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2016年06月08日 更新 | 20,586 views

レシピ公開!手作り保湿剤でアトピーを完治させた話(2/2)[コラム]

遂にアトピー性皮膚炎について調査し始めます。海に入った時にアトピーが改善された経験があったので、塩とアトピー性皮膚炎についての関係を主に調べました。結果としてにがりを使った手作り保湿剤の存在を知り、使い続けていたところアトピー性皮膚炎が改善。季節ごとに波はありましたが、その後も一度もぶり返していません。

こちらは、レシピ公開!手作り保湿剤でアトピーを完治させた話(1/2)[コラム]の続きです。

アトピーと向き合う

とにかく毎日がアトピーのことで頭一杯でストレスまみれになった私は、「もう自力で何とかするしかない!」と一周回ってポジティブシンキングに変身し、まずはインターネットでアトピーに関することを調べ、徐々に知識を増やし始めました。

本当はもっとこうなる前に自分で出来ることはやっておくべきだったので、むしろ遅すぎる行動でもあるのですが…。今まで他人任せで腰が重かった自分が情けなく恥ずかしくもありました。

色々と調べていくうちに、アトピー性皮膚炎になる要因は、遺伝・環境・食べ物・表皮バリアバランスなど様々あり、自分自身のアトピーのアレルゲンを特定するには、専門病院でのアレルギー検査が必要になり、内容によっては入院を要する場合もあることが分かりました。

経済的に親に負担を掛けたくない気持ちが強かったので、お金がかかりそうな病院などの機関を頼るのは一旦見送り、ネットで自分と同じ境遇を持っていてアトピーが改善した人の記事を探すことにしました。

アトピーと塩に関する情報を集める

まず目を付けたのは『美容掲示板』。一般自由投稿型で、独自の様々な美の知識を投稿するサイトです。

と言うのも、私はずっと“あること”が引っかかっており、ひょっとしたらそれがアトピー改善に繋がるかも知れない、そしてそれに関する情報を誰かがアップしているのでないかという憶測から、とにかく色々なトピック記事を血眼で探しました。

その“あること”と言うのは、“”です。

きっかけは、夏休みに家族と海に行った時のことです。

アトピーがピークの酷さになった状態だったので、その時は長時間海には入らずに軽くチャプチャプ浸かる程度だったのですが、その次の日に「あれ?なんかマシになってない?」と思う微妙な変化を感じていました。

もちろん、それは長くは続かず、時間が経てばいつも通り痒みや炎症が起こって戻ってしまったので、「なんだ、気のせいだったのか…」と思って気に留めていませんでしたが、アトピーのことを調べていくうちにふとその時のことを思い出し、海がアトピーと何か関係しているのでは?と疑問を持つようになりました。

そこから、どこかのサイトでアトピーには塩が効くらしいとの噂を拝見し、それに繋がるスキンケア方法がないか探すために美容掲示板へと辿り着きました。

数日間、過去のトピック記事を検索しまくったおかげで、ついに『アトピーと塩』に関する投稿を発見しました。

手作りミネラル化粧水でアトピーが改善に向かう

その投稿者も私と同じようにアトピー持ちで、自作の化粧水でスキンケアすることによってアトピー症状が緩和された、と書いてありました。

その化粧水は、塩の役割として『にがり』を使用するものでした。

作り方は至って簡単で、にがり数滴と精製水、保湿効果としてグリセリンを適量混ぜるだけのシンプルなもの。どれもスーパーやドラッグストアで取り揃えることが可能で、何より材料費が安くて中学生の小遣いでも買えるものでした。

ここでこの3つの成分を少し説明すると、にがり(苦汁)は海水から取れる塩化マグネシウムを主成分とした食品添加物です。

元が海水なのでミネラルを豊富に含み、本来の使い方としては豆腐作りの際に凝固剤代わりに使用したり、炊飯時に少し入れることでお米がふっくら炊き上がったり、飲み物に1〜2適ほど入れると便秘解消も期待出来るなど、様々な使い道のできる代物です。

それを、水から不純物を取り除いた精製水と混ぜ、さらに潤い要素として化粧水や乳液などにも広く使われているアレルギー性のない無害なグリセリンを適量入れることにより、にがり化粧水が完成します。

割合としては、

【7:2:1】(精製水:グリセリン:にがり)

が理想です。

さっそく私は材料を揃えて化粧水を作り、患部へ塗りました。早く効果が欲しくて、化粧水が乾いては塗り乾いては塗り、をしつこく繰り返しました。

翌朝、寝ぼけ眼で膝裏を触ってみたら

「…ん?!あれ?!」

驚いて目が覚めました。

肌質というか、質感というか、触り心地がとにかく今までと違い、確実に良くなっていたのが実感できました。痒みはあるものの、少しでも改善されていたことに喜びを隠せませんでした。

すぐに起きてシャワーで患部を綺麗に洗い、化粧水をまたたっぷりと染み込ませ、乾いたらステロイド軟膏を塗りました。

その日の学校生活は、いつもより痒みが出ることも少なく、気持ちも心なしかいつもより穏やかに過ごすことができました。私は毎日このにがり化粧水でスキンケアをし続けました。

徐々にガサガサ象肌は滑らかになり、出血や膿も出なくなり、アトピー独特の変な黒光りのようなテカリも落ち着き、何よりも痒みが緩和されてきたことが嬉しかったです。

色素沈着や見た目こそ、お世辞にも綺麗とは言い難いものでしたが、それでも今までの惨状に比べると効果は歴然で、後日皮膚科の先生に診てもらったら、

「あれ、ずいぶんと良くなってるね?これなら次からステロイド弱いのに変えても大丈夫そうやね。」

と驚かれ、ステロイドも弱めのものに変えることが出来ました。まだまだ完治までは程遠いものの、私にとっては大きな前進でした。

季節の落とし穴

季節は冬になり、アトピーも少しずつですが夏よりマシになってきました。

しかし、ここで一つ問題が。冬になったことで皮膚が乾燥しやすくなったのです。乾燥はアトピーにとって天敵とも言えるもの。

万能だと思っていたにがり化粧水のスキンケア方法も乾燥しやすい寒い季節には保湿効果が弱まり、さらに制服で素足を晒しているせいか冷たい風が患部の血行不良を促すようになりました。

せっかく順調に治ってきたアトピーが少しぶり返してしまい、徐々に痒みがまた出てくるように…。

どうやら化粧水だけでは十分な保湿は望めないようで、冬の乾燥対策として化粧水の後にワセリンを塗ることにしてみました。

ワセリンを選んだ理由は単純に家にあったので使ってみただけですが、幸い肌が荒れることもなく、皮膚科の先生からも

「アトピーのスキンケアとしてワセリンが用いられることは多いから、そのまま使っても大丈夫」

とOKがもらえました。

せっかく脱ステを目指して、弱めのステロイドに変えて、使用頻度も週一回までに落としていたところだったので、この状態から悪い方向へはどうしても行きたくありませんでした。

そうして、冬場のスキンケアとして、にがり化粧水+ワセリン+ステロイド(痒みや炎症時のみ使用)、さらに登校前に生姜スープを飲んだり血行不良防止のためになるべく内側から身体を温めることに気を配りました。

そんな地道な努力の甲斐あってか、ぶり返し気味だったアトピーはまた落ち着きを取り戻し、何とか悪化せずに冬場を乗り切ることが出来ました。

そこからは季節の変わり目や体調の変化など、事あるごとにだいぶ左右されましたが、高校生になる頃にはステロイドの助けはほぼ不要になりました。

日頃のスキンケアだけでなく、食生活では脂っこいものを取り過ぎず、食事の際はサラダなどの消化しやすいものから順番に食べる、などといった内側からの体質改善にも意識しました。

順調に良くなる一方、色素沈着した跡だけはどうしても消えてくれませんでしたが、10代で新陳代謝が活発だったこともあってか、20歳過ぎた頃にはほとんど跡が見えないほどまで消えてくれました。

現在の肌の様子

私のアトピーを治してくれたにがり化粧水を使ったスキンケアは、30歳を目前にした今でも続けています。

今は年齢的に美白美容液やアンチエイジング効果のある乳液やクリームにもお世話になっていますが、社会人になってからずっと赤ちゃん肌で綺麗だと男女年齢関係なく褒めてもらっています。

私が昔酷いアトピーだったと話しても、周りの人には信じてもらえないほど、当時のアトピー湿疹の面影は残っていません。

仕事で忙しく不摂生な生活をしてしまっても、肌だけはいつも清潔にしてスキンケアを徹底しているおかげで、アトピーはあれ以来一度もぶり返すことなく過ごせています

アトピー性皮膚炎を発症してしまう原因は人によって本当に様々ですが、スキンケアが大事、ということにはどのアトピー患者にも共通して言えることだと思っています。

今は皮膚科でヒルドイド軟膏やセラミド入りの軟膏などといったスキンケア薬品を処方してくれる所も多いですが、それとにがり化粧水を併用すればより効果は高まると思います。

その理由として、アトピー患者の多くは、体内で作られるミネラルが臓器や生命維持に優先され、皮膚や髪の毛にまでミネラルが行き届きにくい傾向があり、常に皮膚はミネラル不足の状態であることが多いのです。

これにより肌のバリア機能は低下し、外部からの刺激や乾燥に弱くなり、炎症を引き起こしやすくなってしまいます。そのためにも、外側の皮膚からのミネラル補給がとても重要になってくるのです。

いまアトピー性皮膚炎に苦しんでいる方へ

もしも今、アトピー性皮膚炎を発症していて苦しんでいるのなら、どうかステロイドのみに頼らないようにしてください。

ステロイドはあくまで炎症を抑えるもの、本当の治療はスキンケアや食事療法、睡眠、ストレスなど、自分自身の力で生活習慣や体質を改善していかなければいけません。

そのためにも、まずは病院できちんと検査を受け、自分に適した治療法を見付けることが最善策と言えます。中には、アレルゲン検査の結果、シャンプーやボディーソープ、洗濯用洗剤が原因だったケースも珍しくありません。

アトピー治療は長期戦になるため、なかなかの根性が必要にもなってきますが、少しずつでも改善していく様を見ると、案外それほど苦にもならないはずです。

あまり気負いし過ぎず気長に、改善の一歩を踏み出してみてください。

written by LisaKuwahara

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