NICOLY:)[ニコリー] コンプレックスの悩み解決・応援サイト

医師が教えるコンプレックス解決サイト
監修済記事:1027記事

メルマガ登録

2016年11月05日 更新 | 5,406 views

強力な若返り術「スプリングスレッドリフト」の効果やデメリットは?

聖心美容クリニック札幌院院長 前多一彦

この記事は、聖心美容クリニック札幌院院長 前多一彦が監修しています。

スプリングスレッドリフトは、コグ(突起)が高密度でついている糸を顔に埋め込むリフトアップ施術です。糸が伸縮性であるため自然な仕上がりになり、顔の中央部分にも施術可能なのでほうれい線等のたるみを劇的に改善できる画期的なスレッドリフト施術です。

顔のたるみが気になるものの、リフトアップ施術でいかにも「引っ張り上げました!」というような不自然な顔にはなりたくない……!

そんな人の悩みを解決するのが、フランスで生まれたリフトアップ施術「スプリングスレッドリフト」です。

現時点で存在するスレッドリフト施術(皮膚を切開せず、医療用の特殊な糸を皮膚に埋め込むリフトアップ施術)のなかではもっとも効果が高いとされているこの施術は、従来のスレッドリフト施術のさまざまな弱点を解決している点で、画期的な施術です。

スプリングスレッドリフトとは

肌のリフトアップ効果を感じている女性の写真

スプリングスレッドリフトは、フランスのメーカー「ファーストサージコンセプト社」が開発した「スプリングスレッド」という名称のフェイスリフト専用糸を用いた、新しいたるみ取り施術です。

「バネのような糸」(スプリング=バネ、スレッド=糸)という意味の名のとおり、この糸が持つ弾力性と伸縮性のおかげで、従来にない画期的なスレッドリフト施術が可能になりました。

日本では2010年頃から行われている比較的新しい施術です。

スプリングスレッドリフトのしくみ

重要なポイントであることを示すイラストの写真

スプリングスレッドリフトは、フェイスリフト専用糸を皮膚とSMAS(皮下脂肪の下にある筋膜組織)の間に針を用いて挿入し、糸についている突起で周辺の皮膚組織を引っ掛けて引き上げることで、リフトアップ効果を得るものです。

スプリングスレッドリフトが画期的な施術である理由は、おもに3つあります。

スプリングスレッドリフトが画期的である理由1:糸のコグ(突起)

スプリングスレッドには4つのコグ(突起)がそれぞれ90度の角度で4方向についています。コグの数も糸1cmあたり24個と、高密度です。

このため、糸のまわり360度の周辺組織をしっかりと引っ掛けて、引き上げることができます。従来のスレッドリフト施術に使われていた1〜2方向にしか突起がついてない糸より、はるかにリフトアップ力が高いのです。

また、スプリングスレッドのコグは、先端が丸みを帯びているのも画期的な点です。従来のスレッドリフト施術に使われている糸のコグは先端が尖っており、周辺の皮膚組織を傷つけてしまったり、施術を受けた人が痛みを感じてしまったりすることがありました。

スプリングスレッドのコグは先端が丸みを帯びているので、周辺の皮膚組織を傷つけません。

さらに、コグが4方向についていることには、リフトアップ力の強化以外にも意味があります。それは「糸にかかる負荷を均等に分散させる役割で、このおかげで糸に一定方向への過剰な力がかからないため、糸が切れることがありません。

つまり、糸の耐久性を高めているだけでなく、ほかのスレッドリフト施術で見られる「切れた糸が皮膚から露出する」というトラブルも防いでいます。

スプリングスレッドリフトが画期的である理由2:伸縮性のある糸

従来のスレッドリフト施術に使われる糸の多くはポリプロピレン製で、伸縮性がありません。筋肉の動きについていけないので、顔への施術の場合は表情がぎこちなくなってしまったり、施術部位に違和感や突っ張りを感じることがありました。

また、口のまわりなどよく動く部位には埋め込むことができませんでした。

スプリングスレッドで用いる糸はシリコンとポリエステル製で、伸縮性と柔軟性に富み、筋肉の動きに合わせて伸び縮みします。伸縮性があることで、従来のスレッドリフト施術にはなかった下記のようなメリットが生まれました。

  • 自然な表情を可能にし、突っ張りや痛みがない
  • 口や目のまわりなど、よく動く部位にも埋め込むことができる
  • 時間がたってもほとんど緩まないので、効果が長持ちする

スプリングスレッドの素材であるシリコンとポリエステルは生体適合性があり、半世紀以上にわたって医療現場で使用されている、安全性が確立された素材です。現在まで、拒絶反応が起こったケースはまったく報告されていません。

また、非吸収性なので体内で溶けてなくならず、リフトアップ効果が長期間持続します。

スプリングスレッドリフトが画期的である理由3:顔の中央部分のリフトアップが可能

切るリフトアップ手術も、従来のスレッドリフト施術も、顔の中央部分のたるみに対しては直接アプローチすることができず、顔の側面を引き上げることで間接的に顔の中央部分にもリフトアップ効果を及ぼすものでした。

しかし多くの場合、もっとも気になるたるみは目の下のたるみやほうれい線のように、顔の中央部分に位置します。

スプリングスレッドリフトでは伸縮性のある糸のおかげで、顔の中央部分にも糸を埋め込んでリフトアップすることが可能です。

リフトアップしたい部分にダイレクトに施術するため、たるみは劇的に改善します。それでいて、伸縮性のある糸のおかげで仕上がりは自然で、突っ張り感もありません。

【スプリングスレッドリフトの2つの方式:ストレート法とエックス状の挿入法】

日本でもっとも多い症例数のスプリングスレッドリフト施術を手がけている六本木境クリニックの境隆博ドクターによると、スプリングスレッドリフトには「ストレート法」と「エックス状の挿入法」の2つの方式があります。

《ストレート法》

各糸を顔のたるみに合わせてバラバラに埋め込み、糸同士は交わらない方法です。

たるみの具合により、1本1本の糸の引っ張り具合を変えて微調整することが可能です。

エックス状の挿入法に比べて糸に負荷がかかりにくいので、切る手術と同等のリフトアップ効果の持続期間が得られると考えられています。

《エックス状の挿入法》

顔に埋め込んだ複数の糸を側頭部でまとめて、反対側の糸の端は頭側で吊るします。

ストレート法のようにそれぞれの糸の引っ張り具合に差をつけることができず、各糸の引っ張り具合は均等になり、一方向のみへリフトアップします。

これにより、糸をまとめた部分に負荷が集中するので、偏頭痛などの原因となることがあります。

「ストレート法」と「エックス状の挿入法」のどちらの方式が適しているかは、医師がたるみの部位や範囲などを考慮して判断します。

スプリングスレッドリフト施術の効果

微笑む女性の写真

スプリングスレッドリフト施術では、「たるみのリフトアップ効果」と「美肌効果」のふたつの効果が得られます。

たるみのリフトアップ効果

糸についているコグが周りの皮下組織を引っ掛けるので、皮下に埋め込んだ糸を引き上げることでたるみをリフトアップすることができます。

また、顔全体や、首にも施術が可能です。さらに、眉や目尻などのデリケートな部位にも施術できるほか、ほうれい線やゴルゴ線、マリオネットラインなど、顔の中央部分の気になるたるみも改善できます。

美肌効果

埋め込んだ糸は体にとって「侵入してきた異物」。そこで体は傷を治すメカニズムを発動させ、異物を排除しようとします。その過程で血流が増え、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸が活発に分泌されます。

施術から1か月ほど経つと、活発に分泌されているコラーゲンが糸の周囲に繊維状のトンネル「コラーゲントンネル」を作りはじめます。その結果、この頃から毛穴が目立たなくなったり、肌のハリが増したりなどの美肌効果があらわれ始めます。

コラーゲントンネルが糸を固定するため、長期間リフトアップされた状態を維持でき、3年以上も効果を実感できるといわれます。

スプリングスレッドリフトのダウンタイムや副作用

泣く女性の写真

たるみに大きな改善効果があるスプリングスレッドリフトですが、多くのコグがついた糸を顔に埋め込むのは痛くないのでしょうか?また、ダウンタイムは長くないのでしょうか。

スプリングスレッドリフト施術にともなう痛み

局所麻酔や静脈麻酔を行ってから施術するので、施術中に痛みは感じません。

局所麻酔の場合は、針を挿入するときにチクッとする感覚があります。

スプリングスレッドリフト施術のダウンタイムと副作用

局所麻酔の影響もあり、術後数日〜1週間程度は施術部位が腫れることがあります。また、この期間は施術部位に痛みが出ることもありますが、処方される鎮痛剤で対処できます。

内出血やむくみが出た場合は、1〜2週間で引いていき、施術後1週間程度は、糸を埋め込んだ部分に突っ張り感が感じられる場合もあります。

スプリングスレッドリフトに使う糸は伸縮性があり、周辺組織の動きに合わせて動くため、皮下組織の委縮も起こりにくく、神経痛などの術後の後遺症も起こりにくいといわれています。

スプリングスレッドリフトの施術の流れ

医師と患者のカウンセリングの写真

では、実際にはどのような手順で施術が行われ、どのくらいの時間がかかるのかを見てみましょう。

1.担当医によるカウンセリング

改善したい症状と部位、どのような仕上がりを希望するのかを的確に医師に伝えます。医師はスプリングスレッドリフトが適した施術であるか否かを判断します。

適していると判断された場合は、埋め込む糸の本数や位置などの施術のデザインを決定します。

施術部位やたるみの強さにより変わりますが、通常は片方の頬につき3〜6本のスレッドを埋め込みます。

2.施術の準備(マーキング)

糸を挿入する部分にマーキングをします。

3.麻酔

局所麻酔を行います。場合によっては、静脈麻酔を使うこともあります。

4.施術:糸の挿入

こめかみの髪の毛の中に、数mmの小さな穴をあけ、糸のついた針を皮膚内へ挿入します。マーキングした線に沿って、頬の方向へ糸を通します。

頬から針のみを抜いて、糸を皮膚内に残して埋め込んでいきます。

同じ穴から、頭皮内に同じように針を通し、糸を埋め込みます。

こめかみの穴の部分の髪は剃らないクリニックと、感染症予防のために剃るクリニックがあります。

5.施術:糸の調整

糸の引き上げは、主に頭皮内で行い、頬での皮膚のよれを防ぎます。えくぼ様の凹みや、引きつれが無いことを確認します。

6.施術終了

頰の針を抜いた部分の針穴に、肌色の保護テープを貼ります。

リカバリールームで経過観察後、帰宅できます。

施術に要する時間は、埋め込む糸の本数にもよりますが、30分~1時間程度です。

スプリングスレッドリフトの施術後の経過とアフターケア

洗顔と入浴、メイクは施術の当日から可能とするクリニックと、翌日からというクリニックに分かれます。施術を受けたクリニックの指示にしたがってください。

洗髪は施術の翌々日からとしているクリニックがほとんどで、施術後3日間ほど、頬の針穴に肌色の保護テープを貼ります。

こめかみの針を挿入した部分の切開のしかたにより、約1週間後に抜糸を行う場合と、抜糸は必要ない場合とがあります。

埋め込んだ糸が周辺の組織になじむまで、1か月ほどを要します。この間は顔のマッサージや、その他の顔に強い刺激を与える行為は控えましょう。

スプリングスレッドリフトの施術にかかる費用の相場は?

財布とお金の写真

スプリングスレッドリフトの施術費用は、埋め込む糸の本数によって変わります。

多くのクリニックでは顔の両側で使用する糸の本数が6本・8本・10本などのセット料金になっており、費用の相場は40〜60万円です。

スレッド1本あたり5〜10万円程度が目安となります。

スプリングスレッドリフトの失敗例

ショックを受ける女性の写真

スプリングスレッドリフトは従来のスレッドリフト施術の多くの弱点を解決したもので、メリットが多く後遺症も比較的少ない施術です。

しかし、日本では比較的新しい施術であり、医師の技術力によって効果が大きく変わってくるということを知っておく必要があります。

以下の3つは、スプリングスレッドリフトの施術でよく見られる失敗例です。

スプリングスレッドリフト施術の失敗例1:効果が感じられない

施術から1か月ほど経って糸が周辺組織になじむ頃になっても効果が感じられない場合は、埋め込んだ糸の本数や、埋め込む位置が適切でなかったことが原因として考えられます。

この場合は、糸の再調整が必要になります。施術に保証期間がついていたり、初めから術後の診察での再調整を前提としているクリニックもありますので、そういったクリニックを選ぶのも良いでしょう。

スプリングスレッドリフト施術の失敗例2:感染症が起こってしまった

感染症のリスクはスプリングスレッドリフトだけでなく、糸を埋め込むスレッドリフト施術全般に共通するものです。

スプリングスレッドリフトの「エックス状の挿入法」では、糸を埋め込む際にストレート法よりも異物が混入しやすいので、感染症のリスクもより高いと考えられています。

「ストレート法」の施術で万が一感染症が起こった場合は、それぞれの糸が独立しているので、感染症の原因となっている糸のみを除去することで対処できます。

一方「エックス状の挿入法」では糸に沿って感染症が広がってしまうため、より複雑な処置を必要とします。

スプリングスレッドリフト施術の失敗例3:糸を埋めた部位が引きつれている

埋め込む糸の本数が多すぎると多数のコグが皮膚組織を圧迫するため、皮膚の引きつれやデコボコができてしまうことがあります。

この場合も、糸を再調整することで対処できます。

いままでの施術に不満なら、スプリングスレッドリフトを検討してみよう

顔のしつこいたるみをダイレクトに引き上げ、肌質まで改善されるとなれば、スプリングスレッドリフト施術の若返り効果はかなりのものです。

いままでさまざまな美容施術を試してきたものの満足できていない人は、ぜひスプリングスレッドリフトを検討してみてください。

信頼のおけるドクターに出会うことができれば、長年のコンプレックスを解消することも夢ではありません。

フェイスリフト・リフトアップの地域別人気クリニック

東京

湘南美容外科

東京メトロ銀座一丁目駅3番口すぐ

詳しく見る

大阪

品川美容外科 心斎橋院

心斎橋駅「1番出口」徒歩すぐ

詳しく見る

福岡

品川スキンクリニック 福岡院

西鉄天神大牟田線福岡駅「南口」より徒歩約5分

詳しく見る

NICOLYおすすめ:美容整形やってみたシリーズ

※ 記事の内容は、医学的な正確性、効能、効果を保証するものでなく、かつ、記事の利用においてはしかるべき資格を有する医師や薬剤師等に個別に相談するなど読者の責任において行ってください。

関連するキーワード

注目の記事

【大人気】ブログより詳しい!整形の痛みやダウンタイム・術後経過すべて見せます!美容整形体験レポートシリーズ

【大人気】ブログより詳しい!整形の痛みやダウンタイム・術後経過すべて見せます!美容整形体験レポートシリーズ

NICOLY編集部では、カウンセリングから術後経過までの画像がたっぷりの、美容整形体験レポートを公開しています。切らないプチ整形から、脂肪吸引まで読み応え十分。NICOLY編集部いちおしの記事です。随時更新中!

44478 views | 整形二重脂肪吸引脂肪溶解注射

カテゴリ一覧

この記事の監修者

この記事のライター

本日のアクセスランキング

いまNICOLYで人気の記事

話題のキーワード

いまNICOLYで話題になっているキーワード

専門家ライター募集

NICOLYで記事を執筆していただける医師を募集

NICOLYでは「コンプレックスで悩んでいる人を笑顔に」というビジョンのもと毎日記事を更新しています。信頼性の高い記事を出し続けるために、記事の執筆をしていただける医師を募集しています

専門家ライター募集フォーム

編集者募集

NICOLYで記事を編集してくれる編集者募集

NICOLYでは「コンプレックスで悩んでいる人を笑顔に」というビジョンのもと、一緒に働いてくれる編集者を募集しています。

編集者募集フォーム

関連する記事

この記事に関連する記事をピックアップ