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2016年10月31日 更新 | 11,256 views

眼瞼下垂の、術後のダウンタイムを短くする方法や注意点は?

眼瞼下垂の治療のうち、特に切開法では術後にまぶたが大きく腫れます。ダウンタイムの長さは治療法や個人の体質で異なりますが、切開法では術後1週間が腫れのピークです。この時期に安静にし、血流を良くしないことが腫れを早く引かせるコツです。

上まぶたが開きにくくなる眼瞼下垂には、いくつかの治療法があります。眼瞼下垂になった原因や症状の度合いによって適した治療法が異なり、術後の経過やダウンタイムの長さもさまざまです。

この記事では、それぞれの治療法の術後のダウンタイムや、術後に起こりうるトラブルについてご説明します。ぜひ、眼瞼下垂の治療を検討する際の参考にしてください。

眼瞼下垂の治療法と術後経過(ダウンタイム)

手で顔を覆う女性の写真

眼瞼下垂の治療法には、大きく分けて「メスを使った切る眼瞼下垂の治療法(切開法)」「切らない眼瞼下垂の治療法(埋没法)」のふたつがあります。

症状が軽~中程度の眼瞼下垂には埋没法、症状が中〜強度の眼形下垂には切開法が用いられます。

切る眼瞼下垂治療法の術後経過(ダウンタイム)

目の手術の写真

上まぶたの切開をともなう眼瞼下垂の治療法には「眼瞼挙筋腱膜前転術」「眼瞼挙筋腱膜短縮術」「前頭筋吊り上げ術」の3種類があります。

術後経過には執刀医の技術や患者の体質により差がありますが、おおよその目安は以下のとおりです。

〈眼瞼挙筋腱膜前転術(がんけんきょきんけんまくぜんてんじゅつ)とは〉

上まぶたを持ち上げる「眼瞼挙筋」という筋肉は、まぶたの先端部分にある「瞼板」という軟骨と結合しています。このふたつを結びつけているのは「腱膜」という膜です。

眼瞼挙筋腱膜前転術では、上まぶたを二重まぶたを作る予定ライン上で切開します。そして、ゆるんでしまっている腱膜を引き出して、瞼板に糸で縫合して再び固定します。

眼瞼挙筋腱膜前転術は、眼瞼挙筋にまぶたを持ち上げる力がいくらか残っている場合に有効な治療法です。

眼瞼挙筋腱膜前転術のダウンタイム

術後1週間~10日間ほどは、患部が強めに腫れます。この期間には涙や目やにの量が増えたり、逆にドライアイ気味になったりすることがあります。

患部に痛みはありませんが、つっぱった感じがしたり、かゆみが感じられることがあります。

手術中に毛細血管が傷つくと内出血が出ることがありますが、1~2週間かけて消えていきます。内出血が出た場合は、腫れも長引く傾向にあります。

約1週間後に抜糸を行います。抜糸後は、腫れが引いていく速度も上がります。

手術跡が落ち着き、二重まぶたのラインが完成するまでには3〜4か月を要します。この時期にはまぶたの左右差ができることがありますが、術後3か月ほどでなくなります。

〈眼瞼挙筋腱膜短縮術(がんけんきょきんけんまくたんしゅくじゅつ)とは〉

眼瞼挙筋腱膜短縮術は、ゆるんだり延びきってしまっている眼瞼挙筋や腱膜を切って短縮し、瞼板に再び固定する手術です。

眼瞼挙筋にまぶたを持ち上げる力がまだ残っている場合に有効な治療法です。

まぶたの表側を切開する「経皮法」とまぶたの裏側を切開する「結膜法」があります。

眼瞼下垂の治療法のなかでは歴史の古い手術であり、臨床的な効果も証明されています。しかし交感神経が支配する「ミュラー筋」という筋肉を傷つける危険性が高いため、現在ではあまり推奨されていません。

眼瞼挙筋腱膜前転術でも改善が見込めないような、重度の眼瞼下垂の場合に選択される方法です。

眼瞼挙筋腱膜短縮術のダウンタイム

術後3日間ほど強い腫れが続き、内出血が出ることもあります。目立つ腫れが引くのに1〜2週間かかり、この期間は腫れにより、まぶたに左右差ができることもあります。だいたいの腫れや傷の赤みがおさまるまでには1か月ほどかかります。

患部に痛みはありませんが、違和感つっぱった感じかゆみがあることがあります。

経皮法は結膜法に比べダウンタイムが短いですが、上まぶたに手術の跡が残ってしまいます。一方、結膜法では手術の跡は残りませんが、ダウンタイムが長めになります。

経皮法では、術後約1週間で抜糸を行います。結膜法では抜糸は行いません。

〈前頭筋(ぜんとうきん)吊り上げ術とは〉

まゆげの上とまつげの上の2か所を切開し、特殊な糸か、患者本人の太ももから採取した腱膜を使って連結させます。

こうすることにより、額の筋肉である前頭筋の力でまぶたを引き上げるようにするものです。

前頭筋吊り上げ術は、眼瞼挙筋の力が極度に弱まっているか、全くなくなっている場合に用いられる手術法です。

前頭筋吊り上げ術のダウンタイム

前頭筋吊り上げ術は、ほかのふたつの切開法の手術よりも腫れが強く出るため、ダウンタイムも長めになる傾向にあります。術後2〜3日間はかなりの腫れがあり、1週間ほどで腫れのピークを終えます。

術後約1か月経つと目立つ腫れは引いていますが、二重まぶたのラインはまだ腫れており、二重の幅は予定のラインよりまだ幅広です。

腫れが完全に引くのには、3か月ほどかかります。

切らない眼瞼下垂治療法の術後経過(ダウンタイム)

針と糸の写真

切らない眼瞼下垂治療法の代表的なものは、「埋没式挙筋短縮法」です。

〈埋没式挙筋短縮法とは〉

上まぶたの裏側に糸を通して、ゆるんでしまっている眼瞼挙筋を糸で結ぶことにより、まぶたを引き上げる手術です。

埋没式挙筋短縮法のダウンタイム

糸を通すためにまぶたの裏側をわずかに切開はしますが、切開法のようにメスを使ってまぶたを大きく切開することがないので、ダウンタイムはほとんどありません。

ただし、3日ほどまぶたの腫れが続くことがあるので、注意が必要です。

施術の当日から洗顔や入浴、アイメイクやコンタクトレンズ装着も可能です。

ここまでのまとめ :)

  • 眼瞼下垂の手術にはメスで患部を切るものと切らないものの2種類がある。
  • 切る手術はより効果が大きく、重度の眼瞼下垂症状にも改善が期待できるが、その分ダウンタイムも長い。
  • 切らない手術は、切るものよりも効果で劣るが、ダウンタイムがより短い。
  • 切る手術のダウンタイムは、術式によって異なるがおよそ3〜4ヶ月ほど。
  • 切らない手術のダウンタイムは短く、3日ほどで腫れが落ち着く。

眼瞼下垂治療の術後に起こりうるトラブル

落ちこむ女性の写真

まぶたは、薄い場所に多くの組織が層になって存在しているだけでなく、多くの血管や神経が集中しており、とても繊細な器官です。そのため、眼瞼下垂の手術には高度な技術を要します。

また、まぶたは腫れやすいため、術後の仕上がりの成否を判断するのが難しい部位でもあります。

腫れが完全に引いておらず、まぶたがまだ完成していない時点で患者側が仕上がりに不満を持ち、「トラブル」と認識してしまうケースも多く見られます。

眼瞼下垂治療の術後によく見られるトラブルには、以下のようなものがあります。

まぶたに左右差がある、まぶたが不自然である

眼瞼下垂の手術のうち、特に切開法では術後に患部が強く腫れ、まぶたに左右差が出ることがよくあります。これは、人間の体は左右対称ではなく、左右のまぶたにおいても血流の強さや筋肉の力に差があるためです。

この時期のまぶたの左右差は腫れが原因で、ほとんどの場合、腫れが引くにつれて左右のまぶたも揃っていきます。

しかし、腫れが引いたあとも左右差が残ることがあります。これには、

  • 切開した場所や、瞼板と腱膜の固定のしかたが適当でなかった
  • 手術中に左右のまぶたの開き具合を均等に調整する際、麻酔や切開のため手術中にすでに腫れており、普段より腫れたまぶたで調整してしまった
  • 埋没法の場合、埋没した糸がゆるんだり外れてしまった

などの原因が考えられます。

左右差が顕著な場合は、修正手術を考慮した方が良い場合もあります。

ドライアイになってしまった、目が閉じにくい

眼瞼下垂の手術では、術後に腫れが引くとまぶたが下がってくることを計算に入れ、予定のラインより多めにまぶたが開くように矯正します。これを「オーバーコレクション(過矯正)」と言います。

そのため、術後の腫れが強い時期には目が閉じにくいことがあります。

目が閉じにくいと眼球が露出している時間が増え、ドライアイになりやすくなります。目の乾燥がひどくなると角膜が傷つく危険性があるので、点眼薬などで対処しますが、ひどい場合は処置が必要です。

視力が変化した、乱視になってしまった

眼瞼下垂の手術後、視力や乱視の強度が変化する人がいます。これは、角膜が外からの力である程度変形する性質を持つためです。

眼瞼下垂の手術でまぶたや眼瞼挙筋の位置、ミュラー筋の緊張の強さなどが変化すると、角膜の形状も変化します。

また、眼瞼下垂による視野の狭窄のため長年目を細めるクセがあったり、猫背になっていた人は、術後にまぶたがよく開くようになり姿勢も良くなると、ものを見る際に眼球が合わす焦点が変わり、視力に変化が出ることがあります。

多くの場合は、術後3〜6か月経過すると視力も安定してくるようです。

ここまでのまとめ :)

眼瞼下垂の手術後のトラブルとしては、

  • 左右のまぶたに違いがでてしまい、不自然になってしまう
  • 目が閉じにくくなり、ドライアイになってしまう
  • 視力が下がってしまったり、乱視になってしまうこと

といったことが起こることが。

術後経過(ダウンタイム)の症例写真が見られるサイト

PCの写真

クリニックのなかには術後のダウンタイムの経過の症例写真をホームページに掲載しているところがあり、術後の様子を知るのに役立ちます。

症例写真と医師のコメントが充実しているクリニックのホームページを3つご紹介します。

真崎医院

埋没式挙筋短縮法を考案した真崎信行ドクターが院長を務める真崎医院のホームページには、120例を超える埋没式挙筋短縮法の症例写真が掲載されています。

手術中・手術直後・術後30分・術後1〜2週間から1か月と、術後の経過を時系列で追うことができます。

高須クリニック

「術後の経過」ページには、手術直後から1週間後、1か月〜6か月後までの、おもに眼瞼挙筋腱膜前転術の症例写真が掲載されています。

執刀医のコメントも詳細で、どのような症状にどんな意図で、どの治療を適用したのかがわかりやすく説明されています。

みずほクリニック

眼瞼挙筋腱膜前転術と眼瞼挙筋腱膜短縮術の症例写真が、ドクターの詳細な解説とともに掲載されています。

健康保険適用なのか自由診療なのかも明記されているので、どの程度の眼瞼下垂なら健康保険が適用されるのかを理解するのに役立ちます。

術後経過(ダウンタイム)がわかるブログ

PCを見る女性の写真

実際の術後のダウンタイムは日々どのような経過をたどるのか、そしてその間の心理的変化などは、眼瞼下垂治療経験者のブログが参考になります。

ここでは、術後から一定期間のあいだ、ほぼ毎日まぶたの写真を撮影して掲載しているブログをご紹介します。

yasukoの眼瞼下垂手術体験記

眼瞼挙筋腱膜短縮術を受けた20代後半の女性のブログ。手術当日から術後47日目まで、ほぼ毎日撮影された目元の写真が掲載されています。

手術直後の「グロい」(本人談)ほどの目元の腫れが、時間の経過とともに少しずつ引いていく様子がよくわかります。

ぷにゅの日記

眼瞼下垂の切開法の手術を受けたものの、仕上がりに納得がいかず、修正手術を受けた人のブログ。

一回目の手術の直後から「手術は失敗」と思い込んで再手術を決めたものの、再手術の前日になって「やはり失敗ではなかったんだ」と気付きながらも再手術を受ける、その間の心の迷いや不安なども赤裸々に書かれています。

眼瞼下垂と目頭切開ブログ

眼瞼下垂の切開法と目頭切開の手術を同時に受けた人のブログです。

カウンセリングや手術中の描写が詳しく、サプリや目を守るためのアルミ眼帯など、術後のケアの工夫についても言及されていて、参考になります。

術後経過(ダウンタイム)を良好にするためにできること

氷の写真

眼瞼下垂の手術のうち、特に切開法の手術では、術後約1週間のあいだは患部に強い腫れが出ることは避けられません。

しかしこの時期の過ごし方によって、腫れや内出血が引く早さに差が出ます。

術後のダウンタイムを良好に過ごすためにできることをご紹介します。

目元を冷やす

手術当日から翌日にかけてが、患部の腫れが最も大きい時期です。この期間に血行が良くなると腫れが悪化するだけでなく、炎症や内出血が起こることもあります。

術後3日目ぐらいまでは、少し柔らかくしたアイスノンやビニール袋に入れた氷水などで目元を冷やすと良いでしょう。1日中冷やし続ける必要はなく、1日数回程度で十分です。

血行が良くなる行為を控える

術後間もない時期に運動や入浴など、血行を良くしたり身体を温める行為を行うと、腫れが引くどころかさらに強くなることがあります。

手術の翌日ぐらいまではなるべく安静にし、寝るときも頭を高くして頭部への血流を抑えるようにしましょう。表情もあまり変えないことが望ましく、特に泣くと腫れやむくみが悪化するので注意が必要です。

術後1週間ほどは入浴を控え、ぬるめの温度のシャワー浴が良いでしょう。またこの時期は喫煙や飲酒も控えた方が無難です。

患部を刺激しない

患部を触らないことは当然なのですが、眼瞼下垂の人はアレルギーなどのために普段から目をこするクセがある人が多いので、つい目をこすってしまわないように意識して気をつける必要があります。

前項で紹介したブログに記載されているような、アルミ眼帯などを就寝時に用いるのも良いでしょう。

ここまでのまとめ :)

ダウンタイムを長引かせないためには、

  • 1日数回目元を冷やす
  • 運動をしすぎたり、熱すぎるお湯での入浴は控える
  • 患部を刺激しすぎない

ことを心がけるのがおすすめ。

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十分な体制を整えて治療に臨もう

切開法の術後のダウンタイムでは大きな腫れが一定期間続くため、術後の経過を良好にするためには目を酷使せず、安静にしていられる体制をあらかじめ整えておくことが大切です。

クリニックのホームページや手術経験者のブログからは多くの情報が得られますので、治療を検討する際にぜひチェックしておきましょう。

眼瞼下垂解消 切開法の費用目安

キャラクターの画像
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品川美容外科 275,920円
タウン形成外科クリニック 400,000円
もとび美容外科クリニック 448,000円
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東京美容外科 550,000円

※費用は税抜表示です。

※掲載している情報は2016年10月12日時点で公式サイトに記載されていた情報であり、またクリニックによって施術条件や価格条件が異なるため各情報を保証する内容ではありません。正確な情報はクリニックの公式サイトを訪れていただくか、クリニックに直接お問い合わせ下さい。

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