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2016年11月05日 更新 | 1,386 views

たるみを解消するアンチエイジング治療「フェイスリフト」の効果とは?

フェイスリフトは、顔の余っている皮膚を切除して引き上げることで顔のしわやたるみを解消する手術です。一回の手術で顔全体のしわやたるみを劇的に改善でき、その効果も5〜10年持続するといわれています。顔全体にもっとも適しているのはSMASリフトですが、腫れや痛みなどのデメリットもあります。

フェイスリフトは顔の皮膚を切開し、余っている皮膚を切除し、皮膚を引き上げて縫合することで顔のしわやたるみを解消する手術です。100年以上の歴史があり、アンチエイジング治療のなかでもっとも効果的な方法のひとつであるといわれています。

しかし「フェイスリフト」というと、少し前の世代の俳優・女優に時々見られるような、顔の皮膚が不自然に引っ張られてしまっているいわゆる「フェイスリフト顔」を連想して「怖い手術」という印象を持つ人も少なくありません。

この記事では、フェイスリフト治療のしくみ、手術の手順や失敗例など、フェイスリフト手術を検討するうえで参考になることについて解説します。

フェイスリフトとは

肌のリフトアップ効果を感じている女性の写真

フェイスリフトとは言葉通り顔のたるみを取って若返りを実現する手術です。

フェイスリフトには、メスを使って皮膚の切開を伴うものと、「スレッドリフト施術」などの切らずに糸を使って引き上げるものとがあり、この記事では前者についてくわしく見ていきます。

さらに、皮膚切開を伴うフェイスリフトには、しわやたるみ取りの対象となる範囲により、顔全体のフェイスリフトと部分フェイスリフトに分けることができます。

例えば部分フェイスリフトの例として、「ミニ(頬)リフト」では頬から口元にかけての部分、「こめかみリフト」ではこめかみ付近から目元にかけてのしわやたるみの一定の改善が可能です。

一方、一般的にイメージされる「フェイスリフト」は効果が及ぶ顔の範囲がもっとも広いもので、 頬やフェイスライン、首までのたるみを引き上げる手術を指します。フェイスリフトは、「フルリフトアップ」「フルフェイスリフト」「トータルフェイスリフト」などとも呼ばれます。

この記事においては、「フェイスリフト」はもっとも若返り効果の高い顔全体のタイプを指すものとして説明していきます。

フェイスリフトのしくみ

考える女性の写真

フェイスリフト手術では、髪の生えぎわや耳のまわりなどの目立たない部分の皮膚を切開し、余っている皮膚を切除したのちに皮膚を引っ張り上げて縫合します。

このとき、皮膚内部のどの層まで処置を行うかで、効果は大幅に変わります。

【皮膚の構造について】

ここで、施術をよく理解するために、顔の皮膚の構造について知っておきましょう。

皮膚のそれぞれの層に役割があり、加齢や生活習慣、外部からの刺激などのためにその役割が充分に果たせなくなってしまうとき、たるみやしわが起こります。

皮膚の内部構造の図

〈クリックして画像を拡大〉

1.表皮

最も外側にある表皮は、外部からの異物の侵入を防ぎ、皮膚内部からの水分の蒸発を防ぐ役割を持っています。

2.真皮

表皮の下の真皮層ではコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などが分泌され、肌のハリや弾力、水分を保っています。

コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の分泌が減ると真皮層が表皮を支える力が弱まり、たるみが発生します。

3.皮下組織

皮下組織は皮下脂肪や血管、神経から構成されています。外部からの物理的衝撃を吸収するクッションの役割のほか、体温を維持し、エネルギーを蓄える機能も果たしています。

皮下脂肪がゆるんで垂れ下がると、たるみが起こります。

4.表在性筋膜(SMAS)

表在性筋膜(SMAS=Superficial musculo-aponeurotic systemの略)はコラーゲン質の繊維状の筋膜で、皮膚を裏側から支える働きがあり、皮膚の土台のような存在です。

加齢とともにSMASの構成成分であるコラーゲンの密度が減ったり、質が悪化したりすると、皮膚を支える力が弱くなり、たるみの原因となります。

5.表情筋

顔の表情を作るときに動く筋肉です。表情筋が衰えたり痩せたりすると真皮や表皮を支える力が弱まり、たるみが生じます。

6.リテイニングリガメント

顔面の皮膚は、均一にではなく部分的に特に強力に顔面深部に固定されており、この部分をリテイニングリガメントといいます。 層ではないため上の図には入っていませんが、このリテイニングリガメントがあるおかげで皮膚が伸びてたるんでも落ちずに済んでいます。

しかし、リテイニングリガメントのある部分のみが特に重力による垂れ下がりが少ないので、リテイニングリガメントより上の部分は皮膚が積もり、下の部分は落ちていくのです。

するとリテイニングリガメントの固定部は溝になったりへこみになったりし、さらに隣接部が膨らみになるなどして独特の老化を感じさせる顔へと変化してしまいます。 

フェイスリフトでポイントとなるのは、「どの部分を使って引き上げるか」

フェイスリフトのイメージの写真

フェイスリフト手術は、引き上げる層により、大まかには「皮膚のみのリフト」「骨膜下リフト」「SMASリフト」の3つに分けられます。

フェイスリフト手術の種類1:皮膚のみのリフト

皮膚のみのリフトは、その名のとおり表皮のみの余った部分を切除して引き上げる方法です。しかし、たるみが起こっているときは表皮のみでなくその下の組織もたるんでいるため、現在はこの方法は効果が薄いうえに、さまざまなトラブルの原因となると考えられています。

皮膚は伸縮性に富むため、表皮だけを引き上げても数か月で皮膚がゆるんでしまったり、重力の影響で皮膚が下がってきたりして元に戻ってしまいます。

また皮膚表面のみに無理な力がかかるため、切開した傷あとが汚くなったり、耳全体が前方に引っ張られたり、耳たぶが下方へ引っ張られて伸びたりする、いわゆる「リフトアップ耳」になりやすいという弱点があります。

コスメディカルクリニックシンシア 総院長 又吉秀樹

実は皮膚のみのリフトを行っているクリニックは多いものの、公表しているところは少ないのが実情です。

フェイスリフト手術の種類2:骨膜下リフト

あらかじめ骨膜を骨からはがして、表情筋を動きやすい状態にしておいてからリフトアップするのが「骨膜下リフト」です。

大掛かりな手術であるためほかの方法に比べダウンタイムが長く、腫れやむくみが1〜2か月続くことがあり、顔面神経損傷(顔の筋肉が麻痺して動きにくくなる)のリスクも存在するため慎重に行う必要があります。

コスメディカルクリニックシンシア 総院長 又吉秀樹

骨膜下リフトは、おもに中顔面リフトで用いられる手法です。フェイスリフトでは、希望の部位に適した施術を選ばないと良い結果につながらないので注意しましょう。

フェイスリフト手術の種類3:【これが主流&全顔に適応!】SMASリフト

リフトアップ

SMASリフトは、フェイスリフト手術のなかで、現在ではもっとも一般的に行われている方法です。 皮膚とともにSMASも引き上げることで、「皮膚のみのリフト」より大きなリフトアップ効果と持続期間が得られ、かつ「骨膜下リフト」よりも術後のダウンタイムが短くて済む手術です。

一般的にはこめかみ~耳の付け根の前側、さらには耳たぶを回って耳の後ろ(クリニックによってはうなじまで)皮膚を切開し、皮膚とSMASとの間を剥離します。

SMASのたるみを引き上げると余分な皮膚の量がわかりますので、これを切除してから縫合します。

皮膚とSMASを別々の方向へ引き上げることもあり、引き上げる方向や強さを調節することにより、顔のさまざまな部分のリフトアップが可能です。

SMASを引き上げて無理のない範囲で皮膚を切除してたるみを取るため、「皮膚のみのリフト」で起こるような後戻り現象が少なく、仕上がりもより自然になります。

ちなみに、少し前まで行われていた手技では、剥離した皮膚やSMASを斜め上方向へ引き上げていたため、いわゆる「フェイスリフト顔」になってしまうことがありました。

現在では顔の部位によって引き上げる方向を微調整するため、「フェイスリフト顔」になることはあまりありません。

【フェイスリフトの成功の鍵を握るのは、「リテイリングリガメント」】

フェイスリフトを効果的に行うためには剥離範囲を大きくし、SMASの引き上げを高度にかつ方向を調節することが必要です。

ところが、SMASというものは顔面の至る所に存在しているため、ほんのわずかな切開と剥離でほとんど効果が無いほどのSMAS処理であっても、SMAS法を名乗ることが可能なのだそう。

患者の立場からは、おなじSMAS法を名乗っていてもそれが効果的なSMAS法なのか、効果の無い“なんちゃって”SMAS法なのかを見破るのは困難です。

そこで、SMAS法を効果的に行っているクリニックなのかどうかを見分ける手段として重要なのが“リテイニングリガメント”。

リテイニングリガメントとは、顔面の奥深い部分からSMASを貫通して皮膚に固着している貝柱のようなイメージの組織です。

これは、非常に固い組織ででこれを残したまま皮膚を切除しても後戻りの原因となると同時に、そもそもリテイニングリガメントを処理しないでSMASを処理しても、リテイニングリガメントより顔面の中央寄り(ほうれい線やマリオネットライン)のたるみは十分に改善しません。

また、SMASは比較的もろい構造なので高度な引き上げの際に無理がかかってちぎれてしまうことがあり、後戻りの原因とも成りえますが、リテイニングリガメントは強固な構造なので、高度な引き上げを行う際にも心配が要りません。

そして、リテイリングリガメントは剥離をかなり大きく行わないと出てこず、この施術には高い技術力が求められるため、リテイニングリガメントの切離・再構成をしているかで、ある程度は医師の技量を判断できると言っても過言ではないでしょう。

コスメディカルクリニックシンシア 総院長 又吉秀樹

患者様の立場で信頼できるクリニックを選ぶ際には、この“リテイニングリガメントの処理"というのをキーワードにするといいでしょう。

フェイスリフトの効果

リフトアップの施術を受けて効果を実感している女性の写真

フェイスリフトではこめかみ、頬、口元から首にかけて、顔のほぼ全体のたるみを1回の手術で取り除くことが可能です。

したがって頬のたるみやほうれい線、ゴルゴ線やマリオネットライン、アゴから首にかけての部分のたるみなどを一気に改善することができ、「5~10歳分若返る」といわれています。

特にSMAS法は、高齢などでたるみの症状が強い場合にも効果的です。

一度手術すると、手術をしたそのときから“10歳若い自分”になり、その“10歳若い自分”をスタート地点として加齢が始まっていくので、手術後5年たっても10年たっても“手術をせずに年を取った自分よりも、若い自分でいられる"と考えることができます。

フェイスリフトの仕上がりをさらに向上させたいなら

顔が老けて見えるのにはおもに3つのことが関係しています。

  1. 皮膚の弛緩にともなうたるみ
  2. 老化にともなって生じる中顔面など顔の上半分のボリューム減少と、フェイスライン、顎下といった顔の下半分の脂肪の増加
  3. ハリやシミといった皮膚自体の変化

そしてフェイスリフトをしっかり行うには、2を補うため、顔の下半分の脂肪吸引と、中顔面・こめかみ・ほうれい線・オトガイなどへの脂肪注入を併行すると良いでしょう。

どれほど強力なリフトでも、まぶたのたるみの改善は難しい

不自然でないように目もとを若返らせるには、フェイスリフトで欲張って目の外から引っ張るのではなく、上まぶたは眉下リフト、下まぶたは皮膚切開を伴う下眼瞼除皺術、あるいは皮膚切開を伴わないハムラ法や経結膜脱脂+脂肪注入などを検討するのがおすすめです。

フェイスリフトのダウンタイムや副作用

たくさんの紙に描かれたエクスクラメーションマークの写真

フェイスリフト手術をためらう理由に多いものとして、「大掛かりな手術なだけに、ダウンタイムが長そうだ」というものがあります。

そこで、実際の手術の様子や術後の経過について見てみましょう。

フェイスリフト手術にともなう痛み

手術は麻酔をして行われるため、手術中に痛みは感じません。(麻酔はクリニックによって全身麻酔から、静脈麻酔などさまざまです。)

術後に麻酔が切れると痛みを感じますが、処方される鎮痛剤で対処できる程度の痛みです。

フェイスリフト手術のダウンタイムと副作用

術後約1週間ほどの期間は、施術部位に強い腫れが出るのですが、術後3日目くらいから腫れが強まることもあります。一般的に、入院の必要はないでしょう。

おもな腫れや痛み、また内出血は、約2週間の間に引いていきます。腫れが完全に落ち着くまでには2か月ほどを要しますが、たいていの場合は術後2〜3週間経つと、腫れていることが他人にほとんど気づかれない程度にまで引いています。

しかし、手術を受けたこと自体が他人に気づかれるかどうかは、また別の問題です。フェイスリフトはたるみ取りに大きな効果がある治療であるため、以前のたるみがひどかった人ほど、誰の目にも明らかに以前との違いが出ることになります。

「きれいになりたいが、手術をしたことを他人に気づかれたくない」という場合は、カウンセリング時にこの点も医師に相談しておくと良いでしょう。

仕事へは、術後2週間程度で復帰する人が多いようです。傷あとが落ち着けば、髪の毛で隠れる部位で縫合しているため、傷あとが目立つことはほとんどありません。

コスメディカルクリニックシンシア 総院長 又吉秀樹

フェイスリフトでかなり若返ったとしても、かつての自分の姿に戻るだけで、別人にようになるわけではないので安心してください。

腫れは、マスクで隠しやすいので、術後は思っていたよりも他人に驚かれることは少なく、手術が大掛かりな割に人気があります。

フェイスリフトの手術の手順

医師と患者のカウンセリングの写真

ここでは、SMAS法のフェイスリフト手術の一般的な手順を説明します。

1.カウンセリング日:診察

しわやたるみの状態を診察します。どの部位のしわやたるみをどの程度まで取り除くのかを担当医師と決め、手術の方法やダウンタイムなどについて説明を受けます。

切開の位置や皮膚を剥離する範囲、引き上げる範囲や方向などをデザインします。

全身麻酔は体への負担が大きい麻酔です。この点についても医師から説明を受け、納得してから手術に同意するようにしましょう。

2.カウンセリング日:検査

問診や血液検査、レントゲンなどの検査を受け、手術が可能な健康状態にあるかどうかを判断します。

全身麻酔下の手術には事前検査を要するため、カウンセリング日と同日の手術は行っていないクリニックがほとんどです。

3.手術日:準備(マーキングと麻酔)

手術日は前日の夜からの絶食状態です。洗顔や着替えなどを行ったのち、皮膚の切開線などのマーキングを行い、麻酔を行います。

4.手術:皮膚とSMASの剥離

デザインに沿って皮膚を切開し、皮膚とSMASを剥離していきます。

5.手術:SMASとリテイリングリガメントの処置

剥離したSMASの余分な部分を切除したのち、引き上げて縫合します。さらに、強力な引き上げ効果と高い持続性を得るために、リテイリングリガメントを処理します

6.手術:皮膚の処置

剥離した皮膚を上方向に引き上げ、余分な皮膚を切除します。

7.手術:縫合

吸収糸を使って真皮を丁寧に縫合したのち、表皮を丁寧に縫合します。

8.手術:顔の反対側の処置

同じ処置を顔の反対側にも行います。

9.手術終了:ドレーン挿入

手術中に皮膚やSMASを剥離した部分に、術後2〜3時間の間は体液が溜まる可能性があるため、溜まった体液を排出するドレーンを耳の後ろの部位から挿入する場合があります。

そしてガーゼで覆って帰宅し、このドレーンは手術翌日か翌々日後の通院時に抜きます。

【手術の所要時間は4〜6時間】

これらの根気を要する細かい作業を、顔の両側に丁寧に、かつ左右対称に施す場合、4時間から6時間を要するのが通常の内容です。

手術時間が2〜3時間程度と手軽さをうたっているクリニックでは、皮下の剥離を行っていない可能性が考えられます。その場合はあまり効果がない手術であるため、注意が必要です。

フェイスリフト手術後の経過とアフターケア

顔の消毒をする女性の写真

フェイスリフト手術の術後の経過とアフターケアには、いくつかのポイントがあります。

順を追って見ていきましょう。

圧迫包帯の有無について

手術の直後に、ドレーンの挿入と同時に包帯圧迫を行う場合があります。圧迫包帯を行うか否かについては、医師により見解が異なります。

広い範囲の皮膚を剥離し、その下の部分に血腫(出血した血液が凝固したもの)ができやすい状態になっているため、手術後の圧迫包帯は必須と考える医師もいます。この場合、顔全体を包帯で包み込むように巻くことで剥離した皮膚を圧迫して止血し、術後3〜5日間この状態で過ごします

一方、手術中に起こった出血を確実に止血すれば術後の長期間の圧迫包帯は不要であり、圧迫包帯はむしろ顔の血流を妨げて腫れの原因となると考える医師もいます。

しかし、「術後に圧迫包帯を行わないのは、皮膚の十分な剥離を行っていない証拠である」とする医師もいますので、判断が難しいところです。

コスメディカルクリニックシンシア 総院長 又吉秀樹

これはあくまでも個人的な見解ですが、大きな剥離をしていても、ドレーンを挿入していれば圧迫は必要ないと考えています。

顔の場合は圧迫をしても動脈を押さえきることはできないため、動脈から出血があった場合に意味をなさないからです。動脈からの出血があった場合は、圧迫あるなしにかかわらず再開創血腫除手術となります。

また、圧迫をすることで静脈は流れないのに動脈は流れて施術部に流入するという現象が起こるため、術後の時間の経過につれどんどん腫れが強くなるということが起きます。

このように腫れが強くなると顔面の深部構造と皮膚が浮くことになり、回復が遅れてしまいます。

手術翌日:術後チェック

手術の翌日、ドレーンを抜き(入っている場合)、包帯を交換します。

包帯交換時に高周波電気治療(CET)を行います。高周波の温熱を皮膚にあてて肌の代謝機能を促進することで、むくみや腫れがひきやすくなり、内出血も早く吸収され、ひきつれ感の緩和にも効果が得られます。

その後、退院となります。

コスメディカルクリニックシンシア 総院長 又吉秀樹

圧迫による再出血のおそれがあるため、CETは痛みがおさまる3日め以降が望ましいでしょう。

抜糸と圧迫包帯の解放〜定期診察

術後3〜4日目に診察を行い、圧迫包帯を解放します。そして、術後1週間〜10日で抜糸を行います。

シャワーは首から下のみ手術翌日から、入浴や洗顔・メイクは術後3日目から可能としているクリニックが多いようですが、手術を受けたクリニックの指示に従うようにしましょう。

圧迫包帯の解放後か、その翌日から洗顔や洗髪、入浴が可能になります。

包帯除去後は自宅で洗髪洗顔入浴が可能で、 術後7日と10日に抜糸を行うとともにCET治療を行います。

さらに、術後1か月、2か月、6か月目に検診を行い、状態を診察します。

傷あとの治りについて

傷あとは術後1週間前後でふさがりますが、術後2週間頃から傷あとが赤くなったり、周辺が硬くなってきたりすることがあります。

術後1か月前後の時期には傷あとがもっとも目立ちますが、これは通常たどる経過なので心配いらないでしょう。

傷あとが赤くなっても、切開線は耳の付け根の前側のしわに沿っているので目立ちにくく、髪の毛をおろしていれば他人からは見えません。術後2か月経つ頃には、傷あとは目立たなくなっているでしょう。

傷あとは完全には消えませんが、術後半年〜1年ほど経つと、至近距離でよく見ないとわからないくらいまで落ち着いています。

フェイスリフト効果の経過について

術後2〜3か月で引き上げた皮膚とSMASが癒着し、フェイスリフトの効果も完成型となります。

術後2週間経過した頃から1〜2か月間のあいだ、顔の輪郭をきれいに整えるため、フェイスバンドを使っての顔の圧迫を1日1〜2時間行うよう指導しているクリニックもあります。

フェイスリフト手術にかかる費用の相場は?

お金と財布の写真

現在のフェイスリフト手術の主流であるSMAS法では、80〜120万円が相場です。

一回の手術費用としては高額ですが、エステやレーザーを何十回も繰り返すことを考えれば、一度の治療で優れたリフトアップ効果が得られるフェイスリフトは、コストパフォーマンスに優れた治療であると位置づけられています。

多くのクリニックでは、クレジットカードや医療ローンでの支払いに対応しています。

フェイスリフト手術の失敗例

落胆する女性の写真

100年以上の歴史のなかでさまざまな改良が加えられてきたフェイスリフト手術ですが、依然として難易度の高い手術であり、十分な解剖学的な知識と、豊富な経験が必要であることには変わりありません。

ここでは、フェイスリフト手術に見られる代表的な3つの失敗例を挙げます。

フェイスリフト手術の失敗例1:顔面神経麻痺

顔面神経麻痺はフェイスリフト手術で起こる可能性のある合併症として、手術前に必ず説明されるものです。

SMASを剥離する際、顔面神経は耳付近では深い位置にありますが、中顔面付近では浅い位置にあるため、剥離する面が顔面神経に近くなります。

顔面神経の枝の末梢が損傷してしまった場合、時間が経てば損傷された神経は修復され、2か月ほどで麻痺は改善するとされています。

顔面神経はSMASの下側に広がっているので、SMASの下を触らなければ、顔面神経の損傷は起こりません。このため、SMASの下は剥離しない方式の手技を採用している医師もいます。

このほか、術後に顔面を冷やしすぎたり、圧迫しすぎたりすると一時的に顔面神経麻痺が起こる場合があるので、注意が必要です。

フェイスリフト手術の失敗例2:もみあげ、ヒゲの変化

フェイスリフトでは、多かれ少なかれ、もみあげやヒゲの位置の変化が見られるので一概に失敗とは言えませんが、術前に説明がされていない場合や変化が高度な場合には不満となります。

たるみの強い人は、引き上げによってもみあげが耳についたり、ヒゲが耳の後ろに来たりする場合もあるので、この場合は脱毛をして対処します。

また、植毛などを併用する場合もありえます。

ただし、女性は男性に比べてもみあげの存在感がうすいため、さほど気にならないという人も多いでしょう。

フェイスリフト手術の失敗例3:「フェイスリフト耳」になってしまった、イヤフォンが入れられなくなってしまった

耳の変形も、比較的よくあるフェイスリフト手術の合併症のひとつです。

「フェイスリフト耳」とは、耳たぶが下方に伸びて変形してしまっている状態の耳を指します。また、耳全体が前方に引っ張られて、頭に沿っていた耳が立ち上がったようになる場合もあります。

耳が変形してしまった場合、イヤフォンが入れにくかったり、入ってもすぐ落ちてしまったりします。

これらの症状は、引き上げた皮膚の固定の仕方が適当でなかったり、皮膚を強く引っ張り上げすぎたために縫合部分に過度の力がかかっていることにより起こりますが、体質により皮膚が柔らかく伸びやすい人にも起こりえます。

トラブルを防ぐためには、引き上げた皮膚の固定を適切な位置でしっかり行うことが必要です。

すでに症状が現れてしまっている場合は、フェイスリフト耳の修正手術を受けるという方法もあります。

フェイスリフト手術の成功は、医師やクリニック選びがカギに

アンチエイジング治療のなかでもっとも効果的な方法であるといわれるフェイスリフトですが、高度な技術を要する手術です。

では、信頼できる医師を見つけるには、どのような点に注意すれば良いのでしょうか?

経歴や実績を見る

フェイスリフトは切開・止血・剥離などの高い基本技術が要求されます。また、イレギュラーな局面に対応するには経験が必要となるため、医師の経歴を見て、実績を確認しましょう。

症例写真を多く見る

公式サイトやブログに掲載されている症例写真は必ずチェックします。この際、「術後◯日」と明記されているかがポイントに。

術後としか書かれていない写真は後戻りが起きる前で、かつほどよく腫れが残っている術後1か月めのことが多いようです。

カウンセリングで納得いくまで質問をする

施術についての質問をした際にごまかすような医師は信用できず、あるいは知識不足である可能性が高いでしょう。

ひとつの目安ですが、リテイリングリガメントについてくわしく説明があれば、知識があり、完成度の高い施術ができる医師といえるかもしれません。

医師が施術についての決定権を握っているかを確認する

カウンセラーが判断して施術を勧めるという行為は、医師法に違反しています。

トラブルを避けるためにも、症状に適した施術を医師が提案するクリニックを選ぶようにしましょう。

フェイスリフトであの頃の自分に会えるかも!

一度で効果を実感できるといわれるフェイスリフトは、数あるリフト術のなかでも、なるべく早く変化を実感したい人におすすめ。

信頼できる医師に施術をしてもらうことができれば、◯年前の若々しい自分に戻れるかもしれません!

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