…。

花のヘアバンドをしておめかししている赤ちゃん出典:We heart it

私は肥満児でした。

赤ちゃんのときから丸々としていて、周囲の人からコロコロね、とよく言われていたらしいです。

ご飯はあまり食べず、好きなのは甘いお菓子でした。

上に兄弟がいたため、早くから甘いお菓子の魅力を知ってしまっていたそうです。

アルバムを見てもほかの子よりも随分太っていて見る度に悲しかったです。

1歳の写真を見ると、もうすでに一瞬で肥満と分かる体型でした。

幼稚園のときは、水着を着ている写真があったのですが、水着の上からでもくっきりと分かる3段腹でした。

太っていると気がついたとき

友人とテラスでランチを楽しんでいる女性出典:We heart it

自分のことを太っていると気がついたのは小学生の頃です。

周りの皆に比べて走るのも遅く、何をするのもトロくさくて嫌になっていました。

兄弟にデブとか豚と言われるようになったのもこの頃です。

それまで体型を意識したことがなかったのに、急に自分の体型が醜い気がしてきました。

その内兄弟からは名前で呼ばれることがなくなり、「豚」とか「デブ」が通称になってしまっていました。

とても傷つきました。

太っているだけでそんな扱いを受けなければならないのかと悲しくてたまりませんでした。

小学生のときは痩せたいと思いながら結局何もせずに終わってしまいました。

ダイエットをするという感覚もまだなく、ただただ太るばかりでした。

中学生になると、給食の時間が短くなり、早食いが身に付いてしまいました。

部活を始めたこともあり、朝練をしたときはお腹が空いて沢山給食を食べてしまいました。

皆が私の元にいらない分を持ってくるようになりました。

男子と早食い競争や大食い競争をすることもあり、体重の増加は増す一方でした。

痩せて可愛くなりたいと思いつつ、食べるのが大好きな自分を抑えることができませんでした。

学校から家までの距離がかなり遠いこともあり、家に帰るとクタクタで帰った瞬間お菓子を食べていました。

たらふくお菓子を食べた後でがっつりご飯も食べていました。完全なおデブ行動です。

好きものはコッテリした物で、嫌いな物は野菜でした。

高校生で恥をかく

ベットに横になりながら体重計を持ち上げている様子出典:We heart it

高校生になると中学生の時と全く違い、皆色気が出てきたように感じました。

仲の良かった子達も皆バラバラの高校に行ってしまい、とても寂しかったです。

クラスでは自分と同じような体型の子もいましたが、その子はギャルで目立つタイプでした。

自分はというと、体型が気になって毎日毎日自分のことを恥じるようになっていました。

こんな恥ずかしい姿を皆に見られたくないと感じるようになり、人前に出る度に恥ずかしくてたまりませんでした。

それでも食欲が押さえられず、その時はまったバター醤油掛けご飯というのを毎朝2膳は平らげていました。

両親はというと、特に何を言うでもなく食べている私を見ているだけでした。

なので私も特別気にしていませんでした。

ある時私と同じような体型の子が他の子に陰口で、

「本当ふっとい足!」

と言われているのを聞いてしまいました。

きっと自分も陰でこそこそ言われているんだと思うと、どこかに消えてしまいたくなりました。

今いる友達も、もしかしたら皆見せかけで本当は自分のことをばかにしているんじゃないかと疑心暗鬼になってしまっていました。

怖くて怖くて眠れなくなりました。

ある日の帰り、夜バス停で一人待っていました。

すると向こうから知らない男子が何人か近づいてきました。

夜だったので話し声がよく聞こえてきました。

「なあ女の子がいる。どんな子か見て見よーぜ」

と言っていました。

そして近くまで来てチラッと見て

「うわ、デブだった」

みたいなことを言われました。とても悲しかったです。

太っていることはいけないことなんでしょうか。

私は生きていてはいけないんでしょうか。

痩せてなければ人間ではないんでしょうか。

皆痩せてなきゃだめですか?

そんな言葉が頭のなかを駆け巡りました。

私は辛くて辛くて、バスの中で泣きました。

ただ食べるのが好きなだけなのに、生物として最低な生き物のような扱いをされるのが悲しくて自分を責めました。

ダイエットに走る

チョコレートをナイフとフォークで食べようとしている様子出典:We heart it

自分が嫌でたまらなくなり、ダイエットをすることにしました。

生まれて初めてのダイエットです。

どうすれば良いのか分からないまま、ただダイエットをすることを決意しました。

高校のお弁当の時間は、食パンを1枚だけかじりました。

たまに糸こんにゃくを醤油で味付けしてすする日もありました。

とにかくカロリーを摂取しないことを目標にしました。

1日2日は我慢できたのですが、段々イライラがつもってきて3日と持ちませんでした。

それよりも炭水化物が少なくなったためリバウンドでまた食べてしまいました。

やけ食いして、お饅頭やアイスクリーム、ドーナツに菓子パン、カロリーの高いものだけをバカみたいに食べては泣きました。

食べては泣く、食べては泣く、その繰り返しです。

その内食べたものを摂取しなければ良いと考え、消化する前に吐き出すことを覚えました。

しかし体調は崩すし、心はボロボロでもう何も手につかなくなってしまいました。

その頃から体調を崩すことが多くなり、便秘も慢性的に起こるようになりました。

母親が心配して病院に連れて行ってくれました。

私は医者に太りすぎていませんか?と聞きました。

医者はそんなことないですよ、大丈夫ですよと言いましたが、医者も太っているので全然あてになりませんでした。

信用できないまま便秘の薬だけもらって帰りました。

便秘薬でやせようとする

服のまま砂浜で寝そべっている女性出典:We heart it

便秘の薬を飲むと、どんどん便通が良くなるので嬉しくなりました。

食べてもこの薬を飲めば、もしかして吸収される前に全部出ていくんではないかと期待していました。

そして私は薬にはまってしまいました。

どんどん食べては薬を毎晩飲みました。

すると朝快調になりました。

薬に頼りすぎて、自力で出なくなってしまいました。

ある日いつものように薬を飲むと、あまりの激痛に吐いてしまいました。

立つこともできず痛みに耐えました。

急いで病院に行くと、便秘薬の飲みすぎだと怒られました。

怒られて当然ですが、当時はそんなことも考えられないほど薬に頼りきってしまっていました。

この薬は魔法の薬で、これさえあれば私は食べても良いんだと信じきっていました。

便秘が改善されたからといって、消化しないわけではないのにそこまで考えることができませんでした。

ただただ食べても良い口実を見つけたいだけでした。

自然食品の店で見つけたダイエットジュース

いちごのスムージー出典:We heart it

あるとき自然食品のお店に行くと、大量のダイエットジュースが積んでありました。

わらにもすがる思いで、そのジュースを大量に購入しました。

何が何でも痩せるという思いでした。

そのジュースは、食べる前に飲むというもので、カロリーはなく、この世のものとは思えない程不味いものでした。

あまりの不味さに、飲むと吐き気がしました。

苦しくて苦しくて、飲んだあとしばらく身動きすることができませんでした。

そこまでしなければいけない自分にも嫌気がさしていました。

もう精神的にもボロボロでした。

ジュースを飲んでは大量に食べてしまい、悪循環で本当にどうしようもなかったです。

両親も心配して、精神の病を疑っていました。

1度精神病院に行くことをすすめられましたが、断りました。

高校生の私には、食べることが何で病気なんだと憤慨だったのです。

私は病気なんかじゃない、そんな風に自分を見ているのかと八つ当たりしてしまいました。

私は病気じゃない、病気じゃない、とずっと唱えるように言っていました。

おばあちゃんの一言がぐさり

お風呂の中に潜って涙を隠している女性出典:We heart it

おばあちゃんの家に遊びに行ったときのことです。

おばあちゃんは、はっきりものを言うタイプの人なのですがその日は最悪でした。

私を見るなり

「デブい!」

と言い放ったのです。

私は大好きなおばあちゃんにデブで醜いと言われたことがショックで泣いてしまいました。

「何がいけないの? デブだと私は愛してももらえないの?」

と泣き叫びました。

私は今までの人生で1番辛かったです。

本当に大好きな人からそんな目で見られるのが悲しくてたまりませんでした。

その日から睡眠もとることができず、ずっとデブ、デブ、デブ、デブとぶつぶつ呟くようになりました。

兄弟からもデブと言われ、もう生きていくことすらしんどくなっていました。

痩せたいとは思っても、それがストレスになりどんどん逆に食べてしまいました。

カロリーの少ないものを選べば良いのに、高カロリーなものばかりを口に入れ、食べては泣く食べては泣くの繰り返しです。

本当に死んでしまいたかったです。

今思えば、さっさと病院に行って精神を安定させた方が良かったです。

ただ当時は自分で過食という病気だなんて信じたくなかったのです。

認めれば自分はどうしようもない奴だとレッテルを貼られてしまう気がしたのです。

大好きな親友

海辺に来て小麦肌にやけた女性たち出典:We heart it

仲の良い親友が私のことを心配してくれました。

親友は、どんな私でも好きだよ、と言ってくれました。

「人と同じにしようなんて考える必要ないよ、皆個性があるんだから」

と慰めてくれました。

世界中に人間がいて、動物もいて、たった一人として同じ生き物はいないこと、狭い視野で物を見てはいけないことを諭されました。

確かに私は人の目を気にしすぎて自分という人間を見失っていたと思いました。

考えてみれば体型なんてその人の一部でしかないのに、私はそれにこだわり過ぎていました。

親友のおかげで少しだけ気持ちが晴れやかになったのです。

その後、電話相談というのがあるのを知りました。

悩みを知らない大人に聞いてもらえる電話相談です。

そこにかけるのは、自殺したいとか、悩んでいて家出したいなど重大な相談がある人らしいです。

私もそこまでではありませんが、相談を聞いてもらえば楽になる気がして電話してみました。

電話に出たのは優しそうなおばちゃんです。

悩みをずっと聞いてくれ、ただただ、

「うん、うん」

と言ってくれました。

何のアドバイスももらっていないのに、そのおばちゃんに話しただけで心が軽くなりました。

大学で個性について考える

海辺でキャンプファイヤーをしている男女のグループ出典:We heart it

大学では親友と離ればなれになってしまいました。

けれど親友は私が悩んでいるといつでも電話で相談にのってくれました。

くよくよしていたら励ましてくれ、一生懸命話を聞いてくれました。

大学では、私が思っていた以上に色んな人がいました。

ちょっと変わった人やいつも面白いことを言う人、芸人みたいな人、私よりもっともっと太った人。

でもその誰もが楽しそうに自分のやりたいことを研究して、いつも笑っていました。

太った人を見ても、デブとは思わなかったし、楽しい人だと感じている私がいました。

他人を見て初めて太っていても全然構わないんだと思えるようになりました。

生き方は人それぞれで、誰かにとやかく言われる筋合いもないし、自信を持って生きて良いんだと心から思えました。

太る、痩せる、という言葉から解放されるようになると、いつもイライラしていたのにそのイライラがなくなってきました。

もうそんなことどうでも良い、と思うとスッキリしました。

好きな絵を描いて表彰されたりすると、自分は良いところがあると自分を誉めてあげられるようになりました。

今までは自分を責めるばかりで誉めるなんてしたことがありませんでした。

高校と違って自由に活動するなかで、段々と自分のしたいことが見つかりました。

芸術系を極めていこうと考えました。

毎日美術室にこもって絵を描き続けました。

すると、気がつかない内に少しずつ痩せていました。

ただ自由に活動しているだけなのにどんどん痩せて、今まで抑えられなかった食欲も普通の人並みになりました。

もうあの頃の面影がなくなる

風をあびながら夕日を見つめている女性出典:We heart it

大学を卒業する頃には、太かった面影がなくなっていました。

以前の写真を見せると誰か分からないと言われます。

以前の写真と見比べると、変わったのは体型だけではありませんでした。

暗く目つきの悪い自分から、笑顔の自分に変わっていました。

太いことがコンプレックスになりすぎて、自分を責めすぎていたようです。

自由にのびのびと生きることで、笑顔が出るようになりました。

今だって甘いものは好きだし食べることは好きです。

しかし太っていたって痩せていたってどんな自分も好きだと思えるようになりました。

皆個性があって良いと思うことで、コンプレックス地獄から抜け出すことができました。

written by makinyanko

Top image via Weheartit

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