2017年09月06日 更新
目頭切開しても「元に戻る」って本当?考えられる3つの原因
目頭切開の施術後、元に戻ってしまったというケースがあります。目頭切開をして元に戻ってしまう原因としては、自己治癒能力による皮膚組織の再生や、戻しやすいとされる術式で行った、医師の技術力が関係しているようです。事前に原因を知っておくことで、これらによる後戻りのリスクが防げるかもしれません。
この記事は、聖心美容クリニック 札幌院 院長 前多一彦先生が監修しています。
「目の幅が短いのが気になる……。」
「左右の目の間隔を短くしたい……。」
このような悩みの解消を目指す方法に、目頭切開があります。
しかし、目頭切開を受けた人のなかには、「施術したけど、後戻りした」というケースがあるようです。
この記事では、目頭切開後、どのようなことが原因で後戻りをしてしまうのか、くわしく紹介します。
目頭切開「後戻り」をしてしまう3つの原因

目頭切開をして、後戻りをしてしまい結局変化が感じられない、というケースがあります。ほかにも、時間が経ってから戻りを感じたという人もいるようです。
このような目頭切開の後戻りには、おもに以下の3つの原因が考えられます。
- 皮膚組織の再生
- 術式の違い
- 医師の技術力
次項からは、これらについてくわしく説明します。
後戻りする原因1:皮膚組織の再生

目頭切開は、目頭にある皮膚(蒙古ひだ)を切り取って縫合する施術です。切り取った直後は効果が見られるようですが、皮膚は時間経過とともに元の状態に戻ろうとします。
これは、皮膚組織の再生が関係しています。人の体は、傷ができれば元の状態に戻そうとする自己治癒能力があります。
そのため、個人差がありますが目頭切開をしても、後戻りするという現象が起きてしまうのです。
後戻りする原因2:術式の違い

目頭切開にはさまざまな施術方法があります。そのなかには戻りやすい施術も存在するようです。
後戻りしやすい施術方法として、「三日月法」があります。三日月法は、目頭の皮膚(蒙古ひだ)を三日月形に切除し縫合するという簡易的なもの。
そのため、経験の少ない医師でも施術が可能であり、一部のクリニックではすすめられています。施術後しばらくは効果を感じても皮膚の再生により元に戻りやすいとされています。
また、皮膚の再生によって凹みの出やすい施術でもあるようです。凹みを防ごうとすれば、切開する量が少なくなり、それではさらに効果が感じられません。
しかし、目の症状によっては合う合わないがあるため、一概に三日月法だから後戻りしたとはいえません。カウンセリング時に自分に合う術式はなにか医師に相談しましょう。
後戻りする原因3:医師の技術力

目頭などの繊細な箇所は、医師の技術力によって後戻りの可能性のほか、仕上がりも異なります。
そのため、医師を選ぶときは費用面だけで決めるのではなく、症例数をみたり、口コミサイトを確認したりして慎重に選びましょう。
症例写真は、術前・術後の両方を見ることで自分に近いケースが見つけられるかもしれないので、参考にしてみましょう。
但し、施術直後の写真では元に戻っているのかどうかの確認できないため、撮影時期を確認しましょう。
後戻りのリスクは下調べで回避しよう!

原因を見るとわかるように、目頭切開による後戻りは術式や医師選びなどに関しては、事前に調査をしっかりしておくと防げるかもしれません。
「目は口ほどに物を言う」とあるように、とても重要なパーツです。長い目で見て、満足のいく結果を得るために、時間と手間をかけて事前に必要な準備をしましょう。
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医療・薬剤に関する情報の指摘
前多一彦
目頭切開は、術後の戻りのほか、出過ぎが問題となることも多いです。
術式も、どれが優れているというより、症例によって適切に選択することが重要です。
そのため、やはり術者の経験&センスが重要かもしれません。